問題一覧
1
脳の疾患や外傷などなんらかの損傷のために、言語、記憶、行為、視知覚、注意、感情などが障害された状態をなんというか
高次脳機能障害
2
失語について ・(1)、(2)、(3)、(4)の4つに大別することができる
発話, 理解, 呼称, 復唱
3
運動失語(Broca失語)の責任病巣は
左半球下前頭回後半、弁蓋部および三角部
4
感覚失語(Wernicke失語)の責任病巣は
左上側頭回後2分の1
5
全失語の責任病巣は
左Broca領域およびWernicke領域の広範な障害
6
観念失行の責任病巣を答えろ
左頭頂葉下部(角回)
7
観念運動失行の責任病巣は
左頭頂葉下部(縁上回)
8
肢節運動失行の責任病巣は
左右いずれかの前運動野上部
9
肢節運動失行は、症状の出現部位により(1)、(2)、(3)に分類される
手指失行, 顔面失行, 歩行失行
10
着衣失行の責任病巣は
右頭頂葉
11
構成失行の責任病巣は
左右頭頂・後頭葉
12
視覚失認の責任病巣は
左後頭葉
13
触覚失認の責任病巣は
対側の頭頂葉縁上回
14
聴覚失認の責任病巣は
上側頭葉後部
15
手指失認の責任病巣は
左頭頂葉
16
身体部位失認の責任病巣は
左頭頂・側頭葉
17
ゲルストマン症候群の責任病巣は
左頭頂葉(角回)
18
半側身体失認の責任病巣は
右頭頂葉
19
半側空間無視の責任病巣は
右頭頂・後頭葉
20
病態失認の責任病巣は
右頭頂葉
21
その他の前頭葉は何か
強制把握現象, 遂行機能障害, 脱抑制, 自発性低下, 運動維持困難, 保続, ワーキングメモリ低下, 統合・判断力の低下, 注意・集中力の低下
22
閉眼、開口あるいは挺舌を維持することが困難で、しかもこれらの動作を2つ以上組み合わせて同時に行わせるといずれかの動作が中断されてしまう状態をなんというか
運動維持困難
23
運動維持困難の障害部位は
右半球の中大脳動脈灌流領域皮質および皮質下白質
24
選択制注意障害の責任病巣は
前頭葉
25
持続性注意障害の責任病巣は
前頭葉
26
転換性注意障害の責任病巣は
前頭葉
27
配分性注意障害の責任病巣は
前頭葉
28
容量性注意障害の責任病巣は
前頭葉
29
失語症の評価は
標準失語症検査(SLTA), WAB失語症検査
30
失行症の評価は
標準高次動作性検査(SPTA)
31
失認症の評価は
問いかけ, Bisiachのスコア
32
半側無視の評価は
行動性無視検査(BIT), 視覚的消去現象, CBS
33
Pusher症候群の評価は
SCP, BLS
34
前頭葉症候群の評価は
FAB, BADS, WCST
35
注意障害の評価は
WAIS, TMT, Stroop Task, PASAT
36
記憶障害の評価は
ウィスクラー記憶検査(WMS−R), リバーミード行動記憶検査(RBMT), 三宅式記憶検査, ベントン視覚記銘検査
37
大まかな高次脳機能障害を捉えることのできる検査は何か
MMSE
38
左大脳半球の病変で出現しやすいのはどれか。2つ
左右失認, 観念失行
39
脳卒中患者の症状と障害との組み合わせで誤っているのはどれか
指示による敬礼の真似ができないー観念失行
40
注意機能の評価はどれか
TMT
41
60歳の男性。右利き。脳梗塞を発症し、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。食事時に右手でスプーンの柄を握りこんでしまい、うまくスプーン操作ができず、介助が必要になることが多いが、少しずつ食事動作が円滑にできる場面が増えてきている。頭部MRIを示す。この食事動作の病態として考えられるのはどれか。
観念失行
42
右頭頂葉障害で特徴的な症状はどれか
服の左右の袖に腕を通すことができない
43
喚語困難と迂言を呈し、発話は流暢で良好な理解と復唱を特徴とする失語症はどれか
健忘失語
44
「歯を磨く真似をしてください」という口頭命令ではうまくできないが自発的には歯磨きができる状態はどれか
観念運動失行
45
注意障害で、料理中にかかってきた電話に気づくことができないという現象がに認められるのはどれか
注意の転換性障害
46
高次脳機能障害と症候の組み合わせで正しいのはどれか
肢節運動失行ー習熟した行為の遂行が拙劣になる
47
注意障害の検査はどれか
TMT
48
言語の理解はできるが、自発言語ができない状態をなんというか
運動失語(Broca失語)
49
自発言語は流暢であるが、言葉の理解、文字の理解ができない状態
感覚失語(Wernicke失語)
50
全ての言語機能が障害される状態
全失語
51
物の使い方や順序がわからなくなり、目的にかなった行為ができない。
観念失行
52
指示に従った動作ができない。口頭命令によるパントマイム、ジェスチャー、模倣が障害
観念運動失行
53
簡単な動作の運動表像が不能となり、運動が緩慢で、ぎこちなくなったりする状態。
肢節運動失行
54
服を着たり、脱ぐことができない状態
着衣失行
55
形を作ることができない
構成失行
56
視力障害、半盲、視野狭窄などの感覚障害を伴わないのに、視覚による物体、図形、相貌、色彩などの認知ができない状態
視覚失認
57
物に触れて外界の大小、形状などの感覚的形状はわかるが、物体の名称や用途が認知できない状態
触覚失認
58
聴覚に異常がないのに、聞いた音の認知、識別ができない状態
聴覚失認
59
自分および他人の手指の名称を覚えたり、識別したり、提示したり、模倣することが困難な状態
手指失認
60
自己または他人の身体部位の名称を答えたり、識別したり、模倣することができない状態
身体部位失認
61
手指失認、左右障害、失書、失算の4つの症状
ゲルストマン症候群
62
自己の身体半側の認知ができない状態
半側身体失認
63
病巣と反対側の視空間を無視する
半側空間無視
64
病気があるのにも関わらず、それを認めない
病態失認
65
多くの情報の中から「今必要な情報だけを選択すること」が困難な状態
選択性注意障害
66
注意を一定の状態に保ち続けることが困難
持続性注意障害
67
注意が特定のものに集中してしまい、他の対象に切り替えることができなくなった状態
転換性注意障害
68
複数の課題を「同時に行ったり、順序よく実行したり」することが困難な状態
配分性注意障害
69
情報を効率よくとることが出来ない
容量性注意障害
70
喚語困難と迂言を呈し、発話は流暢で良好な理解と復唱を特徴とする失語症は
失名詞失語(健忘失語)
71
発話は流暢、復唱は良好、理解が不良となる失語症は何か
超皮質性感覚失語
72
発話は流暢、復唱は不良、理解は良好となる失語症は何か
伝導失語
73
発話は流暢、復唱は不良、理解も不良となる失語症は何か
ウェルニッケ失語
74
発話は非流暢で、復唱は良好、理解も良好となる失語症は何か
超皮質性運動失語
75
会話は非流暢で、復唱は良好で、理解は不良となる失語症は何か
超皮質性混合性失語
76
発話は非流暢で、復唱は不良、理解は良好となる失語症は何か
ブローカ失語
77
発話、復唱、理解全て不良となる失語症は何か
全失語