クラフトプログラムは、自らの物質使用をやめる決意をした患者 の家族のみを対象としている

精神障害当事者がいる家族として受ける偏見や差別を含む理不 尽な思いを経験した人は約3割である

回想法は、高齢者の過去の回想に、専門家が共感的受容的姿勢 をもって、意図的に働きかけることにより、高齢者の人生の再評価 やアイデンティティの強化を促すことを目的とする。

リアリティ・オリエンテーションは、個人および現在の基本的情 報(名前、場所、時間、日時、人物など)を提供し、認知症高齢者の 注意や関心を向け意識付けるよう会話をすすめる

日本では、これまで薬物問題に対して厳罰政策をとり、教育と リハビリテーションに力を入れてきており、諸外国の手本となって いる。

人口1,000人に対する精神科病院への入院者数の割合をみると、 日本は韓国よりも少ない

コノプカ (1963) によるグループワークの定義は、「なるべく 自然発生的なグループ経験を通じて、個人が社会の中で機能するカ を高め、個人・集団・地域社会の諸問題に、より効果的に対処でき るよう、人々を援助する方法」とされる。

精神科病院からの退院者の約40%が1年以内に再入院している。

グループワークの原則: メンバーの破壊的または攻撃的な言動に 対しては、厳しい罰則を提示し、介入する。

役割・リーダーシップ・サブグループを用いて構造を変化させる などのグループの下部構造を活用する技術はグループワークの準備期 に行う。

ACTは7-10人のスタッフで、70-100人ほどの利用者への訪問支 援を24時間365日行う

ハームリダクションとは、薬物依存や薬物乱用に対するアプロ ーチ法のひとつで、専門家の管理のもと、少量の薬物を摂取しなが らその被害を低減させていく方法を指す

フットプリントは、性加害・再犯の防止、性知識・行動・対人関 係・セクシャリティのルール、対象者のストレングス (強み)を軸と した心理教育である。

家族心理教育は作業療法と併用しないことが原則である。

アンソニーは、ソーシャルワークは人と社会環境の関係に焦点を 当てながら個別的・計画的に援助すること。個別援助技術の過程で調 査・分析・診断の重要性を説いた『社会診断』(1917年)を発表し た。

多職種連携: チームの中で各メンバーが果たすべき役割を、意図 的・計画的に専門分野を超えて横断的に共有した役割解放を行う。メ ンバー間に階層性はない。このモデルをマルチディシプリナリ・モデ ルという。

ヤーロムは、人々がグループで関わることで、グループの凝集 性、対人関係学習など、3つの効果があると報告した。

リバーマンによると、精神疾患の病状や障害の悪化・改善につい ては、①脆弱性、②環境からのストレッサー、この2つの要素の相互 作用によって決まると提言した

なんらかの困難や問題、悩みを抱えた人が同様な問題を抱えて いる個人や家族と共に当事者同士の自発的なつながりで結びついた 集団のことをセルフヘルプグループという

リカバリーとは、障害があっても、その人らしい人生や希望・ 誇りを取り戻し、社会的役割を獲得することをさす。

8家族の感情表出: : High-EEはLow-EEに比べて病気に関する知 識が不足しているという報告がある

グループワークの原則: 直面化とは、機能不全な言動などに対し て直接指摘し、自己洞察と現実検討を促すことである。

家族療法(ミニューチン)では、家族構造の弱いところを調 べ、それらを強化し、関係をより機能的に変えることを目指す。

日本の精神科病院に入院する精神疾患患者のうち、約6割はう つ病(気分障害、感情障害)である。

WHO (世界保健機関、1981) によるリハビリテーションの定義 のポイントは、以下の4つである。 ① 障害者の能力障害の改善、②社会的統合、③社会環境改善、④家 族・地域社会が関わる

令和5年度調査によると、自殺の理由のうち「不明」を除くと 最も多いものが精神障害となっている。

家族心理教育は、育児法や家庭環境も病気の要因のひとつであ るという考え方にもとづく

リハビリテーションは、医療分野で第一次世界大戦後に身体障害 者の職業復帰をめざした「職業リハビリテーション」を意味するよう になった。

成長志向グループは、レクリエーションなどのグループに参加す ることによって、グループの他のメンバーと交わり、所属意識を持 ち、社会とのつながりを回復する。

ACTにおいては、対象の疾患名および主診断名、病状レベルは重 要ではない。