遺伝や生まれもった体質、素質による脳の機能障害に起因しているものを心因性という。

アルコールによる複雑酩酊では、後で全く回想ができない。

小児期崩壊性障害の生命予後は悪い。

重度知的能力障害(精神遅滞)の成人後の精神年齢は7歳程度である。

初回エピソード統合失調症患者の80％は、家族による援助希求である。

医療観察法の目的は、心身喪失等の状態で重大な他害行為を行ったものに対し、医療及び司法の両側面からその処遇をはかることである

精神科疾患の診断は、複数の症状を見渡して行われている。

医療保護入院者の退院後の生活環境に関する相談および指導を行う、退院後生活環境相談員の設置が望ましいが、義務づけられてはいない。

食行動障害の患者は、心理的要因によって発作的に短時間に無茶食いをした直後に、自己誘発性の嘔吐や、下剤の乱用などがみられる。

精神科疾患ごとの症状パターンの見直しは行われていない。

タバコやコーヒーでは離脱症状はみられない。

家庭内暴力は、行為障害に含まれる。

WHOが作成した精神医学的診断基準はDSMである。

任意入院以外の入院な場合は精神保健指定医が入院決定と告知を行わなければならない。

現病歴とは、これまでに罹患した疾患のことである。

労働安全衛生法が改正され、ストレスチェック制度が創設された。

クレチン病による知的能力障害(精神遅滞)は予防できない。

面接では、「誰が」、「何に」困って受診したかを明確にする必要がある。

医療観察法の第1条には、その目的として「病状の改善」「再発の防止」と「社会復帰の促進」が掲げられている

アンフェタミン・メタンフェタミンは興奮系の精神作用物質である。

チックとは、会話の内容を理解し、話す能力をもっているにもかかわらず、家庭内や親しい人とは話すが、学校内や見知らぬ人とは何も話さない状態をいう。

自閉症とアスペルガー症候群の両者を含むより広い概念を、自閉症スペクトラム障害という。

精神科医療機関での入院治療は社会療法である。

精神医学が今日のような形を整え始めたのは、古代ギリシャ時代である。

認知行動療法では、認知、行動、身体、感情の相互作用を分析し、認知面への介入を行うことで感情、身体、行動の反応を変化させようとする

精神科医療機関の課題は、重症患者の入院にも対応できる病棟構造のなかで、隔離室の利用などの行動制限を最小化し、短期間で退院させる病棟運営をつくり出すことである。

中等度知的能力障害(精神遅滞)の成人後の精神年齢は10歳程度である。

「心身喪失」とは、障がい等の事由により、「善悪を認識する能力」や「それに従い行動する能力」が減退した状態をさす

訪問看護ステーションからの訪問は、看護師でなくとも作業療法士や精神保健福祉士でもよい。

精神障害者アウトリーチ推進事業の対象者は、受療中断者、未受診者、ひきこもり状態のもの、長期入院の後退院し、主診断名にかかわらず病状が不安定な者である。

医療観察法による審判を行う際、精神保健参与員は、「利用者の権利擁護」など「社会福祉」の立場から意見を述べる

学校精神保健における、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーは、同じ役割である。

医療観察法において入院処遇の決定がされると、指定入院医療機関への入院が義務付けられるが、入院中は対象者ごとに治療計画が作成され多職種によるチームアプローチが実施される

インターネットゲーム障害は、プレイ時間が1日10時間以上にも及ぶ。

アウトリーチサービスでは、自傷や他害の危険性が切迫している状態では、本人が拒否しても、非自発性入院を行う必要がある。

クレペリン(Kraepelin,E.)は、現代精神医学の祖を築いた。

精神作用物質は抑制系の物質と興奮系の物質がある。

通院・在宅精神療法料は、訪問診療および往診に加算できる。

薬物の種類によって、耐性が生じやすい物質とそれほど耐性が生じない物質がある。

精神機能水準の確定に心理テストは有効である。

過度のストレスやトラウマなど心理的な問題が疾患の要因となっているものを外因性という。

知的能力障害(精神遅滞)とは、精神機能の発達が停止した、あるいは発達が不全な状態をいう。

うつ病や統合失調症などの精神疾患では、不眠症がみられる。

「リハビリテーション」とは、本来「身分、地位、資格、権利、名誉などの回復」という人間の全人間的復権を意味する。そこには、たんに原状復帰をめざすものという価値観が含意されている

体内の生物時計の周期は約24時間である。

アメリカ精神医学会（APA）が作成した精神医学的診断基準はICDである。

クロザピンは、難治性の統合失調症に対して有効であるが、無顆粒球症といった重大な副作用もある。

レット症候群は女児にしかみられない。

非定型抗精神病薬は定型抗精神病薬に比べ、副作用が少ない。

社会復帰調整官は、保護観察所に所属し、対象者の審判から処遇終了までの、生活環境の調査や調整、精神保健観察の実施などにかかわる

医療観察法による処遇決定の際には、司法の代表となる裁判官と、医療の代表となる精神科医の合議体で処遇が決定される

デイケア等には、デイケア、ナイトケア、デイナイトケア、ショートケアがある。

ダウン症候群の原因は、21番染色体の過剰である。

脳の損傷の有無の確認に画像診断は有効である。

むずむず脚症候群では、じっとしていられないような、はがゆい痛痒さが生じ、入眠困難となる。

精神障害者が地域での生活を維持する仕組みとして、自立支援給付と地域生活支援事業がある。

知的能力障害(精神遅滞)は、知能指数(IQ)が70未満であることで診断できる。

韓国では、インターネットゲーム障害の治療や予防のために、依存専門相談施設、予防相談センターが設立されている。

精神科医療機関からの退院前には、外泊が行われることが多い。

精神科疾患の診断は、その症状の既知のパターンと眼前の患者の示す症状とを照合して、「パターン診断」を行う。

チック障害の一類型であるトゥレット症候群の発症原因は、心因性である。

乳児期、幼児期にみられる人見知りが異常に激しい場合を、分離不安障害という。

フェニルケトン尿症による知的能力障害(精神遅滞)は予防できない。

精神障害者アウトリーチ推進事業は、夜間や祝祭日は対応しない。

知的能力障害(精神遅滞)の原因の一つに、精神的ストレスがある。

かつて使用されていた精神薄弱という用語はなくなり、現在、行政的には知的障害、医学的には精神遅滞という用語が用いられている。

遺尿症の治療薬には、少量の三環系抗うつ薬を使用する。

SSTでは、統合失調症などの精神疾患に罹患して低下した社会生活技能を対象とし、ロールプレイを通してストレス回避のための行動を学び、日常生活での適応力を高めることを目指す技法である。

会話および言語の特異的発達障害とは、言語の理解、表出、構音、の三つのすべてが、聴覚系の障害や知的能力障害がないのに、精神年齢水準以下にあるものをいう。

精神障害者アウトリーチ推進事業は、多職種で構成されている。

医療機関における精神障害者に対する職業リハビリテーションとしては、うつ病の休職者に対するリワーク支援プログラムが増加している。リワーク支援プログラムでは、精神分析療法などを取り入れることにより、復職後の再発予防や対人関係の改善が目指されている。

医療保護入院患者には精神保健福祉士などが退院後生活環境相談員として選任される。

在宅医療は訪問診療と往診に大別される。

アルコール依存症患者の家族には、患者の後始末や肩代わりといった過剰な世話焼きをすることが、その家族にとっての生きがいや手ごたえ、依存価値になっているといった家族の病理がみられる。

依存の形成には、薬物自体の性質と環境の問題が関与し、個体側の問題は関与しない。

精神障害の成因による分類は3つに分類される。

集団精神療法には、心理劇や家族療法が含まれる

アルコールの離脱症状では、壁や天井に小動物や虫がうごめいているといった幻視がみられる。

精神科作業療法で用いられる作業は、手工芸、木工、印刷、農作業または園芸、日常生活の動作等の作業に至るまでさまざまであり、病状や個人の希望を合わせて提案される

多動性障害とは、不注意、多動、衝動性を主症状とする障害である。

障害者雇用者数全体に占める、精神障害者の割合は低い。

現在わが国で実施されているアウトリーチサービスとしては、包括的地域生活支援プログラムが代表的である。

多動性障害では、前頭葉のドーパミンやノルアドレナリンの神経系に機能不全があると考えられている。

ARMS(精神病発症危険状態)のなかでも、近い将来に発症する危険性が極めて高い症状は、短期間の間歇的な精神病症状、微弱な陽性症状、遺伝的なリスクと機能低下の3つである。

身体的な疾患や負傷・障害などが、精神疾患の主な要因となっているものを内因性という

生理的障害とは、人間にとって欠かすことのできない食事と睡眠の障害であり、性の障害は含まれない。

心理的な発達障害の発症に素因は関与していない。

行政上使用される発達障害という用語は、医学的な用語ではない。

アスペルガー症候群では、言語の発達あるいは認知の発達には遅れがみられない。

ロジャースによって提唱された来談者中心療法では、自由連想法や夢の想起で、患者の語りを聴く

心理教育は、疾患や障害について、心理面で配慮しながら情報伝達をおこなうと共に、生活上の困りごとへの対処について話し合い、ロールプレイなども行って対処技能を向上できるように介入することである

就労支援の事業は環境療法である。

アヘン・モルヒネは、精神依存と身体依存が強力で耐性も強い。

主な個人精神療法として、基本となる支持的精神療法における基本的な対応の一つは、本人の訴えをよく聞く、いわゆる傾聴である

国際標準化された精神医学的診断基準は2つある。

精神科疾患の診断には、身体的検査は必要ない。

統合失調症では、発症後5年以内の治療の成否が、長期予後を決定づけるうえで重要といわれている。

睡眠時無呼吸症候群は、夜間の睡眠時に無呼吸となり、頻繁に覚醒する疾患であるが、本人は無呼吸が頻回な夜間覚醒の原因とは気づかない。

訪問指導は主として地域保健師が行う。

小児自閉症のうち、知能が正常な場合を高機能自閉症という。