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古文慣用句
  • 70

  • 問題数 75 • 2/1/2025

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    問題一覧

  • 1

    (更衣を)女御とだに言はせずなりぬるが あかず 口惜しうおぼさるれば、 (更衣を)女御とさえ言わせなくなった(=呼ばせずじまいになった)のが()残念に思われるので

    もの足りなく

  • 2

    愛敬ありて、言葉多からぬこそ、 飽かず 向かはまほしけれ。 優しさがあって、口がずの多くない人とこそ、()対面したい

    飽きることなく

  • 3

    花の本にはねぢ寄り立ち寄り、 あからめもせず まもりて、 桜の花のもとには体をねじるようにして立ち寄り、()見つめて、

    よそ見もしないで

  • 4

    あらぬ ものにいひなしてやみぬるつとめて、 ()ものと言ってそのままになってしまったその早朝、

    別の

  • 5

    ありありて かく遥かなる国になりにたり。 ()このように(都から)遠い国(の国司)になってしまった。

    結局

  • 6

    わが ありし かたちにもあらず、 自分の()容貌でもなく、

    以前の

  • 7

    ありつる 所に帰りて、 ()場所に帰って、

    先程の

  • 8

    男の童の物怖ぢせず、 いふかひなき を召し寄せて、 男の子で何も怖がらず、()者を(姫君)は呼び寄せなさって

    取るに足らない

  • 9

    いと心細し と言へばおろかなり 。 とても心細い()。

    という言葉では言い尽くせない

  • 10

    軸表紙箱のさまなど いへばさらなり かし。 軸や表紙や箱の(立派な)様子など()よ。

    言うまでもない

  • 11

    妻子どもは さらにも いはず、 妻子たちは()、

    言うまでもなく

  • 12

    忍ぶれど 色に出で にけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで 人目を忍んでいたけれども、()てしまったなあ、私の恋は。「もの思いをしているのか」と人が尋ねるほど。

    表情に出

  • 13

    恐ろしくて 寝も寝 られず。 恐ろしくて()こともできない。

    寝る

  • 14

    珍しく、 えならぬ 調度ども並べおき、 珍しく、()調度品を並べ置いて、

    言いようもなく素晴らしい

  • 15

    音には聞け ども、いまだ見ぬ物なり。 ()が、まだ見たことがない物である。

    噂には聞く

  • 16

    数ならぬ 身はえ聞き候はず。 ()身では聞くことはできません。

    取るに足らない

  • 17

    かう心憂きことと、思いなぐさめがてら、 心もやら むと思ひて、津の国の方へぞいきける。 (平中は)このようにつらいことと、(その)思いを慰めがてら、()ようと思って、摂津の国の方へ行った。

    気晴らしをし

  • 18

    心をやり て遊ぶと見ゆれど、 ()て遊んでいると見えるが、

    満足し

  • 19

    あなめでたと、聞く人の 心ゆき て、 ああすばらしいと、聞く人が()て、

    満足し

  • 20

    させる 能もおはせ ね ば、 ()才能もおありでは()ので

    たいした ない

  • 21

    さはれ 、このついでにも死なばや。 ()、この機会に死にたい。

    どうとでもなれ

  • 22

    「其人ならば 苦しがるまじ 。入れ申せ」 「その人であるならば(平忠度殿ならば)、()。お入れせよ。」

    差し支えないだろう

  • 23

    (光源氏が)一をれ(=一部分) 気色ばかり 舞ひたまへるに、似るべきものなく見ゆ。 (光源氏が)一部分を()舞いなさったが 似るはずのものもなく(=たとえようもなくすばらしく)見える。

    ほんの少し

  • 24

    (三位中将に)今一度 見参に入り、昔語りをも申して、 (三位中将に)もう一度()、昔語り(=思い出話)をも申し上げて、

    お目にかかり

  • 25

    (敦盛の首を)九郎御曹司の 見参に入れ たりねれば、 (敦盛の首を)九郎御曹司(=義経)の()たところ、

    お目にかけ

  • 26

    なさけある人 にて、瓶に花をさへり。 ()人で、瓶に花を挿していた。

    風流心がある

  • 27

    心あら ん人はうたて愚かなりとぞ見るべき。 ()人はいやで愚かだと見るだろう。

    分別がある

  • 28

    「(私のことを)ひがひがしく聞こえなす人ありとも、ゆめ 心おき たまふな」 「(私のことを)ひねくれて(=ゆがめて)申し上げる人がいても、決して()なさるな」

    気にかけ

  • 29

    まことのよるべと頼みきこけむには必ず 心置か れぬべし。 本当のよりどころだとあてにし申しあげているような人には自然と必ず()てしまうにちがいない。

    気がねし

  • 30

    (紫の上のもとに姫君を養女に出すことを決心した明石の君が)よそのものに思ひやらむほどの 心の闇 、(光源氏は)推し量り給ふにいと心苦しければ、 (紫の上のもとに姫君を養女に出すことを決心した明石の君が姫君のことを)よそのものと(=他人の子として)思い遣る(=遠くから案じる)ようなときの()を、(光源氏は)推し量らなさると実に気の毒なので、

    思い乱れる親心

  • 31

    さらでだに あやしきほどの夕暮れに荻吹く音ぞ聞こゆる ()不思議なほどの(人恋しさを感じる)夕暮れに(さらに)荻を(揺らして)吹く風の音が聞こえてくる。

    ただでさえ

  • 32

    内侍ども、 さらぬ 女房たちも候ひけり。 内侍たちや、()女房たちもお仕えしていたり。

    それ以外の

  • 33

    さらぬ 別れに御心動かしたまふな。 ()別れ(=死別)にお気持ちを動かさないで(=動揺しないで)ください。

    避けられない

  • 34

    さるべき 縁のいささかありて、 ()因縁が少しあって、

    そうなるはずの

  • 35

    さるべき 物もなければ、 ()物もないので、

    適当な

  • 36

    さるべき 人々、ゆかしき事かなと、ささめき合ひたり。 ()人々が、見たいものだなあと、ささやき合った。

    立派な

  • 37

    さるべきにやありけむ 、この男の家ゆかしくて率て行け、といひしかば、 ()、この男の家を見たくて連れて行け、と言ったところ、

    そうなるはずの前世からの因縁であったのだろうか

  • 38

    わざと御学問は さるものにて 、 正式な御学問は()、

    言うまでもないことで

  • 39

    さればよ 、とこそおぼゆれ。いととくも変はる御心かな。 ()、と思われる。実に早く変わるお心ですねえ。

    案の定だ

  • 40

    枕よりまた知る人も無き恋を涙 せきあへず もらしつるかな 枕よりほかには知る人もない(私の)恋を、(せつなさに)涙を()、他人に漏らしてしまったよ(=他人に知られてしまったよ)。

    こらえきれず

  • 41

    そのこととなく 物ぞ悲しき ()もの悲しい。

    これということもなく

  • 42

    左の軸を広げ、月を少し そばめにかけ つつ 左の軸を広げ、月を()ながら

    横目で見

  • 43

    かく ただならぶなら せ給ひてのちは、 このように()なさった後は、

    懐妊し

  • 44

    横笛、なさけなううらめしけれども、 力なう 涙をおさへて帰りけり。 横笛は情けなく恨めしいが、()涙をこらえて帰った。

    どうしようもなく

  • 45

    例の、ときしもあれ 雨いたく降り、神いといたく鳴るを胸ふたがりて嘆く。 いつものように、()雨が酷く降り、雷が実にひどくとどろくのを、(悲しみで)胸がふさがって(=あふれて)嘆いた。

    他に時もあろうに

  • 46

    折なら色づきにけるもみぢ葉は ときにあひ てぞ色まさりける (まだその)時でもないのに色づいてしまったもみじ葉は()(=秋になっ)ていっそう美しい色になった。

    ちょうどよい時期に出会っ

  • 47

    いみじう 時にあひ たる人の婿になりて、 (ある人が、)とても()ている人の婿となって、

    時流に乗って栄え

  • 48

    京にてこそ ところえ ぬやうなりけれ、 京では()(られ)ないようであったが、

    よい地位を得

  • 49

    万の咎では、なれたるさまに上手めき、 ところえ たるけしきして、人をないがしろにするにあり。 全ての欠点は(物事に)慣れている(=物慣れた)様子で上手ぶって、()た様子で、人をないがしろにするところにある。

    得意になっ

  • 50

    殿におはして、 とばかり うち休み給ふ。 御伝にいらっしゃって、()お休みになる。

    ちょっとの間

  • 51

    こは、 なでふ 事をのたまふぞ。 これは、()ことをおっしゃるのか。

    なんという

  • 52

    なでふ 女が真名書は読む。 ()女が漢籍を読むのか。

    どうして

  • 53

    名にし負は ばいざ言問はん都鳥わが思ふ人はありやなしやと (都という)()ならば、さあ、(おまえに)尋ねてみよう。都鳥よ、(京都の)私の愛する人は(無事で)いるかどうかを。

    名前を持つ

  • 54

    花橘は 名にこそおへれ 、なほ梅のにほひにぞいにしへの事も立ちかへり恋しう思ひ出でらるる。 花橘は()、やはり梅のにおいの方が、昔のことも(その当時に)立ち戻って思い出される。

    有名であるけども

  • 55

    几帳の内にうち臥して引き出でつつ見る心地、后の位も 何にかはせむ 。 几帳の中で横になって(源氏物語を)取り出して見る(=読む)気持ちは、后の位も()。

    何にもならない

  • 56

    音を泣き たまふさまの、心深くいとほしければ、 ()なさる様子が、情が深く気の毒なので、

    声を上げて泣き

  • 57

    ありし女 のがり いきたりけり。 以前の女()行った。

    のもとへ

  • 58

    わが押し取りて居たら ばこそあらめ 。 私が無理やりに(奪い)取って住んでいる()。

    ならばともかく

  • 59

    二人の子やうやう 人となり て後、 二人の子がしだいに()て後、

    1人前になっ

  • 60

    やうやう、生き出でて、 人となり 給へりけれど、 (浮舟は)だんだん、元気が出てきて、()なさったが、

    正気に戻り

  • 61

    胸うちつぶれて 人やりならず おぼゆ。 胸がつぶれ(るような思いがし)て()と思われる。

    自分のせいである

  • 62

    またの 日の、まだつとめて、霜のいと白きに、 ()日(=翌日)の、まだ早朝、霜がとても白いときに、

    次の

  • 63

    やがてかきつく ままに 、首のほどを食はむとす。 (猫または)そのまま飛びつく()、首の辺りに食いつこうとする。

    とすぐに

  • 64

    かなしき ままに 、奥へも入らで、やがて端にふしたれば、 悲しい()、奥へも入らないで、そのまま端に伏していると、

    ので

  • 65

    昔の人 の必ず求めておこせよとありしかば、求めしに、 ()(=あなたの姉上)が、(物語を)きっと探してよこしてくれ、と言ったので、(私は)探したけれども、

    亡くなった人

  • 66

    五月待つ花橘の香をかげば 昔の人 の袖の香ぞする (陰暦の)五月を待って咲く橘の花の香りをかぐと、()の袖の香りがする。

    昔なじみであった人

  • 67

    めもあやに 、いみじき天人の天降れるを、 ()、すばらしい天人が天から降りてきたのを、

    まぶしいほど立派で

  • 68

    ただ夜明けむ やおそきと 合戦を始めておそはせ給へ。 ただ夜が明ける()合戦を始めて襲撃なさい。

    とすぐに

  • 69

    法皇のにはかに見えさせ給はぬは。いづ方へ御幸 やらん 。 (後白河)法皇が急にお見えにならないよ。どちらへお出まし()。

    であろうか

  • 70

    その恨み、まして やらむかたなし 。 (局を移された更衣の)その恨みは、まして()。

    晴らしようがない

  • 71

    世にある 僧どもの参らぬはなし。 ()僧たちで、(祈祷のために)参上しない者はいない。

    世間で評判の高い

  • 72

    例ならず 仰せ言などもなくて日頃になれば、 ()お言葉などもなくて数日になるので

    普段と違って

  • 73

    親などの心地あしとね、 例ならぬ けしきになる。 親などが気分が悪いといって、()様子であること(は心配で胸がつぶれるようだ)。

    体調がいつも通りでない

  • 74

    中将、 例の うなづく。 中将は()うなずく。

    いつものように

  • 75

    例の 車にておはしたり。 ()車でいらっしゃった。

    いつもの