問題一覧
1
変形性膝関節症の定義について ・変形性膝関節症は、膝関節における(1)の(2)であり、その病態は(3)による直接的な軟骨損傷に加え、微小外傷の蓄積による生物学的反応である(4)の(5)により、ついには関節破壊に至る疾患である
関節軟骨, 退行性疾患, 外力, 軟骨細胞, 代謝亢進
2
・(1)は明らかな成因を特定できない ・(2)は特定される原因をもつ
一次変形性膝関節症, 二次変形性膝関節症
3
発症年齢について ・(1)歳以降(2)とともに増加する ・(3)で1〜2.5倍高くなっている
50, 加齢, 女性
4
日本では、変形性膝関節症は(1)の物が多く(2)を占めている
一次性, 90%
5
発生因子について ・(1)に伴う軟骨、軟骨下骨、滑膜といった関節構成体の生物学的変化 ・(1)に伴って生じる関節構成体の力学特性や構造的変化 ・(2)などによる過剰な力学的負荷 ・(3)など外力の程度といった生体力学的変化
加齢, 肥満, 外傷
6
病態について ・病理学的変化として、軟骨細胞の代謝障害による(1)といった軟骨内要素と、(2)、血行性変化、滑膜反応などの軟骨外要素がある
軟骨基質の変性, 軟骨下骨の硬化や肥厚
7
変形性膝関節症のリスク因子としては、加齢や性別の影響だけでなく、(1)が関与している
過剰な力学的負荷
8
機能障害について ・主とした機能障害として(1)、(2)、(3)、(4)などが挙げられる
関節可動域制限, 関節不安定性, 筋力低下, 筋過緊張
9
関節可動域制限について ・正座の困難をはじめとする(1)が生じる。また、(2)も生じやすく(3)の破綻が見られる。 ・正常な関節運動の破綻は病態進行にも影響し、関節運動時の(4)が生じる
膝関節屈曲制限, 膝関節伸展制限, 終末強制回旋運動, 轢音
10
関節不安定性について ・関節不安定性が生じる結果、内側型変形性膝関節症では膝関節の(1)、外側型変形性膝関節症では(2)が見られる
内反変形(O脚変形), 外反変形(X脚変形)
11
内側型変形性膝関節症患者では、歩行立脚期に膝関節が外側方向に移動する(1)が観察されやすい
外側スラスト
12
筋力低下について ・筋力低下は(1)や(2)などで見られ、特に(1)は(3)が認められる
大腿四頭筋, 股関節外転筋群, 筋萎縮
13
変形性膝関節症の単純X線画像所見の特徴は何か
関節裂隙の狭小化, 軟骨下骨の硬化, 骨棘, 骨嚢胞, 骨壊死
14
軽度屈曲位での荷重下立位での単純X線画像の撮影をなんというか
ローゼンバーグ撮影
15
単純X線画像の評価について ・大腿骨と脛骨の長軸がなす角である(1)や(2)を測定することで膝関節の(3)あるいは(4)の程度がわかる
大腿脛骨角(FTA), 下肢機能軸(ミクリッツ線), 内反変形, 外反変形
16
大腿脛骨角について ・日本の平均は約(1)°であるのに対し、内側型変形性膝関節症では(2)°以上となる
175, 180
17
診断基準について ・単純X線画像での重症度の判別としては(1)が有用である ・(2)段階に分けられる
ケルゲレンローレンス分類(KL分類), 5
18
臨床所見として、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)のうち少なくとも3つ以上当てはまる場合、膝OAの可能性が高い
50歳以上, こわばり30分未満, 轢音, 圧痛, 骨の隆起, 熱感がない
19
ケルゲレンローレンス分類について ・grade0:(1) ・grade I:(2) ・grade II:(3) ・grade III:(4) ・grade IV:(5)
正常, 骨棘形成の可能性と関節裂隙狭小化の疑いあり, 骨棘形成の明確化、関節裂隙狭小化の可能性あり, 中等度の骨棘形成、明確な関節裂隙狭小化、いくつかの骨硬化像、骨端変形の可能性, 大きな骨棘形成、極端な関節裂隙狭小化、高度な骨硬化像が認められる
20
高位脛骨骨切り術(HTO)の特徴について ・膝の状態:(1)に軟骨変性が限局 ・年齢:(2)で比較的(3) ・その他:(4)ため、術後理学療法の(5)が得られるもの
内側コンパートメント, 70歳未満, 活動性が高い, 非荷重期間が長い, 理解と協力
21
人工膝関節片側置換術(UKA)の特徴について ・膝の状態:病変が(1)に限局 ・年齢:(2)以上で(3)
片側コンパートメント, 60〜70歳, 活動性が低い
22
人工膝関節全置換術(TKA)の特徴について ・内外側コンパートメント、膝蓋大腿関節のうち、(1)の関節に(2)あり
2つ以上, 関節症性変化
23
TKAに用いられる皮切、関節進入法について ・皮切後の関節進入法について、大腿四頭筋の内縁である(1)の筋腱移行部を切開して進入する(2)が手技を行いやすく最も使用頻度が高い ・関節進入法は術後早期の(3)に直結するとともに、(4)や(5)の一因となる
内側広筋, medial parapatellar approach, 疼痛, 関節可動域制限, 筋力低下
24
関節可動域の特徴について ・膝関節の(1)および(2)の可動域制限が生じやすい。 ・関節可動域制限がある場合、(3)を確認して、(4)が何なのかを検討することが重要である
伸展, 屈曲, エンドフィール, 制限因子
25
変形性膝関節症について症状として ・膝関節の(1)と(2)などが挙げられる ・立位保持後の(3)などにも(1)と(2)を訴えることが多い
疼痛, こわばり, 歩き始め
26
THA術後の場合では、(1)や(2)や(3)が起こることで、(4)が起きやすい
術創による皮膚, 関節包の癒着, 伸張性低下, 膝関節屈曲制限
27
関節安定性は、(1)や(2)によって評価する
内外反ストレステスト, ダイアルテスト
28
内外反ストレステストは(1)を評価する ダイアルテストは(2)を評価する
側方不安定性, 後外側回旋不安定性
29
筋力評価について ・変形性膝関節症では(1)の筋力低下が報告される ・(2)が存在すれば力源となる(1)の出力の低下を予測できる
大腿四頭筋, 自動伸展不全(extension lag)
30
自動伸展不全について ・(1)では膝関節の完全伸展が可能だが、(2)では完全伸展が不可能な場合、その(3)だけ自動伸展不全があると表現される
他動運動, 自動運動, できない角度
31
変形性膝関節症者の歩行動作の特徴としては(1)、(2)、(3)、(4)、(5)が挙げられる
歩行速度の低下, ストライド長の減少, 外側スラストの出現, double knee actionの消失, 外部膝関節内転モーメントの増大
32
変形性膝関節症者の特徴的な姿勢について ・体幹(1) ・腰椎(2) ・骨盤(3) ・膝関節(4)
前傾, 前彎消失, 後傾, 屈曲
33
筋機能の改善について ・変形性膝関節症に対する筋力増強運動は(1)の強化を中心に、ハムストリングスや股関節周囲筋に対して実施する ・(2)を行い、筋収縮の改善を目指す ・膝関節伸展後の屈曲運動において、(1)の(3)を意識した運動も重要になる ・(4)の筋力低下に対する筋力増強運動も疼痛および身体機能を改善する
大腿四頭筋, 大腿四頭筋セッティング, 遠心性収縮, 股関節外転筋群
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情報収集について ・治療方針が(1)なのか(2)なのかを把握する ・(1)の場合は(3)。(2)の場合は(4)を確認して(5)を把握する
手術療法, 保存療法, 術式, 手術所見, 術中の状態
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問診では、患者から(1)から(2)するに至るまでの経過を時系列に把握する
症状発現, 医療機関を受診
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装具療法について ・内側型変形性膝関節症では、(1)に対し、(2)を用いる
内反変形, 外側ソールウェッジ
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生活指導について ・正座や布団で寝るなどの和式生活から、椅子およびベッドを使用した(1)への変更。 ・(2) ・仕事や家事の際に(3)での作業をしない ・(4)や(5)、(6)は避けることが望ましい
洋式生活, 適度なウォーキング, 長時間同じ肢位, 低い椅子からの立ち上がり動作, しゃがみ込み動作, 正座
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体重過多の変形性膝関節症患者には(1)を行うことが望ましい
減量指導