暗記メーカー
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1年春学期2
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  • 問題数 65 • 7/12/2024

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    問題一覧

  • 1

    四鏡を答える

    大鏡, 今鏡, 水鏡, 増鏡

  • 2

    十二世紀前半、一千余の説話を三十一巻にまとめた、最大の説話集は何か。

    今昔物語集

  • 3

    今昔物語集は大きく三部で構成されているが、天竺・震旦ともう一つは何か。

    本朝

  • 4

    今昔物語集の文体は、のちの『方丈記』などと同じだが、なんという文体か。

    和漢混交文体

  • 5

    「増鏡」は中古の「①物語」・「②鏡」などのあとをうけて、「③鏡」と同様、中世に成立した〈④物語〉である。各段には「今鏡」などにならって、優雅な題名をつけ、文章も「⑤物語」の影響が強く、流麗である。

    栄華, 大, 水, 歴史, 源氏

  • 6

    承平5年ごろに成立した、かな文で書かれた最初の日記は何か。

    土佐日記

  • 7

    二十一年間の生活を私小説風に描いた、最初の女流日記は何か。

    蜻蛉日記

  • 8

    『古今集』の中心的な撰者でもある、土佐日記の作者は誰か。

    紀貫之

  • 9

    本朝三美人の1人とされ、和歌にも才能があった蜻蛉日記の作者は誰か。

    藤原道綱の母

  • 10

    有名な女流歌人と敦道親王との恋が、歌物語風に描かれている日記は何か。

    和泉式部日記

  • 11

    『源氏物語』の作者が、中宮彰子に仕えていた時の宮廷生活を詳細に記した日記は何か。

    紫式部日記

  • 12

    東国に育った作者が、物語に憧れた少女時代から四十年の魂の遍歴を記した日記は何か。

    更級日記

  • 13

    『夜の寝覚』『浜松中納言物語』の作者とも言われる、更級日記の作者は誰か。

    菅原孝標女

  • 14

    随筆文学最初の作品として十一世紀の初めに書かれた、『源氏物語』と並び称される作は何か。

    枕草子

  • 15

    皇后定子に仕えていた、枕草子の作者は誰か。

    清少納言

  • 16

    枕草子は内容的に三つに大別されるが、いわゆる「物づくし」の章段を普通なんと呼ぶか。

    類聚的章段

  • 17

    枕草子で、定子の後宮生活での回想が中心に描かれている章段をなんと呼ぶか。

    日記的章段

  • 18

    枕草子で、清少納言の鋭敏な美意識によって自然や人間を捉え、感想を述べている章段をなんと呼ぶか。

    随想的章段

  • 19

    枕草子の説明として正しい物は○、誤りには× ①藤原氏が全盛を極めた時代に書かれ、関白家の光栄も記録されている。 ②接続助詞の多い、情緒纏綿とした長文と流麗な文体で知られる。 ③日本に初めて登場した随筆文学である。 ④筆者が中宮彰子に仕えていた時の女流日記である。 ⑤『蜻蛉日記』よりやや早く、『源氏物語』とほぼ同時期の十一世紀初頭に作られた。

    ×1, ×2, ○, ×3, ×4

  • 20

    平安京遷都から鎌倉幕府の成立までを中古という。 藤原氏を中心とした貴族たちが政治や文化を担った約四百年間で、平安時代ともいわれる。 平安初期には①の影響を受けて漢詩文が流行し、『凌雲集』『文華秀麗集』『経国集』など勅撰漢詩集が相次いで作られた。しかし9世紀末になって唐が衰え、遣唐使も廃止される頃になると、変わって日本風の文化=②が復興し、和歌が盛んに作られるようになった。そうした気運の中で、最初の勅撰和歌集③が作られ、以後和歌は宮廷文学の中心となった。これには仮名文字の発達が大きく作用している。

    唐風文化, 国風文化, 『古今和歌集』

  • 21

    仮名の発達は和歌だけでなく、物語や日記などの散文作品の分野をも切り開いた。『竹取物語』などの①、『伊勢物語』などの②、また『土佐日記』が作り出された。しかしこうした分野を実質的に開拓していったのは、男性ではなく女性たちだった。 摂関時代は後宮が異常に発達し、たくさんの才女たちが女房として集められた。そして、彼女たちが中心となって王朝風の物語や日記を次々に作り、中古文学の花を咲かせることになった。とくに、一条天皇の頃、すなわち道長を中心にした摂関政治の絶頂のときには、紫式部の③、清少納言の『枕草子』など中古文学の代表作が書かれている。『蜻蛉日記』や『和泉式部日記』などで捉えられた女性の悩みや喜びは、そこではさらに洗練されて④「をかし」といった美的理念にまで高まっている。

    作り物語, 歌物語, 『源氏物語』, 「もののあはれ」

  • 22

    『源氏物語』以降、物語は次第に衰えていった。『狭衣物語』『浜松中納言物語』『夜の寝覚』などが書かれはしたが、『源氏物語』を超える物ではなかった。そうした文学を支える貴族社会そのものが衰退していったからである。華やかな貴族社会を回顧する①や『大鏡』などの②が生み出されていったことは、物語文学がその幕を閉じるしるしだったのである。 そうした中で、庶民の生活を生き生きと写す③などの説話集や、やはり庶民の間で歌われた歌謡を集めた『梁塵秘抄』は新しい時代を敏感に反映した物だった。文学の中では、現実よりも一足早く新しい時代が始まっていたわけである。 美しい平安京の中で、仏教を背景として優美な生活を営んだ貴族たち、そのかたわらで喜びと悲しみを味わった女性たちの自意識と不安、そうしたものが中古の文学を生んだのである。

    『栄華物語』, 歴史物語, 『今昔物語集』

  • 23

    鎌倉幕府が開かれた建久三年(1192)前後から、江戸幕府が開かれた慶長八年(1603)あたりまでの約四百年間を中世という。 中世前期は、伝統的な貴族文化と新しい文化の交替期にあたる。政権を武士に奪われた貴族たちは、平安時代を懐かしみ王朝への回帰を夢見た。『新古今和歌集』は貴族たちによって成った王朝文化の最後の華ともいうべきものである。また、女性の手になる日記文学や王朝の物語を模倣した①が盛んに作られたが、やがて姿を消していった。 一方この時代には出家によって社会を捨てた②と呼ばれる人々が多く現れ、文学にも携わった。鎌倉開府のころ亡くなった西行や源平の動乱を目のあたりにして随筆③を著した鴨長明、鎌倉幕府滅亡のころに④を著した兼好などがその代表である。彼らの作品にはいずれも「無常観」がさまざまな形で示されている。また、『平家物語』をはじめとする⑤や、『宇治拾遺物語』その他の⑥などにも隠者が多くかかわっていたし、『海道記』『東関紀行』などの紀行も隠者が奮いたものである。 なお、新仏教の開祖らを中心に作られた法語や、『愚管抄』などの史論も、動乱の世に生み出された文学として数えられる。

    擬古物語, 隠者, 『方丈記』, 『徒然草』, 軍記物語, 説話集

  • 24

    中世後期は、建武の新政とそれに続く南北朝の動乱によって始まる。激動の世を背景に歴史物語の『増鏡』、史論『神皇正統記』が書かれ、軍記物語は大作の『太平記』を生むが、その後は新鮮味がなくなり次第に衰退していった。 文学のにない手としては武士が活躍し、さらに庶民も加わるようになったことが注目される。①は、庶民をも含めた読者を対象に作られた物語で、近世の仮名草子につながるものである。また、観阿弥・世阿弥父子によって高度な芸術として大成された能も本来、庶民の芸能であり、能とともに発展した②は、当時の庶民の笑いや批判精神を今日にも伝えている。この時代に流行した小歌にも、庶民の感情をうかがうことができる。 和歌に代わって台頭した③は、貴族から武士や僧侶、庶民にまで愛好された。芸術的な完成と同時に形式化して衰えるが、自由で滑稽な④を経て、近世の俳諧に発展していったものである。また、崇祇をはじめとする連歌師は戦国大名に招かれて地方への旅を繰り返し、それによって地方の文化の向上をもたらした。 このような文学人口の増加によって、やがて近世の町人文化が花開くことになるのである。

    御伽草子, 狂言, 連歌, 俳諧連歌

  • 25

    十三世紀初めに成立した、第八番目の勅撰和歌集は何か。

    新古今和歌集

  • 26

    新古今和歌集の撰者の中心人物で、日記『明月記』の作者でもあるのは誰か。

    藤原定家

  • 27

    新古今和歌集の歌数は、およそ何首か。

    二千首

  • 28

    『万葉集』の代表的な修辞は、序詞・対句の他に何があるか。

    枕詞

  • 29

    『古今和歌集』の代表的な修辞は、反語・疑問・縁語の他に何があるか。

    掛詞

  • 30

    『万葉集』の歌風を一口に「何ぶり」と呼んでいるか。

    ますらをぶり

  • 31

    『新古今和歌集』の代表的な修辞は、体言止め・倒置法・省略の他になにがあるか。

    本歌取り

  • 32

    『新古今和歌集』の句切れで多いのは、初句切れの他に何句切れか。

    三句切れ

  • 33

    式子内親王の依頼により奉った歌論『古来風体抄』の作者は誰か。

    藤原俊成

  • 34

    『方丈記』の作者、鴨長明が師俊恵の歌論を伝える形で書いた歌論書はなにか。

    無名抄

  • 35

    旅に過ごし、自然に親しんだ西行の家集をなんというか。

    山家集

  • 36

    鎌倉幕府第三代将軍である、家集『金槐和歌集』の作者は誰か。

    源実朝

  • 37

    十四世紀中期、最初の連歌集『菟玖波集』を編集し、連歌を正式な文芸の位置に高めたのは誰か。

    二条良基

  • 38

    宗祗が弟子の肖柏・宗長と共に詠んだ、連歌の最高傑作は何か。

    水無瀬三吟百韻

  • 39

    『大鏡』以前の歴史を編年体で記した、四鏡の三番目の作品はなにか。

    水鏡

  • 40

    鎌倉時代の歴史を貴族の立場から編年体で記した、四鏡最後の作品はなにか。

    増鏡

  • 41

    「道理」にもとづいて神武天皇以来の歴史を論じた史論書『愚管抄』の作者は誰か。

    慈円

  • 42

    北畠親房が南朝の正当性を主張するために書いた史論書は何か。

    神皇正統記

  • 43

    中世の開幕を告げる保元の乱を題材とした軍記物語はなにか。

    保元物語

  • 44

    平治の乱の発端から終末までを描いた軍記物語は何か。

    平治物語

  • 45

    建武の中興とそれに続く南北朝の動乱を素材にした軍記物語は何か。

    太平記

  • 46

    源義経の悲運を中心に、部下の弁慶などの武勇をとりまぜて描いた作品は何か。

    義経記

  • 47

    曽我十郎・五郎の兄弟が父の敵、工藤祐経を討つまでを描いた物語はなにか。

    曽我物語

  • 48

    十三世紀中期成立の「祇園精舎の鐘の声」で始まる、軍記物語中屈指の名作はなにか。

    平家物語

  • 49

    平家物語を貫く、世の中のすべてのものははかない、とする思想をなんというか。

    無常感

  • 50

    歌集批評・王朝の女性批評も含めて『源氏物語』を中心に論じた、最古の物語評論は何か。

    無名草子

  • 51

    芥川龍之介の小説の素材になったことでも名高い、中世の説話集は何か。

    宇治拾遺物語

  • 52

    道徳的な教訓十項目を掲げ、それぞれに例話を示してある説話集は何か。

    十訓抄

  • 53

    橘成季が約七百の説話を三十部に分けて編集した説話集は何か。

    古今著聞集

  • 54

    室町時代に生まれた、庶民のための短編物語を総称してなんと呼んでいるか。

    御伽草子

  • 55

    御伽草子のなかで、小さな男の子が京に出て鬼退治をし、大きくなって出世する話の題名は何か。

    一寸法師

  • 56

    建暦2年(1212)に京都郊外の日野山で書かれた、有名な随筆は何か。

    方丈記

  • 57

    仏教説話集『発心集』歌論書『無名抄』の作者でもある、方丈記の作者は誰か。

    鴨長明

  • 58

    十四世紀に成立した、『枕草子』と並ぶ随筆の傑作は何か。

    徒然草

  • 59

    二条派の歌人としても知られる、徒然草の作者は誰か。

    兼好

  • 60

    後深草院二条の作で、愛欲生活と魂の遍歴をありのままに語った特異な日記は何か。

    とはずがたり

  • 61

    東国下向の紀行文で和漢混交文で記され、『海道記』と並んで有名な作品は何か。

    東関紀行

  • 62

    訴訟のために鎌倉へ下向した折の旅日記である『十六夜日記』の作者はだれか。

    阿仏尼

  • 63

    室町時代に申楽から発展した、歌舞を中心とする象徴性の強い芸能をなんと呼ぶか。

  • 64

    能を大成したのは、観阿弥とそのあとを継いだ子であるが、それはだれか。

    世阿弥

  • 65

    『花鏡』『申楽談儀』などと並び、能の「花」に継いて論じた有名な理論書は何か。

    風姿花伝