問題一覧
1
疾患とは (1)の視点から見た問題 (2)モデルが基盤で、臓器・器官の構造や機能の異常のこと
治療者, 生理学的
2
病いとは (1)の視点からとらえた病像。 (2)な不調の状態を含めた症状や患うことの(3)。
患者, 主観的, 経験
3
慢性疾患の特徴 ・(1)で治癒が望めない ・長期にわたり(2)を必要とする ・疾患が(3)する場合も多い ・身体機能の維持や(4)のためのセルフケアや(5)、定期的な(6)が必要である ・(7)に多大な影響を及ぼす ・(8)な専門職の関わりや多様なサービスを必要とする ・(9)が大きい
不可逆的, 養生・治療, 重複, 障害予防, セルフマネジメント, モニタリング, 生活・人生, 継続的, 経済的負担
4
(1)の変化と(2)により慢性疾患患者が増加 がん、心臓病、脳血管疾患が6割を占めている。 患者数が多い順で (3)>(4)>(5)>悪性新生物>心疾患>脳血管疾患>喘息 である。
疾病構造, 高齢化, 高血圧性疾患, 糖尿病, 高脂血症
5
慢性疾患のタイプ ・(1)を改善すれば病気の発症や進行が予防でき、1度発症すると治療の継続が必要となる疾患 例 糖尿病、虚血性心疾患、慢性腎不全 ・(2)で治療法が(3)であり、長期にわたり身体的、心理社会的、経済的負担が大きい 例 難病 ・周辺組織への湿潤や(4)を繰り返し、身体侵襲を伴う治療を必要とする 例 がん
生活習慣, 原因不明, 未確立, 再発・転移
6
慢性期とは 慢性の状態にある時期。長期にわたり、(1)が病気をマネジメントしていく時期。 症状出現の時期も一定ではなく不確かでその程度も予測することが困難
患者と医療者
7
一次予防 (1)の見直し、環境改善などにより、病気の(2)そのものを予防 二次予防 (3)などにより、病気を(4)、(5)することで、病気が進行しないうちに治す 三次予防 適切な治療により、病気や(6)の進行を防止する。(7)を含む
生活習慣, 発生, 健診, 早期発見, 早期治療, 障害, リハビリテーション
8
健康日本21(二次) ・(1)の延伸と健康格差の縮小 ・生活習慣病の発症予防と(2)の徹底 ・(3)を営むために必要な機能の維持・向上 ・健康を支え、守るための(4)の整備 ・栄養、食生活、身体活動、運動、休養、飲酒、喫煙、歯・口腔の健康に関する生活習慣および社会環境の改善
健康寿命, 重症化予防, 社会生活, 社会環境
9
慢性疾患を有する人の身体的特徴 ・疾患やその進行によって症状や障害の種類、程度は様々▶︎(1)が大きい ・自覚症状と病態が必ずしも一致しない ▶︎病気の(2)、(3)に影響 ・内部障害が多い▶︎他者から分かりにくい、他者に(4)が課題
個人差, 受け入れ, 自己管理, どう伝えるか
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障害とは 疾患・事故によって生じた生活の(1)・(2)・(3)。慢性疾患患者は障害を併せ持つことが多い 障害者とは 身体・知的・精神障害(発達障害を含む)その他の心身の障害がある者であり、障害および(4)により継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける状態にある者をいう。(5より)
困難, 不自由, 不利益, 社会的障壁, 障害者基本法
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慢性疾患の治療の特徴 ・(1)を変更させる治療 例 食事・安静・運動療法 ・(2)、(3)の変更を余儀なくさせる治療 例 人工呼吸器装着、インスリン自己注射 ・長期的かつ繰り返しの(4)を伴う治療 例 がん薬物療法、放射線療法、ステロイドの投与
生活習慣, 日常生活, 社会生活, 侵襲
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慢性疾患患者の社会的特徴 慢性疾患患者は、慢性期においては病気を悪化させないよう病気の管理に関わる(1)を獲得するとともに、病気や障害の程度や経過に応じて、これまでの(2)・(3)での役割を移行、変更するための人間関係の(4)や(5)が求められる。
新たな役割, 家庭内, 社会, 調整, 具体的活動
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慢性疾患を持ちながら生活を営み、人生の過程で直面する事態や困難 ・病気との(1) ・(2) ・(3)に対する努力 ・(4)や(5)の侵害 ・(6) ・(7)の意味に対する苦悩
共存, 不確かさ, 自己管理, 生活, 人生, 社会的孤立, 自己存在
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病の慢性性(1)とは 病気の慢性特性として示された概念 慢性の病気は長い時間をかけて多様に変化していくひとつの(2)をもつ。不明瞭で単一パターンがない。
クロニシティ, 行路
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病みの軌跡の歴史 病みの軌跡とは コービンとストラウスが提唱した軌跡理論に基づく慢性疾患管理の看護モデルで示された用語。病気やその慢性状況の(1)をさす。 ・長期にわたる病気のコントロールにおいて、毎日の管理の大部分は(2)で患者と家族によって行われている ・保健医療者は患者の体験や努力、対処を知らないことで(3)(誤解や偏見)を生んでいる。 ・軌跡には(4)がある。(4)は移行していくもの
多様な行路, 家庭, スティグマ, 局面
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・その人をモデルに当てはめるのではなく、その人との対話を通して生活史、生活の(1)を振り返ることが重要 ・軌跡の予想は患者・家族・医療者が描いている予想とは必ずしも同一ではない。 ・人は病気に伴う様々な状況に(2)をつけて生活する。この(2)をつけるためには(3)のプロセスが必要。
編み直し, 折り合い, アイデンティティの適応
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病の語り(ナラティブ)とは 心身の不調または無症状でも診断がついた状況。病に関する(1)を語ること。 その人個人の(2)・(3)・(4)が含まれている。
経験, 価値観, 信念, 意味
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NBMとは物語と対話に基づく医療 患者が語る物語から病気だけでなく、背景や人間関係を理解し、患者の抱える問題を全人的にアプローチする考え方。 (1)のプロセスともいえる
協働意思決定
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相手への関心、謙虚さ、タイミング、想像力、(1) ↓ 病の語り(ナラティブ)から体験を知る・理解する ↓ ・慢性疾患患者が直面する(2)と(3)を支える援助 ・慢性疾患患者の病気の(4)の過程を支える援助 ・慢性疾患患者の(5)を促すための継続的支援 ・慢性疾患患者の(6)および看護実践における(7)への関わり
物語能力, インフォームド・コンセント, 意思決定, 受け入れ, セルフマネジメント, 人権擁護, 倫理的問題
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健康教育のパラダイムシフト 従来の患者教育は(1)の教育が多かった。しかし与える情報と患者がどれほどその指示に従っているかは相関しないことが明らかになった。 自己決定・自己管理を重視した(2)の教育への移行が必要とされる。
指導型, 学習援助型
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(1)とは 川で溺れている人を相手の医師に関係なく援助者が助けるスタイル。患者役割の押しつけ、一方的な援助 (2)とは 川に溺れないよう柵を設け、危険から回避するスタイル。リスクファクターを伝え、取り除くアプローチが主。 (3)とは 川の中で泳ぐ人が溺れないよう傍らからコーチするスタイル。泳ぐ人と看護師の双方に力がある必要があり、相互の信頼関係が必要。
医学モデル, 公衆衛生モデル, セルフマネジメントモデル
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セルフマネジメントとは ・患者が医療者と協同し、慢性疾患により生じる課題(病気や生活における役割、感情のマネジメント)に(1)を用いて対処し、(2)を高めながら主体的に取り組むプロセス ・患者が病気と療養に関し、テーラーメードの(3)や(4)をもち、自分の生活と折り合いをつけながら、患者固有の(5)サイン、(6)シンプトン、(7)に自分で対処すること。 ・専門家の役割は患者と(8)を形成し、患者に適切な(3)や(4)の提供とQOLの維持向上をめざし、(2)をつける援助をすることである。
問題解決アプローチ, 自己効力感, 知識, 技術, 徴候, 症状, ストレス, パートナーシップ
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・(1)マネジメント 自分の(1)と生活に折り合いをつけて付き合う方法の習得 例 (1)の伝え方を学ぶ (1)発言を予測・予防できる ・(2)マネジメント 客観的に測定、観察できるデータや(2)の意味をアセスメントし対処する方法の習得 例 医師や看護師と情報を共有し、一緒に考える材料にする。 測定方法を学び、測定し記録する。 ・(3)マネジメント ストレッサーが何かを自覚し、(3)と付き合う方法の習得 例 ストレッサーを減らす (3)の対処方法を変える (4)の活用
症状, 徴候, ストレス, ソーシャルサポート
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セルフマネジメント能力を高める支援として、(1)、(2)、(3)がある。 (2)とは自分の症状と折り合いをつけて生活していく方法を身につけること (3)とは憎悪因子(コントロール不足、疾患の悪化など)が引き金となり、生命の危機に呈している状態を予防すること 異常の早期発見と憎悪因子に対する理解と対処を支援する
モニタリング, 症状マネジメント, 急性憎悪予防のための教育的支援
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(1)とは 医者の指示に患者が守り、従うという(2)な行動のこと。 (3)とは 患者が治療法・養生法に同意して守るという患者の主体性を尊重した概念で、(4)な行動のこと。 (1)と(3)は医療者の視点からみた概念 (5)とは 治療方針などに対し、患者と医療者がパートナーシップを形成し、話し合いながら最終決定に至るまでのプロセスと(6)の全体を含む包括的な概念 より患者の視点を理解し、尊重し、最終的な決定権は患者にあることを重視している
コンプライアンス, 受動的, アドヒアランス, 能動的, コンコーダンス, アウトカム
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自己効力感(1)とは ある特定の行動を効果的に遂行できるという確信 ひとが行動を起こす要因は2つある (2):ある行動がどのような結果を生み出すかという予測 経験や知識、信念で左右され、ある行動を行うことで予測される身体、社会、自己評価の3つの影響により行動の促進・阻害が決定する (3):ある結果を生み出すために必要な行動をどの程度うまく実行できるかという予測 レベル(簡単難しい)、強さ(できるという確信の強さ)、一般性の3つで規定される 人が行動を起こすには、(2)と(3)の両方が伴う必要がある。
セルフ・エフィカシー, 結果予期, 効力予期
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自己効力感を高める方法 ・(1)の達成 行動形成、ステップバイステップ法 ・(2)経験 模倣、モデリングなど ・(3)説得 アドボカシー、契約書を取り交わすなど ・(4)喚起 気づきを高める、ポジティブシンキング、リラクゼーションなど
遂行行動, 代理的, 言語的, 情動的
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奇跡の局面 (1)▶︎(2)▶︎急性期▶︎(3)▶︎安定期▶︎不安定期▶︎(4)▶︎(5)
前軌跡期, 軌跡発現期, 立ち直り期, クライシス期, 下降期
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(1)はペタゴジーとひとつの連続体の両端となっている (1)は成人の学習を援助する技術や科学 ペタゴジーは子どもを教える技術と科学 病気と診断され初めて病気・治療・自己管理法などを学ぶ場合は(2) ある程度の知識・技術を持っているが、日常で生じる問題に対処できるようにする場合は(3)
アンドラゴジー, ペタゴジー, アンドラゴジー
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慢性・不可逆的な健康課題を有する人や家族への教育的支援や相談は、新たな(1)・(2)の獲得、生活の中で生じてくる様々な課題に対処できるよう、成人の(3)や成人患者に対する教育の(4)を活かし、(5)、(6)、(7)していく必要がある。
知識, 技術, 学習者の特徴, 考え方, 計画, 実施, 評価
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65歳以上の身体障害者の割合は(1)割程度まで上昇している。 身体障害における施設入所者は(2)% 人口千人あたり身体障害者は(4)人、精神障害者は(5)人、知的障害者は(6)人。 国民のおよそ(7)が障害を有している
7, 1.7, 34, 33, 9, 7.6
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国際傷害分類 ICIDH 疾病▶︎1次レベル(1)▶︎2次レベル(2)▶︎3レベル(3) 国際生活機能分類 ICF 障害はICFでは(4)、(5)、(6)であり、健康状態と背景因子(環境因子と個人因子)の間の相互作用や複合的な関連に影響されている。 障害者の地域での生活を支える制度には(7)などの各種制度がある。
形態・機能障害, 能力障害, 社会的不利, 機能・構造障害, 活動制限, 参加制約, 障害者総合支援法
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障害受容過程 受傷▶︎(1)の時期、否認▶︎(2)の時期、直面と絶望▶︎(3)の時期、適応への努力▶︎(4)の時期、再適応 スタミナ体験▶︎生きる希望の芽生え▶︎障害との和合▶︎障害の現実的認知▶︎適応への努力▶︎障害の統合▶︎再適応
混乱・ショック, 絶望・スタミナ体験, 現実認識, 適応
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リハビリテーションとは 再びふさわしい状態に戻すこと 環境との相互作用における健康状態の個人の機能の最適化と障害の軽減 1960年代では障害はその人の(1) 1980年代では障害のある人の(2) 2017年ではどのような人も障害になる可能性があるとされている リハビリテーションの目的としては 自分らしく生きる権利の回復やより高いQOLの確立、低下したセルフケアの(3)、生活の(4)である
属性, 社会統合, 再獲得, 再構築
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セルフケアの3つのレベル ・(1)レベルのセルフケア 医学的支援としてのライフサポート(医療器具の使用、医学的な治療と処置)を受ける必要がある。 ・(2)レベルのセルフケア ADLに関連する身体機能が低下している時、苦痛症状が継続している時、生活行動変更が必要な時など ・(3)レベルのセルフケア 家庭生活、地域生活、職業生活、余暇生活などに必要。(1)、(2)のセルフケアが低下している時、認知機能や精神機能の障害を持つ時
生命維持, 生活基本行動, 社会生活
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リハビリテーション看護の役割 ・(1)を守り機能低下を防ぐ ・リスク管理を図りながら活動できる(2)と(3)を整える ・生活機能を理解し、その人らしい(4)の構築を支援する ・家庭や地域社会の中での(5)を維持する ・リハビリーテーションに関わる職種・組織間を調整し、チームの要となる 看護の特徴 スムーズな流れ作りと自立・安全の援助 他職種間の(6) 継続的にその人の人生を支える 健康管理の立場から患者生活を支援する 患者の安全安心を保証する
いのち, からだ, こころ, くらし, かかわり, 連携調整協働
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疾病構造の変化と高齢化により慢性疾患患者が増加しているが、(1)の進歩、医療に対する(2)、(3)の問題により治療・療養の場が入院から(4)、(5)へ移行し、外来看護の機能強化が望まれている。
医療技術, ニーズの多様化, 国際医療費, 外来, 在宅
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外来医療の進歩 病院の平均在院日数は令和4年で(1)日 病院一般病床の平均在院日数は(2)日 自己管理能力が確立してない中で、医療依存度が高い状態で退院する患者が増加。従来入院して行われていた(3)のある手術・処置を実施する役割等が、外来看護に移行してきている。
27.3, 16.2, 侵襲性
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外来における在宅医療支援 外来患者の在宅での療養生活についてのアセスメントと、必要に応じて直接ケア・指導、サービスの導入を行うことで、状況の変化に対応し、在宅での生活が円滑に継続できることを目指す支援全体を指す。 支援内容 ・(1)および医療処置の支援 例 食事療法やリハビリが必要な患者 ・(2)支援 例 通院方法に変更が必要な患者 ・(3)支援 例 治療方針などの選択が必要な患者 ・在宅サービス利用支援(4の導入) 例 療養場所の変更が必要な患者 心がけること ・自宅での生活の充実 ・外来で声をかける時間を作る ・院内外の関係職種と連携する
病状管理, 治療継続, 意思決定, 社会資源
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(1)とは 患者が自分の病気や障害を理解し、退院後も継続が必要な医療や看護を受けながらどこで療養するか、どのような生活を送るかを自己決定するための支援 (2)とは 患者の自己決定を実現するために、意向を踏まえ、環境やヒト・モノを(3)や社会資源に繋ぐなどのマネジメントの過程
退院支援, 退院調整, 社会保障制度