問題一覧
1
手掌把握反射 ○レベルの反射 期間は○~○頃に消失 姿勢○ 刺激○ 反応○
脊髄 3ヶ月・4-6ヶ月 背臥位、上肢半屈曲 手掌を軽く圧迫 しっかりと握りしめる
2
足底把握反射 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
脊髄 3ヶ月・9ヶ月(12ヶ月も) 頭部中間位、背臥位 足底を母指で軽く圧迫 全趾が屈曲
3
側彎反射(○) ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
ガラント反射 脊髄 1ヶ月・2ヶ月 腹臥位、胸腹部を支えて水平 第12肋骨から腸骨稜付近まで脊柱から3cmが外側を脊柱と平行に指でこする 刺激側の脊柱筋が収縮、臀部は刺激側に屈曲する
4
交叉性伸展反射 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
脊髄 1ヶ月・2ヶ月 背臥位、一側下肢伸展(刺激側) 伸展させた側の下肢足底部に何回か圧を加えて刺激するまたは屈曲させる 刺激側の下肢は屈曲、反対側は払いのけるように伸展、又は交叉する。
5
ATNR(○) ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
非対称性緊張性頸反射 脳幹 新生児期・4、6ヶ月 頭部中間位の背臥位 頭部を他動的に一側に回旋 顔を向けた側の上下肢が伸展、反対側は屈曲する
6
STNR(○) ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
対称性緊張性頸反射 脳幹 4、6ヶ月・8、12ヶ月 腹臥位、水平に保持 頚部を他動的に前屈か後屈 前屈すると上屈曲、下伸展。 後屈すると上伸展、下屈曲
7
TLR(○) ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
緊張性頸反射 脳幹 新生児期・5、6ヶ月 頭部中間位の背、腹臥位 背臥位(頸部を軽度後屈) 反応(四肢伸展、他動的に屈曲すると抵抗感) 腹臥位(頸部を軽度前屈) 反応(四肢屈曲、他動的に伸展すると抵抗感)
8
Moro反射 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
脳幹 5・6ヶ月 頭部中間位の背臥位、後頭部に手をやり、15cm程上に頭を持ち上げる 頭部を急激に手の上に落下させる 第1相(両上肢が外転かつ伸展、両手が開く) 第2相(両上肢屈曲、内転、抱きつくように交叉もある)
9
頸の立ち直り反応 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
中脳 4、6ヶ月・5歳 頭部中間位、背臥位、四肢伸展位 自動的、または他動的に頭部を一側へ回旋 肩、体幹、腰部を頭部と同じ方向に回旋する
10
体の立ち直り反応(頭に働く体の立ち直り反応) ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
中脳 4、6ヶ月・5歳 背臥位 体幹を他動的に回旋させ、側臥位で一部を床に触れさせる 頭部が回旋、正常な姿勢に戻る
11
体の立ち直り反応(体に働く体の立ち直り反応) ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
中脳 4、6ヶ月・5歳 側臥位 非対称性な位置に体幹回旋 体幹が回旋、体幹の捻れを戻す
12
迷路性立ち直り反応 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
中脳 腹、背臥位(3、5ヶ月~)・座位、立位(6、7ヶ月~) 背、腹臥位、座位、立位(体幹を支える) 左右への体の傾斜 頭部が垂直方向に立ち直る
13
視覚性立ち直り反応 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
中脳 腹臥位(3ヶ月~)座位、立位(5、6ヶ月~) 腹臥位、背臥位(空間に保持) 左右への体の傾斜 頭部の位置を正常に保持
14
ランドウ反応 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
中脳 第1相(0~6週) 第2相(7週~3、4ヶ月) 第3相(6ヶ月~1、2歳頃に統一) 腹臥位(腹部を支えて空間に保持) 他動的、または自動的に頭部伸展 第1相(頭、体幹、四肢全て軽度屈曲位) 第2相(頭部水平、頚部伸展は肩まで、体幹、四肢は軽度屈曲位) 第3相(頚部伸展挙上、体幹は胸椎移行部まで伸展、下肢は軽く外転からの伸展、または屈曲、上肢は軽く屈曲し、自由にしている)
15
傾斜反応 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
大脳皮質 臥位、座位(7、8ヶ月~) 四つ這い位(9、12ヶ月~) 膝立ち位(15ヶ月) 傾斜台の上で腹、背臥位で寝かせ、上屈曲か伸展、下は伸展にする 傾斜台や身体を傾ける 背、腹臥位(下肢外転、伸展、頭部と体幹が上方側へ回旋) 四つ這い位、座位、膝立ち位(傾斜側と反対へ上下肢が外転、伸展する)
16
ホッピング反応 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
大脳皮質 15、18ヶ月~ 立位保持 腰部を支え、強く押したり引いたりする 支持側の下肢で跳び直ろうとする
17
背屈反応 ○レベル 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
大脳皮質 10、12ヶ月~ 立位保持 後方へ体を傾斜 足関節背屈
18
引き起こし反応 期間○~○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
3、4ヶ月(頭と頚部は体幹と並行) 5、6ヶ月(肘を曲げて引き起こしに協力) 背臥位、肘関節屈曲、両前腕支持 前腕を持ってゆっくりと(3秒かけて)座位へ引き起こす 両上肢の屈曲緊張が増し、頚部を屈曲させて起き上がる反応を示す
19
保護伸展反応(パラシュート反応) ○レベル 期間○ 姿勢○ 刺激○ 反応○
大脳皮質 下方(6ヶ月~) 前方(6、7ヶ月~) 側方(7、8ヶ月~) 後方(9、10ヶ月~) 下方(空中で垂直位に保持) 前方(空中で水平な腹臥位保持) 側方(長座位、あぐら座位) 後方(長座位、あぐら座位) 下方(空中で支えた子供を急激に引き下ろす) 前方(頭部と上部体幹をベッド面に倒す) 側方(肩、即胸部から側方に押す) 後方(肩、前胸部を後方に押す) 下方(両下肢の伸展外転反応、足趾開排) 前方(肩屈曲、肘伸展) 側方(押した反対側の肩の外転、肘伸展、手指の外転伸展) 後方(両上肢を後方へ伸展)
20
異常な移動手段 ○ 腹臥位や抱っこを好まず、背中で這うような移動
背這い
21
見過ごしてはいけない時期 3ヶ月○ 6ヶ月○ 12ヶ月○
臥位 立ち直り 平衡反応
22
異常な移動手段 期間○ 寝返りを繰り返して行う
6ヶ月~9ヶ月 寝返り移動
23
STNRの残存による影響の四つ這い移動は、両下肢が半屈曲位で固定された交互性の少ない歩行を呈する。
バニーホッピング
24
乳児期 腹臥位にするとその姿勢のまま開脚して起き上がり、座位のまま移動する
シャッフリング(ずり這い移動)
25
胎生5~6ヶ月頃より発達、3ヶ月で消失○ 生後一部~2ヶ月頃に最も顕著に現れ、6ヶ月頃に消退○ 生後5~6ヶ月頃に出現、5歳頃まで残存○ 生後8ヶ月頃に出現、5~6歳頃に完成し、残存○
原始反射 脳幹レベル 中脳レベル 大脳皮質レベル
26
座位 3、4ヶ月○ 5、6ヶ月○ 7ヶ月以降○
座位はとれない、起き上がろうとする協調的な反応がみられる。 5ヶ月は十分に頭部をコントロール出来、頭部が先行して起き上がってこようとする。 6ヶ月頃には両手を付いた座位をとらせると短時間保持できる(片手支持での座位の獲得に移行) 手の支持がなくても座位保持可能 あらゆる方向にリーチが出来る 四つ這い位から自ら座位(起座動作)が出来る
27
立位 新生児期~1ヶ月○ 2~3ヶ月○ 4ヶ月○ 5ヶ月○ 6ヶ月○ 7~9ヶ月○ 10~11ヶ月○ 12ヶ月○
両下肢伸展の体重保持(初期起立) 歩いてるかのように歩く(自動歩行) 初期起立と自動歩行が明らかでなくなり、起立不能、歩行不能の時期と呼ばれる 腋窩を支えて立位を取らせ、両足部に体重を掛けると下肢伸展で短時間体重保持する 腋窩を支えて立位を取らせるとほぼ全体重を支持できる(股関節は完全に伸展してない) つかまり立ちが可能(膝関節の屈曲と伸展を段階的にコントロールが可能) 四つ這いを獲得するとつかまり立ち上がりが可能 下肢の分離したコントロールが可能 伝い歩きが可能 大人に両手を支えられると前に歩く事が可能 支えなしでの立位が可能 前方に倒れ込むように数歩歩く(始歩)
28
発達のポイント 四肢体幹筋の○→今の姿勢がどの位置にあるか、能力があるか○の仕方で推測が可能 おもちゃで遊んでいる→○ 前傾時に手を使って姿勢保持→○
分離的筋活動 抱っこ 7、8ヶ月 6ヶ月(骨盤帯の支持性が発達していない→1人での座位保持は困難)
29
長座位のポイント ○の安定性 ○の肢位が要
体幹 下肢
30
姿勢と運動の違い
静・動的な筋収縮の中での連続的な姿勢変化
31
姿勢観察の目的4
異常性を見出す手段(方法) 四肢の状態 非対称性 重心の位置
32
動作観察の目的9
動作のパターン 動作の順序性 動作の安定性 動作の速度 動作の耐久性 運動の方向(重心移動) 筋持久力 連合反応や共同運動 入力と出力の協調的な反応
33
移動手段の発達11
背臥位 腹臥位 前腕支持 ピボット 寝返り ずり這い 四つ這い 高這い 立位 伝い歩き 独歩
34
陰性徴候とは
姿勢反射が出現すべき時期に消失、或いは減弱している場合の事
35
陽性徴候とは
消失すべき時期になっても原始反射が持続してみられる場合の事
36
背臥位における特徴的な姿勢7
ATNR 正中位指向 Bottom Lifting On Elbow On Hands ピボット 寝返り運動
37
発達検査3
遠城寺式乳幼児分析的発達検査法 DENVERII(デンバー発達判定法) 津守式乳幼児精神発達質問紙
38
運動発達検査4
運動年齢テスト(MAT) ミラーニの発達チャート 粗大運動能力尺度(GMFM) 粗大運動能力分類システム(GMFCS)
39
運動発達の理論 ○を○や○、○、○等の視点から、お互いに関連付けたり順序だてたりして、説明する知識体系
機能的な変化・年齢・遺伝・環境・学習
40
錐体路障害の特徴
伸張反射の閾値低下によって、筋緊張が亢進した状態になる 痙直型でジャックナイフ現象等がある
41
錐体外路障害の特徴
大脳基底核や脳幹等の筋緊張抑制系の障害 強剛型で鉛管現象等がある
42
成人にどう役立つか
神経系の問題によって運動発達が障害された場合、可及的早期から適切な運動を行わせる必要がある (治療者の意図する随意運動を引き出せるか否か鍵となる)
43
運動指令を伝えるために大脳皮質から脊髄の前角細胞や脳幹の脳N核まで軸索を伸ばしシナプスを形成する中枢N
上位運動ニューロン
44
シナプスで○から運動指令を受け、その信号を手や足、顔面、舌などに伝える未梢Nを○という
上位運動ニューロン・下位運動ニューロン
45
神経学的検査
腱反射・筋緊張検査・立ち直り反射・平衡反応・姿勢の発達・歩行移動の発達