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統一テスト2023③
  • 坂本大祐

  • 問題数 68 • 8/20/2023

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    問題一覧

  • 1

    前立腺癌取扱い規約には、CRPCの定義として何と記載されているか?

    外科的去勢、薬物による去勢状態で、かつ血清テストステロン値が50ng/dL未満にも関わらず病勢の増悪、PSAの上昇を見た場合、抗アンドロゲン剤投与の有無に関わらず、去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)とする。

  • 2

    前立腺癌ガイドラインによると、CRPCの治療薬に対して各薬剤は推奨グレードはどのように記載されている?

    すべて推奨グレードA

  • 3

    アンチアンドロゲン除去症候群(AWS)とは何か? 原因は何か?

    アンチアンドロゲン剤を中止することで、PSAが低下して、臨床所見が改善すること。 ARの変異、ARの発現亢進、ARの共役因子の関与

  • 4

    次の文章は正しいか? ・転移の有無はCRPCにおけるOSのサロゲートマーカーの可能性が示されている。 ・治療選択に際しては、mCRPC、nmCRPCで分けて考える必要がある。

    正しい

  • 5

    前立腺癌ガイドライン CQ3 CRPCに対する治療としてアビラテロンは推奨されるか?また注意すべき有害事象はどのようなものがあるか? 上記について推奨グレードと有害事象を教えてください。

    推奨グレードA 肝機能障害や体液貯留、心血管系障害

  • 6

    ハイボリューム、ハイリスク転移性ホルモン感受性前立腺癌(mHSPC)に対する初回治療として、どんな治療法があるか? 臨床試験名とともに教えてください。

    ・ADT +ドセタキセル CHAARTED試験、STAMPEDE試験 ・ADT +アビラテロン LATITUDE試験、STAMPEDE試験

  • 7

    HSPCのリスク分類として、ハイリスクの定義はLATITUDE試験では? ハイボリュームの定義はCHAARTED試験では?

    ハイリスク LATITUDE試験では、・GS8以上・骨スキャンで3個以上の病変・内臓転移(リンパ節転移を除く) ハイボリューム CHAARTED試験では、臓器転移、または4か所以上の骨転移(少なくとも1か所は脊椎もしくは骨盤外の転移)

  • 8

    2019年に骨転移のあるmHSPC患者を対象としたメタ解析において、5個未満の骨転移のサブグループでは、ADTへの局所放射線療法の追加によりOSが延長することが報告された。 ○か×か?

  • 9

    骨転移巣の疼痛対策に使われる薬剤は何か?

    ゾレドロン酸、デノスマブ

  • 10

    根治術後のPSA再発の判定を教えてください。

    術後にPSAが2回連続して0.2nd/mLとなった場合にPSA 再発と判定し、初回の変化日を再発日と規定する。 術後一度もPSAが0.2nd/mLと下降しなかった場合は、手術日の時点で再発と判定する。

  • 11

    根治照射後のPSA再発の判定方法を教えてください。

    照射後のPSA値が、最低値(nadir)+2mg/mL以上となった場合をPSA再発と定義する。 ガイドラインでも、推奨グレードAとされている

  • 12

    内分泌療法後のPSAで見た病勢進行の基準を教えてください。

    4週間以上あけて測定したPSAの最低値から25%以上の上昇かつ上昇幅2ng/mL以上とする。

  • 13

    MONARCH2試験での、アベマシクリブの用法用量は?

    150mg を1日2回経口投与

  • 14

    MONARCH2試験の対象は? 何対何に割りつけ?

    内分泌療法歴のあるHR陽性/HER2陰性の局所進行または転移性乳癌 2:1に割付

  • 15

    MONARCH2試験の患者背景として、 内臓病変は〜%、骨病変のみは〜% 一次内分泌療法抵抗性は〜% 〜に入る言葉は?

    55.8% 26.9% 25.3%

  • 16

    MONARCH2試験の主要評価項目の結果を、HRと合わせて教えてください。

    PFSmは、16.4ヶ月 vs 9.3ヶ月 HR 0.553

  • 17

    MONARCH2試験の副次評価項目のOSの結果を教えてください。 有意差とHRとともに。

    46.7ヶ月 vs 37.7ヶ月 有意に延長 HR 0.757

  • 18

    MONARCH2試験において、ORRおよび測定可能病変のORRはFUL+ABE群がFUL+プラセボ群に比べて有意に高かった。 ○か×か?

  • 19

    MONARCH2試験での主な有害事象を5つ教えてください。

    下痢、好中球減少症、悪心、疲労、腹痛

  • 20

    MONALEESA3試験の試験デザインを教えてください。 対象は? 何対何に割付? 試験群とコントロール群はそれぞれ何?

    未治療または一次内分泌療法歴のあるHR陽性/HER2陰性の閉経後進行乳癌 2:1に割付 試験群は、フェソロデックスとリボシクリブ。コントロール群はフェソロデックス

  • 21

    MONALEESA3試験の主要評価項目の結果を教えてください。 有意差とHRも。

    20.5ヶ月vs 12.8ヶ月 有意差あり HR 0.593

  • 22

    MONALEESA3試験の副次評価項目のOSの結果を教えてください。

    OS中央値は試験群が未到達、コントロール群が40.0ヶ月 有意に延長 HR 0.72

  • 23

    MONALEESA3試験の主な有害事象を3つ教えてください。

    好中球減少症、悪心、疲労

  • 24

    PAOLA-1試験のHRD検査の結果、HRD陽性は〜%、tBRCA陽性は〜%、

    PAOLA-1試験のHRD検査の結果、HRD陽性は48%、tBRCA陽性は29%、 ⇦正確に覚える。

  • 25

    PAOLA1試験の主要評価項目ITTにおけるPFSの結果を教えてください。HRも

    22.2ヶ月vs 16.6ヶ月 HR 0.59で有意差あり。

  • 26

    約30~50%の症例が診断時にⅢ・Ⅳ期の進行卵巣癌である。 ○か×か?

  • 27

    全卵巣癌のどれくらいの割合で上皮性腫瘍か?

    約89%

  • 28

    上皮性悪性腫瘍のサブタイプのうち、日本人に2番目に多いのは? また、そのサブタイプの特徴を教えてください。

    明細胞癌 約半数がⅠ期で診断されるが、化学療法に感受性が低い。

  • 29

    卵巣癌ムチナスの化学療法感受性はどうか?

    低い

  • 30

    卵巣癌のFIGO分類によると、ⅢB期とⅢC期の違いを教えてください。 またⅢA期の特徴は?

    後腹膜リンパ節転移の有無に関わらない。腹腔内播種の最大径2cm以内か2cmを超えるか。 ⅢA期は、後腹膜リンパ節転移のみを認めるもの。

  • 31

    卵巣癌の外科切除について、Ⅰ期からⅢ期までは骨盤・傍大動脈リンパ節郭清(生検)が推奨の強さ1、エビデンスレベルB、合意率100%で推奨されている。 ○か×か?

    × Ⅰ期からⅢ期ではなく、Ⅰ期からⅡA期

  • 32

    卵巣癌について、最大残存腫瘍径1cm未満に腫瘍減量できた症例を対象に、系統的リンパ節郭清群とコントロール群をリンパ節転移の有無を主要評価項目として比較した結果、系統的リンパ節郭清はOS,PFSのいずれも改善に寄与しなかった。 ○か×か?

  • 33

    卵巣癌Ⅱ〜Ⅳ期で、術後最大残存腫瘍径が1cm以上の〜になった場合、 化学療法中のIDSが提案される。 〜は?

    suboptimal surgery

  • 34

    卵巣癌における腹腔鏡下手術について、ガイドラインではどのように記載されているか? また、腹腔内播種を有すると考えられる患者に対してはどうか?

    現時点では腹腔鏡下手術を実施しないことを提案する。 腹腔内播種を有すると考えられる患者に対しては、手術完遂度の予測、あるいは進行期の決定や組織採取を目的として 腹腔鏡下手術を実施することを提案する。

  • 35

    卵巣癌の手術では多くの場合、骨盤内リンパ節に加えて傍大動脈リンパ節までの系統的な切除が必要になる。 ○か×か?

    ○ 骨盤・傍大動脈の後腹膜リンパ節に転移するから。

  • 36

    PROpel試験の患者背景として、ホルモン療法は試験群で何%? また、層別化因子であるドセタキセル治療歴ありの患者の割合は、試験群で何%

    75.9% 22.6%

  • 37

    PROpel試験の主要評価項目のrPFSの結果を教えてください。

    24.8ヶ月 vs 16.6ヶ月で有意差あり。HR 0.66

  • 38

    ニラパリブの用法用量を教えてください。

    1日1回200mgを経口投与する。ただし、初回投与前の体重が77kg以上かつ血小板数が150,000/μL以上の成人には1日1回300mgを経口投与する。患者の状態により適宜減量。

  • 39

    PRIMA試験について。 ・選択基準の中にハイリスク症例とあるが、どのような症例をハイリスクとしているか? ・ニラパリブの投与期間を教えてください。 ・主要評価項目を教えてください。

    ・PDS後の残存腫瘍あり、手術不能、NAC実施済み ・客観的病勢進行と判定されるまでまたは36ヶ月間まで継続投与 ・HRD陽性集団および全体集団におけるPFS

  • 40

    DNAの一本鎖切断修復機構と二本鎖切断修復機構をそれぞれ教えてください

    ・塩基除去修復(BER)、ミスマッチ修復(MMR)、ヌクレオチド除去修復(NER) ・相同組換え(HR)、非相同末端結合(NHEJ)

  • 41

    DNA二本鎖切断が起こると、BRCA1/2タンパクはDNA損傷部位に集積し、他の関連タンパクと共にDNA切断を修復する。 二本鎖切断に反応して〜はタンパク(そのうちの一つがATM)によりリン酸化される。 この〜のリン酸化により、相同組換えが活性化される。 リン酸化された〜は、さらに3つのタンパクからなるMRN複合体をDNA損傷部位にリクルートする。 〜の役割は、DNA損傷修復に必須の〜と呼ばれるタンパクをDNA損傷部位に輸送すること。 DNAにおける二本鎖切断を修復するのは、MRN複合体とRAD51である。 〜に入る言葉は?

    DNA二本鎖切断が起こると、BRCA1/2タンパクはDNA損傷部位に集積し、他の関連タンパクと共にDNA切断を修復する。 二本鎖切断に反応してBRCA1はタンパク(そのうちの一つがATM)によりリン酸化される。 このBRCA1のリン酸化により、相同組換えが活性化される。 リン酸化されたBRCA1は、さらに3つのタンパクからなるMRN複合体をDNA損傷部位にリクルートする。 BRCA2の役割は、DNA損傷修復に必須のRAD51と呼ばれるタンパクをDNA損傷部位に輸送すること。 DNAにおける二本鎖切断を修復するのは、MRN複合体とRAD51である。

  • 42

    癌抑制遺伝子、二本鎖切断修復に関連する遺伝子、癌遺伝子をそれぞれ教えてください。

    ・TP53,PTEN,BRCA1,BRCA2 ・CHEK2,RAD51,BRIP1,PALB2 ・KRAS,BRAF,PIK3CA

  • 43

    DNAの非相同末端再結合(NHEJ)は時間がかかるが、特異的で、正確である。 ○か×か?

    ×→相同組換え修復機構(HRR)の説明になっている。 NHEJは速く非特異的であるが、エラーが発生しやすい。

  • 44

    高異型度漿液性卵巣癌の50%以上にはHRDが認められるという報告があり、そのうちBRCA遺伝子が原因となっているのは何%か?

    約20%

  • 45

    HRDの同定方法として、遺伝子パネル検査とゲノム不安定性検査がある。 それぞれの検査で検出できる遺伝子変異やスコアがあるが、FoundationOne CDxでの検出範囲を3項目教えてください。

    ・324遺伝子のバリアント検出(HRR関連遺伝子15個を含む) ・LOH(カットオフスコア≧16) ・TMB(Tumor Mutation Burden), MSI(マイクロサテライト不安定性)

  • 46

    HRDの同定方法として、遺伝子パネル検査とゲノム不安定性検査がある。 それぞれの検査で検出できる遺伝子変異やスコアがあるが、myChoiceでの検出範囲を教えてください。

    BRCA変異状態と、ゲノム不安定性スコア(GIS)

  • 47

    Myriad my Choiceでは、〜を用いてtBRCA変異状況を判定する。

    次世代シーケンシング(NGS)

  • 48

    HBOCの対策として、サーベイランス、リスク低減手術、化学予防がある。 ○か×か?

  • 49

    OlympiA試験で、3年時点でのDDFSは? ハザード比は?

    3年時点のDDFSはリムパーザ群で87.5%、プラセボ群で80.4% ハザード比は0.574

  • 50

    PADA-1試験について。 ステップ1の対象と例数、使用薬剤、bESR1変異検出頻度を教えてください。

    対象は ・1L 転移性乳癌 ・HR陽性HER2陰性 ・AI感受性 例数は1,017例 使用薬剤はAI+PAL bESR1変異検出は、組み入れ時/1ヶ月後/以降2ヶ月毎

  • 51

    PADA-1試験では、ステップ1でAI+PALで治療中に〜%の患者でESR1変異が検出された。

    PADA-1試験では、ステップ1でAI+PALで治療中に27%の患者でESR1変異が検出された。

  • 52

    PADA-1試験の全ステップにおけるグレード3以上の有害事象を3つ、頻度とともに教えてください。

    好中球減少症 70.3% リンパ球減少症 6.5% 血小板減少症 2.0%

  • 53

    PADA-1試験の主要評価項目は何か? 結果も合わせて教えてください。

    主要評価項目は、ステップ2におけるPFS PFS中央値は11.9ヶ月 vs 5.7ヶ月 HR 0.61で有意に延長

  • 54

    聖路加国際病院や国内8施設からの報告によると、BRCA2変異陽性の乳癌のうち、○〜○%がHR+であった。

    74.7%~82.9%

  • 55

    昭和大学病院からの報告ではBRCA検査をした症例のうちLuminalは〜%であり、TNBCが〜%であった。

    昭和大学病院からの報告ではBRCA検査をした症例のうちLuminalは61.7%であり、TNBCが24.2%であった。

  • 56

    乳癌診療ガイドライン2022年版におけるESR1変異の記載は、FRQ20のステートメントに記載されている。 ○か×か?

    ×

  • 57

    ASCOガイドラインの2023年迅速改訂において、HR陽性HER2陰性転移乳癌の治療をガイドするためのESR1変異の検査が推奨された。 ○か×か?

  • 58

    海外のデータによると、転移乳癌における遺伝子変異のPFS,OSの影響を調べた研究によると、有意な悪影響を及ぼした遺伝子変異は何か?

    ESR1変異とTP53

  • 59

    ZENSHIN試験では、2014年から2018年の間に診断された日本人mCRPC患者を対象として〜例が解析された。 mCRPC診断後の全生存期間は〜ヶ月でした。

    ZENSHIN試験では、2014年から2018年の間に診断された日本人mCRPC患者を対象として142例が解析された。 mCRPC診断後の全生存期間は26.1ヶ月でした。

  • 60

    PROpelレジメンを服用する時、アビラテロンとプレドニゾロンの1日の服薬スケジュールを教えてください。

    アビラテロンは1,000mgを1日1回空腹時、プレドニゾロンは5mgを1日2回、それぞれ服用する。 アビラテロンは250mg錠を4錠を空腹時(食前1時間以上、食後2時間以上空ける)に投与し、プレドニゾロンは1日2回(1回5mg)併用する。

  • 61

    PROpel試験において、リムパーザ+アビラテロン群の〜例(〜%)に感染症が報告され、そのうちGrade3以上は〜例(〜%)でした。 PROfound試験において、リムパーザ群の〜例(〜%)に感染症が報告され、そのうちGrade3以上は〜例(〜%)でした

    PROpel試験において、リムパーザ+アビラテロン群の173例(43.5%)に感染症が報告され、そのうちGrade3以上は47例(11.8%)でした。 PROfound試験において、リムパーザ群の81例(31.6%)に感染症が報告され、そのうちGrade3以上は20例(7.8%)でした

  • 62

    PROpel試験では、第一世代抗アンドロゲン薬の使用は、組入可能か? その場合は、どのような条件か?

    組入可能。 無作為割付4週間前まで。

  • 63

    PROpel試験で、BICRによるrPFS中央値は? HRは?

    27.6ヶ月 vs 16.4ヶ月 HR 0.61

  • 64

    PROpel試験のrPFSのサブグループ解析で、全ての項目でハザード比の点推定値は1を下回っていた。 ○か×か?

  • 65

    PROpel試験で、BRCA遺伝子変異陽性集団のPFS2中央値は? HRは?

    未到達、HR 0.30

  • 66

    PROpel試験で、後治療は試験群で〜%、コントロール群で〜%施行された。 後治療としてドセタキセルは試験群で〜%、コントロール群で〜%施行された。 カバジタキセルは試験群で〜%、コントロール群で〜%施行された。

    PROpel試験で、後治療は試験群で44.9%、コントロール群で54.4%施行された。 後治療としてドセタキセルは試験群で23.8%、コントロール群で35.5%施行された。 カバジタキセルは試験群で10.8%、コントロール群で15.6%施行された。

  • 67

    PROpel試験で、BRCA遺伝子変異陽性集団におけるTFSTはどれくらいか? HR は?

    37.4ヶ月 HR 0.36

  • 68

    PROpel試験で治験責任医師の評価による画像診断に基づく軟部組織病変の客観的奏効率(ORR)は、 試験群で〜%、コントロール群で〜%であった。オッズ比は〜だった。 試験群でのCRは〜%、PRは〜%、SDは〜%だった。 奏効期間(DoR)中央値は、試験群で〜ヶ月、コントロール群で〜ヶ月だった。

    PROpel試験で治験責任医師の評価による画像診断に基づく軟部組織病変の客観的奏効率(ORR)は、 試験群で58.4%%、コントロール群で48.1%であった。オッズ比は1.60だった。 試験群でのCRは4.3%、PRは54.0%、SDは26.1%だった。 奏効期間(DoR)中央値は、試験群で18.2ヶ月、コントロール群で12.9ヶ月だった。