問題一覧
1
大後頭直筋の起始:軸椎の棘突起、停止:下項線の中間1/3である
○
2
小後頭直筋の起始停止は、起始:環椎の後結節、停止:下項線の内側1/3である。
○
3
上頭斜筋の起始停止は、起始:環椎の後結節、停止:大後頭直筋の停止の上部である
×
4
下頭斜筋の起始停止は、起始:軸椎の棘突起、停止:環椎の横突起
○
5
運動器徒手理学療法士(OMPT:Orthopaedic Manipulative Physical Therapists)の定義は、臨床推論に基づき徒手的治療技術と運動療法を含む高度かつ個別の治療アプローチを使用して、神経・筋骨格系機能のマネージメントを行う理学療法の専門領域である
○
6
Red Flagは、
重篤で意図的でない体重減少、進行する神経学的な兆候など、重大な病態 を提示する症状がみられる患者の場合で、理学療法は禁忌である
7
Yellow Flagの特徴は何ですか?
心理、行動学的因子 疼痛の状態に関する非現実的な信念、疼痛は回避すべきという信念など、症状の慢性化を予期する、心理的もしくは社会的な要因がみられる患者の場合で、多職種による包括的なリハビリテーションが必要になるかもしれない
8
Blue Flagの特徴は何ですか?
社会、経済的要因 仕事がさらなる損傷の原因になるという考え、上司の支援が十分でないという信念など、落痛もしくは健康における仕事の影響についての認知
9
Black Flagの特徴は何ですか?
職業的因子 仕事が不適合、家族の過度の心配など、患者とセラピストだけでは解決が困難な問題
10
Orange Flagの特徴は何ですか?
臨床的な抑うつ症状、人格障害など、精神医学的な状態
11
Pink Flagの特徴は何ですか?
非公式なFlagで、Yellow Flagの真逆で症状に対するPositiveな考えや信条
12
副運動の三つの動きは何ですか?
滑り, 転がり, 軸回旋
13
胸腰椎骨折患者の何割が脊髄損傷も合併していますか?
10〜30%
14
胸腰椎骨折の原因として一般的なものは何ですか?
スポーツ活動(乗馬やスキーなど)などの高エネルギー衝撃, 高所からの転落, 自動車事故
15
低エネルギーの影響によっても持続する可能性がある胸腰椎骨折の原因は何ですか?
骨粗鬆症による骨施弱性
16
胸腰椎骨折が高エネルギーの場合、他の損傷も関係することがあります。具体的には何ですか?
頭部外傷, 気胸(肺虚脱), 肋骨骨折
17
カナダの疫学調査によると、脊髄損傷の発生率は人口10万人あたり何人ですか?
64人
18
後頭下筋群は何で構成されているか?
大後頭直筋, 小後頭直筋, 上頭斜筋, 下頭斜筋
19
カッパ係数とは、名義尺度や順序尺度で測られる評価の信頼性を評価するために使用される指標。0~1の範囲。0~0.4:低い一致、0.41~0.6:中等度の一致、0.61~0.8:かなりの一致、0.81~:高い一致。0.8以上はかなりの一致となる
×
20
等尺性抵抗テスト 疼痛あり+強い力=
筋・腱の微細な損傷、神経系正常
21
等尺性抵抗テスト 疼痛なし+弱い力=
完全な筋または腱の断裂、神経系の障害・圧迫など
22
等尺性抵抗テスト 疼痛あり+弱い力=
重大な筋・腱の損傷、骨折の可能性、神経系の重大な損傷の可能性
23
等尺性抵抗テスト 全ての動きに痛みを伴う=
末梢または知覚感作、もしくは心理的原因
24
等尺性抵抗テスト 繰り返す疼痛=
間欠性跛行の可能性
25
運動の量の評価
自動運動で可動域を評価する、次に自動運動が停止したところから他動運動を開始し、評価後、自動運動より少ない運動のHypoか正常より多い運動のHypoか明らかにする
26
運動の段階 Hypoは?
0=不動(強直) 徒手的介入なし, 1=明らかな運動の減少 TSM Low Velocity(低速度), 2=軽度の運動の減少 TSM High Velocity(高速度:一般的なマニプレ)
27
運動の段階 Hyper?
4=軽度の運動の増加 Stabilization exercise 及びGrade2牽引, 5=明らかな運動の増加 Stabilize & Brace, 6=完全な不安定 徒手的介入なし、手術(固定術)
28
運動の段階 正常は?
3=正常 姿勢及び運動教育によって維持
29
痛みのタイプと組織:引き攣るような鈍い痛み
筋
30
痛みのタイプと組織:鈍い疼くような痛み
靭帯、関節包
31
痛みのタイプと組織:鋭く打ち込まれるような痛み
神経根
32
痛みのタイプと組織:鋭くはっきりとした電気が走るような痛み
神経
33
痛みのタイプと組織:焼けるような、押し込まれるような、刺すような痛み
交感神経系
34
痛みのタイプと組織:深く、しつこい鈍い痛み
骨
35
痛みのタイプと組織:鋭く、しつこい鈍い痛み
骨折
36
痛みのタイプと組織:脈うち様、あいまい
血管性
37
安全性テスト
C0/1及びC1/2のトラクションテスト, 翼状靭帯のテスト(C2棘突起を触診しながら頭部を側屈), 環椎横靭帯テスト(前屈してC2棘突起を押して症状が軽減すると陽性), 環椎軸椎側方安定性テスト(C2固定してC1椎弓を示指で反対側に押す、両側やる), 椎骨動脈テスト
38
安全性テストをやる理由
動脈乖離を起こさないようにするため, 特に、治療に先立って、頚椎の動脈機能不全(CAD)を合併している可能性のある患者に対して、頚椎領域の評価を行う