問題一覧
1
中枢神経腫瘍のWHO分類(2021年)でGrade4に相当しないものを選べ
乏突起膠腫
2
中枢神経系腫瘍の照射法として誤っているものを選べ
上衣腫 ー 全脳室照射
3
誤っているものを2つ選べ
3cm未満の聴神経腫瘍は定位放射線治療(SRT)の適応である, 癌性髄膜炎は癌種を問わず全脳照射が有用である
4
家族性多発性内分泌腫瘍での合併が多いとされる、甲状腺腫瘍の組織型を選べ
髄様癌
5
鉄欠乏性貧血がリスクとなる腫瘍を選べ
下咽頭癌
6
上咽頭癌、p16陽性中咽頭癌、甲状腺癌を除いた、頭頚部癌のN分類(UICC第8版)に基づいたとき、同側単発で4cm大のリンパ節転移は、次のどれに相当するか
N2a
7
上咽頭癌、p16陽性中咽頭癌、甲状腺癌を除いた、頭頚部癌のN分類(UICC第8版)に基づいたとき、7cmまでの同側リンパ節転移が複数認められる場合は、次のどれに相当するか
N3a
8
上咽頭癌、p16陽性中咽頭癌、甲状腺癌を除いた、頭頚部癌のN分類(UICC第8版)に基づいたとき、4cmまでの両側リンパ節転移を認める場合は、次のどれに相当するか
N2c
9
誤っている記述を2つ選べ
p16陽性中咽頭癌はp16陰性と比較して予後不良である, 下咽頭癌の発生部位の頻度は梨状窩、輪状後部、咽頭後壁の順に多い
10
上咽頭癌のリンパ節転移レベルとして、比較的少ないものを2つ選べ
Ⅳ(下内深頚), Ⅵ(前頚部)
11
UICC8版での上咽頭癌のT分類として誤っているものを2つ選べ
鼻腔進展 ー T2, 椎前筋浸潤 ー T3
12
上咽頭癌のN分類(UICC8版)として誤っているものを選べ
輪状軟骨尾側より下方の最大径2cmのリンパ節転移 ー N1
13
誤っている記述を2つ選べ
T2N0M0の上咽頭癌は放射線治療単独を行う, 早期舌癌の小線源治療として、低線量率組織内照射は192Ir、高線量率組織内照射は137Csが用いられる
14
誤っているものを2つ選べ
鼻 ・副鼻腔癌はリンパ節転移が比較的多い , 55歳未満で遠隔転移を有する甲状腺乳頭癌はⅣ期である
15
p16陽性中咽頭癌の臨床病期分類(UICC8版)で誤っているものを2つ選べ
T2N1M0はⅡ期である, 最大径3cmの対側リンパ節転移はN1である
16
乳癌の放射線治療について誤っているものを2つ選べ
乳房全切除後の照射はリンパ節転移3個以上の症例で推奨される, HBOC症候群は乳房温存照射禁忌である
17
乳癌とその放射線治療について誤っているものを2つ選べ
妊娠後期以降は放射線治療の絶対的禁忌ではない, 乳房部分切除後の照射として、過分割照射が強く推奨される
18
乳房部分切除後の症例で、通常照射よりも寡分割照射で減少した有害事象を2つ選べ
Grade2以上の急性皮膚障害, 乳房萎縮
19
放射線治療の組合せとして誤っているものを2つ選べ
Ⅲ期非小細胞肺癌 ー 48Gy/4回/2週, 予防的全脳照射 ー 30Gy/10回/2週
20
Ⅰ期非小細胞肺癌の体幹部定位放射線治療(SBRT)について誤っているものを2つ選べ
照射中心位置の固定精度が10mm以内を満たす必要がある , 線量の目安は末梢60Gy/8回、中枢48Gy/4回などである
21
肺癌の放射線治療について、誤っているものを2つ選べ
進展型小細胞肺癌には予防的全脳照射が推奨される, 晩期の合併症には、心毒性や放射線肺臓炎、腕神経障害などがある
22
誤っている記述を2つ選べ
Ⅰ期非小細胞肺癌では、同時化学放射線治療後にデュルバルマブによる地固め療法を行う, ⅠからⅢA期の非小細胞肺癌で術前化学放射線治療が推奨される
23
誤っている記述を2つ選べ
肝臓癌の粒子線治療の適応は転移巣のない、直径5cm以上の原発巣を有する症例である, 膵癌切除可能例の5年生存率は50%程度である
24
誤っている記述を2つ選べ
白血病のTBI(骨髄破壊的前処置)では24-26Gy程度を照射する, 鼻型NK/T細胞リンパ腫では、両眼の失明を回避しつつ、30-40Gy程度を照射する
25
次のうち、予後が最も良好であるホジキンリンパ腫の型はどれか
結節性リンパ球優位型
26
ホジキンリンパ腫の化学療法に含まれない薬剤はどれか
ビンクリスチン
27
成熟B細胞リンパ腫に属さないものを選べ
菌状息肉症
28
中悪性度(aggressive)に属するリンパ腫を二つ選べ
びまん性大細胞性B細胞リンパ腫, 節外性鼻型NK/T細胞リンパ腫
29
次の小児がんを頻度の多い順にならべたとき、正しいものを選べ
白血病、脳腫瘍、リンパ腫、神経芽腫
30
小児固形悪性腫瘍を頻度の最も高い順にならべたとき、正しいものは次のうちどれか
脳腫瘍、神経芽腫、胚細胞・性腺腫瘍、軟部腫瘍
31
小児期の放射線治療に関して、誤った記述を2つ選べ
5-9歳の放射線治療に伴う二次性脳腫瘍の頻度は、髄膜腫の方がグリオーマより多い, 甲状腺癌は20Gyを超えると右肩上がりに増加する
32
横紋筋肉腫の予後良好部位を2つ選べ
眼窩, 胆道
33
小児腫瘍に関する記述で誤っているものを2つ選べ
白血病に対して、造血幹細胞移植前処置としての全身照射は精巣遮蔽を行う, 横紋筋肉腫の胎児型は胞巣型より予後不良である
34
子宮頚癌において、放射線単独治療単独あるいは広汎子宮全摘術が適応となるFIGO病期を2つ選べ
ⅡA1, ⅠB2
35
子宮頚癌の術後再発リスクが高リスク群に相当する項目を2つ選べ
骨盤リンパ節転移陽性, 子宮傍結合織浸潤陽性
36
次の記述のなかで誤っているものを2つ選べ
子宮体癌および膣癌、外陰癌の第一選択は手術である, 子宮体癌の小線源治療では、頸癌用のアプリケータを用いることで良好な線量分布が得られる
37
前立腺癌に関する記述で誤っているものを2つ選べ
治療後再発のPSA指標は4ng/ml以上である , 直腸への線量低減に用いられるハイドロゲルスペーサーは体内に吸収されない
38
前立腺癌の小線源治療について誤っているものを2つ選べ
192Irは永久的に留置される, 低線量率組織内照射は被膜外・精嚢浸潤症例にも推奨される
39
誤っている記述を2つ選べ
筋層非浸潤性膀胱癌の標準治療に放射線治療が含まれる, 前立腺癌術後の救済放射線治療とは、手術所見で断端陽性などのリスク因子を有する症例に対して、手術に続き施行される