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現国
  • カンティー

  • 問題数 35 • 7/2/2023

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    問題一覧

  • 1

    「このことの方を先にお願いすべきだった」とあるが、何よりも何をお願いすべきだったかと言っているか。

    詩の伝録よりも、妻子の生活の方を優先すべきだった

  • 2

    李徴の人物像とは?

    かたくなで他人と協調性がなく、自尊心が大変強い性格

  • 3

    「それ」とはどういうことを指しているか? (虎と成り果てた今俺はようやく“それ”に気がついた)のところ

    自分が詩人として成功しなかったのは、才能の不足を暴露するかもしれないとの卑怯な危惧と刻苦をいとう怠惰のせいだということ

  • 4

    「後で考えれば不思議だったが〜」とあるがその一文の効果

    怪異譚に対する読者の抵抗を和らげる効果。 (人間が虎になると言う非現実的な出来事を読者に受け入れさせるため)

  • 5

    「袁傪はじめ一行は〜声は続けて言う」(9ページ14行目)の役割は?

    延々と続く語りの単調さと内容の重苦しさから読者を一時的に解放する役割。 ⭐️休止的役割と次の展開へ引き込む効果。

  • 6

    「理由もわからず〜我々生き物のさだめだ」には李徴のどのような心情が込められているか?

    人間存在の不確かさや運命の不条理に対する諦め

  • 7

    ちょうど古い宮殿の〜埋没するように」の「古い宮殿の礎」と「土砂」は何を表すか?

    「古い宮殿の礎」=(俺の中の)人間の心。 「土砂」=獣としての習慣

  • 8

    「危ないところだった」とあるが何が危なかったのか

    虎に変身した李徴がかつて親しくしていた袁傪と気づかずに危うく殺してしまうとこだったこと

  • 9

    「珠」と「瓦」はなんの比喩か?

    「珠」‥優れた才能の持ち主=(鬼才) 「瓦」‥並の才能の持ち主=(俗物)

  • 10

    「人間はだれでも、猛獣使いであり、その猛獣にあたるのが各人の性情だ」とあるが(1)どういうことか?(2)李徴の場合はどうだったか?

    (1)人間は誰でも制御しなければならない恐ろしい心を持っているということ(2)李徴は「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」という心の中に棲む猛獣は制御することができず、それが外形まで恐ろしい虎に変えてしまったということ。

  • 11

    月は何を象徴しているか

    李徴の人間性の喪失

  • 12

    李徴の話を聞くときの袁傪の役割とは?

    李徴の内面の声と苦悩を聞き取る役割 (読者と同じ視点で描かれている)

  • 13

    「胸を焼く悲しみ」の内容を答えよ

    ①空費された過去を取り戻せない ②優れた詩を作っても発表の手段がない ③虎に近づき、人間の心を失っていく(人間性喪失) ④何も共感されない(孤独の深さ)

  • 14

    「これは恐ろしいことだ」というのはなぜか?

    人間の心からの見方ではなく、虎側からの発想になっていたことで、自分の中の人間性の喪失を実感したから

  • 15

    「おそらく、そのほうが俺は幸せになれるだろう」とあるがこれは何故か?

    人間の心を失い、完全に虎になってしまえば、自分の残虐な行為や、己の運命について、悩み苦しむことがなくなるから

  • 16

    李徴は自分の姿を現わさず袁傪と対談しているが、それを表す5文字の言葉

    見えざる声

  • 17

    「とうてい語るに忍びない」とあるがここでの「所行」とはどういうことか?

    人を襲い食い殺してきたこと

  • 18

    「後は怏々〜抑えがたくなった」とあるがその理由を2つ挙げよ

    ①自分の詩業に半ば絶望したため ②馬鹿にしていた昔の同輩に服従することで自尊心を傷つけられたから

  • 19

    「この上なく恐ろしく感じているのだ」とあるがなぜ?

    人間性を喪失し、人間だった記憶をなくすことは人間であった李徴の存在がこの世から完全に消滅することを意味するから。

  • 20

    虎になる過程での李徴の心情

    ①はじめは目を信じない(7ページ16行目)=現実否定 ②夢に違いないと思う(8ページの1行目)=合理化 ③夢でないと悟る(8ページ2行目)=現実認識 四字熟語だと“茫然自失” ④そして恐れた。(8ページ3行目)=畏怖

  • 21

    臆病な自尊心と尊大な羞恥心とはどういうことか

    臆病な自尊心‥‥自尊心が傷つくの恐がるがあまり臆病になり、他者を避ける心。 尊大な羞恥心‥‥羞恥心が強すぎるためわざと尊大な態度をとって他者を避ける心

  • 22

    我々生き物のさだめだ具体的どういうことがあるか?

    人種、生まれた国、親、身長、病気など

  • 23

    「いくばくもなく官を退いた後は」とあるがなぜ退職したのか?

    俗悪な上級役人に服従することに対する嫌悪と詩人として名を上げたいという希望のため

  • 24

    「詩集が長安風流人の机の上に置かれている」とは?(10ページ5行目)

    李徴の詩が高く評価され、多くの文化人に愛されていると言う事

  • 25

    李徴のもう一つの頼み事とは?

    自分の妻子や今後の生活のために自分は死んだと伝えて欲しい。 理由は、① 今の自分の姿を知られたくない②妻子を嘆かせ苦しめたくない

  • 26

    李徴の即席の詩について(11ページ5行目)①形式、②押韻、③対句

    ①七言律詩 ②逃、高、豪、嘷 ③第三句、第四句と第五句、第六句

  • 27

    李徴が虎になる過程で表現されているものは?

    ※無自覚のうちに進行 ※躍動感あふれる描写 ※外形変身完了

  • 28

    この作品の中で、月はどのような役割を果たしているか

    時間の経過・神秘的な雰囲気の演出・李徴の孤独や悲しみを訴える対象

  • 29

    李徴の自嘲とは?

    妻子の生活より詩の伝録の方を先に依頼した→“人間愛”よりも“芸術”を優先した ※芸術に執着するものの宿命的な苦悩

  • 30

    李徴の即席の詩に対する人々の評価は?

    A、胸を打たれた。感動した。 理由「詩人」と李徴のことを読んでいるから。(11ページ14行目)

  • 31

    李徴の描写を声のみにした効果

    読者を李徴が語る怪異の世界に集中させる効果。 聞き手の袁傪と読者が一体化しやすくなる

  • 32

    即席の詩には李徴のどのような思いが込められているか?

    秀才として評価の高かった自分と現在高官となった袁傪を比べて、今の自分は吠え叫ぶしかない異類の身であると言う“無念さ”と“惨めさ”。そしてその気持ちを誰とも共有できない“孤独の悲しみ”。

  • 33

    袁傪の人物像とは?

    李徴と同年の進士、高官で優れている、 人格でも優れている

  • 34

    「これを我がために伝録していただきたい」とあるがなぜ李徴は虎になってまでも自作の詩を後代に伝えたいのか?

    自分が人間として生きた証をこの世に残したいから

  • 35

    李徴の一人称が「自分」から「おれ」になっているがどう使い分けられているか?

    「自分」は冷静に事実の経過を語るときに用いられる。 自分の心が勝っていて自己を客観的に語る。 「おれ」は興奮し、激しく感情をを表す場面で用いられる。虎の心が勝っていて自己を主観的に語る。