問題一覧
1
「統合失調症(ICD-10の分類:F2)」ついて正しいものを2つ選んで下さい
意欲の低下や意思感情の減弱・喪失は陰性症状である, 統合失調症の長期継続により認知機能障害が生じる事がある
2
「 統合失調症(ICD-10の分類:F2)」について正しいものを2つ選択してください
社会の偏見は強い, 非定型抗精神病薬が第一選択薬となっている
3
幻覚について不適切なものを1つ選択して下さい
看護師がCT画像を撮影して患者の体感幻覚を否定する事は信頼関係の構築に繋がる
4
妄想の名称と種類について不適切な組み合わせを1つ選択して下さい
関係妄想:どんな事でも自分には関係がないと思い込む
5
ひきこもりについて不適切なものを1つ選択して下さい
3か月以上にわたって家庭内にとどまり続けている状態
6
ひきこもり状態の患者のアセスメントについて不適切なものを1つ選択して下さい
ひきこもり状態の患者の殆どは家族に対しての自責の念は欠如する傾向がある
7
水中毒について不適切なものを1つ選択して下さい
重症水中毒は著明な高ナトリウム血症が生じている
8
定型抗精神病薬について正しいものを2つ選択して下さい
錐体外路系の副作用を生じやすい, 代表的な薬剤としてハロペリドールがある
9
Aさん(60歳、男性)は、統合失調症で20年前から抗精神病薬を服用している。常に口を動かしている ため、何か食べていないか看護師が口の中を確認するが、何も口には入っていない。Aさんは「勝手に口と舌 が動いてしまう」と言う。Aさんに現れている症状はどれか。一つ選択して下さい。
遅発性ジスキネジア
10
統合失調症患者が、自宅を訪問した看護師に「あなたは先週来たとき私のお金をとったでしょう」と言葉を荒げて尋ねた。解釈で正しいのはどれか。
被害妄想
11
気分・感情障害(ICD-10の分類:F3)」 の「躁病エピソード」診断症状について該当しないものを 2つ選択して下さい
薬物使用による躁状態, 器質性の疾患と合併した躁状態
12
「 気分・感情障害(ICD-10の分類:F3)」の治療について不適切なものを1つ選択して下さい
双極性障害には非定型抗精神病薬は効果がない
13
抑うつ状態について不適切なものを1つ選択して下さい
抑うつは午前中が最も軽く、夜になるほど悪化す
14
抑うつ状態の患者の問題について不適切なものを1つ選択して下さい
副作用の出現に関連したコンプライアンス
15
自殺について不適切なものを1つ選択して下さい
自殺の背景には統合失調症の存在が最も大きい
16
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)について不適切なものを1つ選択して下さい
内服して2、3日で効果が現れる
17
新しいタイプの抗うつ薬に該当しないものを1つ選択して下さい
MAO阻害薬
18
抗うつ薬の副作用について不適切なものを1つ選択して下さい
パーキンソ症状
19
興奮状態になる精神疾患と関連のないのものはどれか。1つ選択して下さい
甲状腺機能低下症
20
興奮状態の患者の特徴で誤っているものはどれか
日に寄って症状が異なる事については、特に留意する必要はない
21
「臨床における拒絶の要因」について誤っているものを1つ選んで下さい
精神疾患の受容
22
「 日常生活セルフケアを拒絶する患者の対応」について誤っているものを1つ選択してください
一般的にセルフケアにおける拒絶行為については、医療者側からは働き掛けない
23
「不眠状態の3つのタイプ」に当てはまらないものはどれか。1つ選択して下さい
日々の疲労感
24
不眠の原因となる精神疾患で当てはまらないものを1つ選択して下さい
脳性麻痺
25
不眠状態の看護について正しいものはどれか。2つ選択して下さい。
日中の過ごし方を一緒に考える, 睡眠と休息の妨げになっている因子とそれを取り除く方法を患者と一緒に考える
26
8050問題について不適切なものを1つ選択して下さい
我が国は少子化が加速しいるため、8050問題は今後解消される
27
精神障害を伴わない思春期のひきこもりで最も障害されるのはどれか。
社会参加
28
「神経性障害・ストレス関連障害および身体表現性障害(ICD-10の分類:F4)」の治療について不適切な ものを1つ選択して下さい
神経症の治療は個別性が低い
29
森田療法について不適切なものを1つ選択してください
第一週目は、患者は一日中自由に病棟内で過ごす
30
認知行動療法に該当しないものはどれか
電気けいれん療法
31
Aさん(37歳、女性、会社員)は、1人暮らし。11月に経理部へ異動となった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗る と、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック障害と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬 と選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。また、職場の協力を得て仕事量の調整をし てもらうことになった。受診から5日後、Aさんから「昨日の朝から気分が悪くなり、下痢をするようにな った」と電話があった。 受診後のAさんの状況に対する看護師のアセスメントで適切なのはどれか
SSRIの副作用〈有害事象〉
32
Aさん(37歳、女性、会社員)は、1人暮らし。11月に経理部へ異動となった。新しい人間関係と慣れない仕 事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗る と、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動か ら2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック障害と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬 と選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。また、職場の協力を得て仕事量の調整をし てもらうことになった。 受診から1か月後、Aさんは11階の職場に向かう途中、エレベーターの中でパニック発作を再び起こした。そ の時は、息が止まってしまうように感じた。それ以来、エレベーターを見ると、また同じようになってしまう かもしれないと思うようになり、怖くて乗れなくなり、仕事にも支障が出るようになった。 Aさんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか
「エレベーターの中で息が止まる」という認知による感情・行動を修正する
33
「成人のパーソナリティ障害および行動の障害(ICD-10の分類:F6)」の行動パターン分類に該当しないも のを1つ選択して下さい
精神疾患の一つとして位置づけられている
34
依存症患者の看護について不適切なものを1つ選択して下さい
強い欲求や渇望が出現しても我慢するように伝える
35
強迫行為のある患者の看護について不適切なものを1つ選択して下さい
全ての不安を完全に取り去る事が治療においての一番大事な目的だと説明する
36
摂食行動障害の患者の看護について不適切なものを1つ選択して下さい
神経性過食症は脳代謝の異常による器質性疾患である事を説明した
37
児童・思春期・青年期の精神看護(小児の発達障害も含む)について不適切なものを1つ選択して下さい
薬物療法を行う場合、大人に比べて副作用は少ない
38
認知症について誤っているものはどれか
BPSD は原因疾患, 本人の性格や生活歴,置かれている生活環境が異なっていても 出現様式は一定している
39
認知症の名称について誤っているものはどれか
後頭葉型認知症
40
認知症の治療について誤っている組み合わせはどれか
非薬物療法:電気けいれん療法
41
認知症患者の看護について誤っているものはどれか
認知症の患者は認知機能の低下により不安や孤独感欠如しているため共感は意味がない
42
認知症患者とのコミュニケーションについて誤っているものはどれか
一方的な会話になったとしても簡潔明瞭に話す
43
アルコール離脱症状はどれか
幻視
44
歩道を歩いている途中で立ち止まってしまったAさん。「ブロックの継ぎ目を踏んでは いけないという考えが,頭のなかで繰り返され動けない」と言う。 Aさんの症状はどれか。
強迫観念
45
発達段階と心の健康問題の組合せで最も関連が強いのはどれか
成人期――――アルコール依存症
46
広汎性発達障害 pervasive developmental disorders に特徴的なのはどれか。
非言語的コミュニケーションが適切にとれない
47
Asperger〈アスペルガー〉症候群 Asperger syndrome について正しいのはどれか。
知的能力の発達は保たれる
48
注意欠如・多動性障害 attention deficit hyperactivity disorder〈ADHD〉の症状はどれか。
課題や活動に必要なものをしばしば失くしてしまう
49
災害派遣精神医療チーム〈DPAT〉で正しいのはどれか
被災地域の精神科医療機関と連携する
50
A さん(35 歳、女性)は、夫と 7 歳の息子、2 歳の娘と 4 人で暮らしている。ある 日、 震度 6 強の地震が起こり、A さんの家は半壊した。A さんは、倒れてきた家具の下敷 きにな るところだったが、何とか免れ、家族は全員かすり傷程度の怪我(けが)で済んだ。 被災後、家 族は避難所である小学校で生活をしている。A さんから、「また地震の日のよ うな状態になっ てしまうことが不安です。大丈夫でしょうか」と看護師に相談があった。 A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
「強いストレスを体験したときには誰もがなり得る正常な反応です」
51
精神療法の副作用に該当しないものはどれか
精神療法には副作用はない
52
森田療法に該当しないものはどれか
第一週目は、患者は一日中自由に病棟内で過ごす
53
個人精神療法に該当しないものはどれか
電気けいれん療法
54
集団精神療法について適切なものはどれか
どんな形態であれ、参加者が集団精神療法の目的を理解しておく事は重要
55
臨床検査で不適切なものはどれか
脳脊髄液検査は脳の炎症性疾患の診断には欠かせない非侵襲的検査である
56
心理検査で適切なものはどれか
心理検査を実施する時には患者の不安や緊張をほぐす事も必要
57
精神療法とは治療者と患者の(1)を通じて症状の改善を目指す(2)である。
心理的交流, 治療
58
精神療法の種類3つ(1)(2)(3)
個人精神療法, 集団療法, 家族療法
59
・精神療法と言及しなくても、(a.)な身体的ケアがそのまま心理的援助になる。 例えば、一つ一つのケアを(a.)に行い、身体症状をできるだけ(b)しよう とし、疾患による生活の制約を少なくするために(c)すること、疾患や治療に関する(d)を患者に正しく伝えておくことなどである。これにより患者は自分が(e)されている事を自覚できる。
ていねい, 緩和, 工夫, 情報, 尊重
60
(1)は精神療法の基本であり、3つの要素(2)(3)(4) に分けて考える事ができる。
支持的精神療法, 傾聴, 共感, 患者の健康部分を支える
61
催眠療法とは 、患者を(1)状態に導入し、そのうえで様々な(2)操作を行って(3)や(4)の治療を行うものである。さらに催眠療法が発展した自己催眠療法とも呼ばれる精 神療法を(5)と呼ぶ
催眠, 治療, 神経症, 心身症, 自律訓練法
62
森田療法の目的は、患者が自分の心身の変化の(1)から脱却し、(2)の自分を受け入れ、性の欲望にそって(3)な生活を送れるようなることである。対象者は、(4)神経 質の人、(5)(6)などにも用いられる。
とらわれ, あるがまま, 建設的, 森田, 双極性感情障害, アルコール依存
63
内観療法とは、浄土真宗の修行法から発展したものであり、(1)を深める事により、今 までの(2)の改善を目指す療法である。対象者は(3)のある若者や(4)患者、その他心身症や神経症性障害の患者である。特殊な治療であり、治療者と患者間の(5)と十分な(6)が必要。
内観的思考, 不適応行動, 非行歴, アルコール・薬物依存, 信頼関係, 動機づけ
64
精神療法は1900 年ころに(1)によって創始された。患者の病態によって基本の精神療法の形態を修正・変化させたものを(2)と呼ぶ。この二つの療法は、治療課程で生 じる(3)と(4)を重視する。治療者の基本的態度は、一貫して(5)、 (6) の立場を保つ事である。介入方法としては、直面化・明確化・(7)・(8)がある。
フロイト, 力動精神療法, 転移, 抵抗, 患者の話を聞くこと, 中立, 解釈, 洞察
65
認知行動療法は(1)と(2)に分けられる。 ・認知療法は、恣意的推論や二分割志向などの(3)を(4)し、さらにそれを(5)する。これが順調に進めば、不適応なスキーマも変化していくことが多い。
認知療法, 行動療法, 認知の歪み, 明確化, 修正
66
行動療法の技法や理論について、①食物を与えるときにはいつもベルをならしている犬は、ベルを鳴らしただけで唾液が分泌されるようになるものを(1)、好ましい行動には何等かの報酬をあたえ好ましくない行動には罰則を与えるような方法を(2)と呼ぶ。治療者の適切な行動を模倣させる手法を(3)、その他、系統的脱感作やフラッディングなどの手法もある。
古典的条件付け, オペラント条件付け, モデリング
67
ビネーが示した知能指数の概念は(1)である。田中寛一によって標準化されたビ ネー検査の日本版は、(2)知能検査がある。
精神年齢、MA, 田中・ビネー
68
日本版のウェクスラー検査で、学齢児用は(1)、成人用は(2)である。アメリカでは 1970 年に就学前児用の(3)が発表されている。
WISC-IV, WAIS-IV, WPPSI
69
高齢者用の簡略化された認知症の代表的な検査方法は(1)、(2)などである。測定内容として(3)・(4)が含まれ、(5)の程度も 判定できる。
改訂長谷川式簡易知能評価スケール, MMSE, 見当識, 記銘, 認知症
70
人格検査として (1)・(2)、投影法検査として (3)・ (4)主題統覚検査(5) がある。
矢田部-ギルフォード性格検査, ミネソタ多面性人格目録, ロールシャッハテスト, 文章完成テスト, TAT