問題一覧
1
腎臓について正しいのはどれか。
腎静脈は下大静脈に合流する。
2
血液のpHについて正しいものはどれか。
腎不全の場合はアシドーシスに傾く
3
慢性腎不全で透析導入を判断するときの指標となる腎機能検査はどれか。
内因子クレアチニンクリアランス
4
AさんはlgA腎症と診断され、塩分1日6gの減塩食が開始された。入院前は塩辛いものが好物で外食が多かったAさんは[味が薄くて食べた気がしない。退院後も続けられるかな]と話している。 この時の対応で適切なものはどれか。
酸味や香味を利用すると良いでしょう。
5
Aさん(70歳、女性)。夫(72歳)と二人暮らし。慢性腎不全のため腹膜透析を行うことになった。認知機能や身体機能の障害はない。腹膜透析について説明を受けた後、Aさんは(私のように高齢でも自分で腹膜透析をできるのか心配です。毎日続けられるでしょうか。)と話した。 Aさんへの対応で最も適切なものはどれか。
同年代で腹膜透析をしている人の体験を聞いてみましょう
6
検査の結果、IgA腎症と診断され昼間だけの勤務に変更した。塩分1日7g以下の食事制限と3ヶ月ごとの定期受診が指示された。塩辛いものが好物で外食の多い患者は(塩気がなくて食べた気がしない)と減塩食に物足りなさを感じている。 対応で適切なのはどれか。
酸味や香味を利用すると良いでしょう。
7
55歳の男性。妻と高校生の息子との3人暮らし。会社の経理部長。真面目で几帳面な性格。仕事を生き甲斐に働き続け、同期入社の中では1番高い職位にある。慢性腎不全のため5年間血液透析を行った後、本人の強い希望で連続携行式腹膜灌流法を導入することになった。本人は一刻も早い職場復帰を望んでいる。入院中はCAPDの操作に熱心に取り組んでいた。 退院後、CAPDは1日4回行うことになった。会社の昼休みにCAPDを行うために必要な設備はどれか。
実施する場所, CAPDの物品を保管する専門棚
8
連続携行式腹膜灌流法で誤っているのはどれか。
血管確保が必要である。
9
前立腺癌の治療薬はどれか。
抗アンドロゲン薬
10
腎盂腎炎について正しいものはどれか。
肋骨脊柱角の叩打痛が特徴である。
11
腎臓でナトリウムイオンの再吸収を促進するのはどれか。
アルドステロン
12
退院2週後の朝、Aさんから「昨夜から39.5℃の熱が続き、だるくて腰も痛い。食欲もないし、水も飲む気にならない。」と泌尿器科外来に電話があった。 確認する情報で優先度が最も高いのはどれか。
排尿の量と性状
13
腎前性腎不全が起こるのはどれか。
急性心筋梗塞
14
Aさん(63歳、男性)。BMI24。前立腺肥大症のため経尿道的前立腺切除術を受け、手術後3日で膀胱留置カテーテルが抜去された。数日後に退院するよていである。Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。二つ選べ。
水分摂取を促す, 排便時に強くいきまないようにする
15
腎臓疾患患者の食事療法で正しいのはどれか。
蛋白質摂取は1.0g/kg/日以内とする。
16
35歳の男性。喫茶店のウエイター。両親と兄夫婦との5人暮らしである。25歳から高血圧を指摘されていたが、そのままにしていた。3週間前から食欲不振、倦怠感および両下腿の浮腫がみられ、体重が5kg増加し入院した。血圧210/120mmHg。血液検査の結果、Hb9.8g/dl、尿素窒素63.4mg/dl、クレアチニン7.1mg/dl、Na135mEq/l、K3.8mEq/l、尿白分画正常。安静療法、食事療法および薬物療法が開始された。最近(自分は半人前だ)と言っている。 入院時のアセスメントで適切なものはどれか。
非代償性腎不全期にある。
17
男性生殖器について正しいのはどれか。
前立腺は直腸の前面に位置する。
18
過活動膀胱の説明で正しいのはどれか。
尿意切迫感がある。
19
その後、仕事のためCAPD管理が不十分で、入退院を繰り返し数年が経過した。3ヶ月前、直属の上司が休職したため、その代理を任され、さらに多忙となった。徐々に体重が増加し、高熱が持続したため、緊急入院した。 今後の指導で最も重要なのはどれか。
人生における仕事の意味を考えてもらう。
20
血液透析患者の問題として考えにくいのはどれか。
カリウム欠乏症による不整脈の出現
21
透析導入患者の原疾患として最も多いのはどれか。
糖尿病腎症
22
ナトリウムイオンが再吸収される主な部位はどれか。
近位尿細管
23
血液透析と比較した連続携行式腹膜灌流法の特徴はどれか。
シャント造設が必要ない。
24
腎臓について正しいものはどれか。
エリスロポエチンを産生する。
25
全身性の浮腫で来院した患者。血清コレステロール値が320mg/dlであった。最も考えられる疾患はどれか。
ネフローゼ症候群
26
循環血液量を増加させるものはどれか。
アルドステロン
27
45歳の男性。妻と2人暮らし。2年前に経尿道的膀胱癌切除術を受けた。外来で抗がん剤の膀胱内注入治療を受けていたが、再発が認められたので入院した。主治医から尿路変更の説明を受けた後、「お腹から尿が出るなんてもうだめだ。」と失望した様子が見られた。その後、膀胱全摘出術、骨盤内リンパ節郭清術および回腸導管造設術を受けた。術後は看護師の装具交換を見ながら「自分でできるかな。」という言葉があったが、徐々に自己交換が可能になった。一時、ストーマ周囲の皮膚の発赤が見られたが徐々に軽減し、2ヶ月後に退院した。 術前の看護で適切なのはどれか。
患者、家族の不安を傾聴する。, 自立して生活しているオストメイトを紹介する。
28
Aさん(34歳、男性)は、運送会社で配達を担当している。6ヶ月前の職場の健康診断で、血圧142/90mmHgと尿蛋白2+、尿潜血2+を指摘されたが放置していた。1週前、感冒様症状の後に紅茶色の尿が見られたため内科を受診した。血清lgAが高値でlgA腎症が疑われ入院した。 確定診断のために必要な検査はどれか。
腎生検
29
前立腺肥大症の術後排尿障害に対する看護で誤っているのはどれか。
水分の摂取を減らすように勧める
30
前立腺癌について正しいのはどれか。
血清PSA値が上昇する。
31
アセチルコリンで収縮するのはどれか。2つ選べ。
排尿筋, 腓腹筋
32
慢性腎不全によって起こるのはどれか。
低カルシウム血症, 代謝性アシドーシス
33
慢性腎臓病の説明で正しいのはどれか。
病期の進行と共に心血管疾患のリスクも高くなる。
34
血液透析患者の食事指導で正しいのはどれか。
果物は制限する
35
慢性腎不全3期になって出現するのはどれか。
電解質異常
36
回腸導管術を受けた患者のストーマの管理で適切なのはどれか。
パウチに半分以上尿がたまらないうちに尿を捨てる。
37
成人の正常尿で正しいもの
尿比重が1.025である。
38
維持血液透析中の看護で適切なものはどれか。
筋肉のけいれんの出現に注意する
39
退院指導として正しいのはどれか。
身体障害者手帳の申請ができる。
40
Aさん、62歳の男性。印刷工場で長年働いている。最近、肉眼的血尿が出現し泌尿器科を受診した。診察の結果、入院し精密検査を受けることになった。 硬膜外麻酔下で膀胱鏡による膀胱組織の生検が予定された。最も確認する必要があるのはどれか。
検査後の血尿の増強
41
成人男性の直腸診で腹側に鶏卵大の臓器を触れた。この臓器はどれか。
前立腺
42
男性生殖器で正しいのはどれか。
精子は精細管で作られる
43
血液透析の導入期の看護で適切なのはどれか
不均衡症候群に注意する
44
看護師は、Aさんから(退院後はどのように生活が変わりますか」と質問された。 看護師の説明で適切なのはどれか。
食事の内容を変える必要はありません。
45
経皮的腎生検を受ける患者への説明で適切なものはどれか。
検査後はベット上安静とする。
46
処置を終えたAさんは、治療のため入院した。Aさんとコミュニケーションをとるうえで適切なものはどれか。二つ選べ。
筆談用の文房具を準備する。, 補聴器や眼鏡を使用状況を妻に確認する。
47
血液透析を受けている患者への食事指導で適切なものはどれか。
生野菜の摂取を制限する
48
術後5日、順調に回復しているAさんのストーマの色はどれか。
桃色〜鮮紅色
49
34歳の男性。運送会社で配達を担当している。6か月前の職場の健康診断で、血圧142/90mmHg、尿蛋白(2+)、尿潜血(2+)を指摘されたが放置していた。1週前、風邪症状の後に紅茶色の尿が見られたため、内科を受診した。血清IgAが高値のため精査が必要となり入院した。 経皮的腎生検を行うことになった。説明で適切なものはどれか。
検査後2週間は重い物を運ぶ仕事は控えてください。
50
膀胱留置カテーテル抜去後の指導として適切ないのはどれか。
水分摂取を制限する。
51
慢性腎不全で低下するのはどれか。
赤血球の産生
52
入院後4日で根治的前立腺全摘除術が行われ、膀胱尿道吻合部にドレーンを2本、膀胱内留置カテーテルはバルーンの蒸留水30Mlで留置した。術後2日の検査結果はHb10.2g/dl、CRP1.4mg/dl、血清総蛋白5.0g/dl、アルブミン2.4g/dlであり、歩行が開始された。 最も注意すべきことはどれか。
創部の状態
53
膀胱鏡検査で適切なものはどれか。
検査後は十分な水分摂取を促す
54
内シャントを造設し、血液透析を行うことになった。退院時に向けた説明で正しいのはどれか。
骨がもろくなることがあります。
55
腎機能に改善は見られなかったが、血圧が安定し、3週間後に退院することになった。退院時の生活指導として適切なのはどれか。
深夜業務は禁止する, 外食の摂り方を指導する
56
急性糸球体腎炎について正しいものはどれか。
血尿、浮腫、高血圧が三大症状である。
57
Aさん(74歳、男性)は、強い下腹部痛のため救急車で搬送された。Aさんは顔面蒼白で、冷や汗をかき、腹部を押さえている。一緒にきた妻は、「夫はいつも尿が出にくい。夜は、3回はトイレに行くのに、昨夜は行かなかった。今朝もポタポタとしか出なかった。便秘はしていない」と話した。Aさんは4年前に脳梗塞になり、重い構音障害があるが理解力に問題はなく、身の回りのことは全部自分でできている。搬入時のAさんは、看護師と視線を合わせることができ、問いかけには頷きで答えている。 Aさんに直ちに行うべき処置はどれか。
導尿
58
酸塩基平衡の異常と原因の組み合わせで正しいものはどれか?
代謝性アシドーシスー慢性腎不全
59
慢性腎不全で透析導入を判断するときの指標となる検査はどれか。
糸球体濾過値
60
切迫尿失禁でも誤っているのはどれか。
尿意がなく失禁する。
61
入院時のケアで適切でないのはどれか。
軽度の運動によって浮腫の軽減を図る
62
入院1週後の腎生検により糸球体腎炎と診断され、副腎皮質ステロイド療法が開始されることになった。自己管理の必要性について説明しようとすると[先生に全てお任せしたので必要ない]と言っている。一方、副腎皮質ステロイド療法に対する不安を訴えている。 看護で適切なのはどれか。
副腎皮質ステロイド薬の免疫抑制作用を説明する。
63
Aさんは退院後、仕事が忙しくなり一度も受診をせずに2年が経過した。2ヶ月前から疲れやすくなったが、仕事のせいだと思い放置していた。1週間前から息切れ、食欲不振および浮腫があり、昨日から眠気、悪心および嘔吐が出現したため外来を受診した。体温36.5度、脈拍98/分、血圧238/112mmHgであった。血液検査データは、尿素窒素100mg/dl、クレアチニン12.0mg/dl、Hb7.1g/dl。胸部X線写真で心拡大と肺鬱血とが認められ入院した。 直ちに行われるのはどれか。2つ選べ。
血液透析, 降圧薬の点滴静脈内注射
64
尿白尿について誤っているのはどれか。
原因は尿細管の再吸収障害である。
65
維持期の持続的携帯型腹膜透析で正しいのはどれか。
血液透析よりも食事制限は少ない。
66
膀胱癌と診断され、膀胱全摘術と回腸導管造設による尿路変更術が行われることによった。 術後の生活に関する説明で適切なのはどれか。
パウチの装置が必要となります
67
前立腺肥大症での尿失禁のタイプはどれか。
溢流性尿失禁
68
腹圧性尿失禁の原因はどれか。
骨盤底筋群の筋力低下
69
43歳の女性。最近、仕事が忙しく多忙になったため疲労が蓄積していた。1ヶ月で体重が8キロ増加し、頭痛、息切れ、嘔気、および浮腫が現れ、腎機能低下によって緊急入院した。入院時、体温36.8℃、呼吸数28/分、脈拍数82/分、血圧184/102mmHg。血清生化学所見は、尿素窒素89mg/dl、クレアチニン9.2mg/dl、K+6.9mEq/dl、血糖110mg/dlであった。胸部X線撮影では肺鬱血が認められた。入院後、うとうと眠っていることが多く、手足の痺れや脱力感を訴えている。25歳の妊娠中から蛋白尿が出現し、その後も続いていたが放置していた。 入院時のアセスメントで正しいのはどれか。
心停止の危険性が高い
70
退院後2週間後で元の部署に戻り、その後は順調に経過し、自信を持ち始め6ヶ月が過ぎた。しかし、仕事が忙しく、CAPDの実施が2時間程度遅れたり、急いで操作することも多くなった。3日前からカテーテル出口部が発赤し、圧痛がみられるようになったため、外来を受診した。観察項目で重要なのはどれか。
排液の混濁
71
下部尿路症状のうち蓄尿症状はどれか。2つ選べ。
尿失禁, 尿意切迫感
72
現時点でAさんに起こる危険性が高いのはどれか。
虚血性心疾患
73
前立腺肥大症の術後排尿障害に対する看護で適切なのはどれか。
一定時間ごとの排尿を勧める。, 肛門括約筋収縮の練習を指導する。
74
排尿の機序で最初に起こる現象はどれか。
膀胱壁の伸展
75
Aさんは、慢性腎臓病ステージ4と診断され、精査目的で入院した。[特に症状がないのに腎臓が悪いと言われて本当に驚いたよ。高血圧が関係していると医師に言われたけど、どういうことですか。] とAさんが看護師に尋ねた。 Aさんへの説明でてきせつなのはどれか適切なのはどれか。
高血圧が続くと腎臓の濾過機能が低下します。
76
尿失禁とその原因の組み合わせで正しいのはどれか。
反射性尿失禁ー脊髄障害
77
尿細管で再吸収されないのはどれか。
クレアチニン
78
80歳の男性。「トイレでは尿が出にくいのに尿が濡れて下着を汚す」と言って来院した。いきんで排尿しても尿滴下状態で、導尿したところ500mlの残尿があった。前立腺肥大症の診断で経尿道的前立腺切除術を行った。手術後4時間、苦しそうな表情をして「尿の管を抜いてくれ」と訴えた。バイタルサインには変化がなく、尿量は60ml/時、軽度の血尿が持続してきた。手術後3日に膀胱留置カテーテルが抜去された。その後、頻尿と尿失禁とか起きた。 術前の尿失禁のタイプはどれか。
溢流性尿失禁
79
63歳の男性。2年前から徐々に排尿困難を自覚するようになり受診した。検査の結果、前立腺特異抗原8.0ng/Mlで前立腺左葉に癌が認められたため根治的前立腺全摘除術目的で入院した。入院時の検査結果は、白血球6.400、Hb11.6g/dl、血清総蛋白5.6g/dl、血圧は126/74mmHgであった。 術後に予測される症状で誤っているのはどれか。
女性化乳房
80
術後、膀胱留置カテーテル抜去前に苦痛を訴えた時の看護で適切なのはどれか。
膀胱留置カテーテルの疎通性を確認する。, ファーラー位にして腋窩に枕を入れる。
81
Aさん(42歳、男性)は、血尿を主訴に泌尿器科を受診した。診察の結果、Aさんは膀胱鏡検査を受けることになった。Aさんへの検査についての説明で適切なのはどれか。
局所麻酔で行います。
82
Aさん(76歳、女性)は、ステージ2の慢性腎臓病と診断された。身長146センチ、体重50キロ。日常生活は自立し、毎日家事をしている。週2回、ビールをグラス一杯程度飲んでいる。Aさんへの生活指導の内容で優先されるのはどれか。
減塩
83
仕事が忙しくなり、退院後は一度も受診をせずに2年が経過した。2ヶ月前から疲れやすくなったが、仕事のせいだと思い放置していた。1週間前から息切れ、食欲不振および浮腫が出現し、昨日から眠気と嘔気とがあり外来を受診した。体温36.5℃。脈拍数98/分。血圧238/112mmHg。血液検査で尿素窒素100mg/dl、クレアチニン12.0mg/dl、Hb7.1g/dl。胸部X線写真で心拡大と肺鬱血とが認められた。 直ちに行うことはどれか。
血液透析
84
膀胱鏡検査で適切なのはどれか。
無菌操作で行う。
85
慢性腎炎の食事療法で誤っているのはどれか。
摂取エネルギー量は所要量の80%程度を確保する。
86
慢性腎不全で正しいのはどれか。
代謝性アシドーシスを起こしやすい。
87
入院時の看護で適切なものはどれか。
塩分制限の必要性を説明する。
88
正常な糸球体で濾過される物質はどれか。
ブドウ糖, アミノ酸
89
ネフローゼ症候群で必ず見られるのはどれか。
低蛋白血症
90
Aさんは(52歳、男性)は、5年前に健康診断で高血圧を指摘されていたが、そのままにしていた。5年ぶりに健康診断を受けたところ尿蛋白+で、内科を受診し腎機能障害を指摘された。Aさんは、身長160㎝、体重56㎏であり、体温36.1 ℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整で、血圧166/96mmHgであった。血液検査データは、Hb9.3g/dl、アルブミン3.6g/dl、クレアチニン2.3mg/dl、HbAlc5.6%、K3.9mEq/l、推算糸球体濾過量(eGFR)25Ml/分/1.73m2であり、特に自覚症状はなく、浮腫は見られない。 腎機能の悪化によるものと考えられるデータはどれか。
ヘモグロビン値
91
尿潜血反応が陽性の時、尿中に存在するものはどれか。
ヘモグロビン
92
無尿をきたしている患者の輸液に含まれる生命の危険を生じるのはどれか。
K +
93
治療で倦怠感や脱力感は改善したが、肺鬱血症は改善しないため、鎖骨下静脈にカテーテルを挿入し、緊急血液透析を行うことになった。透析導入時の看護で適切なのはどれか。
出血の徴候がないか確認する
94
正しいのはどれか。
ループス腎炎は全身性エリテマトーデス(SLE)に合併する。
95
浮腫とその発生機序との組合せで誤っているのはどれか。
ネフローゼ症候群による浮腫ー血漿膠質浸透圧の上昇
96
Aさんは、治療後、自力排尿が可能となったが、トイレまで間に合わずに少量の尿失禁を繰り返している。Aさんはトイレで排尿することを強く希望している。Aさんへの看護師の対応として最も適切なものはどれか。
トイレに近い病室に移動する
97
45歳の男性。会社員。妻と娘の三人暮らしである。2ヶ月前から全身倦怠感を強く感じるようになり、顔面と下肢とに浮腫が出現したため受診した。体重は2週間で7キロ増加している。腹部膨満感および息切れがあり、食欲も低下している。血液検査の結果、総蛋白4.2g/dl、血清アルブミン1.8g/dl、総コレステロール318mg/dl、尿素窒素20mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、赤沈50mm/1時間である。尿検査の結果、尿蛋白6.5g/日、尿糖(-)、赤血球1-2/1視野、尿量600〜650ml/日、尿比重1.017である。胸部X線所見では胸水の貯水が認められた。 入院時のアセスメントで適切なものはどれか。
易感染の状態である。
98
Aさん(56歳、男性)は、若い頃テニスの選手で、現在も趣味でテニスを続けている。膀胱癌と診断され、膀胱全摘除術、回腸導管造設術の手術目的で入院した。Aさんは(外来で病名を聞いた時は動揺しましたが、家族と話し合い、今はこころのじゅんびができています。)と看護師に話した。 手術までの観察項目で緊急の処置を必要とする可能性があるのはどれか。
尿閉
99
ストーマケアで適切なのはどれか。
「自分でできるかな」と話す時点で無理に勧めない, パウチを付けたまま浴槽に入ることを勧める。