問題一覧
1
問81次の文は、超音波探傷器の増幅直線性について述べたものである。最も増幅直線性の程度がよいものを一つ選び、記号で答えよ。(問4. 2.11)
STB-G V15-2.8の標準穴のエコー高さを80%になるように感度を調整した後、6dBゲインを下げるとエコー高さは43%になった。さらに6dBゲインを下げたときエコー高さは23%になった。
2
問82次の文は、超音波探傷器のパルス繰返し周波数について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問4. 2.15)
パルス繰返し周波数を高くすると、残留エコーが生じやすい。
3
問83次の文は、接触媒質について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問4. 3. 5)
マシン油は、防錆効果があり標準試験片に適用されるが、グリセリンに比べて超音波の伝達効率は低い。
4
問84次の文は、NDT仕様書について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問5.1.2)
仕様書には準拠すべき法規、規格は必ず記載される。
5
問85次の文は、NDT手順書について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問 5.1.3)
NDT手順書は、レベル3技術者により作成されたものでなければならない。
6
問86次の文は、板材を超音波探傷する際のきずエコーの発生予測について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問5. 2.1)
板材は圧延されるので、圧延方向に伸びた平面状のきずが板厚の中央付近に発生することが多い。
7
問87次の文は、鍛鋼品の超音波探傷試験について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問 5. 2. 5)
鍛鋼品の超音波探傷では、割れや鋳造時のきずを対象とするので、ほとんどの場合、垂直探傷及び斜角探傷が用いられる。
8
問88次の文は、鋳鋼品に生じるきずについて述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問 5. 2.7)
鋳込温度が低い場合、溶湯が鋳型内に完全に満たされず、湯回り不良が生じる場合がある。
9
問89次の文は、溶接部の斜角探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問 5. 2. 9)
一般に、V開先の溶込み不良は、ブローホールより高いエコー高さになる。
10
問90次の文は、溶接部のきずの発生予測について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問 5. 2.12)
溶接部に発生するスラグ巻込みは、開先面や多層盛の層間に発生する。
11
問91次の文はJIS G 0801について述べたものである。[1]に適する語句をそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。(問 5. 4. 3) JIS G 0801の適用範囲は、原子炉、[1]、圧力容器などに使用する厚さ6mm以上、300mm以下の炭素鋼又は合金鋼(但し、ステンレス鋼を除く)の鋼板に対する自動又は手動による超音波探傷検査方法について規定している。
ボイラ
12
問92次の文は、JIS Z 3060について述べたものである。〔1〕に適する語句を一つ選び、記号で答えよ。(問5. 4. 4) JIS Z 3060の適用範囲は、厚さ〔1〕mm以上のフェライト系鋼の完全溶込み溶接部に対して、パルス反射法によるAスコープ表示の探傷器を使用して、手動で行う超音波探傷試験方法について規定している。
6
13
問92次の文は、JIS Z 3060について述べたものである。〔2〕に適する語句を一つ選び、記号で答えよ。(問5. 4. 4) JIS Z 3060の適用範囲は、厚さ6mm以上の〔2〕鋼の完全溶込み溶接部に対して、パルス反射法によるAスコープ表示の探傷器を使用して、手動で行う超音波探傷試験方法について規定している。
フェライト
14
問92次の文は、JIS Z 3060について述べたものである。〔3〕に適する語句を一つ選び、記号で答えよ。(問5. 4. 4) JIS Z 3060の適用範囲は、厚さ6mm以上のフェライト系鋼の完全溶込み溶接部に対して、パルス反射法による[3]表示の探傷器を使用して、手動で行う超音波探傷試験方法について規定している。
Aスコープ
15
問92次の文は、JIS Z 3060について述べたものである。〔4〕に適する語句を一つ選び、記号で答えよ。(問5. 4. 4) JIS Z 3060の適用範囲は、厚さ6mm以上のフェライト系鋼の完全溶込み溶接部に対して、パルス反射法によるAスコープ表示の探傷器を使用して、[4]で行う超音波探傷試験方法について規定している。
手動
16
問93次の文は、圧力容器用鋼板の超音波探傷について述べたものである。[1]に適する語句をそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。(問5. 4. 5) 厚さ30mmの圧力容器用鋼板を探触子5C20Nを使用してJIS G 0801によって探傷した。探傷感度は、板厚が30mmであるので、JISの規定に従って、STB-N1の標準穴のエコー高さを50%に調整した。なお、この鋼板の探傷面は粗く、STB-N1と比べて伝達効率等が10dB低い。この鋼板を、伝達効率の補正を行わずに探傷したとき、エコー高さ(F1)が40%のきずが検出されたとする。この場合、このきずを〔1〕であると誤って判断することになる。しかし、伝達損失の補正を行えば、このきずを重きずと評価することになる。
軽きず
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問93次の文は、圧力容器用鋼板の超音波探傷について述べたものである。[2]に適する語句をそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。(問5. 4. 5) 厚さ30mmの圧力容器用鋼板を探触子5C20Nを使用してJIS G 0801によって探傷した。探傷感度は、板厚が30mmであるので、JISの規定に従って、STB-N1の標準穴のエコー高さを50%に調整した。なお、この鋼板の探傷面は粗く、STB-N1と比べて伝達効率等が10dB低い。この鋼板を、伝達効率の補正を行わずに探傷したとき、エコー高さ(F1)が40%のきずが検出されたとする。この場合、このきずを軽きずであると誤って判断することになる。しかし、伝達損失の補正を行えば、このきずを[2]と評価することになる。
重きず
18
問94次の文は、JIS G 080Iに基づく垂直探傷のきず分類に関する規定について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問5. 4. 9)
エコー高さが100%のきずは、中きずで、表示記号は△となる。
19
問95次の文は、JIS Z 3060について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問 5.4.11 NDT フラッシュ Vol55 No.5 問 5 )
JIS Z 3060に規定している領域とは、エコー高さを測定してきずを分類するために、表示器上に作成されたエコー高さの範囲をいう。
20
問96次の文は、JIS Z 3060による鋼溶接部の斜角探傷において、探傷条件を調整する内容について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問6.1.3)
エコー高さ区分線の時間軸方向の作成範囲は、探傷に使用するビーム路程より大きい範囲とし、その本数は3本以上とする。
21
問97次の文は、斜角探傷における超音波探傷器の探傷図形について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問6. 3.1)
デジタル探傷器を用いて斜角探傷を行う場合、ビーム路程の読み取りはゲートで捉えられたエコーについて、表示部に示された数値を読み取るのがよい。
22
問98次の文は、斜角探触子(5Z10x10A45、5Z10x10A60、5Z10x10A70)を用いた場合の鋼のコーナーエコーの反射率について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問6. 3. 2)
反射率が最も低いのは、60度である。
23
問99次の文は、両面平行な鋼板を局部水浸法によって垂直探傷した結果について述べたものである。 [1]に適する数値を解答群からそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。ただし、図1の探傷図形は水距離を鋼板の厚さの1/3にして探傷したものであり、鋼板の縦波音速を5920m/s、横波音速を3230m/s、水の縦波音速を1480m/sとする。(問6. 4.1) ⑴水距離を約〔1〕mmにして探傷を行っている。
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問99次の文は、両面平行な鋼板を局部水浸法によって垂直探傷した結果について述べたものである。 [2]に適する数値を解答群からそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。ただし、図1の探傷図形は水距離を鋼板の厚さの1/3にして探傷したものであり、鋼板の縦波音速を5920m/s、横波音速を3230m/s、水の縦波音速を1480m/sとする。(問6. 4.1) (2)試験体の厚さは、約[2]mmである。
60
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問99次の文は、両面平行な鋼板を局部水浸法によって垂直探傷した結果について述べたものである。 [3]に適する数値を解答群からそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。ただし、図1の探傷図形は水距離を鋼板の厚さの1/3にして探傷したものであり、鋼板の縦波音速を5920m/s、横波音速を3230m/s、水の縦波音速を1480m/sとする。(問6. 4.1) (3)探傷面からきずまでの深さは[3]mmである。
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問99次の文は、両面平行な鋼板を局部水浸法によって垂直探傷した結果について述べたものである。 [4]に適する数値を解答群からそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。ただし、図1の探傷図形は水距離を鋼板の厚さの1/3にして探傷したものであり、鋼板の縦波音速を5920m/s、横波音速を3230m/s、水の縦波音速を1480m/sとする。(問6. 4.1) (4)F1/BFは約[4]dBである。
-8
27
問100次の文は、垂直探傷におけるSTBを用いた感度調整について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。(問6. 5.1)
試験片方式による感度調整は、減衰の著しい試験体のとき、きずを過小評価する恐れがある。