問題一覧
1
1 ジャパン・コーマスケール〈JCS〉で「刺激しても覚醒せず痛み刺激に対しても払いのけるよう な動作をする」と定義されるのはどれか
III−100
2
2 Aさん(53歳、女性)は休日に公園を散歩中、階段から落ちて頭部を強打し、意識を消失した状 態で病院に救急搬送された。病院到着時のAさんは開眼せず、声は発しているが理解不能である。 痛み刺激には逃れようとする動作がみられる。 グラスゴー・コーマ・スケール〈GCS〉によるAさんの意識レベルの評価はどれか。
E1 V2 M4
3
臓器の移植に関する法律における脳死の判定基準で正しいのはどれか。
脳幹反射の消失
4
運動性言語中枢はどれか。
Broca〈ブローカ〉野
5
78歳の男性。自宅で突然倒れ救急車で来院した。体温36.5°C、呼吸数14/分、脈拍数80/分、血圧 180/100mmHg、ジャパン・コーマ・スケールIII-100であった。検査の結果、右中大脳動脈領域の 脳梗塞と診断され、保存療法を行うことになった。 1か月後歩行可能になったが、身体の片側を壁や扉にぶつけるようになった。廊下で看護師とすれ 違っても気付かないことがある。 どのような異常が生じていると考えられるか。
半側空間無視
6
前頭葉の障害に伴う症状で正しいのはどれか。2つ選べ
人格の変化, 自発性の欠乏
7
関節や神経叢の周辺に限局して起こる感覚障害の原因はどれか。
物理的圧迫
8
最も順応しにくいのはどれか
痛覚
9
小脳失調でみられるのはどれか
姿勢保持が困難になる。
10
嚥下で正しいのはどれか。
食塊は蠕動運動によって食道内を移送される。
11
嚥下運動に伴って起こるのはどれか。2つ選べ。
後鼻孔の閉鎖, 耳管咽頭口の開口
12
嚥下障害のある患者の食事介助で適切なのはどれか。
水分はとろみをつける
13
軽度の嚥下障害がある患者への誤嚥性肺炎の予防法で正しいのはどれか。
口腔内を吸引しながらブラッシングする。
14
58歳の男性。会社役員。妻と子どもとの3人暮らし。出勤途中の電車内で意識消失し、けいれん発作を起こして搬送された。検査の結果、脳腫瘍の疑いで入院した。 入院後、頭痛と嘔吐があり、頭蓋内圧亢進症状が認められた。 起こりやすいのはどれか
徐 脈
15
脳ヘルニアの症状はどれか。
チェーンストークス呼吸
16
54歳の女性。激しい頭痛と嘔吐の後、意識を消失したため搬入された。呼吸数12/分、不規則。脈 拍50/分。血圧210/120mmHg。瞳孔不同がみられる。 考えられるのはどれか。
脳ヘルニア
17
髄膜炎の症状はどれか。2つ選べ
嘔 吐, 項部硬直
18
急性の頭痛を起こす可能性が最も高いのはどれか。
緑内障
19
糖尿病末梢神経障害による感覚障害のある患者へのフットケア指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
両足部を観察する。, 靴ずれしない靴を選ぶ。
20
糖尿病末梢神経障害のため感覚障害のある患者への足病変予防法で適切なのはどれか。
靴ずれしない靴を選ぶ。
21
糖尿病神経障害で正しいのはどれか。
自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。
22
糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。
自律神経の障害を伴う。
23
糖尿病神経障害について正しいのはどれか。
自律神経に障害を認める。
24
糖尿病外来の看護師が通院中の糖尿病の患者を対象にフットケア教室を行うことになった。 対象者の選定基準で、最も優先されるのはどれか。
感覚神経障害がある人
25
糖尿病患者に合併しやすいのはどれか。
下肢の知覚鈍麻
26
Guillain-Barré〈ギラン・バレー〉症候群で正しいのはどれか。
抗ガングリオシド抗体が出現する。
27
開眼に関与する神経はどれか。
顔面神経
28
疾患とその原因の組合せで正しいのはどれか。
末梢性顔面神経麻痺 ― 帯状疱疹ウイルス
29
脳神経とその障害による症状との組合せで正しいのはどれか
舌下神経 ― 舌の偏位
30
三叉神経の機能はどれか。
顔面の知覚
31
Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。
腓腹部に仮性肥大を認める。
32
7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。両親との3人家族。車椅子介助で特別支援学校に通学している。父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。介護はほぼ母親が担っている。母親は軽度の高血圧症である。 問題1 肺炎は改善し、退院後も経鼻経管栄養法によって栄養補給を行うこととなった。退院後の病状変化時の対応について母親から不安の訴えがあったため、訪問看護ステーションからの訪問看護が開始されることとなった。 経鼻経管栄養法の合併症予防のため、観察する項目で優先度が低いのはどれか。
発熱の有無, 肺音の異常の有無, 経鼻チューブの固定状況, チューブ挿入部の皮膚の状態
33
7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。両親との3人家族。車椅子介助で特 別支援学校に通学している。父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。介護はほぼ母親が 担っている。母親は軽度の高血圧症である。 問題2 在宅での経鼻経管栄養法の家族への指導で適切なのはどれか。
注入を始める時刻は男児・家族の生活パターンに合わせる。
34
退院後3か月が経ち、母親の付き添いで再び通学が可能となった。しかし、毎日介護と家事を行っている母親に疲労がみられるようになった。訪問看護師が訪問すると「今朝自分の血圧を 測ったら160/100mmHgだったが、大丈夫だろうか」と母親から相談があった。 受診を勧めた上で次に行う対応で適切なのはどれか。
ホームヘルプサービスの利用を勧める。
35
皮膚筋炎の皮膚症状はどれか。
ヘリオトロープ疹
36
重症筋無力症について正しいのはどれか。
特徴的な症状は眼瞼下垂である。
37
胸腺腫に合併する疾患で多くみられるのはどれか。
重症筋無力症
38
生活習慣が発症に関連している疾患はどれか。
肺気腫
39
先天異常はどれか。
心房中隔欠損症
40
重症筋無力症で正しいのはどれか。
自己免疫疾患である。
41
肺活量の低下は著しくないが、1秒率が低下するのはどれか。
気管支喘息
42
疾病とその特徴的な所見の組合せで正しいのはどれか。
クループ症候群 ― 吸気性喘鳴
43
Aさん(85歳、男性)は、妻と2人で暮らしていたが、自宅で意識を消失して緊急入院した。検査 の結果、右中大脳動脈領域の脳梗塞と診断された。意識は回復したが左片麻痺があり、発症後3日 からベッド上での関節可動域訓練(ROM訓練)が開始された。 問題1 発症後8日。Aさんは「ご飯が食べたい」と話した。左口角から流涎があるが、唾液は飲み込めて いる。日中、うとうとしていることもある。 Aさんへの嚥下機能の間接訓練で適切なのはどれか。
疲労状態を確認しながら行う。
44
Aさん(85歳、男性)は、妻と2人で暮らしていたが、自宅で意識を消失して緊急入院した。検査 の結果、右中大脳動脈領域の脳梗塞と診断された。意識は回復したが左片麻痺があり、発症後3日 からベッド上での関節可動域訓練(ROM訓練)が開始された。 Aさんがセルフケア能力を維持して、口腔内の清潔を保つための訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
歯磨きの自助具を紹介する。, 筋力低下の日内差について尋ねる。
45
Aさん(85歳、男性)は、妻と2人で暮らしていたが、自宅で意識を消失して緊急入院した。検査 の結果、右中大脳動脈領域の脳梗塞と診断された。意識は回復したが左片麻痺があり、発症後3日 からベッド上での関節可動域訓練(ROM訓練)が開始された。 Aさんは「娘との生活を続けるために私も頑張らなくてはいけないと思っている」と言う。 訪問看護師のAさんへの対応で適切なのはどれか。
「ホームヘルパーの支援を受けることも考えましょう」
46
血栓が存在することによって脳塞栓症を引き起こす可能性があるのはどれか。
左心房
47
脳出血で最も頻度の高い出血部位はどれか。
被 殻
48
54歳の女性。激しい頭痛と嘔吐の後、意識を消失したため搬入された。呼吸数12/分、不規則。脈 拍50/分。血圧210/120mmHg。瞳孔不同がみられる。 考えられるのはどれか。
脳ヘルニア
49
もやもや病で正しいのはどれか。2つ選べ。
病変はくも膜下腔にある。, 進行性の脳血管閉塞症である。
50
Aさん(59歳、女性)は、午前2時ころにバットで殴られたような激しい頭痛を自覚し、嘔吐した。午前4 時、Aさんは、頭痛を我慢できなくなったために、家族に付き添われて救急搬送され、緊急入院した。入院 時、ジャパン・コーマ・スケール<JCS>I-1、四肢の麻痺を認めない。 Aさんは、入院後に緊急開頭術を受けることになった。 手術を受けるまでの看護で適切なのはどれか。
不整脈の出現に注意する。
51
多発性硬化症で正しいのはどれか。2つ選べ。
脱髄病変が多発する。, MRIは病変の検出に有用である。
52
Parkinson〈パーキンソン〉病の症状について正しいのはどれか。
腕を振らずに歩く。
53
Aさん(75歳、男性)は妻(75歳)と2人暮らしで、15年前にParkinson〈パーキンソン〉病と診 断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤー ル〉重症度分類のステージIVで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で 通院中である。妻の介護負担を軽減するため、Aさんは毎月10日間、介護老人保健施設の短期入所 〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、Aさんは予定を早めて入所 した。Aさんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿 勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。 問題1 看護師のAさんへの食事援助で正しいのはどれか。
座位時の体幹を安定させる。
54
Aさんは社交的で短期入所中はいつも介護老人保健施設の利用者や職員と笑顔で会話していたが、 今回は、会話中に急に表情がなくなり声が聞きとれないほど小さくなったり、手足の震えが出現 することがあった。食後に薬を内服すると症状は改善するが、内服して2時間後には同じような症 状が現れることがあった。 Aさんの症状はどれか。
ウェアリングオフ現象
55
パーキンソン病患者がすくみ足を軽減させる練習をするときに、看護師が行う助言で適切なのは どれか。
メトロノームを使うよう勧める。
56
Aさん(75歳、男性)は妻(75歳)と2人暮らしで、15年前にParkinson〈パーキンソン〉病と診 断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤー ル〉重症度分類のステージIVで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で 通院中である。妻の介護負担を軽減するため、Aさんは毎月10日間、介護老人保健施設の短期入所 〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、Aさんは予定を早めて入所 した。Aさんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿 勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。 問題3 妻の腰痛が改善したため、Aさんは自宅に戻ることになった。Aさんは「妻に負担をかけないよう に自分で動けるようになりたい。自宅でできる運動や注意することを教えてください」と看護師 に話した。 Aさんへの指導で適切なのはどれか。
「歩行時に腕を大きく振りましょう」
57
見当識障害の評価として適切なのはどれか
「今日は何月何日ですか」
58
脳梗塞を最も早期に検出できる画像検査はどれか。
磁気共鳴画像〈MRI〉
59
脳血管造影を行う患者の看護について最も適切なのはどれか。
穿刺部の末梢側の動脈の拍動を確認する。
60
髄液検査のための腰椎穿刺を受ける患者への対応で適切なのはどれか。
検査後は患者の頭痛や吐き気に注意する。