問題一覧
1
試験を前に[腹を括る]。
覚悟を決める。
2
親子関係に[水を差す]。
仲のよい間柄を割くようにする。
3
寒さで[鳥肌が立つ]。
寒さや恐怖や不快感で皮膚にぶつぶつができる。
4
大学の恩師に[感化]される。
人に影響を与えて、考え方や心を変えさせること。
5
[固唾を呑んで]見守る。
事の成り行きを緊張して見守るさま。
6
出口の方に[踵を返す]。
引き返す。
7
[性懲りもなく]、またやって来た。
いくらこらしめられても、こりることがなく。
8
[気付け]の酒を飲ませる。
気絶した人を正気づかせること。
9
[素っ気ない]返事をする。
思いやりや愛想がない。
10
彼に任せれば[大船に乗ったよう]だ。
信頼できる者に任せて、安心するさま。
11
[取り留めがない]話。
これといった目的がない。
12
[目を疑う]ほどの恐ろしい光景。
見間違いかと思うほど、見たことが信じられない。
13
批判が[的を射る]。
意見や論評が問題の核心を鋭く衝いている。
14
[歯に衣を着せない]発言。
包み隠すことなく言う。
15
[切り口上]で返事する。
改まった堅苦しい物の言い方。
16
人生を[棒に振る]。
今までの努力や苦心を無駄にする。
17
相手の情熱に[気圧される]。
相手の気迫に圧倒される。
18
お后に傅く。
仕えて世話をする。
19
自分勝手な振る舞いに[二の句が継げない]。
あきれたり驚いたりして、次の言葉が出ない。
20
[うらぶれた]生活をおくる。
落ちぶれて、みじめなようすになる。
21
故郷に[錦を飾る]。
成功して故郷に帰る。
22
[矢継ぎ早]に質問を浴びせる。
次々と間を置かずにすること。
23
治療のおかげで[息を吹き返す]。
生き返る。
24
醜聞を[素っ波抜く]。
他人の秘密などをあばく。
25
[事有れかし]と願う。
何か事件が起き、平安無事な状態が破れることを願うさま。
26
この場に及んで[背に腹は替えられない]。
目前の重大な事のためには他を犠牲にすることもやむをえない。
27
成功は[覚束ない]。
疑わしい。
28
[律儀]な人柄。
義理固く、誠実なこと。
29
長話に[辟易]する。
勢いに押されて、しりごみすること。
30
成績は[満更でもない]。
それほど悪くはない。
31
[襟を正して]仕事に励む。
心を引き締める。
32
部屋の隅で[息を潜める]。
気づかれないようにじっとしている。
33
[糠喜び]に終わる。
見込みが外れて、一時の喜びに終わること。
34
大声で怒鳴られて[腰が抜ける]。
驚きや恐怖で気力を失い、立っていられなくなる。
35
相手から[肩透かしを食う]。
相手にうまくそらされて、意気込んでやったことが無駄になる。
36
[手持ち無沙汰]な毎日。
することがなく退屈で、時間を持て余すこと。
37
演奏には[打って付け]の会場だ。
よく適しているさま。
38
[気が置けない]親友と語らう。
遠慮する必要がなく、心から打ち解けることができる。
39
[ぞんざい]な話し方。
乱暴でなげやりなさま。
40
[一刻を争う]緊急手術。
非常に急ぐ。
41
優勝候補との試合で[気後れがする]。
相手の勢いや雰囲気に圧倒されて、心がひるむ。
42
紛争地帯は[推し並べて]安定している。
一様に。
43
[差し出がましい]ことを言う。
でしゃばっている感じである。
44
後輩を[手玉に取る]。
相手を思い通りに操る。
45
神を[畏怖]する。
大いにおそれること。
46
悲しみのあまり[鳴咽]する。
声を詰まらせて泣くこと。
47
実行するのは[億劫]だ。
面倒なさま。
48
風呂上がりで[上気する]。
のぼせて顔がほてる。
49
走り終えて[息を弾ませる]。
息づかいが速く、激しくなる。
50
[埒もない]愚痴をこぼす。
取るに足りない。
51
過去の体験が[影を落とす]。
以前の出来事が将来を暗くさせるような影響を与える。
52
後悔しても[後の祭り]だ。
時機遅れであるさま。
53
[起死回生]の策を考える。
だめな状態からよい状態に立ち直らせること。
54
[二つ返事]で引き受ける。
すぐに承知すること。
55
[凛と]した態度。
顔や態度がひきしまったさま。
56
言い訳をするとは[笑止]である。
愚かで笑うべきこと。
57
夜中に誕生会を開くという[酔狂]。
物好きなこと・人。
58
補欠選手では[沽券に関わる]。
体面や名誉に差し障理がある。
59
[後ろ髪を引かれる]思いで別れる。
未練が残る。
60
生命は、[畢竟]はかないものである。
つまるところ。
61
演説の長い議員を[囃す]。
ほめたり、冷やかしたり、からかったりして声を出す。
62
不満を[おくびにも出さない]。
それらしい素振りにも見せない。
63
独立するという息子を[思案顔]で見つめる。
あれこれと考えをめぐらせたり、心配したりしている顔つき。
64
[名状し難い]光景。
何かにたとえることもできず、何とも言葉では言い表せない。
65
[徐に]起き上がる。
静かにゆっくりと。
66
恩師の受賞に[目頭を熱くする]。
感動して涙が出そうになる。
67
[首を長くして]旧友の来訪を待つ。
今か今かと何かの実現を待ち焦がれる。
68
他人の作品を[扱き下ろす]。
ひどくけなす。
69
説教されて[減らず口を叩く]。
未練がましく負け惜しみや屁理屈を言う。
70
根負けして[兜を脱ぐ]。
降参する。
71
長いスピーチに[閉口]する。
いやになること。
72
[闊達]な気性。
心が大きく、小さいことにこだわらないさま。
73
[如才ない]応対。
気が利いていて愛想がいい。
74
[眉に唾をつけて]話を聞く。
だまされないように用心する。
75
口を開けたまま[放心する]。
他の事物に心を奪われて、ぼんやりする。
76
どことなく[思わせ振り]な態度。
意味があるような言葉や素振りで期待をもたせるさま。
77
[所在ない]時を過ごす。
これといってすることがなく退屈だ。
78
相手の行動に[面食らう]。
突然のことで驚きあわてる。
79
[臥薪嘗胆]の末、合格を手にする。
目的を果たすために、長い間苦労し努力すること。
80
余計なことを言わないように[目配せをする]。
目で合図する。
81
[紋切り型]のあいさつ。
決まり切っていて新しさがないこと。
82
初心者の[ぎこちない]動き。
動作や表現がなめらかではない。
83
彼とはなぜか[馬が合う]。
相手と気心が合う。
84
突然の告白に[周章狼狽]する。
思いがけないことに出遭って、大いにあわて騒ぐこと。
85
[口を酸っぱくして]説得する。
いやになるほど忠告などを繰り返して言う。
86
罪を認めて[頭を下げる]。
謝る。
87
[又ぞろ]姿を消してしまった。
またしても。
88
自分が優秀だという[自惚れ]。
思い上がること。
89
[頗る]簡単である。
たいそう。
90
[安普請]だが、立派な我が家だ。
安く家を建てること。
91
こんな事件はまさに[青天の霹靂]だ。
突然に起こる異変・大事件
92
[曰く言い難い]悲しみ。
複雑で言葉でしか表現しにくい。
93
志望校に[辛うじて]合格できた。
やっとのことで。
94
[陰陰滅滅]とした語り方。
ひどく暗く、深く沈んだ気分であるさま。
95
一晩中[まんじりともしない]。
一睡もしない。
96
いい[塩梅]に嵐が収まる。
物事の具合・調子・加減。
97
何が起こるのかと[戦戦恐恐]とする。
あることが起こるのを恐れて、びくびくするさま。
98
いたずらをした子供を[窘める]。
注意して反省をうながす。
99
[鷹揚]な話し方。
小さなことにこだわらず、ゆったりしているさま。
100
寄付を受けても[焼け石に水]だ。
少しばかりの努力や援助ではまったく効果が上がらないこと。