問題一覧
1
女性に特有のスポーツ外傷・障害について正しいのはどれか。2つ
なで肩の場合には、胸郭出口症候群を起こしやすい。, 関節弛緩性が高いと、足関節底屈に伴う三角骨障害を起こしやすい。
2
高齢者の特徴として誤っているのはどれか。2つ
腱は断裂しにくい傾向がある。, 椎間板変性により脊椎運動の可動性が増大する。
3
年齢、性別によるスポーツ外傷・障害の特徴について正しいのはどれか。2つ
成長期には骨の長さの成長により筋の相対的な短縮が発生し、外傷・障害の原因となる。, 女性特有のアライメントや関節弛緩性の程度が関連するものがある。
4
高齢者の外傷・障害の特徴について正しいのはどれか。2 つ
外傷全体に占める骨折の割合は、女性では高年齢になるほど高くなる。, 転倒による頭部打撲で慢性硬膜下出血が発生する場合がある。
5
女性特有のスポーツ外傷・障害とその関連要因の組み合わせとして誤っているの はどれか。
外反母趾 - 骨密度 アライメント
6
整形外科的メディカルチェックについて誤っているのはどれか。
全ての対象者の評価項目は、アライメント、全身関節弛緩性テスト、骨密度検査の 3項目は必須検査としなければならない。
7
鼻骨骨折について正しいのはどれか。2 つ
鼻根部の変形, 鼻出血
8
顔面外傷について誤っているのはどれか。2つ
顔面は血流が豊富なため出血が多く、治癒に時間がかかる。, ボクシングなどで使用するマウスガードは、頬骨骨折を防ぐ効果がある。
9
顔面外傷について誤っているのはどれか。
全身状態が変化することはない。
10
目について正しいのはどれか。
眼窩骨折では、視力は変わらず、上下視や側方視で物が二重に見える。
11
歯が完全に抜け落ちて地面に落ちてしまった場合の対処について誤っているのはどれか。
元の位置に戻して固定する。
12
鼻について正しいのはどれか。
鼻骨骨折は 3 日以内なら徒手整復が可能である。
13
目の外傷について誤っているのはどれか。
眼窩より小さい打撃面積の場合は、吹き抜け骨折を起こしやすい。
14
急性硬膜下血腫について誤っているのはどれか。
軽い衝突や転倒で生じることはない。
15
耳について誤っているのはどれか。
耳管が腫れている場合はただちに耳抜きを行う。
16
顔面骨折の組み合わせについて誤っているのはどれか。
複視――――――――――頬骨弓骨折
17
頚椎椎間板ヘルニアについて誤っているのはどれか。
第 4・第 5 頚椎間に好発する。
18
頚椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。2 つ
脊髄が障害されると下肢の神経症状が出現することもある。, 第 5 頚椎・第 6 頚椎間のヘルニアの場合、母指にしびれがでやすい。
19
脊椎・脊髄損傷について正しいのはどれか。2 つ
高所転落により骨盤から衝撃力が加わると、胸腰移行部に損傷が好発する。, 頚部脊柱管狭窄を有する選手は頚髄損傷の危険性が高い。
20
バーナー症候群について正しいのはどれか。2 つ
burning pain が生じる。, 脊柱管狭窄が原因となる場合がある。
21
頚椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。2つ
頚椎椎間板の髄核が線維輪を破って脊柱管内に突出し発症する。, 脊髄障害を呈し、症状が進行する場合には手術加療を考慮する。
22
バーナー症候群について誤っているのはどれか。2つ
損傷部位は脊髄、神経根、腕神経叢、肩甲下神経と様々である。, 頚部圧迫テストと牽引テストがともに陽性を示す。
23
脊椎・脊髄損傷について誤っているのはどれか。2つ
腰椎の圧迫骨折により腰髄損傷が生じる。, アメリカンフットボールの spearing タックルは胸髄損傷を起こしやすい。
24
脊椎・脊髄損傷について正しいのはどれか。2 つ
高所転落等で骨盤に衝撃力が加わると胸腰移行部に損傷が発生する。, 頚椎の脊柱管が狭い選手は脊髄損傷を受傷する危険性が増す。
25
脊髄損傷について誤っているのはどれか。2 つ
中心性脊髄損傷は、飛び込みや衝突などでの頚部の過屈曲で多くみられる。, スポーツ外傷では、胸髄、腰髄の損傷が多い。
26
バーナー症候群について誤っているのはどれか。2つ
Burner 博士が初めて報告した。, 症状を繰り返しても経過観察していて良い。
27
心臓振とうについて誤っているのはどれか。
専門的講習を修了した者のみが、AED(自動体外式除細動器)の使用を許可されている。
28
心臓振とうについて誤っているのはどれか。
心臓振とうの多くは肋骨骨折を併発する。
29
胸部外傷の説明として誤っているのはどれか。
心臓振とうの救命措置では人工呼吸が唯一の対応となる。
30
心臓振とうについて誤っているのはどれか。
除細動が 1 分遅れるごとに救命率は 20~22%減少する。
31
胸腹部外傷について正しいのはどれか。2つ
fail chest では、呼気時に胸部が膨らむ。, 胸部外傷の一般症状は、体動時などの胸痛、呼吸困難である。
32
心臓振とうについて正しいのはどれか。2 つ
胸部をボールなどで強打することによって起こる。, 発症後の救命のためには電気的除細動が必要である。
33
胸腹部外傷について誤っているのはどれか。2 つ
気胸では胸腔内に漏れた空気により胸腔内圧が低下する。, flail chest では呼気時に胸郭が縮む。
34
胸・腹部の機能や外傷について正しいものはどれか。2 つ
心臓振とうは野球のボールが胸に当たって起こることがある。, 後腹膜の臓器損傷では背部に痛みを生じることがある
35
投球障害肩について誤っているのはどれか。
関節唇損傷が最初の疼痛の原因である。
36
投球障害肩について正しいのはどれか。
下肢や胸郭の柔軟性低下など、肩以外の機能不全がみられる。
37
投球障害肩について誤っているのはどれか。
機能の改善がみられれば、引っかかりや痛みなどの症状があっても手術適応にはならない。
38
反復性肩関節脱臼について誤っているのはどれか。
保存療法に良く反応するため、治療の第一選択は理学療法とする。
39
反復性肩関節前方脱臼について誤っているのはどれか。
理学療法で完治する。
40
肩鎖関節脱臼について正しいのはどれか。2 つ
外傷により発症することが多い。, 肩鎖関節症を伴う陳旧例では、肩関節の水平屈曲強制にて疼痛が誘発される。
41
肩関節前方脱臼について正しいのはどれか。2つ
上腕骨頭後上方部の骨軟骨欠損を伴う。, 腕が体側よりも後ろに持っていかれて受傷する。
42
肩関節の外傷について正しいのはどれか。2 つ
10 歳代の肩甲上腕関節前方脱臼は、反復性に移行することが多い。, 肩甲上腕関節では前方脱臼が多く、後方脱臼は少ない。
43
肩腱板断裂について誤っているのはどれか。2 つ
小円筋腱に起こる場合が多い。, MRI で腱板断裂がみつかれば直ちに手術が必要となる。
44
腱板損傷について正しいのはどれか。2つ
若年者より高齢者で発生頻度は高い。, 対応する徒手的検査としてインピンジメントテストや外転抵抗テストが有効である。
45
上腕骨外側・内側上顆炎について正しいのはどれか。2 つ
外側上顆炎の診断に、Thomsen test や中指伸展テストが有用である。, 外側上顆炎に対して、手関節伸筋群のストレッチングは有効である。
46
肘関節内側側副靭帯(MCL)損傷について誤っているのはどれか。2 つ
合併障害として、上腕骨外側上顆炎がある。, 内反ストレステストで、肘関節の内側が開大し疼痛を生じる。
47
上腕骨外側上顆炎について正しいのはどれか。2つ
上腕骨内側上顆炎より多い。, 手関節背屈への抵抗で疼痛をきたす。
48
成長期の野球肘について正しいのはどれか。2つ
リトルリーグ肘は上腕骨内側上顆の靭帯付着部の障害である。, 離断性骨軟骨炎は病期が進行すると関節遊離体(ネズミ)を生じることがある。
49
変形性肘関節症について正しいのはどれか。2 つ
変形性肘関節症が進行すると、肘関節の可動域制限をきたす。, 鉤状突起と鉤突窩の骨棘は大きくなっても疼痛をきたさないことがある。
50
上腕骨外側・内側上顆炎について誤っているのはどれか。2 つ
内側上顆炎の診断には、Thomsen test や中指伸展テストが有用である。, 外側上顆炎に対する手関節伸筋群のストレッチングは無効である。
51
肘関節内側側副靭帯損傷について誤っているのはどれか。
合併障害として、上腕骨外側上顆炎がある。
52
肘関節内側側副靭帯損傷について誤っているのはどれか。
靭帯実質部の損傷は、主に小学校高学年から出現する。
53
肘関節内側側副靭帯(MCL)損傷について誤っているのはどれか。
合併障害として上腕骨外側上顆炎がある。
54
成長期の野球肘について正しいのはどれか。
離断性骨軟骨炎は病期が進行すると関節遊離体(ネズミ)を生じることがある。
55
ギオン管症候群について誤っているのはどれか。
橈骨神経の急性・慢性圧迫により発症する。
56
手根管症候群について誤っているのはどれか。
手根管内圧が上昇して、最終的に尺骨神経が圧迫されて発症する。
57
手指部の絞扼性神経障害について誤っているのはどれか。
ギオン管症候群は自転車やラケットを使用するスポーツでの尺骨神経の牽引により 発生する。
58
有鉤骨骨折について誤っているのはどれか。
陳旧例では橈骨神経炎を合併することがある。
59
手関節の疼痛部位と考えられる疾患の組み合わせについて誤っているのはどれか。 2 つ
尺側部痛-ガングリオン, 中央部痛-遠位橈尺関節不安定症
60
手・指の外傷について正しいのはどれか。2 つ
深指屈筋腱裂離損傷は、環指に多くみられる。, ギオン管症候群は、尺骨神経の急性・慢性圧迫により発症する。
61
三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷について正しいのはどれか。2 つ
徒手検査では、他動的に手関節を尺屈させて疼痛を誘発させる方法が簡便である。, 関節円板の損傷でも症状が出現する。
62
手根骨骨折について正しいのはどれか。2つ
保存療法では長期間の固定を要する。, 病態評価は CT 撮影が用いられる。
63
手関節橈側部痛をきたす疾患について正しいのはどれか。2つ
大菱形小菱形舟状骨間(STT)関節変形性関節症, de Quervain 病
64
手関節の疼痛部位と考えられる疾患の組み合わせについて誤っているのはどれか。2 つ
尺側部痛-carpometacarpal boss, 中央部痛-de Quervain 病
65
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。2 つ
好発年齢は、30~40 歳である。, 椎間板内圧は、立位より座位で高くなる。
66
腰部疾患について誤っているのはどれか。2
腰椎分離症のエックス線の画像所見で特徴的な「テリアの首輪」は、正面像でみられる。, 腰椎分離症の臨床症状として体幹の運動時痛があり、後屈より前屈で痛みを訴えることが多い。
67
腰椎椎間板ヘルニアについて誤っているのはどれか。2つ
好発年齢は、一般的に 10~20 歳の間である。, 第 4 腰椎と第 5 腰椎間の椎間板ヘルニアでは、第 4 腰髄神経根が障害される。
68
腰椎分離症および筋・筋膜性腰痛症について正しいのはどれか。2 つ
腰椎分離症の好発年齢は、11~17 歳である。, 腰椎分離症の単純エックス線画像所見では、斜位像の「テリアの首輪」がよく知られている。
69
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。2 つ
若年層の腰椎椎間板ヘルニアは、何らかの外傷による線維輪の損傷が契機となって発症することも考えられる。, 徒手的検査として、指尖床間距離(FFD)は必ず記録する。
70
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。2 つ
椎間板内圧は立位よりも座位の方が高い。, L4/5 間で脊柱管内に発生したヘルニアは L5 神経根を圧迫する。
71
腰椎分離症や筋・筋膜性腰痛症について正しいのはどれか。
筋・筋膜性腰痛症が想定される発痛部位には、筋・筋膜以外に棘上靭帯や棘間靭帯も含まれる。
72
腰椎分離症について誤っているのはどれか。
重傷度に関わらず保存療法による癒合が期待できる。
73
腰椎椎間板ヘルニアについて誤っているのはどれか。
脊髄の圧迫による症状が多い。
74
股関節疾患として正しいのはどれか。
ペルテス病
75
成長期のスポーツ障害について正しいのはどれか。
シーバー病ーーー踵骨
76
成長期に、骨盤周辺に生じる裂離骨折の好発部位として誤っているのはどれ か。
上後腸骨棘
77
股関節・大腿部の解剖学的特性と傷害の関係として正しいのはどれか。
下前腸骨棘は大腿直筋の牽引による裂離骨折が起こる。
78
図のテストで疼痛が出現する疾患と部位の組み合わせで正しいのはどれか。
恥骨下枝疲労骨折 − 支持脚の鼠径部
79
疲労骨折の早期診断に有用な検査について正しいのはどれか。2 つ
MRI, 骨シンチグラフィー
80
骨盤・股関節の外傷・障害について正しいのはどれか。2 つ
恥骨下枝疲労骨折では positive standing sign で患側支持により支持脚付け根に疼 痛が生じる。, 上前腸骨棘剥離骨折の好発年齢は 13~17 歳である。
81
体幹・股関節の外傷・障害について正しいのはどれか。2 つ
発育期に発症した腰椎分離症は、早期に発見した場合は保存療法で骨癒合が得られる。, Femoroacetabularimpingement ピンサー型では、大腿骨頭頚部移行部が寛骨臼縁に 衝突を繰り返す。
82
鼠径部痛症候群について疼痛が生じやすい抵抗運動として誤っているのはどれか。2 つ
股関節伸展, 股関節外転
83
大腿骨の疲労骨折について正しいのはどれか。
一般的に保存療法で治癒することが多い。
84
大腿部の打撲で生じる外傷について誤っているのはどれか。
打撲部の表層筋のダメージが大きい。
85
ハムストリングス肉ばなれについて誤っているのはどれか。
I型は受傷後に患部の強いストレッチ痛がみられる。
86
肉ばなれについて誤っているのはどれか。2 つ
受傷する筋の多くは紡錘状筋である。, 手術療法の適応となることはない。
87
股関節・大腿部のスポーツ外傷・障害について正しいのはどれか。2 つ
ハムストリングス肉ばなれの重症例は、膝関節伸展位で股関節屈曲が強制されるよ うな動作で起こりやすい。, 骨化性筋炎は筋挫傷(筋打撲傷)後の合併症として起こりうるが、肉ばなれの後でも起こりうる。
88
疲労骨折が多くみられる部位について正しいのはどれか。2 つ
脛骨, 中足骨
89
股関節・大腿部のスポーツ外傷・障害について誤っているのはどれか。2つ
相手選手の膝や頭による大腿前面の筋挫傷は、大腿直筋に生じやすい。, 肉ばなれは、紡錘状筋で起こりやすい。
90
大腿部のスポーツ外傷・障害について正しいのはどれか。2 つ
膝関節に顕著な屈曲制限が生じることもある。, 骨化性筋炎は、大腿部の打撲傷(筋挫傷)後に起こりやすい合併症である。
91
大腿部の肉ばなれについて正しいのはどれか。2 つ
紡錘状筋よりも羽状筋の方が起こしやすい。, 大腿直筋の肉ばなれは、股関節伸展位、膝関節屈曲位で起きやすい。
92
膝前十字靭帯(ACL)損傷について正しいのはどれか。2 つ
陳旧例では、膝崩れを繰り返してしまう。, ACL 不全のままスポーツ活動を行うと、将来、関節症変化を生じる可能性が高い。
93
膝後十字靭帯(PCL)損傷について誤っているのはどれか。2 つ
コンタクトスポーツで生じることは少ない。, 単独損傷例では、再建術の適応となることが多い。
94
膝靭帯損傷について誤っているのはどれか。2つ
後十字靭帯(PCL)損傷は非接触で損傷することが多い。, 内側側副靭帯(MCL)損傷の診断には、内反ストレステストが有用である。
95
膝前十字靭帯(ACL)について正しいのはどれか。2 つ
損傷に合併する半月板損傷は後節部に多い。, 再建術の移植腱としては、わが国では自家腱を用いる場合がほとんどである。
96
膝の外傷・障害について誤っているのはどれか。2 つ
Osgood-Schlatter 病は成長期の女子に多い。, apprehension sign は有痛性分裂膝蓋骨の診断に有用な徒手検査である。
97
膝後十字靭帯(PCL)損傷について正しいのはどれか。2つ
膝の前面を地面に強打して発生することが多い。, 再建術の移植腱には膝屈筋腱を使用することが多い。
98
膝内側側副靭帯(MCL)について誤っているのはどれか。
完全断裂しても膝前十字靭帯損傷を合併することは少ない。
99
膝前十字靭帯(ACL)損傷について誤っているのはどれか。
バスケットボール競技では、接触型損傷が多い。