問題一覧
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3次元モデルを活用することで、設計から製造までの期間を短縮することができる。
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ワイヤーフレームの図形要素の種類やデータ構造は、すべてのCADシステムで共通である。
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3次元CADデータは、金型製作の工程において活用することができる。
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ユニットとは、製品を構成する単位のことで、1つの製品は、1つあるいは複数のユニットとサブユニットから成る。
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3次元CADのアセンブリモデルでは、部品間の干渉チェックを行うことができる。
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3次元CADのロフト機能では、ソリッドモデルを作成することができない。
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3次元CADにおけるマスプロパティとは、形状を構成する頂点や稜線、面などの形状要素と、相互の結合関係のことである。
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PDQの日本国内の品質基準として、日本自動車工業会がJAMA/JAPIA PDQガイドラインを発行している。 ■PDQ (Product Data Quality) ・3次元CADデータの品質のこと。 3次元CADデータにおいて、接続されているはずの面や線がき ちんと接続されているかどうか、 微小な面分などが含まれていないかどうか、などを意味する。 レイヤなど、形状以外の取り決め順守も品質に含まれる。 PDQが悪いと、正常にデータ変換を 行えなかったり、 CAE (322) やCAM (322頁)にデータを渡した場合に問題が生じたりする。
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ガントチャートとは、縦軸に作業タスクをリストアップして、それぞれの作業日程を横軸にバーで表したもので、プロジェクトの日程を見やすく表現するのに適している。
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ディスプレイの解像度は、1画面に表示できるドット数で表現する。
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企業の社員が職務上CADデータを作成した場合は、実際にCADを操作した社員が著作権者となる。
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セキュリティホールとは、ソフトウェアの隠れた欠陥や問題点のことである。
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CAEの解析で、応力や変位を求めるといったことが目的である場合には、微小形状部分も含めた製品形状全体が必要になる。 ■CAE (Computer Aided Engineering) 研究・開発・設計などのエンジニアリング業務の中で、特にコンピュータによる解析シミュレー ションの使用により、生産性、品質の向上を図ること。 コンピュータの性能向上・低価 格化と有限要素法 (FEM、324頁)などの汎用シミュレーションプログラムの普及、および可視 化手法の普及により、高度シミュレーションが実用的になり、 CAEの利用が一般的になった。
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3Dプリンターは、医療や歯科の分野で最終製品の製造に活用され始めている。
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DMUツールの機能には、寸法測定や断面生成などのビューワ機能がある。 ●DMU (デジタルモックアップ) ツール 製品の外観などの比較検討時に、実際の模型を作成せずにDMU (デジタルモックアップ)を使用 してシミュレーションを行うシステムのことで、このシステムを使用することにより大幅なコ スト削減が実現できる。
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3次元モデルに対してCG処理を行う機能を備えた3次元CADがある。
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製品のライフサイクル全般を対象として全体の最適化を図ろうとする管理手法は、次のうちどれか。
PLM
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3次元形状のモデリングに必要な機能を提供するライブラリの一種で、 3次元CADの核となるものは、次のうちどれか。
カーネル
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B-スプライン曲線に関する説明として適切なものは次のうちどれか。
Bezier曲線よりも複数の曲線間の連続性に優れている。
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部品や図面などの設計対象物に付属する性質や特徴を示す情報は、次のうちどれか。
属性情報
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問21〜24
バウンダリー, オフセット, ブーリアン, 面取り
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数調整
数調整
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数調整
数調整
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数調整
数調整
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製品に関するさまざまな情報を一元的に管理することで高い生産性を実現する、生産管理概念は、次のうちどれか。
PDM
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CADで作成した図面を紙に出力するための装置として適切なものは、次のうちどれか。
プロッタ
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SMTPの説明として適切なものは次のうちどれか。
電子メールを送信するときに使用する。
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不正コピーに関する文として適切なものは次のうちどれか。
中間ファイル形式で配布されている電子カタログなどにも、著作権はある。
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床に固定した家具の地震に対する強度について検討する場合、解析の種類として適切なものは、次のうちどれか。
構造解析
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問30 専用メガネで現実空間に仮想モデルを重ねて見せる技術は、次のうちどれか。
MR (Mixed Reality)
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ASTM Internationalが決定した、材料を付加して製造する積層造形技術を用いた加工方法の名称は、次のうちどれか。
AM (アディティブマニュファクチャリング)
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CATを導入するメリットとして適切なものは次のうちどれか。
3次元測定機による検査時間の短縮
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問33 次の文adのうち、CADシステムの変遷に関する文として正しいものは、いくつあるか。 a. ミッドレンジ系CADは、ハイエンド系CADよりも高機能かつ低価格のCADとして登場した。 b. ミッドレンジ系CADの登場によって、 中小企業にも徐々に3次元CADが導入さ れるようになった。 C. 有償のものに比べて使用できる機能は限定的だが、無償の3次元CADも登場し ている。 d. ハイエンド系CADは2000年を境に減少し、 現在はほとんど使われていない。
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問34 次の文adのうち、サーフェスモデルに関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.サーフェスモデルの体積は0である。 b. 表面積の計算ができる。 C. NCツールパスの計算ができる。 d.サーフェスモデルの図形要素の種類やデータ構造はCADシステムによって異なる。
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次の文a〜dのうち、ソリッドモデルの表現方法であるCSGに関する文と正しいものは、いくつあるか。 a.B-repsに比べてデータ構造が単純でデータ量が少ない。 b. 立体を構成している境界面で表現する方法である。 C. 曲面の表現や局所的な変形が困難である。 d.B-repsに比べて3次元ウィンドウ上での表示速度が速い ●B-reps ソリッドモデルの表現法の一つで、立体を構成している境界面で表現する方法。 ・CSGに比べデータ量は大きく、自由曲面の表現や局所的な変形が容易 ●CSG 直方体や円柱、球といった基本立体(プリミティブ)と、その上の集合演算子によって構成される式によって立体を表現する方法
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次の文〜dのうち、2次元図面に関する文として正しいものは、いくつあるか。 a. 一般的な図面は、正面図、 平面図、側面図の3つの正投影図で構成される。 b.正面図には、対象物の形状や機能を最も明瞭に表すことのできる投影図を選ぶ。 C. 3次元CADで、3次元モデルから投影して作成した2次元図面は、 投影元の3次元モデルと関連を持たない。 d. 製図において、 3次元空間上の対象物を2次元平面上に図形として描くための投影法には、第一角法と第三角法がある。
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次の文a ~dのうち、アセンブリに関する文として正しいものは、いくつあるか。 a. アセンブリは、パーツやサブアセンブリをコピーして複数個含むことができる。 b. ボトムアップ方式は、全体のレイアウトを見ながら部品を設計するのに適した b. アセンブリ構築方法である。 c. 異なるアセンブリとパーツモデルなどのデータを共有することはできない。 d. 構成要素の数が多い場合は、 表示に必要なデータのみを読み込むことで動作を速くすることができる。
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次の文a〜dのうち、 金型設計に関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.製品を分割するパーティング面で、金型をコアとキャビティの2つの部位に分割することを 型割りという。 b. 駒割りとは、コアとキャビティをさらに分割することをいう。 C. はめあい調整しろとは、 樹脂の特性 (収縮) の度合いや、 実際に製品となった ときのはまり具合を後々修正できるようにするための見込み寸法のことをい d. 抜き勾配とは、型から製品を抜きやすくするためのものである。
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次の文adのうち、パラメトリックモデリングに関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.ダイレクトモデリングに比べて、モデルに設計意図を盛り込みにくいというデメリットがある。 b. パラメトリック変形を行うことで、過去に作成した部品を再利用した流用設計が可能である。 C.プロファイルの拘束条件が正しく定義されていないと、 パラメトリック変形ができない場合がある。 d. プロファイルの拘束定義は、 幾何拘束と寸法拘束によって行う。
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次の文a〜dのうち、3次元CADのデータ変換に関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.トポロジーの異なる3次元CAD間でデータを受け渡しする際は、事前に形状表 現の違いを補正するなどの対応が必要となる場合がある。 b.トレランスの大きいCADで作成した形状をトレランスの小さいCADに渡すと、 本来接続しているはずの端点や面同士が離れてしまうことがある。 C.大抵の場合、 同じ3次元CADの新バージョンのCADで作成・編集したデータは、旧バージョンのCADで読み込むことができる。 d.ダイレクト変換とは、 同じ3次元CADの異なるバージョンで作成したデータを読み込むことである。 ●トレランス 製品の寸法や形状に許される誤差の範囲を表す用語。 製品の品質や性能に影響する重要な要素であり、適切なトレランスを設定することで、製品の信頼性やコストを最適化することができます。 ●トポロジー 製品の形状や構造を最適化するための設計手法の一つ トポロジーとは、物体の形や連結性を表す数学的な概念
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次の文a〜dのうち、 M-BOMに関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.主に製品の設計段階で活用される。 b.生産工程別の必要部品情報が必要である。 c.1つの部品からそれが使われている製品や親部品を調べるのに役立つ。 d. 製品のアセンブリや部品の構成を定義している。
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次の文a〜dのうち、3次元測定機に関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.物体の形状を読み取って3次元座標データを出力する装置である。 b.粘土などのアナログ材でモデリングしたものを3次元データ化するのに活用できる。 c.3次元レーザスキャナは、データを短時間で取得できるという利点がある。 d.近年は低価格で手軽なハンディ型の非接触式測定機も登場している。 ●3次元測定機 物体の形状を読み取って3次元座標データを出力する装置。「接触式測定機」と「非接触式測定機」がある。
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次の文a〜dのうち、パソコンのハードディスク装置に関する文として正しいものは、 いくつあるか。 a.一般に、 「メインメモリ」、あるいは単に「メモリ」ともいわれる。 b.磁気を用いず電気的に情報を記録する装置である。 c.ハードディスク装置は、保存できる容量と読み書きの処理速度によって性能を測る。 d. パソコンの主記憶装置である。
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次の文adのうち、データおよびシステムのバックアップに関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.OSのシステムやアプリケーションが、 ウィルス感染によって損失することがある。 b.差分バックアップとは、前回のバックアップから変更された部分のみ複製することである。 c.増分バックアップとは、前回のフルバックアップから変更された部分を複製することである。 d.ハードディスクにRAIDを導入すると、ドライブが故障した場合のデータ保護機能を高めることができる。
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次の文adのうち、製品の設計・開発工程においてCAEを活用することで期待できる効果として正しいものは、いくつあるか。 a. 設計品質の向上 b.製品開発期間の短縮 C. 製品開発工程管理の効率化 d. 試作・実験回数の削減 ●CAE 実際に試作や実験をしなくてもコンピュータ上でさまざまなシミュレーションをして、工学的問題を解決できるシステム
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次の文a〜dのうち、CAMに関する文として正しいものは、いくつあるか。 a. 旋盤加工や板金加工はCAMの対象である。 b. 加工指示情報は、あらかじめ3次元CADで定義しておく必要がある c.CLデータとは、 CAMから出力される工具の動きなどを記述したデータのことである。 d.CAMでは、最終的にCLデータを読み込んで加工を行う。 ●CAMとは CADなどで作成された設計情報と製品 生産計画情報をもとに 対象品を製作するための NC データを作成する システム (概念)製造工程→合理化、自動化
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次の文a〜dのうち、樹脂材料で造形することができる3Dプリンターの造形方法は、いくつあるか。 a. 材料押出 b.液槽光重合 C. 材料噴射 d. 結合剤噴射
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次の文a〜dのうち、コラボレーションツールに関する文として正しいものは、いくつあるか。 a.打ち合わせに伴って発生する移動時間や移動費用を削減することができる。 b.品質の悪いデータを自動で修正することができる。 C.設計情報と製品生産計画情報を基に、 加工用データを作成することができる。 d.部品の強度や製品の組立性について検証することができる。 ●コラボレーションツール ネットワークサーバー上にある3次元モデルデータを共有しながら打ち合わせを行うといったコミュニケーションができるオンラインミーティングツール
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問49~51 次の文章について、 空欄となっている設問49~51の( )内に当てはまる語句として、 それぞれに最も適切なものを解答群より選び、 解答記入欄にマークしなさい。 3次元モデルを表示するには、各面を三角形のポリゴンに分割し、 それらを組み合 わせることにより表現する。 ポリゴンとは、3次元グラフィックスにおける、3次元 形状を表現するときの多角形を意味する。 ( 49 )もポリゴンの同義語である。 3次元グラフィックスにおいて、形状をより立体的に表示するために、 物体をポリ ゴン近似した後、 それぞれの面の向きや光源との関係から陰影を付けて塗りつぶしていくことをシェーディングという。 シェーディングの種類の中で、最も滑らかに表現 できるのは、(50) シェーディングである。 3次元モデルを2次元の画面に映す際の投影方法によって、 モデルの見え方が異な る。機械設計において、3次元モデルを回転させて見る場合の通常の表示に使われる 投影方法は、辺の長さや面積が実際と同じ比率で表現され、 対象物の立体的なイメー ジがつかみやすい ( 51 ) 投影である。
ファセット, フォン, 平行
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問52〜54 次の文章について、空欄となっている設問52~54の( )内に当てはまる語句として、 それぞれに最も適切なものを解答群より選び、解答記入欄にマークしなさい。 3次元CADデータは、設計以外のさまざまな場面でも活用することができる。 その際、以下に挙げるような、特定の分野に適したデータフォーマットを使うことがある。 ( 52 )は、3次元形状を小さな面の集まりで表現するポリゴンデータの一種で、 3次元形状を小さな三角形の面 (三角パッチ)の集合体として表現するのが特徴であ る。3Dプリンター用のフォーマットとして広く利用されている。 ( 53 )は、3次元データをWebブラウザ上で表示するために考えられたデータ フォーマットで、( 52 ) と同じく、ポリゴンデータの一種である。 主にCGソフ トで作成した3次元データをインターネットを通じて配信し、Webブラウザで閲覧す るために使われることが多く、Webブラウザの各種機能に連動した動きを付けること もできる。 また、3次元部品ライブラリのプレビューや、現実世界に近いリアルなイ メージを作成するためのシステムに3次元CADデータを渡すために使われることも ある。 また、PLMの分野で広く利用されている軽量3次元データフォーマットとして ( 54 ) がある。形状は、 ファセットデータのみを保持する軽量なものから、 CAD にリンクした高品質なものまで設定することができる。 また、形状以外の製品構成や PMI (製品製造情報) 3D 注記などの情報を保持することができる。 ●PLM 製品のライフサイクル 全般 (研究開発 生産 販売 回収 リサイクル)までを対象として全体の最適化を図ろうとする 管理手法 ●ファセット( ポリゴンと 同義) 3次元 グラフィックスにおける3次元形状を表現するときに用いる多角形のこと
STL, VRML, JT
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問55〜57 次の文章について、 空欄となっている設問55~57の( )内に当てはまる語句として、 それぞれに最も適切なものを解答群より選び、 解答記入欄にマークしなさい。ラバラ 今日、コンピュータ利用をする上で、ネットワークへの接続は必要不可欠なものと なっており、CAD利用技術者がネットワークに関する知識を求められる場面も少な からずある。 3次元CADデータの場合、容量の大きさや、情報漏洩の危険性などから、セキュリ ティの高いネットワークを使用してデータ交換を行うことが多い。例えば、企業間で データの受け渡しを行う際は、インターネットを利用して、インターネットの回線を あたかも専用線のように利用し、 広域のイントラネットを仮想的に実現した ( 55 ) や、自動車業界の共通ネットワークで、個別に専用回線を導入すること なく、複数の自動車メーカーなどとデータのやり取りをすることができる( 56 ) などのネットワークを利用する。 また、ネットワーク上にあるサーバのさまざまなハードウェアやソフトウェアの資 源をネットワーク経由でサービスとして活用できるコンピュータの利用形態である ( 57 ) コンピューティングという言葉がここ数年よく聞かれるようになった。 コスト削減や効率化をメリットとし、企業向けにさまざまな( 57 ) サービスが 提供されている。 CADやCAE PLMツールに関しても例外でなく、これまでに ( 57 ) サービスによる提供が検討されており、 実際に提供が開始されている製 品もある。
VPN, JNX, クラウド
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問58〜60 次の文章について、 空欄となっている設問58~60の( )内に当てはまる語句として、 それぞれに最も適切なものを解答群より選び、 解答記入欄にマークしなさい。 3次元CADもDMUによるシミュレーションなどが行えるという意味ではDMUツ ールと考えられるが、CADのネイティブデータではなく、 ( 58 ) したデータフォ ーマットを用いて3次元CADデータの活用を図るツールとしてのDMUツールに多く のメリットがある。 データを ( 58 ) することで大規模なアセンブリでも素早く表示できるように ( 59 ) (開発プロセスにおける定められた段階で、必要な専門知識を持っ た関係者を集めて行う設計審査会) などを効率よく進めることができる。 また、DMU ツールを使うことで、( 60 ) 以外の情報を排除するなど、情報を 絞り込み ( 58 ) したデータでやり取りを行うことは、さまざまなノウハウの流出防止につながる ●DMU コンピュータ内に作成されたモックアップ (工業製品の設計段階で製作される実物の模型)のこと。
軽量化, デザインレビュー, 形状情報