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日本語教員試験問題
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  • 問題数 286 • 12/23/2025

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    問題一覧

  • 1

    バイリンガル教育や第二言語習得において、一方の言語で習得された能力は他方の言語にも転用可能であるとする理論を何と言うか。

    共有基底言語能力モデル

  • 2

    学習者は学習の準備ができていない段階の項目は、たとえ指導を受けたとしても習得できず、指導の効果は得られないとする仮説を何と言うか。

    教授可能性仮説

  • 3

    ノーム・チョムスキーが提唱した、人間が生まれつき持っているとされる言語習得のための生得的メカニズムを何と言うか。

    言語獲得装置(LAD)

  • 4

    学習者が自信を失ったり不安を感じたりすると、言語のインプットが効果的に処理されなくなるとする仮説を何と言うか。

    情意フィルター仮説

  • 5

    言語学習は教室の中だけでなく、さまざまな社会的活動や周囲との関わりの中で実際的に言語を使いながら学んでいくとする考えを何と言うか。

    状況的学習論

  • 6

    学習者が「こうなりたい」と思う理想的な自己像を中心に動機づけを捉える理論は何か。

    第二言語動機付け自己システム

  • 7

    精神療法的手法を利用して学習者の潜在的能力を引き出すことに重きを置く暗示的教授法を何と言うか。

    サジェストペディア

  • 8

    教師の沈黙や学習者の自主性・自己発見を重視する教授法は何と呼ばれるか。

    サイレント・ウェイ

  • 9

    学習者と相互作用(インタラクション)を通して意味交渉が行われ、その過程で言語習得が促進されるとするモデルは何か。

    相互交流モデル

  • 10

    理解可能なインプット(i + 1)を重視し、インプットを習得の主要因とする仮説を何と言うか。

    インプット仮説

  • 11

    相手と心理的に距離を置きたいとき、自分の話し方のスタイルを相手から遠ざけることを何と言うか。

    ダイバージェンス

  • 12

    クラッシェンのモニター·モデルを応用し、幼児の第一言語習得のプロセスをもとに聴解を優先する教授法を何と言うか。

    ナチュラル·アプローチ

  • 13

    クラッシェンのモニター·モデルにおいて、意識的な「学習」は自然に身に付ける「習得」にはつながらないとする考え方を何と言うか。

    ノン·インターフェイスの立場

  • 14

    教師主導の学習活動が中心で、学習の仕組みはある刺激に対する反応によって習得されるという学習観のことを何というか。

    行動主義

  • 15

    言語を使って何がどの程度できるかという点に重点が置かれ、学習者が社会的課題を遂行できるようになることを目的とするアプローチを何というか。

    行動中心アプローチ

  • 16

    テスト問題一つ一つに対する反応を分析し、共通の基準で比較することで個人のレベルを正しく測定しようとするテスト理論のことを何というか。

    項目応答理論

  • 17

    子どもには、一人ではできないが他人との協同の中であれば(他者のサポートがあれば)できるという発達水準があるという理論を何というか。

    最近接発達領域

  • 18

    クラッシェンが提唱したモニター·モデルを構成する仮説として適切なのはどちらか。

    習得·学習仮説

  • 19

    内発的動機付けの概念を発展させ、行動に対する自律性などの心理的要求の度合いが自己成長に影響を及ぼすことを説明した理論のことを何というか。

    自己決定理論

  • 20

    バイリンガリズムの程度と認知の関係を3階建ての家で示し、2言語それぞれの言語習熟度と認知能力との関係をまとめた仮説を何というか。

    敷居仮説

  • 21

    相手によって話し方を調整することを説明するアコモデーション理論の中で、相手に合わせて話すことを何というか。

    収束

  • 22

    ケラーにより提唱された学習意欲の分類モデルを何というか。

    ARCSモデル

  • 23

    クラッシェンのモニター·モデルの仮説の一つで、理解可能なインプット(comprehensible input)の重要性を説くのはどれか。

    インプット仮説

  • 24

    ARCSモデルの4要素のうち、Rは何を指すか(英語と日本語で)。

    Relevance(関連性)

  • 25

    2言語間での学習が互いに影響し合うことを示す、2言語の発達関係を説明する仮説はどれか。

    発達相互依存仮説

  • 26

    文章のタイトルから内容や展開を予測しつつ読み進めるといった情報処理のアプローチを何と言うか。

    トップダウン・モデル

  • 27

    ヨーロッパ発祥の教授方法で、言語と内容を切り離すことなく学ぶ学習形態を何と呼ぶか。

    CLIL

  • 28

    教師の指示に対して学習者が体を動かすことによって指示の理解を示す教授法を何と言うか。

    TPR(Total Physical Response)

  • 29

    言語聴覚論を基に、身体運動を用いて発音指導を行う教授法を何と言うか。

    VT法

  • 30

    ヴィゴツキーの概念で、子どもが独力ではできないが他者の助けがあれば解決できる領域を何と言うか。

    ZPD(Zone of Proximal Development)

  • 31

    第二次世界大戦中にアメリカの陸軍で開発された短期集中型の教授法を何と言うか。

    アーミー・メソッド

  • 32

    教育活動の効果・効率・魅力を高める手法を集大成したモデルや、それらを応用して学習支援環境を実現するプロセスを何と言うか。

    インストラクショナル・デザイン

  • 33

    コミュニケーションにおいて相手の社会的属性が自身の話し方調整に影響を与えるという理論を何と言うか。

    アコモデーション理論

  • 34

    意味に関わる情報を極力排除して言語を記述・分析し、データから帰納的に言語規則を導き出すことを目的とした言語学を何と言うか。

    アメリカ構造主義言語学

  • 35

    インストラクショナル・デザインの代表的な設計モデルを何と言うか。

    ADDIEモデル

  • 36

    インプットだけでなく、対話者との意味交渉によってインプットを理解可能にすることが習得につながるとした仮説を何と言うか。

    インターアクション仮説

  • 37

    学習した知識は習得につながると考える立場を何と言うか。

    インターフェイスの立場

  • 38

    内容(subject matter)を中心に据え、言語はその内容を学ぶ手段として扱う教授法を何と言うか。

    CBI(Content-Based Instruction)

  • 39

    学習者が言語を産出すること自体が習得を促進するとする仮説を何と言うか。

    アウトプット仮説

  • 40

    言語習得を促進するのは、理解可能なインプットであり、現在の言語レベル(i)よりも少し高いレベルのインプット (i+1) であるとするものを何と言うか。

    インプット仮説

  • 41

    バターン·プラクティスと呼ばれる文型練習を繰り返し、習慣形成を促すことで、母語話者並みの文法的正確さを身に付けさせようとする教授法を何と言うか。

    オーディオリンガル・メソッド

  • 42

    学習の情報処理モデルに基づいた授業構成にすることで、学習者の学びのプロセスを支援することを提唱した学習支援モデルを何と言うか。

    ガニェの9教授事象

  • 43

    「モニター・モデル」を提唱し、第一言語で親から多くのインプットを受けたように、第二言語も同様の環境で学ぶべきだと主張した人物は誰か。

    クラッシェン

  • 44

    概念シラバスや機能シラバスを取り入れ、学習者のニーズに応える内容や、実際の自然なコミュニケーションを意識した教室活動を行い、コミュニケーション能力の向上を図ることを目的とした教授法を何と言うか。

    コミュニカティブ・アプローチ

  • 45

    バイリンガル教育において提唱された、第二言語も第一言語も互いに関連し合って発達するという仮説を何と言うか。

    発達相互依存仮説

  • 46

    バイリンガルの考え方において、第一言語と第二言語の言語能力が表面的には別々に見えても、実際は共通の認知的・言語的基盤を共有しているという仮説を何と言うか。

    氷山説

  • 47

    全ての人間に共通する、生得的な言語能力の基盤となる抽象的な規則や原則の体系を何と言うか。

    普遍文法

  • 48

    第二言語習得を異文化接触の一部として捉え、言語習得が学習者の異文化環境への適応を反映しているという考え方を何と言うか。

    文化変容モデル

  • 49

    文法の規則に焦点をおき、文法説明と翻訳を通じて言語学習を進める教授法を何と言うか。

    文法訳読法

  • 50

    ある一定の年齢までに言語の習得を開始しなければ習得が困難になるという仮説を何と言うか。

    臨界期仮説

  • 51

    学習者の言語能力をわずかに超える言語項目を含み、習得を促進させると言われているものは何か。

    理解可能なインプット

  • 52

    臨界期仮説の主張は何か。

    ある一定の年齢までに言語習得を開始しないと習得が困難になる

  • 53

    'i'(現在の言語レベル)とは何を指すか。

    現在の言語レベル(学習者の現在の能力)

  • 54

    モニター・モデルに基づくと、第二言語学習において望ましい環境とはどのようなものか。

    家庭で第一言語のように多くのインプットが得られる環境

  • 55

    オーディオリンガル・メソッドにおいて、語彙や文型を入れ替えて繰り返し練習し習慣化を図る練習を何と言うか。

    パターン・プラクティス

  • 56

    学習者同士でお互いの作文を読み合い、コメントや訂正を与え合う活動を何と言うか。

    ピア・レスポンス

  • 57

    コミュニケーション活動を行う中で言語形式にも注意を向ける指導法を何と言うか。

    フォーカス・オン・フォーム

  • 58

    学習者が作文を仕上げていく過程(草稿→推敲→修正)を重視し思考の深化を図る方法を何と言うか。

    プロセス・ライティング・アプローチ

  • 59

    各課が完結しており、どの課をどの順番で使うかを学習者に合わせて決められる教材を何と言うか。

    モジュール型教材

  • 60

    学習者の誤りの後、会話の流れを保ったまま教師が適切な表現に言い直す手法を何と言うか。

    リキャスト

  • 61

    実際の場面を想定して本物の物品(例:レストランのメニュー)を教材として用いる教具を何と言うか。

    レアリア

  • 62

    レストランの注文場面などで、客と店員の役を演じて会話練習を行う活動は何と呼ばれるか。

    ロールプレイ

  • 63

    教師がまず文法規則を提示し、学習者にその規則に従った文を作らせる指導法を何と言うか。

    演繹的アプローチ

  • 64

    事前にある程度決めておくが、学習者のニーズや状況に応じて適宜修正していくシラバスを何と言うか。

    可変シラバス

  • 65

    コミュニケーション上の困難を避け、難しい文法や語彙を使わず簡単な表現に言い換えて対処するストラテジーを何というか。

    回避

  • 66

    学習者が言語を通して達成したいこと(意味や言語機能)に基づいて構成されたシラバスを何というか。

    概念・機能シラバス

  • 67

    現実の状況を模して参加者が状況全体を演じ、意思決定や役割遂行を含む活動を行う教授活動を何と言うか。

    シミュレーション

  • 68

    複数の具体例やデータから学習者自身が規則を導き出すように設計された指導法を何と言うか。

    帰納的アプローチ

  • 69

    教師が質問やヒントで学習者から正しい表現を引き出そうとする指導技法を何と言うか。

    プロンプト

  • 70

    オーディオリンガルメソッドで重視するパターン・プラクティスの中で、文をだんだん長くしていく練習を何と言うか。

    拡大練習(拡張練習)

  • 71

    ある文型を教える際、口頭練習をさせる前に、それが使われる場面を理解させるために、絵カードなどの教具を見せたり、例文を示したりすることを何と言うか。

    導入

  • 72

    言語学習のための教科書ではなく、実際に社会で使われている新聞記事やテレビ番組などを教材として使う場合、それらの教材を何と言うか。

    生教材

  • 73

    学習環境や動機付け、学習態度の管理を通じて学習を効果的に進める学習ストラテジーを何と言うか。

    間接ストラテジー

  • 74

    「依頼する」「提案する」「勧誘する」など、言語コミュニケーション上の具体的な行動を基にして構成されたシラバスを何というか。

    機能シラバス

  • 75

    教師が具体的な例や多くの事柄を提示し、そこから学習者が一般的な規則や概念を発見するよう導く指導法を何と言うか。

    帰納的アプローチ(帰納的指導)

  • 76

    語呂合わせ、イメージ化、カテゴリー分け、関連付けなどを利用して、情報を効率よく定着させたり想起させたりするストラテジーを何と言うか。

    記憶ストラテジー

  • 77

    「書く」「読む」「話す」「聞く」それぞれについて伸ばしたいスキルに着目し、さらに詳しく学習項目を設定するシラバスを何と言うか。

    技能シラバス

  • 78

    まず教育の目標や学習成果を明確に定義し、その後にそれらの目標を達成するための評価方法、最後に指導活動をデザインするアプローチを何と言うか。

    逆向き設計

  • 79

    学習者同士が協力しながら共通の目標に向けて学び合い、相互作用や意見交換を通じて理解を深める学習形態を何と言うか。

    協働学習

  • 80

    授業で教科書の補助として用いるテキストやワークシートなどを何というか。

    副教材

  • 81

    学習者が自分の学習を計画・監督・評価することを含むストラテジーは何と呼ばれるか。

    メタ認知ストラテジー

  • 82

    活動や課題(タスク)を中心に学習内容を組織するシラバスを何というか。

    タスクシラバス

  • 83

    詳細な授業計画のほか、目標、内容、手順、活動などが記され、授業進行の指針となるものを何と言うか。

    教案

  • 84

    学習者がリラックスできる環境を整え、不安や緊張感を減らすための方法は次のどのストラテジーに当てはまるか。

    情意ストラテジー

  • 85

    学習内容を単純に繰り返すのではなく、それに関連する情報や既存の知識と結びつけながら覚える学習方法を何と言うか。

    精緻化リハーサル

  • 86

    学習が始まる前の段階で学習内容、順序、教材や進度などをあらかじめ計画しておくシラバスを何と言うか。

    先行シラバス

  • 87

    教師が提示した文型やキューに従い、語句を入れ替えながら行う練習法を何と言うか。

    代入練習

  • 88

    読解教材を分割し、各グループメンバーがそれぞれのパートを読み、その内容を持ち寄って全体を再構成するリーディング法を何と言うか。

    ジグソー・リーディング

  • 89

    モデル音声を聞きながら後を追うように口頭で再生する、同時通訳訓練やリスニング訓練の方法を何と言うか。

    シャドーイング

  • 90

    親や教師などの支援者が、学習者が一人では達成できない課題を解決するために行う支援を何と言うか。

    スキャフォールディング

  • 91

    学習者が異なる箇所がある2枚の似た絵を見ながら、相違点を相互のコミュニケーションで見つけるような言語学習上の課題は何と呼ばれるか。

    タスク

  • 92

    学習者のレベルや状況に合わせて教師が話し方や入力の量・難度を調整して用いる教師の話し方を何と言うか。

    ティーチャー・トーク

  • 93

    まとまった文章を聞きながらメモを取り、ペアまたはグループでお互いのメモを合わせて元の文章をできるだけ正確に再現する活動を何と言うか。

    ディクトグロス

  • 94

    教師の授業実践の記録や教材、自己評価などを体系的にまとめた作品集や記録を何と言うか。

    ティーチング・ポートフォリオ

  • 95

    学習者が仲間に助けを求めたり協力を得たりして学ぶことを促す学習ストラテジーを何と呼ぶか。

    社会的ストラテジー

  • 96

    教師自身の専門性向上や職能開発(研修・自己研鑽)を指す用語はどれか。

    ティーチャー・ディベロプメント

  • 97

    社会人学習者が日本語コースに参加する際、仕事の都合上、あるときは会社からオンラインで参加し、あるときは教室で参加したいといった希望に対応する授業形態を何と言うか。

    ハイフレックス型授業

  • 98

    言語の形式に焦点を当てて、積み上げ方式によって易しいものから難しいものへと学習しやすい順に文型を並べたシラバスのことを何と言うか。

    構造シラバス

  • 99

    読解や聴解の授業の中で、学習者が読んだり聞いたりした話について、後に原稿を見ない状態でその内容を自分の言葉で再現して語る活動のことを何と言うか。

    再話

  • 100

    教師の学習者に対する質問の仕方として、教師が回答を分かっておらず、学習者に未知の回答を求めるような質問のことを何と言うか。

    指示質問