問題一覧
1
親譲りの無鉄砲で子どもの時から損ばかりしている
坊ちゃん
2
石炭をばはや積み果てつ
舞姫
3
宇都宮の友に「日光の帰途には是非お邪魔する」と云ってやったら‥
網走まで
4
ある日のことでございます。お釈迦さまは極楽の蓮池のふちを‥
蜘蛛の糸
5
それらの夏の日々、一面に薄の生い茂った草原の中で‥
風立ちぬ
6
この数年来、小畠村の閑間(シズマ)重松は姪の矢須古のことで心に負担を感じて来た
黒い雨
7
私は街に出て花を買うと、妻の墓を訪れようと思った。
夏の花
8
武蔵野のおもかげは今わずかみ入間群に残れり、と自分は‥
武蔵野
9
山路を登りながら、こう考えた。
草枕
10
廻れば大門の見返り柳糸に長けれど、お歯黒どぶに灯火うつる‥
たけくらべ
11
山の手線に跳ね飛ばされて怪我をした、その後養生に1人で‥
城の崎にて
12
新橋を渡る時、発車を知らせる2番目の鈴が、霧とまではいえない‥
或る女
13
隴西の李徴は博学才穎、天保の末年若くして名を虎傍に連ね‥
山月記
14
メロスは激怒した。
走れメロス
15
幼児から父は、私によく、金閣のことを語った。
金閣寺
16
古代の未だ曾て称揚せざる耳慣れぬ文句を笑うべきものと思い‥
浮雲
17
うとうとして目が覚めると女はいつのまにか、隣のじいさんと‥
三四郎
18
蓮華寺では下宿を兼ねた。
破戒
19
私が自分の祖父のあることを知ったのは、私の母が産後の病気で‥
暗夜行路
20
野島が初めて杉子に会ったのは帝劇の二階の正面の廊下だった。
友情
21
漢の武帝の天漢二年秋九月、騎都慰・李陵は‥
李陵
22
朝、食堂でスウプをひとさじ、すっと吸ってお母様が「あ」と幽かな叫び声をおあげになった。
斜陽
23
八月のある日、男が一人、行方不明になった。
砂の女
24
死者たちは、濃褐色の液に浸かって、腕を絡み合い‥
死者の奢り
25
私はその人を常に先生と呼んでいた。
こころ
26
こころなきうたのしらべはひとふさのぶだうのごとし‥
若菜集
27
或る日の暮れ方の事である。一人の下人が‥
羅生門
28
道がつづら折になって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃‥
伊豆の踊子
29
えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終おさえつけていた。
檸檬
30
恥の多い生涯を送ってきました。
人間失格
31
魚津恭太は、列車がもうすぐ新宿駅の構内へはいろうという‥
氷壁
32
従四位下左近衛少将兼越中守細川忠利は、寛永十八年辛巳の春‥
阿部一族
33
暮れはまだ人々が「愚」と云う貴い徳を持って居て‥
刺青
34
禅智内供の鼻といえば、池の尾で知らない者はいない。
鼻
35
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
雪国
36
「おい、地獄さ行くんだで!」二人はデッキの手すりに寄りかかって‥
蟹工船
37
半年のうちに世相は変わった。
堕落論
38
八月、ひどく暑いさかりに、この西松原住宅に引っ越した。
海と毒薬
39
高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。
高瀬舟
40
「こいさん、頼むわ。」鏡の中で、廊下からうしろへ這入ってきた‥
細雪
41
堀川の大殿様のような方はこれまでは固より、後の世には恐らく‥
地獄変
42
乙女たちの一団は水甕を頭に載せて、小丘の中腹にある泉の傍から‥
日輪
43
山椒魚は悲しんだ。
山椒魚
44
私は頬を打たれた
野火
45
主の平安。
沈黙