問題一覧
1
心臓や血管内にできる血液成分の凝固塊のこと
血栓
2
血栓の形成される過程・病態をなんというか
血栓症
3
塞栓症について、()とは、塞栓症のほとんどが()によるもの。()にできた血栓は剥がされて()に達する。 特に大腿静脈にできた血栓が肺動脈に達して閉塞を起こすと急死することもある。
血栓塞栓症, 血栓, 静脈血, 肺
4
細菌塞栓症 化膿菌を含む血栓が遊離し、塞栓となって脳まで全身に膿瘍を形成する。 特に()で起こしやすい
細菌性心内膜炎
5
エコノミークラス症候群 ()に発生した血栓が剥がれ血流に乗り心臓に戻ってきて()に詰まる血栓塞栓症
下肢の深部静脈, 肺動脈
6
ほかの動脈との交通のない終動脈の閉塞によってその支配領域全体の血流が遮断され、細胞集団の絵師を起こすこと
梗塞
7
梗塞について、心臓や脳に血流を供給する()と()の閉塞が代表的なもの
冠動脈, 脳動脈
8
梗塞について ()の状態では、症状は一過性で永久的な傷害は残さないが、血栓が形成され完全閉塞になると、()の状態となる
労作性狭心症, 心筋梗塞
9
心筋梗塞について 冠状動脈の狭窄、閉塞に基づく絶対的虚血により心筋の壊死をきたした状態で、冠状動脈の()を基盤とすることが多い。
粥状硬化
10
心筋梗塞について 冠状動脈の狭窄が軽度から中等度であっても、粥状硬化巣での()による内腔の高度狭窄、閉塞が重要である。
血栓形成
11
貧血性梗塞 梗塞巣は時間とともに肉芽組織が入り込み器質化し、瘢痕化する。 脳では例外的に()がみられ、囊胞が形成される
融解壊死
12
. 左心不全 左心機能が十分に働かなくなってみられる現象で、その影響は全身臓器への血流が供給できなくなることと、()という状態で現れる。
肺のうっ血
13
左心不全 急性のものは()、慢性のものは()などの際にみられる。
心筋梗塞, 僧帽弁狭窄症
14
b. 右心不全 左心不全に引き続いて生じることが多いが、孤発性に起きる原因としては肺の血管抵抗が上昇する()があげられる。 ()では、にくずく肝(ナツメグ肝)という特徴的な紋理を呈する
肺高血圧症, 肝うっ血
15
門脈圧亢進症 ()とは特殊な静脈系で、主に消化管の小静脈が合流して大きな静脈となり、肝臓に入って肝静脈に合流するまでをいう。
門脈
16
門脈圧亢進症について 門脈圧亢進の原因としては肝前性、肝内性、肝後性のものがあるが、門脈圧亢進を最も合併しやすい病態は()である。
肝硬変
17
門脈圧の上昇により、その側副血行路が発 達するため、(), 寿核(痔静脈瘤)、腹壁・臍周囲静脈(). 脾腫などが発生する。
食道静脈瘤, メデューサの頭
18
ショックについて、 心臓のポンプ機能不全によって起こる疾患
心原性ショック
19
()や著名な脱水など、血液や血漿の大幅な減少に起因し、これは血管から液体が喪失することによる疾患
出血, 低容量性ショック
20
微生物感染に対する全身の免疫反応による 血管拡張と静脈血滞留を原因とする。グラム陰性桿菌による敗血症が最も多い疾患
敗血症性ショック
21
広範な血管拡張と血管透過性の亢進を誘発 する全身性の1型過敏反応に起因する疾患
アナフィラキシーショック
22
血液凝固反応、血小板が異常に活性化され、全身の細小血管内に微少血栓が多発し、諸臓器の循環不全、機能不全をきたす病態
DIC
23
藩主性血管内凝固症候群(DIC)において 凝固系と線溶系のバランスが崩れ()による臓器障害と出血傾向が見られる。
フィブリン血栓
24
藩主性血管内凝固症候群(DIC)において 検査学的にはフィブリン分解産物()の上昇を見る
FDP
25
組織、細胞間に間質液である水分か異常に増加した状態
浮腫
26
心性浮腫 ()のため右心房の静脈圧が上昇し、その影響で毛細血管圧が上昇して起こる。 特に下肢では重力の影響で浮腫が生じやすい。
うっ血性心不全
27
心性浮腫において、 心不全のため()が減少し()が減少すると、レニン-アンギオテンシン-アルデステロン系が働いて水とナトリウムの再吸収を亢進させるため、さらに浮腫が増強する。
心拍出量, 循環血液量
28
腎性浮腫 腎疾患では糸球体の障害のためアルブミンが尿中に排泄され、()となって浮腫が起こる。
低タンパク血症
29
炎症について 生体が刺激や損傷を受けたり、異物が侵入した場合に起こる一連の反応を指す。これらの反応は生体の()である。
防御反応
30
炎症では4つの徴候が見られる
発赤, 腫脹, 発熱, 疼痛
31
炎症の4徴候に加えて組織障害によって起こる()を加えて炎症の5徴候と呼ぶ
機能障害
32
炎症開始初期の36時間における炎症局所で最も増加する細胞
好中球
33
ウイルス感染に対する主たる炎症細胞であり、()の主役を務める
慢性炎症, リンパ球
34
抗原提示細胞で主として、液性免疫に関わる細胞
B細胞
35
液性免疫と細胞性免疫にの両方に関わる
T細胞
36
B細胞から最終分化した細胞で、()である免疫グロブリンを産生する
抗体, 形質細胞
37
1型アレルギー反応や寄生虫感染における主たる炎症細胞
好酸球
38
炎症が始まり2.3日以降に炎症巣において好中球に代わって増殖する ふたつ答えよ
単球, マクロファージ
39
職器組織の内部に起こる限局性の化膿性炎症で、炎症局所の組織が、崩壊した好中球から遊離される各種分解酵素の作用で融解し、膿をためた病巣を指す。 経過とともに、膿瘍膜・化膿性膜と呼ばれる被膜を形成することが多い。膿が流出すれば、あとに空洞を形成する。皮下組織に多く、実質臓器では肝、脳、腎および肺などによくみられる。
腫瘍
40
膿瘍が限局しないで、組織学的にびまん性に拡がったものをいう。皮下組織など疎性結合組織の部位に起こりやすい。虫垂炎でもよくみられる。
蓄膿
41
外因性発熱物質の代表はグラム陰性桿菌のリポ多糖である。 内因性発熱物質の代表はマクロファージの産生するプロスタグランジンやサイトカインである。の症状
発熱
42
細菌感染では好中球、寄生虫感染や 1型アレルギーでは好酸球、慢性炎症ではリンパ球や単球が増加する。 末梢血における()
白血球増加
43
急性相反応タンパクの増加:C反応性タンパク(),補体、フィブリノーゲンといった急性相反応タンパクは、炎症発生後1-2日の早期に血中濃度が上昇するため、臨床検査で炎症の程度を評価するのに重要である。
CRP
44
長期間(数週ないし数か月)におよぶ反応で、炎症、組織傷害,修復不全が様々な組み合わせで共存する。
慢性炎症
45
肉芽腫性炎は()および() を含む() を形成するという点で、一般の慢性増殖性炎症と区別される。
類上皮細胞, 多核巨細胞, 肉芽腫
46
肉芽腫性炎症は()とも呼ばれ、肉芽組織とは全く異なるものである。
特異的慢性炎症
47
()とは、空胞やライソゾームの増加のため細胞質が広くなったマクロファージが、互いに密接しながら上皮様に集まったもの。
類上皮細胞
48
活性化されたマクロファージは液性因子を分泌すると同時に類上皮細胞へ形を変え、さらにインターフェロンとの影響下で合体。融合し、()となる。
多核巨細胞
49
感染症:()や非定型性抗酸菌症(非結核性抗酸菌症)や()、(),真菌症(クリプトコッカスなど,ネコひっかき病、野兎病など
結核, らい, 梅毒
50
():表皮表層のケラチンや縫合糸など異物肉芽腫には異物型多核巨細胞が出現する。
異物
51
⑥ その他の原因不明の疾患:(),()
クーロン病, サルコイドーシス
52
病原微生物が宿主の生体内に侵入・定着・増殖すること
感染
53
感染により病害(症状)をもたらした状態
感染症
54
大きく分けると、核膜で包まれた細胞核をもつ()と、核を持たない細胞で構成された()、()、プリオンタンパクに分けられる。
真核生物, 原核生物, ウイルス
55
原核生物は、スピロヘータ、()、()、リケッチア、クラミジアに分けられる。
一般細菌, マイコプラズマ
56
真核生物は多細胞生物である()と、単細胞生物の()に分けられる
真菌, 原虫
57
人体そのものが数多くの微生物との共生の場となっており、ヒトの皮膚や粘膜の表面に定着している微生物の集団を常在微生物叢とよび、細菌のみを問題にする場合は()とよぶ。
常在細菌叢
58
皮膚にはブドウ球菌属や、毛包や皮脂腺に存在するアクネ菌などが生息し、これらが外部からの別の菌の侵入を防いでいるが、ときにこれらの菌そのものが()などの感染症を起こすことがある。
痤瘡
59
口腔ではレンサ球菌属が外来性の細菌の定着を阻止しているが、口腔ケアが不十分になると()の原因菌の定着も許してしまう。
歯周病
60
腸内には、400種類、100兆個。重量にして1kgほどの細菌叢があり、()などの善玉菌(有用菌)と()などの悪玉菌(有害菌)およびバクテロイデスや嫌気性レンサ球菌などの日和見菌に分けられる。
乳酸菌, 大腸菌
61
大腸の細菌叢は、病原菌からの感染防御や免疫機能の向上、ヒトが消化できない食物の代謝、ビタミンの産生などの役割を果たしており、細菌叢のバランスを崩さないことが重要である。また細菌叢の構成は年齢によって変化し、高齢者では悪玉菌が多くなる。 →過剰な抗生物質の使用などによって、このバランスが崩れ、病原菌が繁殖して感染症が成立することを()という。
菌交代現象
62
():病原体が宿主に侵入する能力
侵襲性
63
():病原体が宿主に病害をもたらす能力
毒力
64
():病原体が増殖する能力
増殖力
65
病原体が未感染のヒトを感染させる経路(感染経路)には、大きく分けて()と()がある。
水平感染, 垂直感染
66
水平感染において ():性行為などによる直接の接触、食器や手すりなどを介する間接的な接触による感染
接触感染
67
水平感染において ():咳やくしゃみで生じた飛沫を吸い込む感染
飛沫感染
68
水平感染において ()別名():飛沫が蒸発し、空気中に浮遊する病原体の粒子(飛沫核)を吸い込む感染
空気感染, 飛沫核感染
69
垂直感染について ()別名():子宮内において、胎盤を経由して胎児に感染
経胎盤感染, 子宮内感染
70
垂直感染において ():出産時に児が産道を通過する際に感染する。
産道感染
71
垂直感染において ():出産後に母乳を介して感染する。
母乳感染
72
空気感染における病原体を3つ答えよ
結核菌, 水痘ウイルス, 麻疹ウイルス
73
動物→人伝播を示す病原体
人畜共通感染症
74
血行性散布:ウイルス血症と()は病原体が血中に入ること。 一方()は血中での病原体増殖を伴い、ショックなどの症状を伴うことをいう。
菌血症, 敗血症
75
症状が現れ、発病に至る感染
顕性感染
76
症状が現れず、発病に至らない感染
不顕性感染
77
感染から発病までの期間
潜伏期
78
保菌者のことをなんというか
キャリア
79
ワクチン接種()および、ガンマグロブリン投与()
能動免疫, 受動免疫
80
抗がん剤療法、免疫抑制療法、AIDS,糖尿病、加齢などにより免疫力の低下した易感染宿主は、健常者には感染しない弱毒病原体に感染しやすい。これは()と呼ばれる。
日和見感染症
81
全身の免疫状態に異常がなくても、局所的に()の乱れが生じると日和見感染が成立する。
常在細菌叢
82
抗生物質の内服で()が生じると、嫌気性菌、緑膿菌やカンジダが、腸管、気道粘膜に日和見感染する。
菌交代現象
83
その他、()はディフィシル菌による日和見感染で、皮膚へのステロイド外用では白癬菌やカンジダの感染が起こりうる。
偽膜性大腸炎
84
生体内でウイルスを排除するメカニズム()が働き出し、再度の侵入に備えて()を産生する。
免疫機能, 抗体
85
()とは疫病を免れる力のこと
免疫
86
不特定多数の病原体や異物を排除する() (自然免疫)
非特異的防御機構
87
特定の病原体や異物を排除する()(獲得免疫)
特異的防御機構
88
病原体が一次防御ラインを乗り越えて体内に侵入すると、最初にヒスタミンなどの化学物質が産生され、毛細血管拡張と血液透過性亢進が起こる。 それにより血漿中の()や補体、()や()などの食食細胞が組織に移動し始める。
抗体, 好中球, マクロファージ
89
これら自然免疫の二次防御ラインの働きによって異物の排除や組織の修復が行われ、それによって局所発赤や腫張、疼痛などの()(主に急性炎症)とよばれる症状が現れる。
炎症
90
主に抗体によって担われる()と、感染した細胞内のウイルスを排除するキラーT細胞による()が存在する。
液性免疫, 細胞性免疫
91
●侵入した病原体を()や樹状細胞、()別名()が捕らえ、病原体の抗原を()別名()に「異物=敵」として提示する。これを抗原提示と呼ぶ。
マクロファージ, B細胞, Bリンパ球, T細胞, Tリンパ球
92
敵を教えられたヘルパーT細胞はサイトカインを放出し、B細胞が()に分化し()を産生するのを援助する。この抗体による攻撃を()と呼ぶ。
形質細胞, 抗体, 液性免疫
93
サイトカインによって活性化したキラーT細胞は感染細胞を破壊する。この攻撃を()と呼ぶ。
細胞性免疫
94
インフルエンザウイルスが咽頭粘膜に侵入すると、局所のマクロファージがウイルスを貪食し、IL-1(インターロイキン-1)やIFN(インターフェロン),TNF-aなどの()を分泌する。
サイトカイン
95
T細胞(Tリンパ球)の活性化や増殖を刺激し、プロスタグランジンを産生して体温調節中枢を刺激して()を引き起こす。
発熱
96
ウイルスを貪食して活性化したマクロファージなどからヘルパーT細胞にウイルス抗原が提示され()、ヘルパーT細胞から!L-2などが産生され、B細胞(Bリンパ球)やキラー細胞の増殖が刺激される。
抗原提示
97
活性化したB細胞は形質細胞に分化して抗インフルエンザウイルス抗体を産生、活性化したキラーT細胞は感染した粘膜細胞を攻撃・破壊して痛みを伴う()をもたらす。
炎症
98
神経も刺激して痒みを感じる。このように特定の抗原に対して免疫反応が過剰に起こる現象を()と呼ぶ。
アレルギー反応
99
スギ花粉などによる花粉症が代表で、これは花粉という異物が侵入したことに対する免疫応答の結果で、()などを起こす。
アレルギー性鼻炎
100
血液型以外にも、ヒトの細胞上には自己を示す標識のような組織型である()(ヒト白血球抗原;();ともいう)がある。
主要組織適合抗原, HLA