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病態治療学I(呼吸と循環)
  • 24210028上沼

  • 問題数 100 • 11/17/2024

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    問題一覧

  • 1

    心電図モニターで不整脈の変化が見られた。このときの心電図を以下に示す。適切なのはどれか。

    無症状もしくは軽度の場合は経過観察で構わない。

  • 2

    心電図モニターで不整脈の変化が見られた。このときの心電図を以下に示す。適切なのはどれか

    心房内での血栓形成に注意を要する必要がある。

  • 3

    感染性心内膜炎の原因として考えにくいのはどれか。

    心筋梗塞

  • 4

    心筋炎で正しいのはどれか

    上気道感染を初発とすることが多い。

  • 5

    急性心膜炎の特徴的な検査所見はどれか。

    下に凸型のST上昇

  • 6

    急性心膜炎で正しいのはどれか

    コクサッキーウイルス感染を原因とするものがある。

  • 7

    僧帽弁狭窄症mitral stenosisについて正しいのはどれか

    2. 左心房内圧が上昇する。

  • 8

    感染性心内膜炎の合併をきたしにくいのはどれか。

    僧帽弁狭窄症

  • 9

    僧帽弁狭窄症の心雑音に特徴的なのはどれか。

    拡張期ランブル音

  • 10

    開心術でないのはどれ

    経皮経静脈的僧帽弁交連切開術(PTMC)

  • 11

    一次性僧帽弁閉鎖不全の第一選択となる術式はどれか

    僧帽弁形成術

  • 12

    ベントール手術が適応になるのはどれか

    大動脈弁閉鎖不全症

  • 13

    大動脈弁閉鎖不全の原因として考えにくいのはどれか。

    労作性狭心症

  • 14

    三尖弁閉鎖不全症で正しいのはどれか

    高齢化に伴い患者が増加傾向である。

  • 15

    Aさん(65歳,男性)は,大動脈弁狭窄症aortic stenosisで大動脈弁置換術が実施された。術後2日,Aさんは集中治療室に入室中である。Aさんは中心静脈ライン,心囊・縦隔ドレーン,胸腔ドレーン,動脈ライン,3本の末梢静脈ライン,膀胱留置カテーテルが挿入されている。Aさんの意識は清明で,呼吸状態,循環動態は安定しているが,挿入されているライン類を気にする様子がみられる。 術後3日。Aさんは,術後のバイタルサインも安定しているため,一般病室に転室となった。現在は末梢静脈ラインと胸腔ドレーンが挿入されている。  Aさんのドレーン管理について正しいのはどれか

    3. 持続的に陰圧となっているか観察する。

  • 16

    後天性の大動脈弁狭窄症aortic stenosisについて正しいのはどれか

    2. 弁尖の石灰化による。

  • 17

    拡張期雑音が聴取されるのはどれか。

    1. 僧帽弁狭窄

  • 18

    Aさん(58歳,男性,会社員)は,妻(55歳)と2人暮らし。5年前から高血圧症hypertention,脂質異常症dyslipidemiaを指摘され,降圧薬を内服していた。自宅で左半身に脱力感が出現し,救急車で搬送された。救急外来でCT及びMRI検査を行った結果,右中大脳動脈領域に脳梗塞cerebral infarctionの所見が認められた。入院時は,グラスゴー・コーマ・スケール〈GCS〉E3V4M5,体温36.8℃,呼吸数16/分,脈拍66/分(不整),血圧160/85mmHg,HbA1c5.8%,心電図では,RR間隔は不定で心拍数100/分であった。入院後,血栓溶解療法を受け,2日後からリハビリテーションが開始された。1週後には回復期リハビリテーション病棟へ転棟した。 Aさんの脳梗塞cerebral infarctionの原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。

    3. 高血圧症hypertention, 4. 心房細動atrial fibrillation

  • 19

    Aさん(52歳,男性)は,49歳から高血圧症hypertensionで内服治療と食事や運動に関する生活指導を受けている。2か月間の予定で開発途上国に出張することになり,予防接種を受ける目的で渡航外来を受診した。Aさんから「渡航にあたって何か注意することはありますか」と質問があった。  Aさんへの看護師の説明で適切なのはどれか。

    4. 「持参する高血圧症hypertensionの薬について,かかりつけ医に相談しましょう」

  • 20

    Aさん(70歳,女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症hypertensionと心不全heart failureと診断され,内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが,時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており,認知機能は問題ない。週2日,事務職のパートとして働いており,電車を使って通勤していた。息子(42歳)と娘(37歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前からAさんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり,2,3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため,診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。  身体所見:意識は清明。身長159cm,体重61.3kg。体温37.1℃,呼吸数21/分,脈拍95/分,不整,血圧164/96mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉92%(room air)。両下肢に軽度の浮腫を認めた。 外来看護師がAさんに対して優先して確認するのはどれか。

    2. 最近の体重の増減

  • 21

    大腸内視鏡検査について正しいのはどれか。2つ選べ。

    3. 迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。, 5. 検査後に下血の有無を観察する。

  • 22

    二次性高血圧症secondary hypertensionの原因となるホルモンはどれか

    1. アルドステロン

  • 23

    細動脈硬化をきたしうる疾患はどれか。

    腎硬化症

  • 24

    JSH2019が掲げる75歳未満の成人の降圧目標はどれか。

    130/80mmHg未満

  • 25

    診察室血圧で高血圧と診断されるのはどれか。

    140/90mmHg以上

  • 26

    仮面高血圧で正しいのはどれか。

    無治療により血管障害リスクが進行する。

  • 27

    本態性高血圧の治療で正しいのはどれか。

    食塩制限は6g/日未満にする。

  • 28

    降圧薬治療の第一選択となるのはどれか。

    カルシウム拮抗薬

  • 29

    前負荷をおもに軽減するのはどれか。

    利尿薬

  • 30

    降圧薬治療で正しいのはどれか。

    薬剤併用の目的は降圧目標の達成である。

  • 31

    副腎髄質からのホルモン分泌異常で高血圧をきたすのはどれか。

    褐色細胞腫

  • 32

    起立性低血圧の対処法として適切でないのはどれか。

    塩分の制限

  • 33

    動脈硬化を直視して評価できる血管はどれか。

    2. 眼底動脈

  • 34

    急性大動脈解離について正しいのはどれか。

    4. 若年者ではMarfan〈マルファン〉症候群Marfan syndromeの患者にみられることが多い。

  • 35

    Aさん(48歳,男性)は,仕事中に生じた胸部と右肩の違和感を主訴に来院した。バイタルサインは安定しているが,スタンフォード分類B型の急性大動脈解離acute aortic dissectionと診断され,医師から手術を勧められた。  治療の選択で迷っている様子のAさんへの対応で適切なのはどれか。

    1. 「医師からの治療のリスクや合併症の説明で,不明な点はありますか」

  • 36

    58歳の男性。コンピュータプログラマー。3か月前から右下肢に歩行時の疼痛があり右下肢閉塞性動脈硬化症と診断され,経皮的血管形成術の目的で入院した。 右大腿動脈からカテーテルを挿入し,右外腸骨動脈閉塞部へのステント留置術が施行された。  ステント留置術施行後の看護で最も重要なのはどれか。

    3. 穿刺部位の止血確認

  • 37

    (続き) 抗凝固薬としてワルファリンが処方され,退院が予定された。  退院後の食事で摂取を控えるのはどれか。

    2. 納豆

  • 38

    下肢の閉塞性動脈硬化症arteriosclerosis obliterans〈ASO〉の症状はどれか。

    1. 間欠性跛行

  • 39

    間欠性跛行が出現するのはどれか。

    4. 閉塞性動脈硬化症arteriosclerosis obliterans

  • 40

    閉塞性動脈硬化症arteriosclerosis obliterans〈ASO〉について正しいのはどれか。

    2. 粥状硬化が原因である。

  • 41

    間欠性跛行の原因となりにくい疾患はどれか

    高安動脈炎

  • 42

    ステロイド療法が第一選択となるのはどれか

    高安動脈炎

  • 43

    閉塞性血栓血管炎の血管像はどれか。

    コルクの栓抜き状側副血行路

  • 44

    大動脈瘤の圧迫症状であるのはどれか

    嗄声

  • 45

    大動脈瘤によるホルネル症候群で見られないのはどれか。

    乳頭浮腫

  • 46

    大動脈瘤の好発部位はどれか。

    腎動脈分岐以下

  • 47

    大動脈解離の血液検査で正しいのはどれか。

    Dダイマーが高値となる。

  • 48

    大動脈解離の症状として可能性が低いのはどれか。

    肺うっ血

  • 49

    下肢静脈瘤で正しいのはどれ

    根治手術で静脈瘤をきたした血管を焼灼する術式が行われる。

  • 50

    深部静脈血栓症で正しいのはどれか。

    早期離床は深部静脈血栓症予防で重要である。

  • 51

    血栓形成のウィルヒョウの3要因と原因の関係で適切なのはどれか。

    血液凝固能亢進 ー 脱水

  • 52

    気管で正しいのはどれか。2つ選べ。

    2. 胸骨角の高さで分岐する。, 4. 吸息相の気管内圧は陰圧である。

  • 53

    縦隔に含まれるのはどれか。

    2. 胸腺

  • 54

    睡眠時無呼吸症候群sleep apnea syndromeの原因となるのはどれか

    3. 咽頭扁桃肥大adenoid hypertrophy

  • 55

    Aさん(42歳,男性,事務職)は,仕事中に居眠りをすることが多いと上司に注意されていた。Aさんの睡眠時間は7時間であり,寝つきはよいが,毎朝寝不足と頭痛を感じていた。最近,いびきがひどいと家族から指摘されて受診した。Aさんは,身長165cm,体重81kgである。  最も考えられるのはどれか。

    5. 睡眠時無呼吸症候群sleep apnea syndrome

  • 56

    呼吸性アシドーシスをきたすのはどれか。

    4. CO2ナルコーシス

  • 57

    Aさん(58歳,女性)は,10年前に肺気腫pulmonary emphysemaを指摘されたが喫煙を続け,体動時に軽い息切れを自覚していた。Aさんは,肺炎pneumoniaで救急病院に入院し経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉86%でフェイスマスクによる酸素投与(4l/分)が開始された。抗菌薬投与後6日,鼻腔カニューラによる酸素投与(2l/分)でAさんの経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉が94%まで回復した。夜間Aさんは眠れているようだが,早朝に頭痛を訴え,日中も傾眠傾向になった。  Aさんへの対応で適切なのはどれか。

    3. 動脈血液ガス分析の実施

  • 58

    増加によってチアノーゼをきたすのはどれか。

    3. 還元ヘモグロビン

  • 59

    チアノーゼが出現するのはどれか。

    4. 血中還元ヘモグロビン量の増加

  • 60

    肺門部に存在しないのはどれか。

    甲状腺

  • 61

    気管・気管支で正しいのはどれか。

    右気管支のほうが正中からの傾斜角が浅い。

  • 62

    軟骨を持たないのはどれか。

    細気管支

  • 63

    CO2ナルコーシスで正しいのはどれか。

    高濃度酸素の吸入で呼吸が維持できなくなる。

  • 64

    血中の酸塩基平衡において肺で調節されるのはどれか。

    二酸化炭素排出量

  • 65

    チアノーゼで正しいのはどれか

    貧血時はチアノーゼが出現しにくい。

  • 66

    Aさん(80歳,女性)は発熱があり,呼吸状態が悪いため,外来を受診し肺炎pneumoniaと診断され緊急入院となった。  入院時,病室でAさんは「ここはどこ」と話し混乱した様子であった。湿性の咳嗽があり,口唇の乾燥が著明である。同居の夫からの情報では,1週前から食事は摂れていたが,水分摂取量が減っていた。3日前から寝て過ごしていたが,トイレには自分で行くことができていた。身の回りのことは自立している。入院後に点滴静脈内注射1,500mL/日の指示があり,抗菌薬が開始された。 身体所見:身長152cm,体重45kg,体温38.0℃,呼吸数32/分,脈拍120/分,整,血圧107/80mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(room air)。ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-2。 検査所見:赤血球447万/μL,Hb12.5g/dL,白血球16,600/μL,総蛋白6.2g/dL,アルブミン4.0g/dL,血糖98mg/dL,Na151mEq/L,K4.0mEq/L,Cl97mEq/L,Ca8.7mg/dL,CRP23.0mg/dL。  Aさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。2つ選べ。

    1. 脱水, 5. 電解質異常

  • 67

    (続き) 入院当日,Aさんは日中は会話ができていたが,夕方からそわそわしながら落ち着かない様子であった。また,話のつじつまが合わず,朝と夕方を間違え急に大きな声を出し,夜中に起きだして自分の荷物を触っていることがあった。翌日,日中は眠気を訴えながらも眠ることなく静かに過ごし,夜間は焦燥があり眠れていない。  Aさんの状態はどれか。

    1. せん妄delirium

  • 68

    (続き) 入院2日,病棟の看護師でAさんへの援助の方針について話し合った。  Aさんへの対応で適切なのはどれか。

    1. 日中の離床を促すために歩行に付き添う。

  • 69

    Aちゃん(5か月,女児)は,父親(会社員),母親(主婦),兄のB君(3歳)と4人家族である。近所に祖父母が住んでいる。Aちゃんは3日前から鼻汁と咳嗽があり,昨日夕方より39℃の発熱がみられ小児科外来を受診した。自宅で哺乳量の低下はなく,1日に1,2回咳嗽とともに嘔吐がみられていた。来院時,体温39.3℃,呼吸数45/分,脈拍142/分,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air)であった。診察と検査の結果,RSウイルスによる急性細気管支炎acute bronchiolitisと診断され,去痰薬が処方された。 診察後,家庭でのケアについてAちゃんの母親に指導することになった。  看護師の指導で適切なのはどれか。

    2. 「哺乳前に鼻水を器具で吸引してあげてください」

  • 70

    特発性間質性肺炎の患者。毎日プレドニゾロンを30mg内服している。外来受診時に「この数日,目が少し痛いような気がして軽い頭痛もする。薬の副作用なのだろうか」と話した。視力の変化や眼瞼および眼球結膜に充血を認めない。  対応で適切なのはどれか。特発性間質性肺炎の患者。毎日プレドニゾロンを30mg内服している。外来受診時に「この数日,目が少し痛いような気がして軽い頭痛もする。薬の副作用なのだろうか」と話した。視力の変化や眼瞼および眼球結膜に充血を認めない。  対応で適切なのはどれか。

    4. 眼圧を測定する。

  • 71

    呼吸音の聴診で粗い断続性副雑音が聴取されたときに考えられるのはどれか。

    4. 気道での分泌物貯留

  • 72

    Aさん(62歳,男性)。1人暮らし。1週前から感冒様症状があり様子をみていたが,呼吸困難と咳嗽が増強したため外来を受診した。胸部エックス線写真と胸部CTによって特発性肺線維症idiopathic pulmonary fibrosisによる間質性肺炎interstitial pneumoniaと診断され入院した。 既往歴:42歳で糖尿病diabetes mellitusと診断された。59歳と61歳で肺炎pneumoniaに罹患した。 生活歴:3年前から禁煙している(20~59歳は20本/日)。 身体所見:BMI17.6。体温38.8℃,呼吸数30/分,脈拍112/分,血圧140/98mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉91%。両側下肺野を中心に,吸気終末時に捻髪音あり。呼気時は問題ないが,吸気時に深く息が吸えない。ばち状指を認める。 検査所見:血液検査データは,白血球13,000/μL,Hb10.5g/dL,総蛋白5.2g/dL,アルブミン2.5g/dL,随時血糖85mg/dL,CRP13.2mg/dL。動脈血液ガス分析で,pH7.35,動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉38Torr,動脈血酸素分圧〈PaO2〉56Torr。胸部エックス線写真と胸部CTで,下肺野を中心に輪状影,網状影,淡い陰影あり。 入院時のAさんの身体状況のアセスメントで適切なのはどれか。

    4. Ⅰ型呼吸不全である。

  • 73

    (続き) Aさんは入院後に呼吸機能検査を受けることになった。換気障害の分類を図に示す。  Aさんの呼吸機能検査の結果で考えられるのはどれか。

    A

  • 74

    ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉に感染している患者で,後天性免疫不全症候群acquired immunodeficiency syndrome〈AIDS〉の状態にあると判断できる疾患はどれか。

    2. ニューモシスチス肺炎pneumocystis pneumonia

  • 75

    呼吸音の変化と原因の組合せで正しいのはどれか

    4. 肺野での気管支呼吸音の聴取――――肺炎pneumonia

  • 76

    エンピリック治療はどれか。

    原因微生物が判明する前に推定される微生物を広くカバーするスペクトルの抗菌薬を使用する。

  • 77

    市中肺炎はどれか

    入院後48時間以内の肺炎

  • 78

    死亡率が最も高いのはどれか

    院内肺炎(HAP)

  • 79

    細菌性肺炎の起因菌でないのはどれか。

    アスペルギルス

  • 80

    細菌性肺炎のX線像の特徴はどれか。

    エアロブロンコグラム

  • 81

    非定型肺炎に有効なのはどれか。

    マクロライド系抗生物質

  • 82

    マイコプラズマ肺炎で正しいのはどれか。

    胸部CTで粒状影を確認する。

  • 83

    ニューモシスチス肺炎で正しいのはどれか。

    AIDS発症の初期症状として発症することが多い。

  • 84

    間質性肺炎の病態で正しいのはどれか。

    酸素拡散量が低下する。

  • 85

    特発性肺線維症でただしいのはどれか。

    胸部CTで蜂巣肺を認める。

  • 86

    特発性肺線維症でただしいのはどれか。

    KL-6の上昇が見られる。

  • 87

    胸膜炎の治療で正しいのはどれか。

    がん性胸膜炎を原因とする場合はピシバニールを使用する。

  • 88

    胸膜炎で胸膜癒着術を行う目的はどれか。

    胸水の貯留抑制。

  • 89

    Aさん(57歳,男性)は,妻(50歳)と2人で暮らしている。21歳から喫煙習慣があり,5年前に風邪で受診した際に肺気腫pulmonary emphysemaと診断された。最近は坂道や階段を昇ると息切れを自覚するようになってきた。  Aさんの呼吸機能に関する数値で増加を示すのはどれか。

    2. 残気量

  • 90

    (続き) Aさんは発熱,咳嗽,粘稠痰,呼吸困難を認めたため受診し,肺炎pneumoniaを伴う慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary disease〈COPD〉の急性増悪と診断されて入院した。入院後,薬物療法によって病状は改善し退院が決定した。看護師がAさんに退院後の生活について尋ねると,今回の入院をきっかけにAさんは退職し,家事に専念すると答えた。  Aさんの呼吸機能に対する負荷が最も小さい動作はどれか。

    4. 買い物した荷物をカートで運ぶ。

  • 91

    (続き) 5年後,Aさんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の入院では呼吸機能の低下がみられたため,退院後に在宅酸素療法〈HOT〉を導入することになった。Aさんは「家での生活で気をつけることは何ですか」と看護師に質問した。  Aさんへの指導内容で適切なのはどれか。

    3. 「ガス調理器を電磁調理器に変更してください」

  • 92

    Aさん(75歳,男性)は1人暮らしで,妻とは5年前に死別し,子どもはいない。57歳のときに慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary disease〈COPD〉と診断された。他に既往はない。20歳から喫煙していたが,今は禁煙している。エレベーターのないアパートの4階に住んでおり,家事動作時に息苦しさが出現することもあったが,日常生活動作〈ADL〉は自立していた。妻が亡くなってからは食事が不規則になり,インスタント食品ばかり食べていた。入浴はせず,週に1回シャワーを浴びていた。  1週前から日常生活動作〈ADL〉でも息苦しさが増強し,食欲がなく,ほとんど食事をしていなかったが,ジュースを500mL/日は飲んでいた。昨日の夕方に37.8℃の発熱があったため,本日かかりつけの病院を受診した。  受診時の身体所見:体温37.6℃,呼吸数24/分,脈拍94/分,整,血圧138/88mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉82%(room air)。動脈血液ガス分析(room air):動脈血酸素分圧〈PaO2〉45Torr,動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉58Torr。  検査所見:赤血球420万/μL,Hb10.3g/dL,白血球9,500/μL,総蛋白5.8g/dL,アルブミン3.4g/dL,空腹時血糖98mg/dL,CRP10.1mg/dL。  医師の診察の結果,Aさんは慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary disease〈COPD〉の急性増悪と診断された。 このときのAさんの状態はどれか。

    3. 呼気の延長

  • 93

    (続き) Aさんは入院し,抗菌薬の点滴静脈内注射と酸素投与が開始された。病棟内の歩行の許可が出て,食事も全粥食を半分程度は食べることができた。  Aさんに起こりうる症状で最も注意が必要なのはどれか。

    4. CO2ナルコーシス

  • 94

    Aさんは順調に回復したため,退院が決まった。退院後の慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary disease〈COPD〉の治療は,在宅酸素療法〈HOT〉は導入せずに薬物療法を継続することになった。Aさんは,看護師に「退院後も自宅で生活したい」と話している。近隣に家事を手伝ってくれる親戚や友人はいない。  Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか。2つ選べ。

    1. 肺炎球菌ワクチンの接種を勧める。, 4. 配食サービスの利用を勧める。

  • 95

    Aさん(62歳,男性)は呼吸困難と咳嗽が増強したため外来を受診した。胸部エックス線写真と胸部CTによって特発性肺線維症idiopathic pulmonary fibrosisによる間質性肺炎interstitial pneumoniaと診断され,呼吸機能検査を受けた。  換気障害の分類を図に示す。  Aさんの換気障害の分類で当てはまるのはどれか。

    A

  • 96

    肺活量の低下は著しくないが,1秒率が低下するのはどれか。

    3. 気管支喘息

  • 97

    成人患者の気管支喘息bronchial asthmaの治療で正しいのはどれか。

    1. テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である。

  • 98

    気管支喘息asthmaに対する副腎皮質ステロイドの吸入療法について正しいのはどれか。

    1. 副作用は内服より少ない。

  • 99

    Aちゃん(8歳,女児)は,両親と妹(3歳)の4人家族である。2歳時に気管支喘息bronchial asthmaと診断された。5歳までは喘息発作のため救急外来を受診することも多く,年に1回は入院していた。6歳から発作を起こすこともなくなり,定期受診はしなくなっていた。アレルゲンは,ダニとハウスダストである。 Aちゃんは,学校から帰ってきた後から咳嗽がみられ,元気がなかった。夕食はあまり食べずに就寝した。夜間になり「苦しくて眠れない」と訴え,母親とともに救急外来を受診した。口元での喘鳴が著明であり,問診すると途切れ途切れに話した。救急外来受診時のバイタルサインは,体温36.9℃,呼吸数36/分,心拍数120/分,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉92%であった。  Aちゃんの気管支喘息の発作強度はどれか。

    2. 中発作

  • 100

    (続き) 救急外来で気管支拡張薬の吸入が行われたが,吸入後も呼吸数32/分,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉94%であったため入院することになった。入院後,鼻カニューレによる酸素投与と点滴静脈内注射が開始され,1日3回のステロイド薬の静脈内注射と1日4回の気管支拡張薬の吸入が開始された。翌日,酸素投与は中止された。バイタルサインは,体温36.8℃,呼吸数22/分,心拍数94/分,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97%。聴診で喘鳴が聴取された。Aちゃんは「楽になった」と話し,笑顔が見られるようになった。  この時のAちゃんへの看護で適切なのはどれか。

    1. 排痰を促す。