問題一覧
1
前腕の運動神経伝導速度を計測した結果を図に示す.①点と②点との距離は24cmである. ①点には刺激を与えてから3msec, ②点には9msec後から筋電図のピークがみられた. 伝導速度はどれか
40m/秒
2
細胞の静止膜状態におけるNa+-K+ ATPaseについて正しいのはどれか.
細胞内外の電位差を維持する.
3
活動電位について正しいのはどれか
ピーク電位はNaイオンの平衡電位に近づく
4
跳躍伝導しない神経はどれか.
交感神経の節後線維
5
神経の活動電位の持続時間が短い理由はどれか.
ナトリウムチャネルが開く.
6
活動電位の跳躍伝導が行われる部位はどれか
D
7
細胞外導出法によって複合活動電位を記録したとき,神経軸索の伝導速度の違いによって見 られる現象はどれか.
多数のピーク
8
中枢で跳躍伝導に寄与するのはどれか
乏突起膠細胞
9
多発性硬化症では軸索から髄鞘が失われる.本疾患の診断に有効なのはどれか.
伝導速度の測定
10
神経筋接合部において終板での活動電位を抑制するのはどれか.
クラーレ
11
高カリウム血症で正常な活動電位の発生が妨げられる理由として正しいのはどれか.
Na+チャネルの不活性化機構が機能したままになる.
12
ω-コントキシンは電位依存性Caチャネルを阻害する. この物質が阻害するのはどれか.
1
13
GABAで活性化されるチャネルを透過するイオンはどれか
Cl-
14
カエルの心筋細胞を用いて実験を行う. 現在,細胞外液のK+濃度が4mEqである. この濃度を変えて刺激をしたところ,心筋細胞の膜電位の様子はもともとグラフのアであったものがイのように変化した.細胞外液のK+濃度はどれか. ただし,静止膜電位は60×log([K+]o/ [K+]i)で与えられる. ([K+]o : 細胞外液K濃度,[K+]I : 胞内液濃度)
40mEq
15
Na+チャネルの活性化が長く続くとき,活動電位に見られる変化はどれか.
発生している時間が長くなる.
16
神経線維に活動電位を発生させないのはどれか.
平行して走行する無髄神経の興奮
17
軸索流を十分な時聞阻害した後の近位端と遠位端を観察した.神経細胞を局所圧 迫,局所冷却すると軸索流が阻害されると考えた時に,正しいのはどれか
近位端,遠位端ともに集積物がみられるが,内容構造物は異なる
18
伝導速度が速い神経はどれか.
運動神経(骨格筋)
19
神経軸索における活動電位の発生に直接関与しないのはどれか.
キャリア
20
図のうち,Aは通常の細胞膜における電位の変化,Bは細胞外液中のイオンのうち3 分の2を膜不透性のものに入れ替えたものである.どのイオンを入れ替えたか.
ナトリウムイオン
21
運動神経・筋標本を作成し筋細胞の運動終板に電極を刺し電位を計測した.正し いのはどれか
活動電位は電位依存性イオンチャネルに依存している.
22
軸索輸送されないのはどれか.
アセチルコリン
23
神経軸索に対するTTX(テトロドトキシン)の作用はどれか.
活動電位の消失
24
細胞外K+濃度を急激に上昇させるとどうなるか.
電位依存性Na チャネル開口率増加
25
テタニーの原因として細胞外Ca2+濃度の低下がある. このときに起こる変化について正しいのはどれか
閾値が浅くなる.
26
神経軸索に発生する活動電位について誤っているのはどれか
活動電位の発生時には内外のNa+濃度勾配が逆転する