問題一覧
1
道路橋での疲労の影響を受ける代表的な部材は、 直接輪荷重を受ける鋼床版である。
◯
2
橋梁設計にあたり、 供用期間中の点検、調査及び維持管理を行うための設備の設置を設計時に配慮しておく事が必要である
◯
3
「コンクリート標準示方書 【設計編: 標準】 (2017年制定)」におけるプレストレス力に関する記述によれば、外ケーブル方式では、定着部もしくは偏向部以外の自由長部の外ケーブルはコンクリート部材外に配置されているため、この区間の摩擦の影響は考慮しなくてよい。
◯
4
「道路橋示方書・同解説ⅡI コンクリート橋・コンクリート部材編」 に従えば、PC鋼材の緊張工において、 床版に用いる鉄筋 の直径は22mm以下を標準とする。
◯
5
鋼桁腹板の設計では、 垂直補剛材を省略できるフランジ純間隔は、鋼種と腹板厚によって設定されている。
◯
6
道路橋示方書では、 耐力点法に用いる高力ボルトの材料成分は規定していない。
×
7
鋼道路橋設計において、 架設時のみに一時的に圧縮応力を受ける両縁支持板の最小板厚の規定は、 道路橋示方書Ⅱに記載されている。
◯
8
橋梁設計にあたり、橋全体の致命的な状態を回避するために、 構造全体としての補完性又は代替性を確保する場合があるが、補完性と代替性の区別は特に必要はない。
◯
9
鋼道路橋の塗替え塗装において、 ブラスト法は、 素地調整の効果が最も優れているとともに、周辺を粉じん等で汚す懸念も ないことから養生等も不要である。
×
10
溶接部の許容応力度で、 部分溶け込み開先溶接はすみ肉溶接とは別の扱いである。
×
11
コンクリート構造物の疲労破壊に対する照査にあたり、 安全性に対する照査は、 設計作用のもとで、 主要な構成部材が疲労破壊の限界状態に至らないことを確認することにより行う。
×
12
フーチング部材の曲げモーメントに対する設計は、 長方形断面の柱の場合はその前面、円形断面の場合は、断面の1/10内側 へ入った位置を照査断面とする。
◯
13
応力計算においては、二次応力は無視してはならない。
×
14
塩害では、鋼材表面の不動態皮膜が塩化物イオンにより形成されることで腐食が開始する。
×
15
鋼材の防錆防食方法のうち亜鉛メッキはドブ漬けメッキが主流である。
◯
16
プレストレストコンクリート (PC) 橋の計画に際し、 箱桁橋は、 ねじり剛性が大きいので曲線桁橋に有利であり、適用間は、一般に、 単純箱桁橋で30~60m程度、 連続箱桁橋では、 張出し架設工法で50~140m程度である。
◯
17
道路橋に対する設計荷重作用時の照査にあたり、 鉄筋コンクリート構造における鉄筋とコンクリートのヤング係数比は10とする。
×
18
プレストレッシング直後のプレストレスカは、 PC鋼材の引張端に与えた引張力に種々の影響を考慮して算出するが、この 際、 PC鋼材とシースの摩擦による影響を考慮する必要はない。
×
19
コンクリート締固め養生において、 内部振動機の挿入間隔は50cm以下が標準である。
◯
20
コンクリートの打継目は、コンクリート表面のレイタンス、 ゆるんだ骨材等を完全に取り除き、 十分吸水させて、コンクリートを打継ぐ。
◯
21
鋼橋の溶接接合にあたり、曲げモーメントを受けるすみ肉溶接の応力度は、溶接部に生じる曲げモーメントの1/2を外力と し、せん断応力度を照査する。
×
22
土木鋼構造物の点検 診断対策技術 (日本鋼構造協会2017.5月)」における鋼材の非破壊検査のうち超音波探傷試験は、一定方向にだけ伝搬する高周波数の音波が、 物体の端面や異なる材質の境界面にあたると反射する性質を利用したもの内部欠陥の有無、その欠陥の位置と大きさを検出するのに有効である。
◯
23
プレストレストコンクリート (PC) 構造の設計にあたり、緊張材の疲労耐力は定着部分で低下しやすいため、定着具を部材中間に配置する場合は、 なるべく応力変動の小さい位置に配置するのが望ましい。
◯
24
鋼橋製作の加工において、けがきをする際は、完成後も残る場所には原則としてタガネ、 ポンチきずを付けないほうが好ましい。
×
25
鋼材の炭素当量とは、炭素以外の元素の影響度を炭素量に換算した値である。
◯
26
外ケーブル構造の設計にあたり、 大偏心外ケーブル構造は、主桁、塔、 外ケーブルそれぞれの温度差の影響を考慮しなけれ ばならない。
◯
27
コンクリート構造物の疲労破壊に対する照査にあたり、 柱に対する性能照査を省略することはできない。 ただし、曲げモーメントあるいは軸方向引張力の影響が特に大きい場合には、はりに準じて照査してよいものとする。
×
28
コンクリート締固め養生において、 層打ちする場合内部振動機は下層コンクリートへ10cm程度挿入する。
◯
29
フーチングは、基礎の安定計算の前提として剛体と仮定する場合は、剛体とみなせる厚さを有する必要はないものとする。
×
30
道路橋の定期点検は、遠望目視によることを基本としており、必要に応じて触診や打音等の非破壊検査を併用して行う。
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31
「道路橋示方書・同解説 ⅡⅠ鋼橋編 (平成24年改定版)」の床版の設計に関する記述によれば、 等分布死荷重による床版の設計 曲げモーメントは、 主鉄筋方向 配力鉄筋方向ともに考慮する。
×
32
PC構造物の劣化の原因となるPC鋼材の腐食防止対策として、 エポキシ樹脂等による被覆鋼材の採用は適切ではない。
×
33
鋼材の非破壊検査のうち放射線透過検査 (RT) は、放射線を透過させて、これをフィルム等に可視像を作り欠陥などを調べる 方法で、 溶接部の内部欠陥の検出にごく一部で用いられている。
×
34
RC構造が成立する理由として、鉄筋とコンクリートは熱膨張係数がほぼ等しいことがある。
◯
35
鋼橋において、応力を伝える溶接継手には、完全溶込み開先溶接、部分溶込み開先溶接を用いるが、連続すみ肉溶接は用い てはならない。
×
36
鋼道路橋の継手の設計にあたり、 溶接と高力ボルト支圧接合とを併用することが望ましい。
×
37
飛来塩分量は0.05mdd 以下の環境では、無塗装にて耐候性鋼材を使用する事ができる。
◯
38
道路橋示方書で規定している風荷重において、鋼桁の抗力係数は、橋の総高 (D)に対する橋の総幅(B)の比(B/D)が増加すると抗力係数は小さくなる。
◯
39
鋼橋の溶接継手部の疲労強度の改善とて、 溶接部のビード形状を改良する事により止端部の局部的な応力集中を増大し疲労強度を向上させる方法がある。
×
40
鉄筋の定着にあたり、 異型鉄筋においてフックをつけて引張鉄筋を定着する場合は、定着長を低減することができる。
◯
41
アルカリシリカ反応の劣化の特徴的な形態として、コンクリートのヤング係数が低下することがあげられる。
◯
42
新しいコンクリート補強材 (新素材) のうち鉄筋やPC鋼材に変わるコンクリート補強材は、高性能連続繊維とよばれ炭素繊維、 アラミド繊維、ビニロン繊維、 ガラス繊維などがある。
◯
43
鋼道路橋の設計計算においては、計算途中の有効数字の桁数が定められている。
×
44
PC箱桁橋の主方向の設計において、せん断応力度の計算に用いるウェブ厚は、ウェブ軸線に平行の方向の厚さとする。
×
45
鉄筋コンクリート床版のハンチにおいて、支持桁上フランジが厚くなる場合には、上フランジ上面からのすりつけの方がひび割れが生じやすい、とされている。
×
46
鋼道路橋の継手の設計にあたり、 高力ボルト摩擦接合継手の1ボルト線上に並ぶ本数は、 ボルトに作用する力が不均等とならないよう8本以下とするのが良い。
◯
47
「道路橋示方書・同解説 ⅡI鋼橋鋼部材編」 に従えば、 鋼橋上部工の施工において、 外気温度が20℃であったため、 25mm の鋼板 (SBHS500)のサブマージアーク溶接を予熱して行った。
×
48
設計荷重作用時の照査に際して、プレストレストコンクリート構造の維ひずみは中立軸からの距離に反比例する。
×
49
プレストレッシング直後のプレストレスカは、PC鋼材の引張端に与えた引張力に種々の影響を考慮して算出するが、この際、PC鋼材とシースの摩擦による影響を考慮する必要がある。
◯
50
鋼道路橋防食便覧 (H26.3)」 における鋼道路橋の塗料に関する記載によれば、 上塗り塗料の主たる機能は着色や光沢などの外観確保と水や酸素の塗膜内への浸透促進である。
×
51
PC箱桁橋の横方向の設計において、ウェブの曲げモーメントに対して配置された鉄筋量は、 橋軸方向の設計における斜引張鉄筋とすることができる。
×
52
PC構造物の劣化の原因となるPC鋼材の腐食防止対策として、 低ブリーディング型グラウトの採用は適切である。
×
53
PC鋼材の配置に際して、 桁の端支点においては、PC鋼材の一部は上面に沿ってのばし、端部上縁近くに定着するのが望まい。
×
54
コンクリート部材と鋼部材を組合せた複合構造の接合部の設計に際しては、 接合部の滞水に関する配慮は特に必要ない。
×
55
製鋼法には鉄鉱石を用いる転炉、 鉄鉱石とスクラップを用いる電気炉と、 スクラップを用いる平炉がある。
×
56
コンクリート橋のラーメン構造の設計において、 ラーメン橋の解析は、 プレストレスカ、 温度の影響、 クリープ、 乾燥収縮、支点移動による不静定力及び地震の影響を考慮する。
◯
57
変形の影響の大きいアーチ橋では、 終局強度の照査が必要である。
◯
58
コンクリートの配合設計において、 単位水量は、 細骨材率が小さいほど減少する傾向にあり、単位セメント量の低減も図れるので、 細骨材率はできるだけ小さくするのがよい。
×
59
SCW410 は溶接構造用鋳鋼品で、数値は引張強さを示す。
◯
60
「鋼道路橋防食便覧 (H26.3)」 における鋼道路橋の塗料に関する記載によれば、無機ジンクリッチペイントは、 亜鉛とケイ酸塩を主成分とする防食下地塗料で、 ブラスト処理された鋼材面に75μm程度塗布される。
◯
61
コンクリート構造物の機能には、当該構造物に求められる目的または要求に対する本来の機能のほかに、上下水道やガスなどのインフラ設備が添架される場合もあるため、 構造計画に当たっては制約条件を明確にし、 関連する機関に正確に通知する必要がある。
×
62
鋼橋の鋼種の選定において、主要部材で溶接による拘束力を受ける部材に対しては、耐ラメラティア性能を有する鋼材は使用しないことが望ましい。
×
63
「道路橋示方書・同解説 ⅡI鋼橋 鋼部材編」 に従えば、 鋼道路橋の部材の設計において、 フランジがガセットに連結された山形又はT形断面の圧縮力を受ける部材の設計にあたっては、部材図心軸とガセット位置との偏心による曲げモーメントの影響は考慮しなくともよい。
×
64
鋼橋の疲労照査にあたり、変動応力の算出には、 活荷重補正係数を考慮する。
◯
65
溶接部の非破壊検査のうち磁粉探傷試験 (MT) は、 表面の割れを発見するのに有効である。
×
66
「道路橋示方書・同解説Ⅱ鋼橋 鋼部材編」 に従えば、 鋼道路橋の溶接継手において、 すみ肉溶接による溶接継手でまわし溶接を行った場合は、まわし溶接部は有効長に含めてはいけない。
◯
67
鋼橋において、応力を伝える溶接継手には、完全溶込み開先溶接、 部分溶込み開先溶接または連続すみ肉溶接を用いる。
◯
68
疲労強度が低い継手構造を採用しないことは, 鋼橋の疲労損傷の発生を抑制する一つの方法とはならない。
×
69
耐ラメラテア鋼材は、 溶接で拘束力を受ける主要部材で主として板厚方向に引張力を受ける二軸応力部材に有効である。
◯
70
「道路橋示方書・同解説 ⅡI鋼橋編 (平成24年改定版)」 の部材設計および鋼桁に関する記述によれば、 横桁、 対傾構の取付部のような荷重集中点の垂直補剛材とフランジの取付け方は、 引張フランジであっても原則として垂直補剛材を溶接で取り付ける。
◯
71
国土交通省が定める道路橋の定期点検において、 部材単位の診断を踏まえて橋単位の診断を行う場合には、一般的に全部材のなかで最も厳しい評価 で代表させることが出来る。
×
72
塩害によるコンクリート内部の鉄筋の腐食速度は、海上大気中よりも海中部の方が大きい。
×
73
フーチングは、片持ばり、 単純ばり、連続ばり等のはり部材として設計してよい。 必要に応じて、 版としての挙動を考慮せずに設計するものとする。
×
74
鋼橋の疲労損傷部の補強方法として、溶接部のビード形状の改良による疲労強度の改善は有効ではない。
×
75
「道路橋示方書・同解説 ⅡⅠI 鋼橋・鋼部材編」 に従えば、 鋼道路橋の部材の設計において、 フランジがガセットに連結された山形又はT形断面の圧縮力を受ける部材の設計にあたっては、部材図心軸とガセット位置との偏心による曲げモーメントの影響を考慮しなければならい。
◯
76
「道路橋示方書・同解説ⅡI鋼橋編 (平成24年改定版)」の製作に関する記述によれば、橋を構成する組立精度は、架設完了後の支間長、 そり、通りの組立精度について規定している。
◯
77
「道路橋示方書・同解説Ⅲコンクリート橋・コンクリート部材編」 によれば、 コーベルの設計において、引張主鉄筋は、 定着具を用いて定着するものとし、先端部で折曲げて支持部材に定着する方法をとってはならない。
×
78
大偏心外ケーブル構造は、主桁、塔、 外ケーブルそれぞれの温度差の影響は微小であるため、 考慮しなくてもよい。
×
79
プレストレッシング直後のプレストレスカは、 PC鋼材の引張端に与えた引張力種々の影響を考慮して算出するが、この際、 定着具におけるセットによる影響を考慮する必要はない。
×
80
押出し架設は架設時と完成時の応力が大きく異なるので、架設時におけるPC鋼材は全断面に圧縮応力度を与える配置を基本とする。
◯
81
橋梁用高降伏点鋼板 (SBHS) は、 溶接予熱の省略や低減が可能な鋼材である。
◯
82
アルカリシリカ反応の劣化の特徴として、 軸方向鉄筋量が多いコンクリート部材では、 軸直角方向に対する拘束が卓越し 拘束に沿った方向性のあるひび割れが発生することがあげられる。
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83
「土木鋼構造物の点検 診断対策技術 (日本鋼構造協会2017.5月)」における鋼材の非破壊検査のうち浸透探傷試験は、肉眼で見つけることが困 難な割れ等を浸透液と現像剤などを毛細管現象を利用し実際の欠陥をより見やすくする試験で、 内部きずの検出に適している。
×
84
プレストレストコンクリート (PC) 橋のうち波型鋼板ウェブ箱桁橋は、 箱桁のウェブを波形の鋼板に置き換えたもので、 鋼板が抵抗するためプレストレス導入力は劣るが、 主桁の軽量化が図れ、下部工への負荷が少ない。
×
85
鉄筋コンクリート柱部材のじん性が大きいほど、 振動エネルギーの吸収に優れ、耐震性能が高まる。
◯
86
コンクリートのひび割れ・剥離・ 空洞の調査方法のうち電磁波レーダは、送信アンテナから放射したインパルス状の電磁波が、 コンクリートと電気 的性質が異なる物体との境界面で反射したものを受信アンテナで受信し、 往復の伝搬時間より反射物体の存在の有無を推定する方法である。
×
87
「道路橋示方書・同解説Ⅲコンクリート橋・コンクリート部材編」 に従えば、PC鋼材の緊張工において、 横桁上の床版に対する床版の支間に直角な方向の設計曲げモーメントは、 床版支間に直角な方向の支間曲げモーメントと同じ大きさで、 符号が異なる曲げモーメントとする。
◯
88
鋼橋の板厚による鋼種選定にあたり、 SM570 は、 60mm以下に使用できる。
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89
高力ボルト接合の力の伝達方式の中には、引張接合が含まれない。
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90
コンクリート中に発生する空気泡には、 混和剤を用いないコンクリートに、その練り混ぜ中に自然に取り込まれる空気泡 (エントレインドエアー)と AE剤又は空気連行作用がある混和剤を用いてコンクリート中に連行させた独立した微細な空気泡 (エントラップトエアー) がある。
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91
「道路橋示方書・同解説 ⅡI鋼橋編 (平成24年改定版)」の鋼桁の設計によれば、垂直応力度及び曲げに伴うせん断応力度がともに許容応力度の45%を越える場合には、 合成応力度の照査を行わなければならない。
◯
92
コーベルとしての検討にあたり、せん断力に対する検討は、一般に変動作用の繰り返しにより破壊に至る疲労破壊の限界状態について行えばよい。
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93
鋼道路橋防食便覧 (H26.3)」 における鋼道路橋の塗料に関する記載によれば、 有機ジンクリッチペイントは亜鉛とエポキシ樹脂から成る主剤と硬化剤とを用いる防食下地で、密着性が良く動力工具で素地調整を行った鋼材面にも塗布でき、無機ジンクリッチペイントより高い防せい効果がある。
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94
鋼橋の溶接接合にあたり、 断面の異なる主要部材の突合せ継手部において、すりつけ勾配に対する規定はない。
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95
押出し架設において橋桁の先端に取り付ける手延べ桁の長さは、最大押出しスパン以上の長さとする必要がある。
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96
鋼道路橋の鋼床版の設計において、床版及び床組としての作用に対しては、鋼床版を版格子構造又は直交異方性版と考えて設計を行う。
◯
97
橋梁の伸縮装置の要求性能として、車両の通行による騒音、振動の発生は許容する。
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98
鋼道路橋の鋼床版の設計において、車道部に主桁又は縦桁が配置される場合には、疲労対策のために輪荷重の常時走行位置が腹板位置と一致しないように配置する。
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