鬱血性心不全、動脈血栓塞栓症、肺水腫

HCMは肥大型心筋症でHOCMは閉塞性肥大型心筋症 HCMは左室拡張能の低下 HOCMは左室拡張能の低下と左室流出路で狭窄を認める

良性腫瘍の分化は膨張性に増大し、発育速度は遅い、高分化 悪性腫瘍は、浸潤性に増殖し、発育速度は早く、未分化である。

T =原発腫瘍の広がり　N＝領域リンパ節の状態　M＝遠隔転移の有無

分類1から3に分かれている。 一度が靭帯及び付随する繊維のわずかな断裂＋内出血 二度が部分的な断裂による決定的な構造の破壊が起こる。 三度が靭帯体部の完全断裂である。

一度が保存療法、二度が外固定、外科療法、三度が外科療法である。

前背側脱臼

利点は、切開線に局所麻酔を注入しない。浮腫、血腫、創傷治癒の阻害が最小限になる。 また、大量の麻酔薬が必要

①破骨細胞を活性化して、骨吸収を促進し骨からカルシウムイオンを遊離させる。 ②骨からカルシウムイオンと共に、血中に遊離したP、OH-の腎臓からの排泄を促進する。 ③腎臓（遠位尿細管）でのカルシウムイオンの再吸収を促進する。 ④腎臓（近位尿細管）での活性化ビタミンDの産生を促進する。

血清Pの低下、活性化VitDの上昇、intactPTHが正常から上昇

副甲状腺以外の病変に由来する低カルシウム血症のためにPTHの分泌が持続的に亢進する状態を続発性副甲状腺機能亢進症と言う。

血清Pの上昇

PTH-rPが上昇する

AVPは腎臓の集合間細胞V2受容体に結合して、水の再吸収を促進する。その結果水が体内に保持され、血漿浸透圧は一定の狭い範囲内に維持される。

尿崩症は、中枢性尿崩症と腎性尿崩症に分類される。 中枢性尿崩症・・・ADH分泌不足によって尿濃縮力が低下する。 腎性尿崩症・・・ADHに対する腎臓の反応性が低下するため、尿濃縮力が低下する。

PTH関連タンパク質（PTH-rP)パラソルモン様ホルモン

プロテアーゼ阻害剤を添加して血清分離を行う。

慢性腎不全になることによって高P血症と、低カルシウム血症になる。カルシウムの分泌を促進しようとPTHの分泌が促進される。進行性慢性腎臓病になった時には、高P血症と、高カルシウム血症になる。

①膀胱炎の兆候 ②多飲/多尿 ③運動不耐性 ④食欲不振 ⑤体重減少

原因・・・自己免疫性甲状腺組織破壊が原因 症状・・・肥満、無気力、虚弱 治療薬・・・レボチロキシンナトリウム

年代・・・高齢猫で発生（平均年齢13歳） 原因・・・甲状腺腺腫によるホルモン過剰 症状・・・削痩、多食、活動過多、頻脈、心雑音、多飲/多尿

キースホンド

腺腫87%、過形成8%、腺癌5%

超音波検査とCT

術後は低カルシウム血症が頻発する。

成長期動物に対する肉類の多給である。 肉類の多給することにより食事中のCa不足、P過剰となり、PTHが更新する。 治療は食事内容の是正を行う。

カルシウムイオン

①PTHは腎臓に対して近位尿細管の活性化ビタミンD3の合成促進 ②遠位尿細管における原尿からのカルシウムイオンの再吸収促進 ③骨細胞FGF23分泌を促進する。 ④骨から遊離したP、OH-の腎臓からの排泄を促進する。 ⑤破骨細胞を活性化して骨吸収を促進し、骨からカルシウムイオンを遊離させる。

①小腸からのカルシウムイオンとPの吸収を促進する。 ②腎臓（遠位尿細管）でのカルシウムイオンの再吸収を促進する。 ③骨吸収・骨形成共に促進し、骨代謝を高める。

NaPi2a、NaPi2cは近位尿細管にあってPの再吸収を促進している。

①PTHの上昇 ②FGF23の上昇 ③腸管でCaとPの吸収を促進する活性化ビタミンDの減少が起こる。 これらのことによってNaPi2a、NaPi2cが起こる。

膀胱移行上皮癌

腫瘍の適切な位置 ①壊死していない腫瘍の辺縁 ②骨は中心を生検する。

動脈化学療法の投与経路 腫瘍の栄養血管→腫瘍→全身 全身化学療法 静脈→腫瘍・全身

腫瘍のなるべく近いところで抗がん剤を入れることで投与量が減少して、全身への影響が下がった。

NBCA(シアノアクリレート系薬剤）

例え一粒でも腫瘍以外の部分に塞栓物質が入ってしまうと虚血を起こして虚血性壊死を起こす。

画像診断

①上皮性悪性腫瘍は癌　扁平上皮癌、腺癌、移行上皮癌など ②非上皮性悪性腫瘍は肉腫　骨肉腫、血管肉腫、脂肪肉腫など ③独立円形腫瘍は　独立で機能できる細胞　リンパ腫、肥満細胞腫、組織球性肉腫など

針を刺して抜いてくる時細胞が落ちて転移することがある。 生検する場所は術野や照射野にとどめる（放射線を当てる場所）

切開生検は腫瘍の一部と切除すること。 切除生検は病変全体を切除すること・

腫瘍の性質を予測してある程度のマージンを確保して採取するが、悪性だった場合マージンをとってもなお残っている部分があるから手術をもう一度やり直さなくてはいけない。 良性の場合はもう一度やり直さなくて良いが、悪性だった場合二回やり直しが必要。 悪性の可能性が高い場合は切除生検ではなく、切開生検を選択した方が良い。

一番最初に転移するリンパ節のこと。

75%で鑑別が可能で、悪性だった場合S/L比率が低い（リンパ節は元々細長いけど、丸くなってきたら腫瘍になっている可能性が高い。）低エコーが多い（黒や白で見えていたものがだんだん黒くなってくる。）

肥満細胞腫は肝臓・脾臓に転移し、前立腺がんは骨に転移する。

70%が腫瘍化しないと臨床兆候が現れない 肺転移は血行性及びリンパ行性に間質へゆくから臨床兆候が現れづらい

①パグ ②ポメラニアン ③ブル・ドッグ ④ボストン・テリア

通常は気管分岐部から心尖部を長軸（＝L）、短軸（＝S）を1/3で長軸に直行させてその長さが第四胸椎何個分に相当するかを測定する。

左房の評価は経験に差がなく検出可能。また、ラテラル像の方がDV像より左房拡大の検出力が大きい。

血流速度や組織の動く速度を測定し、その経時的変化を表示す流もの。左室流入血流の速度から左室拡張能を評価する場合などに用いられる。

急速流入期を表した波はE波で、心房収縮期を表した波はA波である。

左室内径短縮率は左室拡張末期径（LVDd)及び収縮末期径（LVDs）を計測し、FS（LVDd-LVDs)/LVDd✖️100（%）で求める。

ステージB2、ピモベンタンは必須

発症年齢、発症時での皮疹、皮疹の分布、部位

家族歴

細胞診を行なって、棘融解細胞が見られる。

微生物、炎症性細胞、棘融解細胞、腫瘍などを見る

ノミ、シラミ類、爪ダニなど

皮膚糸状菌、ニキビダニ

疥癬（ヒゼンダニ）、皮膚糸状菌

鋭匙と、メス刃を用いてニキビダニを見る

ループ、綿棒などで耳垢を採取 スライドグラス上に耳垢を載せてミネラルオイルで砕きながら薄める ミミダニ（ニキビダニ）

皮膚糸状菌Microsporum canis

肺高血圧症で最も高い病態は第二群であり、第二群は左心疾患である。

三尖弁逆流速度は>=2.8m/secである。

肺高血圧症、チアノーゼ、前方拍出不全（低拍出量症候群、運動付耐）後方拍出不全（肺水腫）

胸水、腹水、浮腫

耳介足反射と皮膚掻爬検査

耳介足検査とは痒みの証明を行う検査 耳輪縁を刺激して掻破行動が誘導されたら痒みがある。 主に疥癬の評価を行う

円刃のメス刃やスキンクレイパー、鋭匙で皮膚を削る 毛やフケを集め顕微鏡で観察する。

広く浅く掻爬する時はスキンクレイパーを使って疥癬中や皮膚糸状菌を見る。

鋭匙やメス刃を使ってニキビダニの検査を行う。

皮膚の病理学的検査をするために用いられて、表皮、真皮、皮下脂肪織の構造の観察をするために用いられる。

疥癬は目に見えない、ステロイドで悪化、疥癬は表皮角層内に存在

表皮に生じる水疱症 重曹扁平上皮のデスモゾームに対する自己抗体が出来る。 皮膚生検が確定診断の一助となる 二型過敏反応である 棘融解細胞とはケラチノサイトを指す

ウッド灯検査の目的の菌はMicrosporum canisである。感染毛が黄緑あるいは青林檎色に蛍光する。

毛検査、皮膚掻爬検査（浅い掻爬）、ウッド灯検査

ウッド灯検査は紫外線ライト

円刃のメス刃やスキンクレーパー鋭匙（えいひ）で皮膚を削る。 毛やフケを集めて顕微顕微鏡で観察する。

角層や毛包内の寄生体

浅く広く掻爬する時はスキンクレパーを用いて疥癬虫、皮膚糸状菌を調べるために行う

鋭匙とメス刃を用いてニキビダニを調べるために行う。

ノミアレルギー性皮膚炎

食物アレルギー

犬アトピー性皮膚炎

即時型アレルギーでアレルゲンに暴露後5分から15分で反応を示す。

表面にIgEが結合した肥満細胞と抗原が反応し、ヒスタミンなどを放出する。

花粉症、アナフィラキシーショック、気管支喘息、蕁麻疹、犬アトピー性皮膚炎、食物アレルギー

E波は急速流入期で、多変量解析において予後不良因子

胸水、腹水、浮腫、低心拍出量症候群

肺水腫 低拍出量症候群 肺高血圧症

僧帽弁閉鎖不全症→左房圧の上昇→肺静脈圧の上昇→毛細血管静水圧の上昇→肺動脈圧の上昇（肺高血圧症）→右室肥大→右室コンプライアンスの低下

細胞融解性反応

細胞表面に存在する抗原に対し、抗体を産生 細胞自身を障害

標的細胞は皮膚と血球である。

溶血性貧血、天疱瘡、TEN(中毒性表皮壊死症）型薬疹、寒冷凝集素病など

Ⅲ型アレルギーは免疫複合体反応と言う

Ⅲ型アレルギーの機序は、抗原抗体複合体が血管や組織に沈着し、組織障害を生じる。

糸球体腎炎症、エリテマトーデス、血管炎

細胞性免疫反応（遅延型過敏症）