問題一覧
1
十世紀頃から現れた、武芸を身につけ、天皇の住まいや役所の警備、犯罪の取り締まりを担当した人々
武士
2
地方の武士の人々が中心となり、一族や家来を従えて作った武士の集団
武士団
3
武士団の集団でも有力だった、天皇の子孫である2つの氏族
平氏、源氏
4
11世紀末から、東北地方を統一し、平泉を拠点に勢力を伸ばした豪族
奥州藤原氏
5
米や布を代表とする、耕作する土地の広さに応じて、毎年農民が領主に納めたもの
年貢
6
天皇が位を譲った後の呼び名
上皇
7
天皇が、幼少の天皇に位を譲って上皇になり、摂政や関白を抑えて引き続き政治を動かす体制
院政
8
2つの内乱に勝利して勢力を広げ、後白河上皇の政治を助けたことから、1167年に武士として初めて太政大臣に就任した人物
平清盛
9
1156年、後白河上皇と崇徳上皇が対立し、平清盛と源義朝を味方につけた天皇側が勝利した内乱
保元の乱
10
1159年、後白河上皇の政権内で勢力争いが起こり、平清盛によって源義朝が倒された内乱
平治の乱
11
征夷大将軍として任命され、鎌倉で、本格的な武士による政権を開いた人物
源頼朝
12
平氏が滅びたあと、源頼朝によって鎌倉に開かれた、本格的な武士による政権を持った幕府
鎌倉幕府
13
鎌倉幕府が置かれ、本格的な武家政権による政治が開始した時代
鎌倉時代
14
国ごとに置かれ、軍事・警察にあたった鎌倉幕府の役職
守護
15
荘園や公領ごとに置かれ、それらの管理、支配にあたった鎌倉幕府の役職
地頭
16
鎌倉時代において、将軍に忠誠を誓い、土地を仲立ちにして将軍と主従関係を結んだ武士
御家人
17
北条氏が独占した、将軍を補佐する役職
執権
18
北條氏を中心とする有力な御家人によって行われた政治
執権政治
19
1221年、後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうとして兵を挙げた戦い
承久の乱
20
承久の乱の戦いの後、再び朝廷が反乱を起こさないように監視したり、西日本の御家人の人々を統制したりするために京都に置かれた機関
六波羅探題
21
1232年、北条泰時が武士社会の慣習に基づいて定めた、政治判断の基準となる武士独自の法
御成敗式目
22
米を収穫した後の耕地に麦を作るなど、同じ耕地で1年に2回、別の作物を交互に栽培すること
二毛作
23
寺社の門前や交通の便利な場所で、月に3回決められた日に開かれた、商品を取引する市場
定期市
24
東大寺南大門の左右に設置された阿形・吽形からなる力強い彫刻
金剛力士像
25
東大寺南大門にある金剛力士像の彫刻を中心となって制作した仏師
運慶
26
琵琶法師によって武士や民衆にも広められた、源平の争乱での武士の活躍を描いた鎌倉時代の軍記物
平家物語
27
鎌倉時代に、後鳥羽上皇の命を受けて藤原定家らがまとめた和歌集
新古今和歌集
28
日本三大随筆のひとつで、鎌倉時代に、兼好法師によって書かれた随筆
徒然草
29
一心に「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば誰でも極楽浄土に生まれ変わるとする、平安時代末期に開かれた仏教の宗派
浄土宗
30
一心に「南無阿弥陀仏と」念仏を唱えれば誰でも極楽浄土に生まれ変われると説き、浄土宗を開いた僧
法然
31
阿弥陀如来の救いを信じる心を強調し、自らの罪を自覚した者こそが救われるとする、鎌倉時代に開かれた仏教の宗派
浄土真宗
32
法然の僧の弟子で鎌倉時代に阿弥陀如来の救いを信じる心を重んじることを説き、浄土真宗を開いた僧
親鸞
33
踊念仏によって広められた、念仏を唱えることで極楽浄土に行けるとする、鎌倉時代に開かれた仏教の宗派
時宗
34
時宗を開いた僧
一遍
35
法華経の題目である「南無妙法蓮華経」を唱えることで人も国も救われるとする、鎌倉時代の時代に開かれた仏教の宗派
日蓮宗
36
日蓮宗を開いた僧
日蓮
37
座禅によって自分で悟りを開こうとする、宋から伝えられ、幕府に保護された仏教の宗派
禅宗
38
鎌倉時代に、禅宗のひとつである臨済宗を開いた僧
栄西
39
鎌倉時代に、禅宗のひとつである曹洞宗を開いた僧
道元
40
13世紀初めに、モンゴル高原に築かれ、ユーラシア大陸を東西にまたぐ広大な土地を支配した帝国
モンゴル帝国
41
13世紀初めに、モンゴル帝国の遊牧民を統一してモンゴル帝国を築いた人物
フビライ・ハン
42
フビライ・ハンの孫で、モンゴル帝国の第五代皇帝となり、都を大都に移して国名を変え、宋を滅ぼした人物
チンギス・ハン
43
チンギス・ハンによって治められ、大都を都とした国
元
44
元から求められた朝貢・服属を拒んだため、ニ度にわたって元軍に襲来されたときの鎌倉幕府の執権
北条時宗
45
鎌倉時代中期、元がニ度にわたって九州北部へ襲来したこと
元寇
46
元寇のひとつで、1274年に元軍が襲来し、集団戦法と火薬を用いて幕府軍を苦しめたときの戦い
文永の役
47
元寇のひとつで、1281年に元軍が襲来したが、防壁と暴風雨のせいで上陸できなかったときの戦い
弘安の役
48
分割相続による領地減少に苦しむ御家人のために幕府が出した、御家人の借金を取り消し、手放した領地を取り返させた法令
徳政令
49
1333年、楠木正成などの悪党や、新田義貞などの有力御家人を味方につけて鎌倉幕府を滅ぼした後、天皇中心の政治を行った天皇
後醍醐天皇
50
鎌倉幕府の滅亡後に後醍醐天皇が行った、武士ではなく公家などの天皇家に関わる人々を中心とした新しい政治
建武の新政
51
建武の新政に反対して兵を挙げ、1338年に北朝の天皇から征夷大将軍に任命され、新しい幕府を開いた人物
足利尊氏
52
朝廷が南北に分かれていた1336年から約60年間の時代
南北朝時代
53
1338年、足利尊氏が征夷大将軍に任命されて開いた幕府
室町幕府
54
足利尊氏の一族を将軍とした室町幕府が置かれた時代
室町時代
55
室町時代に軍事費の取り立てや、武士を家来にすることを幕府に認められ、一国を支配するようになった守護
守護大名
56
細川氏などの有力な守護大名が任命された、室町幕府における将軍を補佐する役職
管領
57
京都で質草を保管する倉を持ち質屋業を行ったり、お金の貸し付けなど金融業を行ったりして富を蓄えた業者
土倉
58
1368年、漢民族が元にかわって中国を統一して建国した国
明
59
14世紀に活動が活発化し、朝鮮や中国沿岸において密貿易や略奪行為を行った海賊
倭寇
60
正式な貿易船のみ証明書をもたせることで、倭寇の船ではないことを確認できるよう工夫した、日本と明の貿易
日明貿易
61
1392年に南北朝を統一し、日明貿易を行った室町幕府の第3代将軍
足利義満
62
14世紀末に、李成桂が高麗を滅ぼして建国し、ハングルなど独自の文化を発展させた国
朝鮮国
63
15世紀初めに尚氏が沖縄島を統一して建国し、アジア圏での貿易によって栄えた国
琉球王国
64
琉球王国が東アジアや東南アジアで行った、他国から輸入したものをさらに別の他国に輸出するという貿易形式
中継貿易
65
蝦夷地に移住して、独自の文化を有していた先住民
アイヌ民族
66
中世において、物質を馬の背に乗せて陸路で運んだ運送業者
馬借
67
中世において、物資を海路で運送したり、港近くの倉庫で保管したりした業者
問
68
金融業をしていた土倉の業者や酒屋などをおそって借金の帳消しなどを求める、農民によって起こされた一揆
土一揆
69
浄土真宗を信仰する武士や農民が結びつき、守護大名や荘園領主に対抗した一揆
一向一揆
70
室町時代に、有力な農民を中心につくられ、水路の建設や管理、森林の利用などに関する掟を定めた自治組織
惣
71
中世において、権力者に税を納めて営業を独占する権利を認めてもらうために、商工業者によってつくられた同業者組合
座
72
京都の東山に別荘を建てたり、1467年から11年続く戦いのきっかけとなった鎌倉幕府の第8代将軍
足利義政
73
1467年、足利義政の将軍の跡継ぎをめぐる争いがきっかけとなり、京都から全国に広がった、11年にわたる戦い
応仁の乱
74
応仁の乱をきっかけに全国に広がった、下の身分の家来が実力で上の身分の主人に打ち勝つ風潮
下剋上
75
守護大名が幕府から独立したり、守護大名の家来が大名の地位をうばったりして、実力で領国を統一して支配した大名
戦国大名
76
応仁の乱以降の、幕府が力を失い、各地で戦国大名が戦いをくり広げた時代
戦国時代
77
中世から近世にかけて、大名が住む城の周辺に家来を集め、商工業者を呼び寄せることで形成された都市
城下町
78
戦国大名が、領国を支配するために独自に定めた法律
分国法
79
14世紀末の北山文化と15世紀末の東山文化を頂点とする、貴族の文化と、禅宗の影響を受けた武士の文化が混じり合ってできた文化
室町文化
80
禅宗寺院の様式を取り入れた、床の間のある室町時代の住宅の建築様式
書院造
81
足利義満が、京都の北山に建てた、寝殿造と書院造の建築様式の両方を取り入れた3層からなる建物
金閣
82
室町時代に、村や寺社で行われていた猿楽や田楽などの芸能をもとに、観阿弥と世阿弥によって大成された芸能
能
83
室町時代に、能の演目の合間に演じられ、民衆の生活や感情をよく表し、人の失敗などを題材とした喜劇がもとになった芸能
狂言
84
足利義政が京都の東山に建てた、書院造の建築様式を取り入れた2層からなる建物
銀閣
85
室町時代に雪舟が描いた、墨一色で自然を表現する絵画
水墨画
86
『浦島太郎』や『一寸法師』など、室町時代に盛んに読まれた絵入り物語
御伽草子