問題一覧
1
だに(副動)
[最低限](下に仮定・意志・願望・命令表現を伴って)せめて〜だけでも [類推]〜さえ
2
ひがごと(名)
間違い、誤り 道理に外れた行為、悪事
3
のたまふ(動・ハ四)
おっしゃる(「言ふ」の尊敬語)
4
つれづけ(なり)(形動・ナリ)
手持ち無沙汰だ、所在ない どうしようもなくひとりもの思いに沈むさま
5
ほい(名)
本来の意志、かねてからの願い 出家の願い
6
ゐる(動・ワ上ニ)
座っている、じっとしている 連れて行く、伴う
7
はかなし(形・ク)
頼りない、はかない むなしい、あっけない ちょっとしたことである、無益だ 取るに足らない
8
ゆかし(形・シク)
知りたい、見たい、ききたい、読みたい 心ひかれる
9
たてまつる(動・ラ四)
差し上げる(「与ふ」の謙譲語) [謙譲の補動]〜し申し上げる お召しになる(「着る」の尊敬語) お乗りになる(「乗る」の尊敬語) 召し上がる(「食ふ」の尊敬語)
10
つとめて(名)
早朝 (前夜、事があった)その翌朝
11
てしが(な)・にしが(な)(終助)
[自己の願望]〜したいものだ
12
たのむ(動・マ四/マ下ニ)
あてにする 信頼する あてにさせる 頼みに思わせる
13
ねんごろ(なり)(形動・ナリ)
丁寧なさま、親切なさま 熱心なさま、念を入れてするさま 仲むつまじいさま
14
ところせし(形・ク)
(心理的に)窮屈だ、やっかいだ おおげさだ 場所が狭い 堂々としている、いばっている
15
ののしる(動・ラ四)
評判が立つ 大声で言い騒ぐ 今をときめく、威勢が良い
16
まうけ(名)
準備、用意 ごちそう、ごちそうの準備、もてなし 食事
17
まもる・まぼる(動・ラ四)
見つめる、じっと見る 見張る、警戒する
18
びんなし(形・ク)
不都合だ、具合が悪い 気の毒だ
19
つきづきし(形・シク)
似合っている、ふさわしい 調和している、ぴったりして好ましい
20
むげ(なり)(名/形動・ナリ)
この上なく酷いさま、最低、最悪 酷く身分が低いこと (「むげに」の形で)むやみに (「むげに」の形で下に打消表現を伴って)まったく(〜ない)、全然(〜ない)
21
とみ(なり)(名/形動・ナリ)
急なこと、急ぎ 急だ
22
なほざり(なり)(形動・ナリ)
いい加減だ、おろそかだ ほどほどだ
23
やすし(形・ク)
心穏やかだ 簡単だ、たやすい
24
めづ(動・ダ下ニ)
愛する、かわいがる 感心する、心が引き付けられる 賛美する、ほめる
25
なさけ(名)
思いやり、人情 風情、風流心 男女間の愛情
26
まゐる(動・ラ四)
参上する、参詣(さんけい)する(「行く」「来」の謙譲語) 差し上げる、献上する(「与ふ」の謙譲語) (貴人に何かを)してさしあげる(「す」「仕ふ」の謙譲語) 召し上がる(「飲む・食ふ」の尊敬語)
27
すなはち(副詞/名/接続詞)
すぐに、たちまち 即座、そのまま そこで、つまり、とりもなおさず
28
みそか(なり)(形動・ナリ)
こっそり
29
つゆ・さらに(+打消)(副詞)
(下に打消表現を伴って)まったく(〜ない)
30
(未然形+)なむ(終助)
〜してほしい
31
ちぎり(名)
約束、言い交わすこと 前世からの因縁 男女・夫婦の縁
32
ほだし(名)
足手まとい、手かせ、足かせ 出家の妨げとなるもの
33
やうやう(副詞)
だんだん、次第に かろうじて、やっと
34
なべて(副詞)
すべて、いっぱんに 普通 一面に、一帯に (「なべてならず」の形で)並ひと通りではない
35
なやむ(動・マ四)
病気になる、病気で苦しむ 苦しむ、困る 非難する
36
ゆめゆめ(+禁止)(副詞)
(下に禁止表現を伴って)決して(〜するな) (下に打消表現を伴って)まったく(〜ない)、少しも(〜ない)
37
ながむ(動・マ下ニ)
もの思いに沈んでぼんやりと見る 詩歌を節をつけて口ずさむ、吟じる 見渡す
38
たまふ(動・ハ四)
お与えになる、くださる(「与ふ」「授く」の尊敬語) [尊敬の補動]〜なさる、お〜になる
39
やむごとなし(形・ク)
身分が高い、高貴だ 格別だ、尊い 捨ててはおけない
40
せうそこ・せうそく(名)
手紙、伝言 訪れること、案内を乞うこと
41
もがな・もがも(終助)
[願望]〜があればなぁ、〜であればなぁ
42
たまふ(動・ハ四/ハ下ニ)
お与えになる、くださる(「与ふ」「授く」の尊敬語) [尊敬の補動]〜なさる、お〜になる [謙譲の補動]〜ます、〜させていただく
43
すずろ(なり)(形動・ナリ)
なんとなく心が動くさま、なんとなく〜だ 思いがけないさま なんの関係もないさま やたらに、むやみに
44
つれなし(形・ク)
よそよそしい、冷淡だ 素知らぬ顔だ、関心が深くない なんの変化もなし
45
ついで(名)
機会、折 順番、順序
46
などー(か・て・や)(副詞)
どうして どうして〜か(いや〜ない)
47
にほふ(動・ハ四)
つややかに美しい、照り映える 色づく 香気がただよう 栄える
48
ときめく(動・カ四)
(帝から)寵愛される 時勢にあって栄える、もてはやさらる
49
で(接助)
〜ないで、〜ずに
50
めざまし(形・シク)
(目が覚めるほど)素晴らしい、立派だ 気に食わない、あきれるほど酷い
51
とく(副詞)
早く、さっそく すでに、とっくに
52
もぞ・もこそ(連語)
〜すると困る、〜すると大変だ
53
まめ(なり)(形動・ナリ)
まじめなさま、誠実なさま 実用的なさま 勤勉なさま
54
むつかし(形・シク)
嫌だ、不快である うっとうしい、煩わしい 気味が悪い、恐ろしい
55
ゆゆし(形・シク)
不吉だ、恐れ多い 甚だしい 素晴らしい ひどい、恐ろしい
56
めでたし(形・ク)
素晴らしい、立派だ、見事だ 喜ばしい、祝うべきだ
57
はしたなし(形・ク)
中途半端だ みっともない、体裁が悪い つれない
58
ねんず(動・サ変)
我慢する、こらえる 心の中で折る
59
たまふ(動・ハ下ニ)
[謙譲の補動](私は)〜ます、(私は)〜させていただく
60
よも(〜じ・〜まじ)(副詞)
まさか(〜ではないだろう・すまい) 決して(〜ではないだろう・すまい)
61
なでふ(副詞/連体詞)
どうして〜か(いや〜ない) なんという どういう(〜か、いや〜ない)。
62
わりなし(形・シク)
むちゃくちゃだ、道理に合わない つらい 仕方がない
63
なほ(副詞)
やはり、依然として いっそう それでもやはり
64
な(〜そ)(副詞)
(穏やかな禁止)〜するな、〜してくれるな
65
ずちなし(形・ク)
どうしようもない、なすべき方法がない
66
やはら・やをら(副詞)
そっと、静かに
67
よしなし(形・ク)
理由がない、手段がない つまらない 関係がない、縁がない
68
やは(係助)
[反語]〜か、いや〜ない。 [疑問]〜か
69
れいの(連語)
[連体修飾語]いつもの [連体修飾語]普通の [連用修飾語]いつものように
70
はかばかし(形・シク)
しっかりしている てきぱきしている きわだっている
71
よし(名)
風情、趣 そぶり 理由、原因 由緒、いわれ 手段、方法
72
やすらふ(動・ハ四/ハ下ニ)
ためらう たたずむ、立ち止まる 滞在する
73
なまめかし(形・シク)
優美だ、上品だ みずみずしく美しい 色っぽい
74
ふみ(名)
書物 手紙 漢学、漢詩
75
としごほ(名)
長年、数年来
76
ばや(終助)
[自己の願望]〜したい
77
をさをさ(+打消)(副詞)
(下に打消表現を伴って)めったに(〜ない)、ほとんど(〜ない)
78
ほど(名)
程度、くらい 身分 時間、ころ、間
79
やがて(副詞)
そのまま すぐに
80
わびし(形・シク)
貧しい、みすぼらしい つらい、やりきれない、困る との悲しい、さびしい 興醒めだ、面白くない
81
なのめ(なり)(形動・ナリ)
平凡だ、普通だ いい加減だ (中世以降「なのめに」の形で)格別に、並ひと通りでなく
82
なかなか(なり)(形動・ナリ/副詞)
かえって〜しないほうがよい 中途半端なさま かえって なまじっか
83
ほいなし(形・ク)
もの足りない、残念だ 不本意だ
84
なつかし(形・シク)
心ひかれる、慕わしい 親しみやすい、親しみが感じられる 懐かしい
85
をかし(形・シク)
趣がある おかしい、滑稽だ かわいい、愛らしい 興味深い