問題一覧
1
(1)では、意識水準を外的刺激に対する反応で判定し、I刺激しないで覚醒、II刺激すると覚 醒、III刺激しても覚醒しない 3 段階に分ける.一方、(2) は開眼反応、言葉による反応、運動反応を 5 段階評価する
ジャパン・コーマ・スケール, グラスゴー・コーマ・スケール
2
(1)病は、内耳の内リンパ水腫が原因で、繰り返す (2)性めまい 、耳鳴り、難聴が特徴である
メニエール, 回転
3
(1)麻痺は、両下肢の麻痺で、急性期は(2)性麻痺、慢性期は(3)性麻痺が多い.
対, 弛緩, 痙
4
(1)症候群では、正中神経が手首部分で圧迫され、 (2)テスト陽性となる
手根管, ファーレン
5
大脳基底核の障害では、(1)はないが、 (2)の異常や、 (3)運動がみられる
麻痺, 筋トーヌス, 不随意
6
脊髄半側切断に伴う(1)症候群では、障害部位以下の(2)側の温痛覚鈍麻・脱失、 (3)側の深部感覚脱失、 (4)側の痙性麻痺、深部反射亢進、病的反射 が見られる
ブラウン・セカール, 対, 患, 患
7
(1)の発見した (2)性言語野は、障害されると聞いたことばを理解できるが発話ができなくなる.
ブローカ, 運動
8
(1)の発見した(2)性言語野は、障害されると発話はできるが聞いたことばを理解できなくなる.
ウェルニッケ, 感覚
9
(1)では、復唱できるが理解できない、理解なき書き取り、理解なき音読といった症状を示す
超皮質性感覚失語
10
左の角回の傷害でみられる(1)症候群では、 (2)、左右識別障害 、失算・失書 の3症状がみられる
ゲルストマン, 手指失認
11
(1)では、個々の運動はできるが、複雑な一連の運動連鎖ができない.使い慣れた道具が使用できない
観念失行
12
発病以前の記憶が想起できない状態を(1) 発病以降の新しい事項を記憶できない状態を(2)と呼ぶ
逆行健忘, 前向健忘
13
脳血管障害は 1951 年から 1980 年まで日本人の死因の第 1 位を占め、出血と梗塞を比較すると当時は(1)が多かった
出血
14
頭蓋内の出血のうち脳実質内の出血を(1)という。好発部位は間脳の(2)と大脳基底核の(3)である。その 発症を昼間と夜間で比較すると(4)に多く、また発症の時間経過は多くの場合(5)である。
脳出血, 視床, 被殻, 昼間, 急激
15
外傷性頭蓋内出血の1つである(1)は、高齢者に多く、外傷から発症まで数日から数週かかることがある
慢性硬膜下血腫
16
脳以外からの異物が原因となる脳梗塞は(1)と呼ばれ、(2)や弁膜症が原因となることが多い。典型的な症状は、高度の(3)障害、重度の(4)麻痺、高次脳機能障害等を示す。予防にはワルファリン、リクシアナ等の抗(5)薬が処方される
脳塞栓, 心房細動, 意識, 片, 凝固
17
脳の血管の動脈硬化が原因でおきる脳梗塞は(1)と呼ばれ、(2)動脈や(3)動脈が好発部位である。予防にはアスピリンなどの抗(4)薬が処方される
脳血栓, 内頸, 中大脳, 血小板
18
(1)は脳の細い血管に起きた動脈硬化が原因の脳梗塞である
ラクナ梗塞
19
延髄外側の梗塞による(1)症候群では、頸部以下 (2)側の温痛覚障害、顔面(3)側の知覚障害を示す
ワレンベルグ, 対, 患
20
後傍正中視床・視床下域動脈梗塞、松果体腫瘍、多発性硬化症などに伴い上部中脳背側にある(1)や(2)神経核に障害が起きると、垂直性注視麻痺、輻輳障害、対光反射消失などの症状を示す。これは (3)症候群と呼ばれる。
上丘, 動眼, パリノー
21
虚血性(1)は、血流量が低下している領域にあって細胞死を免れている部分である。速やかな血管再開通により梗塞への移行を阻止できると期待できる
ペナンブラ
22
脳は硬い骨で囲まれた限られた容量の空間のため、頭蓋内の腫瘍は例え良性でも(1)などの対応が必要であ る。また、(2)性の転移がないなどの特徴を持つ
切除, リンパ
23
(1)は、グリア細胞由来の悪性腫瘍で、極端に未分化で増殖能が高い。5 年生存率は極めて悪く 10%程度である
膠芽腫
24
(1)は、神経細胞とグリア細胞に分化する前の未分化な細胞に由来する悪性腫瘍で悪性度が高い
髄芽腫
25
頭部外傷では、外力が作用した側に起きる(1)損傷の他、脳が頭蓋内を移動し内部から頭蓋に衝突することによる(2)損傷、回転加速度やせん断力(shearing force)が働くことによる(3)損傷を考慮する必要がある。
直撃, 対側, 回転
26
明瞭な脳挫傷や血腫がないのに、急性期には重篤な意識障害、運動麻痺、眼球運動障害、対光反射消失などを示し、 慢性期には、運動麻痺、不随意運動、小脳失調、高次脳機能障害を示す症例は、(1)と診断され予後不良である
びまん性軸索損傷
27
小脳または脊髄の系統変性を主な病変とする疾患を(1)と呼ぶ。非遺伝性(孤発性)の疾患と遺伝性の疾患があり、7 割が前者である。 非遺伝性のものとして小脳性運動失調のみを示す(2)萎縮症と、小脳系、大脳 基底核系、自律神経系、錐体路の障害が様々な割合で出現する(3)萎縮症がある。
脊髄小脳変性症, 皮質性小脳, 多系統
28
遺伝性のものとして最も頻度が高いのは(1)病で、世代を経る毎に CAG の 3 塩基反復配列が増大し、より重篤で発症年齢も若くなる(2)現象を示す。その他、下肢の後索症候が主で、腱反射消失、バピンスキー反射の 出現が見られる(3)失調症がある。前者は、常染色体(4)性遺伝、後者は、常染色体(5)性遺伝である
マシャド・ジョセフ, 表現促進, フリードライヒ, 優, 劣
29
(1)症は、ミエリン抗原に対する自己免疫疾患で中枢神経系のあちこちに(2)が起こる。病変部位により感覚障害、視覚障害、歩行障害、運動失調など様々な症状を示し、再発と寛解を繰り返す。頸部を前屈すると項部から下肢 まで電撃が走る、(3)徴候や、入浴などの体温上昇で症状が一過性に悪化する(4)現象がみられる
多発性硬化, 脱髄, レルミット, ウートホフ
30
(1)では、 (2)が選択的に変性脱落する。初発症状は、片側(3)遠位の筋萎縮から始まり、両側、ついで延髄の障害による(4)、(5)の筋萎縮が続く。感覚神経、意識や知性は最後まで正常に保たれる
筋萎縮性側索硬化症, 運動細胞, 上肢, 球麻痺, 下肢
31
上位運動ニューロン障害では、筋緊張は(1)型で、関節を他動的に伸展、屈曲するとき(2)現象を示す
痙縮, 折りたたみナイフ
32
パーキンソン病の4大徴候は、(1)、 (2) 、(3)、(4)である
安静時振戦, 固縮, 無動, 姿勢反射障害
33
パーキンソン病では、(1)を伝達物質とする(2)の色素細胞が変性脱落し、(3)への興奮性の信号が減少、ここから淡蒼球への抑制が減少、淡蒼球から(4)への抑制が増加、その結果大脳皮質への興奮性信号が 減少し大脳皮脂からの出力が減少する。肉眼的には黒質が(5)し、組織標本では好酸性封入体である(6)が出現する
ドパミン, 黒質緻密部, 被殻, 視床, 脱色, レビー小体
34
パーキンソン病では、表情が乏しくなる(1)顔貌や、他動的な屈伸に抵抗のある(2)現象が見られる。また、歩行時に、(3)歩行、(4)現象が見られ、第一歩がなかなか踏み出せない。
仮面様, 鉛管様, 小刻み, すくみ
35
パーキンソン病の治療薬として (1)が一定期間症状改善の効果を示すが、長期投与は、wearing-off 現象、upanddown 現象、on-off 現象を起こし、やがて効かなくなる。
L-DOPA
36
セルロプラスミン合成障害により(1)が肝、基底核、角膜などに過剰蓄積すると(2)病を発症する.若年型では、(3)振戦、知的障害を示す
銅, ウィルソン, 羽ばたき
37
(1)病は、尾状核、被殻の小型神経細胞の変性脱落を起こし、手足の滑らかな不随意運動である(2)のほか、性格変化、認知症を示し、慢性、進行性の経過をたどる.(3)染色体(4)性遺伝病である.
ハンチントン, 舞踏運動, 常, 優
38
(1)では、視床下核の障害により、片側四肢近位部の投げ出すような粗大な非律動性不随意運動が起きる
バリズム
39
(1)は、姿勢反射異常、筋固縮など持続的筋緊張亢進による(2)を主症状とする疾患である。
ジストニー, 異常姿勢
40
(1)症候群は、急性上気道炎、下痢、腹痛などの後 1-2 週で急激な運動麻痺を起こす疾患で、(2)麻痺から始まり、起立・歩行困難となる、髄液所見は(3)値が上昇を示し、神経伝達速度が低下する
ギランバレー, 両下肢, 蛋白
41
進行性筋ジストロフィーでは、筋線維の破壊により血清(1)値が高くなる
クレアチンキナーゼ
42
(1)型筋ジストロフィーは進行性筋ジストロフィーの中で最も頻度が高く、病因遺伝子は(2)染色体にあり、(3)遺伝である。体幹、下肢、上肢の順に筋萎縮が起き、筋力低下のため(4)歩行、(5)起立が見られる
デュシェンヌ, 性, 伴性劣性, 動揺, 登坂
43
(1)は、終板の(2)受容体に対する自己免疫疾患で、骨格筋の易疲労性、脱力を示す。 休憩で回復、夕方に増悪する。初期症状は (3)、外眼筋麻痺による複視である
重症筋無力症, アセチルコリン, 眼瞼下垂
44
図 1 の頭部 MRI(1)強調画像の、1は(2)、2は(3)、3は(4)、4は(5)、5は(6)、6は(7)であ る
T1, 脳梁, 尾状核, 被殻, 視床, 内包, 側脳室
45
図 2 に主要な脳動脈の灌流域(かんりゅういき)を示す。斜線で示した1の部分の虚血は(1)と呼ばれる。原因は心筋梗塞や不整脈による一次的な(2)低下、降圧薬、起立性低血圧などに伴う(3)低下で、急激に出現する(4)障害や上肢を中心とした (5)側の錐体路症状を特徴とする
分水界梗塞, 心拍出量, 血圧, 意識, 両
46
図 3 に頭部 CT 画像を示す。この(1)状の高吸収域の所見から考えられる疾患は(2)である
凸レンズ, 硬膜外血腫
47
図 4 は頭部 CT 画像を示す。この(1)状の高吸収域の所見から考えられる疾患は(2)である
三日月, 硬膜下血腫
48
図 5 は(1)の頭部 CT 画像である.原因の 8 割は(2)の破裂である。男女比では(3)に多い。
くも膜下出血, 動脈瘤, 女性
49
図 6 に頭部 CT 画像を示す。所見として(1)が考えられる
視床出血
50
図 7 に頭部 CT 画像を示す。所見として(1)が考えられる
被殻出血
51
図 8 は頭部 MRIの(1)強調画像である.この所見から考えられる疾患は(2)である
拡散, ラクナ梗塞
52
図 9 は(1)画像である.この画像では、(2)動脈の(3)がみられる
MRA, 中大脳, 梗塞
53
図 10 は頭部MRIの(1)強調画像である。この画像では、(2)動脈領域に虚血病巣を認める
拡散, 中大脳
54
図 11 に頭部 MRI の(1)強調画像を示す。考えられる疾患は(2)である
T2, 髄膜腫
55
図 12 は頭部矢状断 MRI の造影画像を示す。矢印部分に腫瘍がある.考えられる疾患は(1)である.この腫瘍は原発性脳腫瘍の約 18%を占め、成人に好発し、悪性度は(2)い。単純X線画像ではしばしば(3)変形がみられる
下垂体腺腫, 低, トルコ鞍
56
図 13 の頭部 MRI の(1)強調画像では、(2)および(3)に萎縮が認められ、 (4)症が疑われる
T1, 小脳, 脳幹, 脊髄小脳変性
57
図 14 に示す(1)では、仰臥位で両手を後頭部の下に入れ頚部を前屈させると、頚部が硬く、痛みを訴える。
項部硬直
58
図 15 に示す(1)徴候では、膝関節を屈曲位からすばやく伸展すると項部に痛みが生じ、頸がのけぞ る。
ケルニッヒ
59
髄膜炎やくも膜下出血では、頭痛・悪心・嘔吐・意識障害・痙攣のほか、図 14 および図 15 に示した所見を示す. これらは、(1)症状の所見である
髄膜刺激
60
(1)神経麻痺では、支配域の感覚障害や、手関節背屈不能による(2)手が見られる
橈骨, 下垂
61
(1)は、(2)低下がないのに円滑な運動、姿勢保持ができないなど協調運動の障害された状態である
運動失調, 筋力
62
脳血管障害は2018/2019年の日本人の死因の第(1)位を占め、出血と梗塞を比較すると(2)が多い
3, 梗塞
63
高度の頭蓋内圧亢進、脳浮腫、頭蓋内占拠病変では、脳組織が圧抵抗の低い方向へ偏位し(1)を起こす
脳ヘルニア
64
図 12 では、ある患者が左と同じものを選ぶ課題をしている。この患者は、要素的視覚は正常であるが、同じ形態を選択できない。このタイプの物体失認は、(1)型視覚失認と呼ばれる
統覚
65
図 13 の絵はある脳血管障害の患者の描いた自画像である。この患者は視覚の基本的機能は正常で、(1)葉に損傷があった。この所見は(2)と呼ばれる
頭頂, 半側空間無視
66
図 14 のように、頭・胴体・手足のパーツを渡しても、まとまりのある人型をつくれない障害は(1)である
構成失行