問題一覧
1
タクロリムスは、真菌の代謝産物から分離精製したマクロライド系化合物である。
✕
2
タクロリムスは、腎移植時の拒絶反応の抑制には、シクロスポリンより低用量で用いる。
〇
3
タクロリムスは、イムノフィリンに結合して、B細胞からのサイトカイン遊離を抑制する。
✕
4
タクロリムスは、T細胞活性化因子(NF-AT)の核内移行を促進して、免疫を抑制する。
✕
5
タクロリムスは、マクロファージの活性化及び増殖を抑制することにより免疫抑制作用を発現する。
✕
6
主にT細胞のカルシニューリンを阻害して免疫系を抑制するものはどれか。1つ選べ。
タクロリムス
7
タクロリムスは、カルシニューリンを活性化し、インターロイキンなどのサイトカイン産生を抑制する。
✕
8
30歳女性。少し前から物が二重に見えることがあり、最近は階段を上るときに下肢のだるさを感じるようになった。また、夜は歯磨き程度でも腕が疲れるようになったため受診した。早期の重症筋無力症と診断され、以下の薬剤が処方された。 処方薬の服用により、症状の改善がみられたが、帯状疱疹を発症した。帯状疱疹の発症に関係する薬物の作用機序として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
カルシニューリン阻害作用
9
T細胞のカルシニューリンを阻害する免疫抑制薬はどれか。1つ選べ。
シクロスポリン
10
シクロスポリンは、ヘルパーT細胞におけるインターロイキン-2の産生を抑制する。
〇
11
シクロスポリンは、ヘルパーT細胞のシクロフィリンに結合して、カルシニューリンの機能を抑制する。
〇
12
シクロスポリンは、抗原刺激によるB細胞の増殖反応を選択的に抑制し、臓器移植の際の拒絶反応を防止する。
✕
13
T細胞内のイムノフィリンのFKBP-12と結合し、さらにmTORに結合することで、免疫系を抑制するものはどれか。1つ選べ。
エベロリムス
14
セリン・スレオニンキナーゼであるmTORに結合することで、T細胞の増殖を抑制して免疫抑制剤作用を示す薬物はどれか。1つ選べ。
エベロリムス
15
エベロリムスは、インターロイキン2により活性化されたmTORを不活性化しT細胞の増殖を抑制する。
〇
16
アザチオプリンは、生体内で6-メルカプトプリンに変換され、核酸合成を阻害することにより免疫抑制作用を現す。
〇
17
アザチオプリンは、プリンヌクレオチドの生合成を阻害し、臓器移植後の拒絶反応を抑制する。
〇
18
ミゾリビンは、イノシン酸からグアニル酸に至る経路を阻害することによりプリン合成系を抑制する。
〇
19
ミゾリビンは、高分子核酸(DNA、RNA)に取り込まれることにより、免疫細胞の増殖を抑制する。
✕
20
ミコフェノール酸 モフェチルは、体内で活性体となり、ピリミジン合成系を阻害してリンパ球の増殖を抑制する。
✕
21
シクロホスファミドは、アルキル化によりDNA合成を阻害し、リンパ球増殖を抑制する。
〇
22
シクロホスファミドは、肝臓の酵素による活性化を介してDNAのアルキル化作用を示す。
〇
23
プレドニゾロンは、T細胞のサイトカインに対する反応性を亢進させる。
✕
24
バシリキシマブは、ヒトインターロイキン-2受容体に対するモノクローナル抗体で、T細胞の増殖・分化を抑制する。
〇
25
バシリキシマブは、インターロイキン2(IL-2)受容体α鎖(CD25)に対して特異的な親和性を示し、IL-2のIL-2受容体に対する結合を抑制する。
〇
26
バシリキシマブの免疫抑制作用に関わる作用点はどれか。1つ選べ。
CD25