問題一覧
1
アフタ性口内炎 口腔粘膜全体が発赤し、小型のアフタ(直径1-5mmの有痛性a)が多発する。
潰瘍
2
逆流性食道炎 食道裂孔ヘルニア等、胃噴門部の逆流防止機構の障害により胃液、胆汁酸、膵酵素が食道内に逆流し炎症が起こる。 ・原発性・・・a筋の機能不全 ・続発性・・・胃全摘術等の外科的治療のあとに発生。 症状はb、胸骨後部痛が主。就寝時の体位はc位にする。
下部食道括約、胸やけ、ファウラー
3
アカラシア 下部食道括約筋の嚥下時a不全、および食道のb運動不全が特徴。 食物の胃流入が著しく遅れ、食道の異常な拡張を認める。嚥下困難/cが主症状。
弛緩、蠕動、嘔吐
4
食道潰瘍 食道粘膜の扁平上皮内に胃粘膜の円柱状皮が迷入した部分(a)に生じた潰瘍。
バレット食道
5
食道憩室 食道壁の一部が嚢状で外方に突出した状態。a部付近に多い。
気管分岐
6
マロリー・ワイス症候群 反復する激しいaにより胃内圧が上昇し、下部食道や噴門部粘膜に縦裂創が生じる。大量の出血がbとしてみられる。cが原因として最多。
嘔吐、吐血、アルコール多飲
7
胃潰瘍・十二指腸潰瘍 胃の粘膜に対する攻撃因子と防御因子の不均衡による。 症状・・・a痛、上腹部痛、胸やけ、嘔吐、出血など。 胃潰瘍は(若年者or高齢者)に多く、痛みはbに発症しやすい。好発部位は胃角部。 十二指腸潰瘍は(若年者or高齢者)に多く、痛みはcに発症しやすい。後発部位は球部。 原因・・・80%以上はd菌の感染、残りの大部分はe薬による。 合併症・・・出血、穿孔、f。 出血があると、胃潰瘍ではg様嘔吐、吐血、黒色のhがみられる。 十二指腸潰瘍ではhがみられる。
心窩部、高齢者、食後、若年者、空腹時、ヘリコバクターピロリ、非ステロイド性抗炎症、幽門狭窄、コーヒー残渣、タール便
8
吻合部潰瘍 胃や十二指腸切除後の胃噴門部に発症する潰瘍。吻合部よりもaに好発。
肛側
9
急性胃炎 胃粘膜の広範囲に急性炎症が生じた状態。出血性びらんや浅い潰瘍が発生した場合、a病変とよぶ。
急性胃粘膜
10
慢性胃炎 長期間にわたる胃粘膜の炎症により胃粘膜にびまん性変化が生じた状態。加齢とともに粘膜障害範囲も拡大。aの発生母生になる。 発症原因のひとつにb菌の関連が指摘されている。
胃癌、ヘリコバクターピロリ
11
急性虫垂炎 急性腹症の中で最多の急性化膿性炎症。心窩部痛は(右or左)下腹部へ移動する。 腹部所見で腹壁緊張、筋性防御、圧痛、bの圧痛点などが重要。
右、マックバーネー
12
鼠径ヘルニア 内鼠径ヘルニア、外鼠径ヘルニアがある。 前者は高齢者に多い。後者は最も多く特にaに多い。
幼児
13
大腿ヘルニア 大腿輪から大腿静脈内側を通り鼠径靭帯の直下に脱出する。高齢の(男性or女性)に多い。
女性
14
臍ヘルニア 最大脱落後、腹圧により皮下に腸管が脱出する。多くはaする。
自然治癒
15
腹壁瘢痕ヘルニア 腹部の手術a部から腹膜に被覆された状態で脱出する。
瘢痕
16
横隔膜ヘルニア 横隔膜の異常裂孔から腹膜臓器が胸腔内に脱出する。脱出物はヘルニア嚢をもち、腹膜に包まれたもの(真性)と腹膜に包まれないもの(a)がある。
仮性
17
食道裂孔ヘルニア 食道裂孔より胃の一部/大部分が縦隔内に脱出する。aを合併しやすい。 滑脱型(噴門部が脱出)、傍食道型(胃底部が脱出)、混合型に分類される。
逆流性食道炎
18
クローン病 全消化管に生じる、潰瘍を主体とした慢性炎症性肉芽腫性疾患。炎症は粘膜前層に及ぶ。喫煙やaは増悪因子。再燃と寛解を繰り返す指定難病。 好発年齢はb-c歳代で(男性or女性)に多い。 病変は、非連続性、区域性。 小腸病変による吸収障害により体重減少、貧血、低蛋白血症を認める。
ストレス、10、20、男性
19
潰瘍性大腸炎 直腸から口側に発生するa性、b性の原因不明の大腸炎。 好発年齢はa歳代で男女差はない。 必ずbに病変がある。
びまん、連続、20、直腸
20
虚血性大腸炎 大腸のa障害によって生じる腸炎。夕食後や夜間に突然発症し、症状は数日で消失することが多い。 好発年齢b-c歳代。好発部位はdからe。fでの発症は稀。症状には腹痛、血性下痢、g。
血流、50、60、下行結腸、S状結腸、直腸、下血
21
イレウス(腸閉塞) 機械的イレウス・・・血行障害を伴わないa性イレウスと血行障害を伴うb性イレウスがある。 b性イレウスには、c、軸捻転が含まれる。
閉塞、絞扼、腸重積
22
腸重積 生後5-10ヶ月の(男児or女児)に多い。超音波検査で多層性同心円所見。治療はa。
男児、高圧浣腸
23
大腸憩室炎 憩室(腸管壁の一部がa状に突出したもの)に炎症が生じたもの。
袋
24
巨大結腸 大腸が著しく拡張。一般にa結腸に生じ、頑固なbを伴う。先天性と後天性があり、前者はcとよばれる。
S状、便秘、ヒルシュスプルング病
25
肛門裂肛 a筋に裂創が生じた状態。排便後の激痛、出血。
肛門括約
26
痔瘻 肛門周囲膿瘍/結核性膿瘍の自壊によって排膿後にaとなった状態。
瘻孔
27
肛門周囲膿瘍 肛門陰窩に開口するaの炎症。
肛門腺
28
痔核 直腸末端のaが拡張。b筋肉の内側/外側に存在すれば内/外痔核という。
静脈叢、肛門括約
29
腹膜は、臓器保護機能、吸収能、滲出能、漏出能、癒着能、a能をもつ。 腹膜刺激症状・・・ ①圧痛 ②b・・・腹部を圧迫すると腹筋が緊張 ③c徴候・・・腹部を圧迫した手を離した時に疼痛が強く感じられる
知覚、筋性防御、ブルンベルグ
30
急性腹膜炎 腹膜内臓器疾患に続発する。aの穿孔によるものが最も多い。横隔膜下、回盲部、骨盤などに膿瘍形成。症状は腹膜刺激症状、悪心、嘔吐、発熱。
虫垂炎
31
黄疸・・・aの増加で皮膚、粘膜が黄色調に変化した状態。 肝腫大・・・肝細胞の腫大、線維化による。 腹水・・・bの少ない漏出液と多い浸出液に分類される。 肝性脳症・・・血中cの上昇などが原因で、意識障害、神経症状が生じる。 d亢進症・・・肝前性、肝内性、肝後性に門脈の流れが阻害されて生じる。側副血行路として、胃・食道静脈の静脈瘤を形成する。
ビリルビン、アルブミン、アンモニア、門脈圧
32
肝機能検査 血清トランスアミラーゼ(AST、a)は肝細胞に多量に含まれ、肝細胞の破壊に伴い血液中に放出される。 アルカリフォスターぜ(b)は胆道系疾患のときに上昇する、胆道系の代表的酵素。 cは胆道系疾患、アルコール性肝障害のときに上昇し、飲酒量のしひょうにもなる。
ALT、ALP、γ-GTP
33
肝細胞癌の腫瘍マーカー aおよひbがある。
a-フェトプロテイン、PIVKA-Ⅱ
34
アルコール性肝疾患 小腸より吸収されたアルコールは90%以上が肝臓で代謝される。ASTの上昇に加えて、aの上昇を認める点が特徴。
γ-GTP
35
アルコール性肝硬変 肝腫大、手掌紅斑、精巣萎縮などの自他覚症状はaと同様だが、bの合併は少ない。
ウイルス性肝硬変、肝細胞癌
36
薬物性肝障害 薬物投与によっておこる肝障害。臨床病型による分類では、肝細胞障害型、a型(最多。かゆみを伴い黄疸が出現)、混合型がある。
胆汁うっ滞
37
急性肝不全(a) 発症後b週間以内に肝性脳症など急性肝不全症状となった状態で致死率が高い。 検査所見ではAST、ALT、血中c高値、プロトロンビン時間40%(以上or以下)。 超音波/CTにてdが認められる。 肝性脳症では、睡眠-覚醒リズムの逆転、嗜眠傾向、fなどがみられる。 gも治療の選択肢。
劇症肝炎、8、アンモニア、以下、肝萎縮、羽ばたき振戦、肝移植
38
慢性肝炎 aヶ月以上の肝機能異常、およびウイルス感染(日本ではb型c型肝炎)が持続している状態。 自覚症状に乏しく、非特異的。血清γ-グロブリン値(高or低)値。 本症自体に合併症は乏しいが、dなどへ進展する可能性がある。
6、B、C、高、肝硬変
39
肝硬変 肝障害が治癒せず慢性に経過し進行した終末像。肝臓の小葉構造が破壊され、再生結節が形成される。 肝內血流障害により門脈圧のaを認める。 肝硬変の三大死因はb、c、食道・胃静脈瘤を含む消化管出血である。門脈圧aが進行すると、食道・胃静脈瘤、腹壁静脈の怒張(dの頭)がみられる。 肝硬変によるe数減少は肝臓トロンボポエチンの産生低下。脾内プールの増加と破壊の亢進による。
亢進、肝癌、肝不全、メズサ、血小板
40
原発性胆汁性肝硬変 a異常により小葉間胆管が障害され、肝内胆汁うっ滞が生じる。中年以降の(男性or女性)に多い。
自己免疫、女性
41
肝膿瘍 細菌やaなどの感染により肝膿瘍が形成される。アメーバの場合、細菌性の場合に比べて症状が(重いor軽い)ことが多い。
アメーバ、軽い
42
脂肪肝 肝小葉の30%以上に脂肪滴が生じる状態。検査はa検査が有用。
超音波
43
胆汁成分異常(胆石の発生)・・・aやビリルビンから胆石が形成される。 胆汁排泄異常(閉塞性黄疸)・・・多くはbや腫瘍によって胆管が閉塞することによる。 腫瘍・・・胆嚢、胆管上皮より腫瘍が発生する。ほとんどが(悪性or良性)。
コレステロール、胆石、悪性
44
膵臓 十二指腸側より膵頭部、膵体部、膵尾部に分かれる。 十二指腸に膵液を流すaが中央を走る。膵管開口部は主乳頭(ファーター乳頭)と副乳頭の2つ。
膵管
45
膵臓の機能 アルカリ性の膵液を分泌する働き(a機能)と、インスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌する働き(b機能)がある。
膵外分泌、膵内分泌
46
膵臓疾患の主たる症状 腹痛・・・膵疾患の初発症状として高頻度。 悪心、嘔吐・・・a患者では高頻度。 背部痛・・・膵臓が後腹膜に位置するため b・・・膵癌、慢性膵炎、急性膵炎で見られる。 c・・・膵障害であれば糖質代謝異常がみられる。
急性膵炎、黄疸、糖尿病
47
膵機能検査 セクレチン試験はaの重要な診断法。
慢性膵炎
48
胆石症 患者背景として4F(婦人、中年、小太り、全身状態良好)が特徴。 典型的な症状(a三徴)はb、c、d。
シャルコー、疝痛、発熱、黄疸
49
胆嚢結石症 検査では特にa検査が重要で胆石は高エコー陰影として描出される。体外衝撃波砕石術は大きさ2cm以下が適応。 保存的治療で改善しないもの、bを併発しているものは手術適応。
超音波、胆嚢炎
50
胆管結石症 超音波検査では総胆管拡張と総胆管結石像が確認できる。嵌頓によりaを発症する可能性があるため、無症状でも治療が必要。
閉塞性黄疸
51
肝内結石症 肝内胆管内にできる結石で胆石症の2%を占める。a石灰石が多い。
ビリルビン
52
胆嚢炎 細菌感染後、科学的刺激によって生じる。大部分がaを基礎として発症する。
胆石症
53
急性胆嚢炎 90-95%は胆嚢結石が胆嚢管に嵌頓して胆汁がうっ滞し、細菌感染が加わり発症する。 発熱、悪心、嘔吐を伴う。吸気時の右季肋部の圧痛の増強(a徴候)が特徴。
マーフィー
54
胆管炎 胆汁うっ滞に感染を合併して生じる胆管壁と胆管内腔の炎症。炎症が進むとaを併発する。 シャルコー三徴に意識障害、ショック症状を加えたb五徴を示す重症型がある。 重症型胆管炎を急性閉塞性化膿性胆管炎とよび、緊急に胆道減圧が必要。
肝膿瘍、レイノルド
55
急性膵炎 活性化された膵酵素による膵臓のaが本態。 重症例ではbを(MOF)を合併する。 原因はc性が40%、胆石によるものが20%を占める。
自己消化、多臓器不全、アルコール
56
慢性膵炎 不規則な線維化や実質脱落などの慢性変化が膵全体に存在する。進行すると膵外分泌不全による下痢、便秘、脂肪便などの消化吸収障害、膵内分泌不全によるaになる。 原因はb性が60%、男性に多い。
糖尿病、アルコール
57
膵嚢胞 膵に嚢胞、嚢腫を生じる疾患を総称。aでは血中/尿中膵酵素が上昇することがある。
仮性囊胞
58
ダンピング症候群 食物が胃に溜まらず、直接空腸内に達するために生じる。a切除後の後遺症。 早期では、食事直後に嘔吐、発汗、動悸を訴える。 晩発性では、インスリン過剰分泌のためbとなる。
胃、低血糖
59
腎疾患 浮腫・・・血管外間質に水分が以上に貯留した状態。 高血圧・・・腎血管性高血圧はa狭窄によって生じるbの分泌亢進が原因。 乏尿・・・尿量が400ml/day以下の場合をいう。糸球体濾過量(GFR)低下が主原因。 血尿・・・腎あるいは尿路からの出血が原因。c的血尿とd的血尿がある。
腎動脈、レニン、肉眼、顕微鏡
60
急性腎炎症候群 さまざまな程度の血尿、蛋白尿、高血圧、浮腫、乏尿などを急激に発症する。代表例はa感染後急性糸球体腎炎。
溶連菌
61
溶連菌感染症後急性糸球体腎炎 細菌やウイルスを抗原として形成されたaが糸球体毛細血管壁に沈着して発症。 溶連菌感染後約2週間にbや血尿で発症。
免疫複合体、浮腫
62
グッドパスチャー症候群 a性血管障害。糸球体基底膜GBMに対する抗体が直接GBMに沈着して腎炎を起こす。同抗体が肺血管にも結合して肺出血を起こす。
壊死
63
慢性腎炎症候群 慢性糸球体腎炎ともいう。aを主徴とし、病型により浮腫や高血圧を認める。
蛋白尿
64
微小変化型ネフローゼ症候群 急性発症するネフローゼ症候群のうち糸球体に微小変化を認める腎疾患。 (小児or成人)に多い。高度の蛋白尿を認めるがaは無い。
小児、血尿
65
巣状糸球体硬化症 糸球体の1部の文節にa性病変を認める。治療に抵抗して進行性である。
硬化
66
膜性腎症 糸球体係蹄癖のびまん性肥厚を認める腎症。aが基底膜上皮細胞に沈着する。 無症候性蛋白尿のまま経過することも多く、血尿は稀。
免疫複合体
67
メサンギウム増殖性糸球体腎炎 aの代表的疾患。メサンギウム細胞の増殖とメサンギウム基質の増生が特徴。 蛍光抗体法によりメサンギウム領域にbが認められた場合、b腎症とよぶ。
慢性糸球体腎炎、IgA
68
膜性増殖性糸球体腎炎 メサンギウム細胞の増殖、メサンギウム基質の増生、係蹄壁の肥厚が特徴。持続性のa血症が特徴。
低補体
69
急速進行性腎炎 腎機能が低下して急速で数ヶ月の経過で腎不全となるもの。ボウマン嚢腔内の細胞が増殖してa形を形成するものが多いため、a体形成性腎炎ともいう。
半月
70
ネフローゼ症候群 a尿、b血症、c血症、dなどを主徴とする。 凝固因子の増加による血液凝固能の亢進、血液濃縮がある。
蛋白、低蛋白、高脂、浮腫
71
溶血性尿毒症症候群 溶血性貧血、a減少、急性腎不全が特徴。
血小板
72
糖尿病性腎症 糖尿病発症10-15年後にaの出現で発症する。悪化すると慢性腎不全へ進行する。
蛋白尿
73
シェーンライン・ヘノッホ紫斑病(SHP) SHP腎障害は患者の50-60%に紫斑出現後1-4週間以内に顕微鏡的または肉眼的aが認められる。
血尿
74
結節性多発性動脈炎 腎動脈にa変性を生じ、緩徐に進行する腎不全となる。
フィブリノイド
75
ウェゲナー肉芽腫症(多発血管性肉芽腫症) 上気道/肺の壊死性肉芽腫性病変、全身の壊死性血管炎、糸球体腎炎を特徴とする。活動期のaの上昇が診断に有用。
抗好中球細胞質抗体
76
血栓性血小板減少性紫斑病の5主徴 a、神経精神症状、b性貧血、血小板減少性紫斑病、c障害。
発熱、溶血、腎
77
ループス腎炎 aによる腎障害。bの糸球体沈着による。
全身性紅斑性狼瘡、免疫複合体
78
アミロイド腎 アミロイドがa、尿細管に沈着して発症。b症候群へ移行。
糸球体、ネフローゼ
79
腎盂腎炎 腎盂および腎実質の感染症。 急性腎盂腎炎では午後から夕方に出る発熱(a熱)、患側CVAの疼痛が特徴。 主な感染経路は、bからの上行性感染。 起因菌はグラム陰性桿菌、特にc菌が多い。
弛張、膀胱尿管、大腸
80
水腎症 aの通過障害が原因で尿が貯留し、腎盂腎杯の拡張、腎実質の萎縮や腎機能低下が出現。
尿路
81
膀胱尿管逆流 膀胱の尿が尿管、腎盂に逆流する。 排尿時に腹圧が加わり膀胱内圧が上昇すると顕著になる。 aやbを合併しやすい。
腎盂腎炎、水腎症
82
急性腎不全 数時間から数日間に生じる、急激な腎機能低下の状態。 薬剤による急性間質性腎炎→a性腎不全。 下痢や嘔吐による急性腎不全→b性腎不全。 症状は、発症期、c/無尿期、d期、回復期がある。
腎、腎前、乏尿、利尿
83
慢性腎不全 慢性に経過する腎疾患によって腎機能が徐々に低下し、窒素代謝産物の排泄を十分に行えなくなった状態。 急性と異なり、経過が年単位。現疾患が治癒しても一定の速度で腎悪化がaする。 合併症・・・エリスロポエチン産生低下によるb、腎性骨異栄養症、異所性Ca沈着。 食事療法は(高or低)蛋白、高エネルギー、減塩が基本。
進行、腎性貧血、低
84
上部尿路結石症 腎結石、尿管結石。 尿酸結石、シスチン結石、キサンチン結石はレントゲン透過性で、レントゲンa結石という。 疼痛、b、結石排泄が3主徴。
陰、血尿
85
下部尿路結石症 a結石、b結石、または下部尿閉塞性疾患の合併症として生じた結石。 症状は、疼痛、c。尿道感染を併発するとd炎症状。
膀胱、尿道、排尿困難、膀胱
86
腎尿細管性アシドーシス 近位型は近位尿細管で重炭酸塩の漏出によるa症候群を、遠位型は遠位尿細管で水素イオンの排出障害による飢餓などを認める。 尿はb性に傾く。
ファンコニー、アルカリ
87
腎嚢胞 腎胞壁は薄く、内容は淡黄褐色の液体。腎臓のaに存在することが多い。
下部
88
膀胱炎 細菌性と非細菌性があり、a性が最も多い。 細菌性の起因菌は、b菌を主とするグラム陰性桿菌がほとんど。 c、排尿痛、dを3主徴とする。検尿ではeを認める。
細菌、大腸、頻尿、尿混濁、膿尿
89
神経因性膀胱 膀胱機能に関わる筋肉を支配する神経の異常による膀胱機能不全。 具体的な症状は、a障害やb障害。
蓄尿、排尿
90
尿道炎 性感染症として尿道炎が多い。起因菌はaが多い。 淋菌性では感染後1週間以内に発症し粘着性膿性分泌物を排出。 非淋菌性ではbが半数を占める。 抗生物質投与の上、cや性行を避ける。 合併症として、精巣上体炎、尿道狭窄、d症。
淋菌、クラミジア、飲酒、男子不妊
91
前立腺肥大症 前立腺は、後部尿道を取り囲む分泌臓器。 前立腺主題と臨床腫大は必ずしも相関しない。 第3期(尿閉期)では、aが増大し代謝不全となる。
残尿
92
前立腺炎 前立腺圧出液EPSまたはVB3の炎症所見、細菌培養所見、臨床所見により、急性細菌性前立腺炎、慢性細菌性前立腺炎、非細菌性前立腺炎、前立腺痛に分類。 急性期の前立腺マッサージはa。
禁忌
93
精巣捻転 陰のう内で精索を軸に精巣上体が捻転し、血行障害によるaを生じる。 1歳未満と思春期に好発し、就寝中の発症が多い。 b徴候が検査として有用。6時間以内に整復しないと精巣aとなり、精巣機能不全をきたす。
壊死、プレーン
94
精巣上体炎 精巣のaにより疼痛が軽減される。
挙上