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社会学
  • 伊波時億

  • 問題数 48 • 1/9/2024

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    問題一覧

  • 1

     テンニースは社会集団を、本質意志によって結合された自然的な集団であるゲゼルシャフトと、選択意志によって結合された人為的な集団であるゲマインシャフトに区分した。

  • 2

     マッキーバーは、集団をその成員の接触の度合いを基準にコミュニティとアソシエーションに分類し、アソシエーションにおいては人間的触れ合いが希薄であると主張した。

  • 3

     コミュニティは一定地域を持つ共同生活集団であり、アソシエーションは特定の関心や目的を追求するための集団である。この類型では、家族はアソシエーションに分類される。

    ⭕️

  • 4

     クーリーは、企業社会の研究から職場仲間などの人間関係を第1次集団と呼び、企業という第2次集団においても第1次集団が依然として有効に機能していると述べた。

  • 5

     コントは、人間の精神が神学的→形而上学的→実証的と発達していくにつれて、社会は法律的→軍事的→産業的の段階をたどって進歩するとした。

  • 6

     スペンサーは、社会が内部で分業を進めるにつれて、「機械的連帯」に基づく社会は「有機体的連帯」に基づく社会に進化すると主張した。

  • 7

     デュルケムは、環節型社会においては個性が尊重されるものの、組織型社会においては個性が無視されやすいとして、社会有機体的な組織理論の危険性を指摘した。

  • 8

     マルクス主義の社会変動についての考え方は、資本主義社会と社会主義社会の循環モデルとして表されるが、この両者を弁証法的に発展させたものが共産主義社会である。

  • 9

     権威主義パーソナリティとは、権威のある者には無批判に服従し、弱い者には服従を要求する性格特性であり、ファシズムや自民族中心主義に同調しやすい性格構造とされる。

    ⭕️

  • 10

     エリクソンは、パーソナリティをイド、自我、超自我の3つから構成されるものとし、そのうちイドと超自我の葛藤を調整するのが自我であると説明した。

  • 11

     サザーランドは、犯罪は人格的欠陥によってもたらされるとして、特に犯罪者の幼少期の家庭環境が「犯罪者的人格形成」に大きな影響を与えているとした。

  • 12

     ベッカーは、逸脱は集団内の経済格差が広がったときに発生するとして、逸脱は集団内で逸脱者と評価されることから生じるとした従来の考え方を否定した。

  • 13

     年齢別自殺率は、幼少期を除けば、一般に年齢が低いほど高くなるが、特に社会意識が形成される青年期の自殺率は他の年齢層と比べて著しく高い。

  • 14

     スティグマとは、社会的に好ましくない違いを示す印のことで、スティグマを負った人は他者からの差別や敵意を受けることが多い。

    ⭕️

  • 15

     文化遅滞説は、物質的文化と制度的文化では進展の速度が異なることに着目した理論で、人為的な制度的文化の変化が急激すぎると物質的文化が追いつかない点を問題視している。

  • 16

     ベネディクトは、日本人にとっての最高の徳は、自己の良心に従い、罪を犯さずに行動しようとする「サムライ精神」にあると指摘した。

  • 17

     家族の基本的な分類のうち複合家族とは、一夫多妻制や一妻多夫制のように夫婦の一方を中心に同時に2人以上の配得者を持つ家族形態である。

  • 18

     バージェスは、愛情にのみ支えられていた前近代的な「友愛家族」は、近代の管理社会の中でしだいに「制度家族」へと変容したと主張し、家族内の愛情の希薄化を憂慮した。

  • 19

     ウォーナーは、人間は生まれてから死ぬまでに、自らが養育された「生殖家族」と、自らがつくり出す「定位家族」の2つを経験するとした。

  • 20

     リトワクは、核家族が相互に結びつき、互いに重要な継続的援助を行う「修正拡大家族」こそ近代の産業社会に適合した家族形態であると主張した。

    ⭕️

  • 21

     グードは、アメリカで夫婦単位の家族が普及している背景を、産業化などの経済的要因だけにではなく、夫婦家族を理想とするイデオロギー的要因にも求めた。

    ⭕️

  • 22

     アリエスの指摘したように、子どもは前近代社会では「不完全な大人」であったが、近代家族では純真無垢で世話をするべき対象となった。

    ⭕️

  • 23

     家族機能縮小論は、家族が持っていた経済、地位付与、教育、保護、宗教、娯楽、愛情の7つの機能のすべてが現代社会では失われたと主張している。

  • 24

     集団の内部から配偶者選択をしないで、集団の外から配偶者を招き入れることを「外婚」というが、外婚は集団の団結力を低下させるとの逆機能を持っている。

  • 25

     バージェスの同心円地帯論では、中央業務地帯は非居住地帯であり、その外側に所得に応じた居住地帯があって、最も高所得者は最も外側の地帯に暮らすとされている。

    ⭕️

  • 26

     ホイトは、都市はもともとの集落を起点とした複数の「核」を持ち、それぞれから扇を広げたように広がっていくとして、扇形理論を提唱した。

  • 27

     ハリスとウルマンは、都市は単一の中心から発展するものではなく、機能を異にする多くの核を中心として発展するとして、多核心理論を唱えた。

    ⭕️

  • 28

     ワースは都市に特徴的な生活様式を「アーバニズム」と呼んだが、この概念は人口移動の多さなど人間生態学の視点から導き出されたものであり、社会心理的考察に欠けている。

  • 29

     ソローキンとジンマーマンは、都市社会と農村社会を区別することを批判し、民俗社会から都市社会への変化は連続的であるとして、民俗・都市連続体論を唱えた。

  • 30

     スプロール現象とは、都市中心市街地の人口が減少し、郊外の人口が増加して中心部が空洞化する人口移動現象のことで、大都市に顕著に見られる。

  • 31

     日本の村落社会を研究した喜多野清一は、本家と分家が家を単位とした上下関係を持っていることに着目し、この家連合のことを「宗族」と呼んだ。

  • 32

     鈴木栄太郎は、農民の生活に基づいている基本的な地域社会を「自然村」と呼び、それが支配の単位である「行政村」と異なることを指摘した。

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  • 33

     無作為抽出法は、母集団の中から無作為に標本を抽出する方法であり、標本の数が十分に大きくなっても母集団の特性を再現することが難しい。

  • 34

     最も一般的な電話調査は、調査にかかる金銭的コストが少ないことから、回答するのに時間がかかる複雑な問題についての調査に適している。

  • 35

     面接調査は、調査員が調査票を持って調査対象者を訪ね、直接面接して調査を行うことから、調査員の個人差や質問時の雰囲気が調査結果に影響を与える危険性がある。

    ⭕️

  • 36

     郵送調査は、訪問の必要がないことから調査範囲を広くとることができ、また関心を持った一部の人だけが返送してくることから、現実的に有益な統計を得ることができる。

  • 37

     配票調査は、調査票をあらかじめ配布して記入を依頼し、後で回収する方法で、時間や費用の点で比較的能率的であることから、国勢調査などに利用されている。

    ⭕️

  • 38

     集合調査は、一定の場所に集めて調査票への記入を依頼する方式で、多様性を持つ調査対象者を数人の調査員で調査できる点でコスト・パフォーマンスが高いといわれている。

  • 39

     参与観察法は、観察者が被観察者と同じ社会生活に参加してその実態を体験しながら内側から観察する手法で、ホワイトの『ストリート・コーナー・ソサエティ』もその1つである。

    ⭕️

  • 40

     疑似相関とは、2つの変数の間に見いだされた相関関係が、直接的な因果関係によるものではなく、両方と相関する第3の変数の存在によって生み出されたことを意味する。

    ⭕️

  • 41

     ウェーバーは、プロテスタンティズムのエートスこそが利潤を追求することを是認する資本主義の精神を生み出したと主張した。

    ⭕️

  • 42

     パーソンズは、社会は個別的要素から成り立っているために可分であるとして、原子論的社会観に基づく社会システム論を提唱した。

  • 43

     ゴフマンは、対面的相互行為において人はさまざまな印象操作を行っているとして、それを分析するにはドラマトゥルギーの方法が有効であるとした。

    ⭕️

  • 44

     儀礼的無関心とは、道ばたで倒れている人がいても見て見ぬふりをするような加害的態度のことであり、対象となる他者との間に相互作用がないことが前提となる。

  • 45

     シュッツは、人間の行為は意味に基づいてなされるとし、意味をつくり出す象徴を媒介とした他者との相互作用に注目する新しい社会学理論の提唱者となった。

  • 46

     ガーフィンケルは、『社会的世界の意味構成』において、社会的行為において自明の背景とされる生活世界の構造を解明しようとして、現象学的社会学の先駆となった。

  • 47

     ホマンズは、人は報酬を受けることが多ければ多いほど、その社会的行為を習慣的に繰り返すとして、これをハビトゥスと呼んだ。

  • 48

     ハーバーマスは、コミュニケーション的行為が政治権力者に独占的に利用されているとして、市民を巻き込んだ現代の合意形成にはこの種の行為の否定が不可欠だと述べた。