問題一覧
1
①〜⑥に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 地形をつくる力には、(①)と(②)がある。(①)は地球内部の熱エネルギーによる力で、土地を隆起、沈降、移動させたり、火山活動をおこしたりする。(①)が強くはたらく地帯を(③)とよび、ここでは地震や火山の噴火が多発している。(②)は太陽エネルギーと地球の重力をエネルギー源にした力で、川や海などの水の流れや、氷河をつくったり風をおこしたりして、(①)によってつくられた地形を(④)する。(④)により生まれた土砂は流水などによって(⑤)され、(⑥)して、長い時間をかけて地形をなだらかにしていく。
内的営力, 外的営力, 変動帯, 侵食, 運搬, 堆積
2
①〜⑧に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 地球の表面は、厚さ数十~100kmほどの(①)とよばれる岩盤で覆われている。(①)は十数枚に分かれていて、地球内部の対流によって移動するという考え方を(②)という。(①)の境界は、四つの型に分けられる。二つの(①)が近づくところを(③)境界といい。(④)帯と(⑤)帯がある。いずれも地震活動が活発で,(④)帯では、地球表層の岩石の厚みが増してヒマラヤ山脈やアルプス山脈などの大山脈ができる。日本海溝などの(⑤)帯では、沈み込んだ岩石が融けてマグマを生むため、海溝の大陸側に火山活動がおこる。二つの(①)が離れるところを(⑥)境界といい,地下のマントルからマグマが上昇し、新しい岩石が生まれることで海嶺や地溝帯ができる。二つの(①)が互いに行き交う境界は(⑦)境界といい,大きな断層が生まれ、地震の多発地帯になっている。(①)の境界から離れたところは(⑧)(安定陸塊)といい、なだらかな地形になっていて、地震や噴火はほとんどおきない。
プレート, プレートテクトニクス, 狭まる, 衝突, 沈み込み, 広がる, ずれる, 安定大陸
3
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 河川が降水を集める範囲を(①)という。(①)の、上流の山地では侵食によって谷ができ、削られた土砂は下流に運搬されて堆積する。山地では河川によって深く刻まれた(②)が生まれ、上流からの土砂が谷底に堆積すると(③)ができる。その後、土地の隆起などで(③)の河床が下方に侵食されると、平坦な段丘面と急傾斜の段丘崖からな る階段状の(④)ができる。水量の多い河川の(②)では、河川をせき止めてダムをつくれば大量の水が好められる。また、山間の平坦な(③)は人々の居住地になった。
流域, V字谷, 谷底平野, 河岸段丘
4
①〜③に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 河川が平地に出ると川幅が広がるため、土砂を運ぶ力が弱くなり重い礫から順に堆積していく。洪水のたびに河川は流れを変え、砂礫は扇状に堆積して(①)ができる。砂礫は水が浸透しやすく、扇状地の河川は水が地下に伏流して地表を流れない(②)になり、扇端で地表に湧き出す。その(③)が得られる扇端に集落が生まれた。
扇状地, 水無川, 湧水
5
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 扇状地に砂礫が堆積したあと、より軽い砂や泥が下流に運ばれる。河川の傾斜はさらにゆるくなり、S字状に蛇行し,洪水時にはあふれた砂やが堆積して(①)とよばれる平坦な低地ができる。これらが何度も同じ場所に堆積すると、河道に並行して(②)とよばれる周囲より少し高くなった微高地ができ、背後には,洪水時にあふれた水が溜まった(③)ができる。(①)では,蛇行した海量が(④)になって残り、増水時に(②)を乗り越えたり堤防を破ったりした跡もみられる。洪水が頻発するため、集落は水害を受けにくい(②)に沿って生まれ、(③)は水田として利用された。
氾濫原, 自然堤防, 後背湿地, 三日月湖
6
①に当てはまる語句を答えよ。〈教科書〉 河川が海や湖に流れ出る河口部では、流れがゆるやかになるため、細かい砂や泥が堆積し(①)(デルタ)ができる。(①)は平坦なため,河川は分流して網の目状になる。また、(①)では河川の氾濫や高潮の被害がお こりやすく,地盤が軟弱なため地震の揺れも大きくなる。一方,分流した河川は水運に便利なため、(①)では海の玄関口として都市 が発達し、さらに干拓や埋め立てによって土地が広がっている。
三角州
7
①〜⑨に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 海に面した山地や台地が、波や沿岸流に侵食されてできた海岸を(①)という。波打ち際には(②)が発達し,それが侵食や風化によって後退すると、(③)とよばれる海に面した平らな地形ができる。一方,波や沿岸流によって砂礫が運ばれ、海岸付近に堆積してできた地形を(④)という。沿岸流によって、海岸と並行してのびる(⑤)や、沿岸流に沿って細長く突き出た(⑥)がつくられる。また、(⑦)(陸繋(⑤))によって(⑤)が沖合の島と繋がると(⑧)になり、湾が砂州でふさがると(⑨)(ラグーン)になる。
岩石海岸, 海食崖, 波食棚, 砂浜海岸, 砂州, 砂嘴, トンボロ, 陸繋島, 潟湖
8
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 土地の隆起や気候変動による海面の低下で、海底の一部が地になることを(①)という。(①)海岸には、浅い海底の(①)によって(②)ができ、風や波によって砂が打ち上げられて(③)が生まれて海岸線が前進し、さらに新しい浜ができる。陸地が隆起したところには(④)が生まれ平坦な段丘面は耕地として利用されてきた。
離水, 海岸平野, 浜堤, 海岸段丘
9
①〜⑥に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 土地の沈降や海面の上昇によって陸地が海に沈むことを(①)といい,それによって(①)海岸が生まれる。地球は約10万年周期で寒冷な(②)と温暖な(③)を繰り返しているが,約7万年から1万年前の(②)には高緯度地方や山岳地域に降った雪が(④)になり大陸に蓄積されて、海水面は最大で約140m低下した。(④)が谷をゆっくりと下ると谷を侵食してU字谷をつくり,気温が温暖になると海岸に面したU字谷が(①)して細長い(⑤)という湾ができる。河川が山地を侵食したV字谷が海に(①)すると、岬と湾が入り組んだ(⑥)海岸になる。どちらも湾のなかは波がおだやかなため、天然の良港になっていて、養殖業も行われてい
沈水, 氷期, 間氷期, 氷河, フィヨルド, リアス
10
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 (①)が短期間の大気の状態をあらわすのに対し、(②)は,一定の地域で1年周期で繰り返される大気の状態のことをいう。(②)を特徴づけ、地域差をつくるのが(③)で、気温や降水量、風向、風速、湿度などがある。(③)に影響を与えているのが(④)で、緯度や標高、海陸分布、地形、海流,海岸からの距離などがある。こうした(④)の違いが、(②)の特色や違いを生み出している。気温や降水量など、地域により異なる(②)の特徴は、そこで暮らしている人々の衣食住など、生活化と密接に関連している。
気象, 気候, 気候要素, 気候因子
11
①〜⑤に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 北半球と南半球の(①)からは、それぞれ(②)貿易風と(③)貿易風が吹き出し、(④)(赤道低圧帯)に集まっている。そのため、熱帯では湿った空気が上昇気流となって降水量が多くなる。一方,(①)からは高緯度側に(⑤)が吹き出し,極高圧帯からも極東風が吹き出している。両者がぶつかるところに寒帯前線が発生する。ここでは亜熱帯高圧帯からの暖気なと極地からの寒気が接するため、降水量が多くなる。
亜熱帯高圧帯, 北東, 南東, 熱帯収束帯, 偏西風
12
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 熱帯収束帯と寒帯前線に挟まれた(①)や、寒帯前線の極側の(②)では、空気が下降気流になるため降水量は少なくなる。この気圧帯は、北半球では夏には高緯度側に、冬には低緯度側に移動する。そのため,地域によっては、夏は高圧帯に入り冬は低圧帯に入るところや、1年中変わらず高圧帯や低圧帯にあるところなど、違いが生まれる。高圧帯に入ると(③),低圧帯に入ると(④)になる。こうした大気の循環が、季節による変化を生み出している。
亜熱帯高圧帯, 極高圧帯, 乾季, 雨季
13
①〜⑥に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 大気と同じように海洋の表層にも大きな水の流れがある。それが(①)で,熱を運ぶことで気候に大きな影響を与えている。大陸の東岸では低緯度から高緯度に向かって(②)が、西岸では高緯度から低緯度に向かって(③)が流れている。(③)が流れる地域では上昇気流が発生しにくいため、海岸に沿って(④)ができる。ヨーロッパは高緯度まで(②)が流れているため,気候も温暖で,ノルウェーには冬でも海面が凍らない(⑤)もみられる。また、ノルウェーまで北上した(②)は北極圏に入って冷やされると、深海底に沈み込み、(⑥)となってインド洋や太平洋を流れ、1000年以上をかけて上昇し表層に戻る。
海流, 暖流, 寒流, 海岸砂漠, 不凍港, 深層流
14
①〜⑦に当てはまる語句を順に選べ。〈教科書〉 大陸は暖まりやすく冷えやすいが、海洋は暖まりにくく冷えにくい。こうした大陸と海洋の性質の違いから,(①)の気温は大陸では低く,海洋で高くなる。そのため、(①)は大陸から海洋に向かって(②)(③)風が吹く。一方、(④)の気温は大陸で高く,海洋で低くなり、海洋から大陸に向かって⑤)(⑥)風が流れる。このように、大陸と海洋の間で、夏と冬に向きがはぼ逆になる風を(⑦)とよんでいる。
冬, 冷たく, 乾いた, 夏, 暖かく, 湿った, 季節風
15
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 海洋は大陸よりも暖まりにくく冷えにくいため、大陸の沿岸部では気温の(①)(一日のなかでの最高気温と最低気温の差)と(②)(1年のなかでの最も暖かい月の平均気温と最も寒い月の平均気温の差)が小さくなる。逆に、海から遠く離れた内部では、(①)と(②)が大きくなる。海洋は大気への水蒸気の最大の供給源で,内陸ほど海からの湿った風が届きにくいため乾燥しやすくなる。その違いから、湿潤で気温の変動が小さい(③)気候と、乾燥し気温の変動が大きい(④)気候が生まれる。
日較差, 年較差, 海洋性, 大陸性
16
①〜⑧に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 北半球中緯度の東岸と西岸の気温を、同緯度で比較すると,東岸より西岸の方が年較差が(①)。中緯度では上空を(②)が流れていて、大陸の西岸では風上の海洋の影響を受けて温和な(③)気候になるためである。沿岸に暖流が流れていれば、水蒸気を含んだ上昇気流を(②)が発生させ、年間を通じて湿潤になる。反対に、(④)では風上の大陸や低緯度側の高温な海洋の影響で、年較差の大きい(④)気候になる。ユーラシア大陸の西岸では、暖流の(⑤)の影響で,高緯度まで温暖な気候が広がっている。一方、東岸では、(⑥)(モンスーン)によって気温や降水量に大きな季節変化が生まれるだけでなく、南からの暖流((⑦)潮)と北からの寒流((⑧)潮)の影響を受けて、南北間の気温差が大きくなる。
小さい, 偏西風, 西岸, 東岸, 北大西洋海流, 季節風, 黒, 親
17
①〜⑥に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 世界の気候はさまざまだが、気候の違いを大きく区分してとらえることで,共通性をもった地域を見いだすことができる。その区分方法の一つが(①)の気候区分である。(①)は,(②)が気候の特徴をよくあらわしていることに着目し、(②)の分布を気温と降水量の組み合わせで,(③)を使って示した。例えば、木が生育するには、最も暖かい月の平均気温が(④)°C以上でなければならない。しかも十分な降水量もなければならない。このように区分することで、条件を満たす(⑤)気候と、満たさないために樹木が生育できない(⑥)気候に世界を大きく分けている。
ケッペン, 植生, アルファベット, 10, 樹木, 無樹木
18
①〜⑥に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 湿潤気候は気温条件によって、赤道を中心に分布する(①)気候、中緯度に分布する(②)気候、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の高緯度に分布する(③)気候に分けられる。一方,木が生育できない気候のうち、(④)気候は中緯度の大陸内部や大陸の西岸などに分布し、(⑤)気候は(④)気候よりも高緯度側に分布する。また,熱帯や温帯の標高が高い地域は、同緯度の低地と比べて気温が低くなるため,(⑥)気候に分類されることがある。
熱帯, 温帯, 亜寒帯, 乾燥帯, 寒帯, 高山
19
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 熱帯気候は、赤道を中心に南北に分布している。気温は1年を通して高温で,年較差が小さい。また、季節風((①))や(②)の影響で降水量が多く、雨季の河川沿いでは浸水や洪水が起こる。高温で湿度も高いため、高床式の広統的な家屋がみられ、沿岸部の(③)では(④)が広がる海岸もみられる。
モンスーン, 熱帯低気圧, 汽水域, マングローブ
20
①〜⑧に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 (①)気候(アルファベットで(②))の地域は、赤道直下に分布し、1年中高温で雨が多く湿度が高い。(③)樹が生育する(④)が広がり,生物も多種多様で自然が豊かだが、熱帯特有の(⑤)病も発生しやすい。(①)気候の周辺には、季節風の影響で(⑥)気候(アルファベットで(⑦))の地域が分布する。雨季の降水量が多いため(④)が広がるが、乾季に落葉する(⑧)樹もみられる。また、乾等には水がなくなってしまう湖もあり、雨季には船を使って教着するが、乾季は船の道も道路に変わる。
熱帯雨林, Af, 常緑広葉, 熱帯雨林, 風土, 弱い乾季のある熱帯雨林, Am, 落葉広葉
21
①〜③に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 (①)気候(アルファベットで(②))の地域は、熱帯雨林気候の周辺に分布し、アフリカと南アメリカの低緯度地域や,インドとインドシナ半島の大半を占めている。この気候の地域では、熱帯収束帯の季節的な南北移動によって、雨季と乾季がはっきりとくり返されるため、気温の年較差は熱帯雨林気候より大きく、降水量の季節変化も大きい。そのため、(①)気候の地域には、背丈の高い草原と疎林からなる(③)が広がる。雨季には緑におおわれるが、乾季には草木も枯れてしまう。
サバナ, Aw, サバナ
22
①〜⑤に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 年中高温である熱帯では、養分の分解が速く、激しい降雨で養分が流されてしまう。そのため、鉄分の多い酸性のやせた(①)になり、作物が育たないため、(②)により土壌を改良して主食作物を栽培している。また、(③)による(④)作物の栽培が行われている地域もある。現在も伝統的な家屋が多くみられるが、自然環境に適応するよう、身の回りの自然素材を使ってつくられている。また、衣類も、インドの(⑤)のように、放熱性や吸湿性を重視した、麻や絹,綿を素材に、ゆったりとしたものが愛用されている。
赤色土壌, 焼畑, プランテーション, 商品, サリー
23
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 乾燥帯は世界の陸地の約(①)分の1を占めていて、砂漠気候(BW)とステップ気候(BS)に分かれている。大陸の西岸で寒流の影響を受けるところには(②)砂漠が生まれ、亜熱帯高帯の影響を受ける大陸の内部には内陸砂漠ができる。また、砂漠は、構成物質によって(③)砂漠(ハマダ)と(④)砂漠(エルグ)に分けられる。乾燥帯気候では、年降水量は少なく気温の日較差が大きい。
4, 海岸, 岩石, 砂
24
①〜⑨に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 (①)気候(アルファベットで(②))の地域では、年降水量がひじょうに少ないため、植物はほとんど生育できず、(③)が分布する。河川は途中で蒸発したり地下に浸透したりして、(④)と呼ばれる水無川になる。そのため,外洋に流れることのない(⑤)も多くみられる。また。周辺の湿潤地域や山国氷河から砂に流れ込む(⑥)沿いや、イランなどの(⑦)や北アフリカなどの(⑧)といった地下用水路の未端、地下水が湧くところにできる(⑨)には、植物が生育し、集落がみられる。
砂漠, BW, 砂漠, ワジ, 内陸河川, 外来河川, カナート, フォガラ, オアシス
25
①〜⑥に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 砂漠気候の周囲には(①)気候(アルファベットで(②))が広がっている。年降水量は砂漠気候より多く,湿潤気候に移行する地域にあたる。代表的な地域としては、サハラ砂漠の南側の(③)や、モンゴルから中央アジアにかけての地域,北アメリカの(④)やアルゼンチンの乾燥(⑤)があげられる。低緯度側は夏の熱帯収束帯,高緯度側は冬の寒帯前線帯の影響によって雨季になる。気温は年較差も大きいが、日較差の方がさらに大きく、降水量が少ないため樹木は育たず、中央アジアなどでは(⑥)とよばれる草原が広がっている。
ステップ, BS, サヘル, グレードプレーンズ, パンパ, ステップ
26
①〜④に当てはまる語句を順に答えよ。〈教科書〉 砂漠気候の治岸地域では、海水を(①)して、農業用水や生活用水などに使っているところも多くなっている。ステップ気候の地域は降水量が少ないため、乾季に枯れた草が分解されてできた養分が、流されずに土壌に蓄えられて肥沃になる。それを利用して大規模な(②)農業が行われている。一方,中央アジアのステップでは、ラクダや牛,馬,羊とともに、水や草を求めて移動する(③)が行われていて、住居には移動に適した(④)のなどとよばれるテントが使われている。
淡水化, 灌漑, 遊牧, ゲル