問題一覧
1
()の組織を還流した血液は心臓に戻る前に肝臓を通過する。 ()に入るのはどれか。
小腸
2
無対の静脈はどれか。
門脈
3
血漿蛋白質の大部分を合成しているのはどれか。
肝臓
4
健常な成人において、血液中のグルコース濃度が低下した時に、グルカゴンの働きでグリコーゲンを分解してグルコースを生成し、血液中に放出するのはどれか。
肝臓
5
肝臓の機能で正しいのはどれか。
ホルモンの代謝
6
肝細胞で合成されるのはどれか。2つ選べ。
アルブミン, コレステロール
7
薬物動態で肝臓が関与するのはどれか。
代謝
8
内服薬の初回通過効果が主に起こる部位はどれか。
肝臓
9
有害物質を無毒化し排泄する臓器はどれか。
肝臓
10
ウイルス性肝炎の起炎ウイルスでDNAウイルスはどれか。
B型肝炎ウイルス
11
経口感染するウイルス性肝炎はどれか。
A型肝炎
12
B型肝炎と比べたC型肝炎の特徴について正しいのはどれか。
無症状のまま慢性化しやすい。
13
C型慢性肝炎に使用するのはどれか。
インターフェロン
14
肝性脳症の直接的原因はどれか。
アンモニア
15
肝硬変による肝性脳症で生じるのはどれか。2つ選べ。
異常行動, 羽ばたき振戦
16
脾機能亢進症でみられる所見はどれか。
貧血
17
食道静脈瘤破裂をきたしたとき、一時的な止血に使用するのはどれか。
S-B(Sengstaken-Blakemore‹ゼングスターケン・ブレークモア›)チューブ
18
待機的に行う食道静脈瘤硬化療法について正しいのはどれか。
治療後に胸部痛が出現する可能性がある。
19
Aさん(50歳、男性)は肝硬変と診断され、腹水貯留と黄疸がみられる。 Aさんに指導する食事内容で適切なのはどれか。
塩分の少ない食事
20
Aさん(43歳、女性)は、吐血のため救急搬送され、食道静脈瘤破裂に対して緊急止血術が行われた。腹水は少量認められるが、経過は良好で近日中に退院を予定している。Aさんは5年前に肝硬変と診断されている。 Aさんへの食事指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
固い食品控える。, 辛い香辛料を控える。
21
Aさん(52歳、男性)は、5年前にC型肝炎、肝硬変と診断され、1回の入院歴がある。退院後、医療機関への受診を中断し3年が経過している。毎日、ウイスキーを約300mL飲んでいる。夕食の2時間後に約1,100mLの吐血があり、緊急入院となった。 身体所見:体温35.4℃、呼吸数26/分、脈拍122/分、血圧86/42mmHg、顔面は蒼白、冷汗を認める。意識は清明だが不安げな表情をしている。 検査所見:赤血球278万/μL、Hb 8.4g/dL、総ビリルビン4.1mg/dL、アンモニア188μg/dL、K 3.9mEq/L、血糖102 mg/dL。 検査の結果、C型肝炎に対し抗ウイルス療法が開始され、退院後は定期的に外来通院することになった。 退院に向けたAさんへの食事指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
禁酒する。, 熱い食べものを避ける。
22
肝硬変でみられる検査所見はどれか。2つ選べ。
血清アルブミン値低下, 血中アンモニア値上昇
23
肝障害の指標となる血液生化学検査の項目はどれか。
ALT‹GPT›
24
肝硬変におけるChild-Pugh‹チャイルド-ピュー›分類の判定項目はどれか。2つ選べ。
プロトロンビン時間, 血清アルブミン値
25
重度の肝硬変で基準値よりも低い値を示す血液検査項目はどれか。
血清アルブミン
26
肝動脈塞栓術(TAE)の適応となる疾患はどれか。
肝細胞癌(HCC)
27
60歳の男性。会社役員。10年前にC型肝炎と診断され通院治療を続けている。1か月前の定期受診で肝細胞癌を指摘され、TAE〈肝動脈塞栓療法〉を受けることとなった。 TAEの説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
治療後5〜6時間穿刺部を圧迫する。, 治療後に発熱することがある。
28
60歳の男性。会社役員。10年前にC型肝炎と診断され通院治療を続けている。1か月前の定期受診で肝細胞癌を指摘され、TAE〈肝動脈塞栓療法〉を受けることとなった。 治療前の血液検査ではアルブミン2.8g/dL、AST〈GOT〉123IU/L、ALT〈GPT〉130IU/L、プロトロンビン活性〈PT%〉58%(基準80~120)であった。 TAE後の状態で正しいのはどれか。2つ選べ。
血栓が発生する危険性がある。, 止血しづらい可能性がある。
29
日本の平成23年(2011年)における主要死因別に見た死亡率が最も高いのはどれか。
悪性新生物
30
日本の主要死因別にみた死亡率の推移を図に示す。 悪性新生物の推移はどれか。
A
31
日本の平成30年(2018年)の健康に関する指標の記述で正しいのはどれか。
女性の死因の第3位は老衰である。
32
平成29年度(2017年度)の人口動態統計における、小児の年齢階級別死因のうち第1位が悪性新生物(腫瘍)である年齢階級はどれか。
5~9歳
33
平成29年(2017年)の患者調査における外来受療率(人口10万対)で最も多い傷病はどれか。
消化器系の疾患
34
胆汁の作用はどれか。
脂肪の乳化
35
Aさん(56歳、女性、主婦)は、胆石症と診断され、腹腔鏡下胆囊摘出術予定で入院した。Aさんは身長152cm、体重70kgである。Aさんは、数年前に脂質異常症を指摘されたが、治療は受けていない。Aさんにその他の特記すべき既往歴はない。 Aさんの術後の経過は良好で、退院の許可が出た。 退院後の日常生活に関する説明で正しいのはどれか。
脂肪分の多い食事で下痢をするかもしれません
36
血液中のビリルビンの由来はどれか。
ヘモグロビン
37
血中濃度が上昇すると黄疸となるのはどれか。
ビリルビン
38
黄疸のある成人患者にみられる随伴症状はどれか。
瘙痒感
39
黄疸で黄染を確認しやすい部位はどれか。
眼球結膜
40
胆道閉鎖症の乳児の便の色は何色か。
灰白色
41
Aさん(43歳、男性)は、胆道狭窄のため内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉検査を受けた。検査後に心窩部痛が出現したため、禁食、抗菌薬および蛋白質分解酵素阻害薬による治療が行われている。 翌日実施した血液検査の項目でAさんに生じている合併症を判断できるのはどれか。
アミラーゼ
42
総胆管結石による閉塞性黄疸と胆管炎とを発症した患者に、内視鏡的経鼻胆道ドレナージ術を行った。ドレナージ術は問題なく終了し、術後24時間の経過は良好である。正しいのはどれか。
血清ビリルビン値が低下する。
43
腹部造影CTにて膵頭部癌が疑われ、内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉が行われ、膵液細胞診と膵管擦過細胞診とが行われた。また、内視鏡的経鼻胆道ドレナージ〈ENBD〉が行われ、ドレナージチューブが留置された。処置後18時間、チューブからの排液は良好で、腹痛はなく、Aさんはチューブが固定されている鼻翼の違和感を訴えている。バイタルサインは、体温37.1℃、脈拍76/分、血圧128/80mmHgであった。血液検査データは、総ビリルビン11.2mg/dL、直接ビリルビン8.2mg/dL、アミラーゼ96lU/L、白血球9,800/μL、CRP3.5mg/dLであった。 このときのAさんへの看護で正しいのはどれか。
鼻翼にドレナージチューブが接触していないか確認する。
44
右季肋部の疝痛発作を特徴とする疾患はどれか。
胆石症
45
Aさんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎と診断され、その日のうちに入院した。Aさんのバイタルサインは、体温37.3℃、呼吸数22/分、脈拍90/分、血圧136/84mmHg。 Aさんの治療で正しいものを2つ選べ。
抗菌薬を投与する, 胆のうドレナージが必要になることがある
46
急性胆管炎の代表的な3症状を示すシャルコー3徴に含まれるのはどれか。2つ選べ。
黄疸, 発熱
47
血中濃度の測定にあたり食事の影響を考慮すべきホルモンはどれか。
グルカゴン
48
臓器と産出されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。
膵臓-グルカゴン
49
膵臓から分泌されるのはどれか。
ソマトスタチン
50
脂肪分解酵素はどれか。
リパーゼ
51
膵液について正しいのはどれか。
弱アルカリ性である。
52
Aさん(48歳、男性、会社員)は、大量の飲酒の後、急激な上腹部痛と背部痛を訴え、救急外来を受診し、急性膵炎と診断された。 Aさんの救急外来受診時の血液検査結果で予測されるのはどれか。
血清アミラーゼ値の上昇
53
急性膵炎で正しいのはどれか。2つ選べ。
重症度判定には造影CTが重要である。, 初発症状は上腹部痛である。
54
飲酒週間習慣がある42歳男性。強い心窩部痛で急性膵炎と診断。 高値が予想される血液検査データはどれか。
アミラーゼ
55
飲酒週間習慣がある42歳男性。強い心窩部痛で急性膵炎と診断。 入院時の看護で適切なのはどれか。2つ選べ。
水分出納の把握, モルヒネによる鎮痛効果の観察
56
飲酒週間習慣がある42歳男性。強い心窩部痛で急性膵炎と診断。 入院後10日で回復し退院となった。退院後の生活指導で適切なのはどれか。
低脂肪食とする。
57
53歳男性、黄疸(濃い尿、眼の黄染) 体温36.8℃、脈拍68/分、血圧134/82mmHgであった。血液検査データは、アルブミン4.2g/dL、AST〈GOT〉 69IU/L、ALT〈GPT〉72IU/L、総ビリルビン14.6mg/dL、直接ビリルビン12.5mg/dL、アミラーゼ45IU/L、Fe27μg/dL、尿素窒素16.5mg/dL、クレアチニン0.78mg/dL、白血球9,200/μL、Hb11.2g/dL、血小板23万/μL、CRP2.8mg/dL 肝機能検査を評価して下さい。 ・高ビリルビン血症かどうか ・肝細胞障害が優位かどうか ・直ビ優位か間ビ優位か ・アミラーゼが高値かどうか
高 優位ではない 直ビ 正しい
58
53歳男性、黄疸(濃い尿、眼の黄染) 体温36.8℃、脈拍68/分、血圧134/82mmHgであった。血液検査データは、アルブミン4.2g/dL、AST〈GOT〉 69IU/L、ALT〈GPT〉72IU/L、総ビリルビン14.6mg/dL、直接ビリルビン12.5mg/dL、アミラーゼ45IU/L、Fe27μg/dL、尿素窒素16.5mg/dL、クレアチニン0.78mg/dL、白血球9,200/μL、Hb11.2g/dL、血小板23万/μL、CRP2.8mg/dL Aさんのアセスメントで正しいのはどれか。2つ選べ。
閉塞性黄疸である。, 鉄欠乏性貧血の可能性がある。
59
56歳女性 夕食後の腹痛・嘔吐・右季肋部痛を繰り返し 身体所見:身長155cm、体重82kg。体温38.2℃、呼吸数16/分、脈拍110/分、血圧126/70mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。 検査所見:白血球14,960/μL、Hb12.8g/dL。総ビリルビン8.7mg/dL、直接ビリルビン7.2mg/dL、アミラーゼ121IU/L、リパーゼ45IU/L、尿素窒素18.9mg/dL、血清クレアチニン0.98mg/dL。CRP9.2mg/dL。 腹部超音波検査所見:胆囊壁の肥厚、胆囊の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。 検査所見の評価 ・高ビ血症は、直ビ優位or間ビ優位 ・炎症反応(白血球、CRP)は、上昇or下降
直ビ優位 上昇
60
56歳女性 夕食後の腹痛・嘔吐・右季肋部痛を繰り返し 身体所見:身長155cm、体重82kg。体温38.2℃、呼吸数16/分、脈拍110/分、血圧126/70mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。 検査所見:白血球14,960/μL、Hb12.8g/dL。総ビリルビン8.7mg/dL、直接ビリルビン7.2mg/dL、アミラーゼ121IU/L、リパーゼ45IU/L、尿素窒素18.9mg/dL、血清クレアチニン0.98mg/dL。CRP9.2mg/dL。 腹部超音波検査所見:胆囊壁の肥厚、胆囊の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。 病態で正しいものを2つ選べ。
閉塞性黄疸, 急性胆管炎
61
成人の学習の特徴として正しいのはどれか。
学習者のこれまでの経験が資源となる。
62
成人のセルフケア行動に関する学習を促進するのはどれか。
自己効力感