暗記メーカー
ログイン
第5章 労働者からの相談への対応
  • 西方康徳

  • 問題数 32 • 9/4/2023

    記憶度

    完璧

    4

    覚えた

    13

    うろ覚え

    0

    苦手

    0

    未解答

    0

    アカウント登録して、解答結果を保存しよう

    問題一覧

  • 1

    5ー1 ジョハリの窓に関する次の文章の[   ]にあてはまる語句の組合せとして最も適切なものを一つだけ選びなさい。  A氏は、離れて住む両親が体調を崩しがちで、このところ休日もあまり休めていない。家庭でイライラすることが増え、妻から「最近変よ。疲れているんじゃない?」と言われ、自分の疲労に気づいた。この時、A氏が疲れているという情報は、A氏にとって妻との間で[ ア ]領域から[ イ ]領域に移行したと考えられる。  上司には自身の疲労のことを話していなかったが、昼食を一緒に取った際につい口にしたところ、上司は「そうだったのか」と驚きつつ、必要なら業務の配分も考えると言ってくれた。この時、A氏が疲れているという情報は、A氏にとって上司との間で[ ウ ]領域から[ エ ]領域に移行したと考えられる。 ①(ア)盲点 (イ)開放 (ウ)隠蔽 (エ)開放 ②(ア)未知 (イ)盲点 (ウ)盲点 (エ)開放 ③(ア)未知 (イ)開放 (ウ)未知 (エ)盲点 ④(ア)盲点 (イ)隠蔽 (ウ)盲点 (エ)開放

  • 2

    5ー2 次の記述のうち、「返報性(互恵性)の法則」について述べているものとして最も適切なものを一つだけ選びなさい。 ①「元気がないようだね」と周囲に言われて自分の異変に気付く。 ②「報告書を出しておいて」といわれて提出する。 ③人からしてもらったものと同じものを返さなければならないと考える。 ④あいさつする際に「最近、忙しいね」と言葉を添える。

  • 3

    5ー3 コミュニケーションに関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 電子メールでのやりとりは、常に「言語的」でかつ「道具的」なコミュニケーションである。 B コンピュータコミュニケーションでは、対面的コミュニケーションに比べて私的自己意識が高くなる。 C 日常的なコミュニケーションの多くは、自己充足的なものである。 D Mehrabianが行った実験によると、コミュニケーションを構成する視覚情報、聴覚情報、言語情報のうち、最も強い影響力を持っているのは視覚情報であった。 ①(A)✕ (B)○ (C)✕ (D)○ ②(A)○ (B)✕ (C)○ (D)○ ③(A)○ (B)✕ (C)○ (D)✕ ④(A)✕ (B)○ (C)✕ (D)✕

  • 4

    5ー4 コミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 ①コンピュータを介したコミュニケーションは、対面コミュニケーションに比べて公的自己意識が高くなる。 ②電子メールを書いたり読んだりする際には、対面コミュニケーションよりも自分の感情に素直になりやすいと言える。 ③電子メールによるコミュニケーションは、非言語的コミュニケーションと言える。 ④電子メールや対面を問わず、挨拶をされたら挨拶を返そうとする心理が働くことを「Mehrabianの法則」と呼ぶ。

  • 5

    5ー5 コミュニケーションに関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①コミュニケーションは、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションに分けられる。 ②アメリカの心理学者Mehrabianは、実験を通し、言語的コミュニケーションがもつ影響力が20%であることを明らかにした。 ③部下の非言語的コミュニケーションに注目することで、様々な情報を得ることができる。 ④上司が自らの非言語的コミュニケーションに留意することにより、部下の安心感や親近感を得ることができる。

  • 6

    5ー6 コミュニケーションのスキルに関する次の記述を読み、[   ]にあてはまる語句の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。  管理監督者としては、上司や部下とのコミュニケーションの際、引っ込み思案、相手任せ、依存的、服従的といった[ A ]なコミュニケーションや、支配的、操作的、他者否定的といった[ B ]なコミュニケーションに偏らず、自他尊重、自他協力、歩み寄り、柔軟な対応といったアサーティブなコミュニケーションを心掛けることが大切である。 ①(A)自己充足的 (B)道具的 ②(A)非主張的  (B)道具的 ③(A)自己充足的 (B)攻撃的 ④(A)非主張的  (B)攻撃的

  • 7

    5ー7 次のA~Dの記述のうち、非言語コミュニケーション(非言語情報)と言えるもの(○)と言えないもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 体格や体型、体臭、口臭など B 衣服や香水、口紅、眼鏡など C 話し方、声の高さ、声量など D 姿勢、動作、表情など ①(A)○ (B)○ (C)○ (D)○ ②(A)○ (B)✕ (C)○ (D)✕ ③(A)✕ (B)○ (C)○ (D)○ ④(A)✕ (B)○ (C)✕ (D)○

  • 8

    5ー8 ストレス反応に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①ストレスへの抵抗力は、警告反応期に一旦低下した後、抵抗力が高まり、抵抗期を経て、疲憊期では再び抵抗力が低下し、ストレス反応が現れるようになる。 ②抗ショック相では、交感神経系の働きが優位となるため、気管支は細く、心拍はゆっくりとなり、消化器系の活動が抑制される。 ③ストレス反応は、身体面、行動面、心理面に現れるが、身体面、心理面の反応は周囲からはわかりにくいため、面談等を通して管理監督者が積極的に部下の話に耳を傾けることが求められる。 ④行動面に現れるストレス反応としては、仕事ぶりの変化があり、特に勤怠などの出勤状況が、変化に気づくポイントとして重要となる。

  • 9

    5ー9 ストレス反応に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①生体が危険な事態に直面した際、身を守るための防御反応を「闘争ー逃走反応」というが、これは交感神経系の働きが副交感神経の働きよりも優位になっている状態である。 ②交感神経系が優位に働くと末梢血管の収縮、心拍の増加、筋肉の血管拡張ばど、危機的状況に対応するための反応が起きる一方で、消化器系の活動は抑制される。 ③ストレス要因が加えられた直後には、「闘争ー逃走反応」により身体活動や抵抗力が向上し、抵抗期へと移行する。 ④ストレス要因によって生じた部下の心身の異変に早期に気付くには、身体面・行動面・心理面に注目することがポイントとなるが、特に勤怠問題などの行動面の異変は管理監督者にとっても気付きやすい。

  • 10

    5ー10 メンタルヘルス不調の早期発見に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①ストレス反応は、身体面、行動面、心理面に現れるが、身体面や心理面の反応は本人からの訴えがないと気付きにくく、行動面の反応は客観的にも気付きやすい。 ②強いストレスを受けた後は、一時的に交感神経系の活動が活発となる警告反応期から抵抗期を経て、疲憊期に移行する。 ③心理面でのストレス反応は「自分が弱いからだ」と認知してしまう場合、より周囲に語られにくくなる傾向があるため、「いつもと違う」様子に気付くことが早期発見のポイントとなる。 ④仕事ぶりの変化に気付き、その状態が2週間にわたって継続している場合には、メンタルヘルス不調に陥っている可能性があるが、本人から訴えがないのであれば、様子を見るにとどめる方がよい。

  • 11

    5ー11 メンタルヘルス不調の早期発見に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①生体が危険な事態に出合った際、その危険から身を守るために心身には防御反応が生じる。 ②「闘争ー逃走反応」が生じているときは、副交感神経系の働きが亢進される。 ③身体面・心理面のストレス反応は「具合の悪さ」として体感されるため、自分で気付きやすく、行動面のストレス反応は周囲の人たちに気付かれやすいという特徴がある。 ④ストレスレベルが低い段階では「活気のなさ」、ストレスレベルが最も高い段階では「抑うつ感」が自覚されることが報告されている。

  • 12

    5ー12 メンタルヘルス問題を予防したり、早期に対応するため、部下の仕事ぶりの「いつもと違う」を捉えるポイントに関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①平均以上の仕事ができない。 ②以前は素早くできた仕事に時間がかかる。 ③ルーチンの仕事がはかどる。 ④同僚との言い争いや、気分のムラが目立つ。

  • 13

    5ー13 管理監督者が部下のストレス反応に気づくためのポイントに関する次のA~Dの記述のうち、正しいものの組合せとして最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 部下の「いつもと違う」を捉えるには、他の部下との「違い」ではなく、その部下自身の常態との差を捉えることがポイントとなる。 B 厚生労働省の委託研究では、ストレスレベルが中程度の場合、「抑うつ感」や「身体愁訴」が自覚されることが示されている。 C 部下の「いつもの様子」を把握しておくことは、自殺のサインの把握、自殺のリスクの軽減に繋がる。 D 部下の仕事ぶりが「いつもと違う」と感じた場合、その状態が4週間継続した時点で、管理監督者として産業保健スタッフに相談した方が良い。 ①AとB ②AとC ③BとC ④CとD

  • 14

    5ー14 自殺の危険性を示すサインに関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、適切なものを一つだけ選びなさい。 A 「死にたい」と口にしているうちは自殺の危険性は低い。 B 危険な運転をしたり、必要な治療を受けないなど、安全や健康を保てない場合は自殺の危険性がある。 C 飲酒量が増えているときは、自殺の危険性が高まる。 D 大きな失敗をしたり、職や大切なものを失ったあとは、自殺の危険性が高まる。 ①(A)○ (B)○ (C)✕ (D)○ ②(A)✕ (B)○ (C)○ (D)○ ③(A)○ (B)✕ (C)○ (D)✕ ④(A)✕ (B)○ (C)✕ (D)✕

  • 15

    5ー15 うつ病者を正しく「うつ病(陽性)」と判定する確率が80%、うつ病ではない者を正しく「健康(陰性)」と判定する確率が80%のテストを用いて、2%がうつ病である1,000人の集団にスクリーニングを行った場合の結果に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①うつ病者であり、かつ結果もうつ病(陽性)と出た人の真陽性は16人である。 ②うつ病者ではないが、結果がうつ病(陽性)と出た偽陽性は196人である。 ③うつ病者だが、結果は健康(陰性)と出た偽陰性は4人である。 ④うつ病者ではなく、かつ結果も健康(陰性)と出た真陰性は980人である。

  • 16

    5ー16 メンタルヘルスにおける疾病性と事例性に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①疾病性と事例性とは、必ずしも一致しない。 ②疾病性があっても事例性がないケースでは、管理監督者は本人に対して医療機関の受診を軽く促すのがよい。 ③疾病性があっても事例性がないケースでは、管理監督者は本人に健康状態が心配であることを伝えてはならない。 ④疾病性があり、事例性が認められるケースでは、管理監督者はそれを解決するために医療機関を受診するよう本人に促すことができる。

  • 17

    5ー17 管理監督者によるメンタルヘルス不調の気付きに関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 部下の言動の変化に対して、「彼(彼女)は今までと違って、最近様子がおかしいぞ」という勘を大切にして行動を起こすことは、メンタルヘルス不調の早期発見にとって重要である。 B 部下の変化として、おとなしかった者が急に多弁になったり、ささいなことで上司に遠慮なく文句を言うようになったりすることの背景にメンタルヘルス不調が隠れている場合がある。 C メンタルヘルス不調では疾病性で問題が認められたとしても、事例性において問題が認められない場合がある。 D 管理監督者が部下のメンタルヘルス不調に気付くうえでは、病名を特定できるよう知識をつけることが重要である。 ①(A)✕ (B)○ (C)○ (D)✕ ②(A)○ (B)✕ (C)✕ (D)○ ③(A)○ (B)○ (C)○ (D)✕ ④(A)○ (B)✕ (C)○ (D)○

  • 18

    5ー18 相談する意義に関する次の文章の[   ]にあてはまる語句の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。  悩みを持つということは、ある問題に直面し、その[ ア ]が見出だせない状態である。[ ア ]が見出だせない理由は、以下のようなことが考えられる。 (1)問題を正確に、あるいは詳しくは把握・理解できていない (2)問題解決の手段や利用できる[ イ ]を知らない、あるいは気づかない (3)自らの気持ちの[ ウ ](割り切り、あきらめ、[ エ ])ができない ①(ア)解決策  (イ)資源  (ウ)整理  (エ)踏ん切り ②(ア)相談相手  (イ)専門家  (ウ)発散  (エ)踏ん張り ③(ア)相談相手  (イ)資源  (ウ)整理  (エ)踏ん張り ④(ア)解決策  (イ)専門家  (ウ)発散  (エ)踏ん切り

  • 19

    5ー19 管理監督者が部下の話を聴く意義に関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(厚生労働省、2006年、2015年改正)において、管理監督者には「職場環境等の改善」とともに「労働者からの相談対応」が求められている。 B 相談の意義として、メンタルヘルス不調の早期発見だけでなく、労働者の悩みやストレスの軽減・解消が挙げられる。 C 相談の結果、メンタルヘルス不調が疑われる場合であっても、部下が反発する可能性があるため、専門医への受診勧奨は控えたほうがよい。 D 部下は感情的になっていることが多いため、解決策を納得させるには、管理監督者が部下の考えの矛盾点や間違いを直接的に指摘することが必要である。 ①(A)○ (B)✕ (C)○ (D)✕ ②(A)✕ (B)○ (C)✕ (D)○ ③(A)○ (B)○ (C)✕ (D)✕ ④(A)✕ (B)✕ (C)○ (D)○

  • 20

    5ー20 管理監督者が、部下から相談を受ける際のポイントに関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 相談者の気持ちや考えを正しく把握し、時には相談者自身が気付いていない感情まで理解する。 B 相談者の気に入る解決策を優先して話を進めるようにする。 C 解決策を相談者に無理なく納得してもらえるように努める。 D 相談を受けた側が問題解決のために行動を起こすこともある。 ①(A)○ (B)✕ (C)○ (D)○ ②(A)○ (B)○ (C)✕ (D)✕ ③(A)○ (B)✕ (C)✕ (D)○ ④(A)✕ (B)○ (C)○ (D)✕

  • 21

    5ー21 相談対応に関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 管理監督者が相談対応を行うことの意義は「メンタルヘルス不調の早期発見と治療」であり、「相談者の悩みやストレスの軽減・解消」まで考慮する必要はない。 B 「相談に乗る」とは、相談者に関心を向け、相談者を正しい方向に導く方法を探し、相談者の成長(気付き)を促すことである。 C 「理想的な相談」とは、相談者が相談に乗る側に甘え、相談に乗る側は相談者に愛情をもって接し、相談者の成長(問題解決策の気付き)を促す行為をいう。 D 相談者が自ら直面している問題を正しく把握・整理できていない場合は、質問やフィードバックを控え、相手の中で整理できるまで待つことが重要である。 ①(A)○ (B)○ (C)○ (D)✕ ②(A)✕ (B)✕ (C)✕ (D)○ ③(A)○ (B)○ (C)✕ (D)○ ④(A)✕ (B)○ (C)○ (D)✕

  • 22

    5ー22 不調が疑われる部下からの相談にのる際の管理監督者に期待される役割に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①管理監督者は部下からの相談に対して、最も安全で効果的・効率的な解決策を選択するために、相談内容を正確に把握することと、問題解決のために利用可能な資源・人材を有効に活用することが必要である。 ②相手を尊重して、ありのままに受け入れる姿勢をもって話を聴くことで、相手は自らの考えや感情を伝えようとして、自分の考えや感情が明らかになり、自らの問題の解決策を見出だす可能性が高くなる。 ③相談内容を正確に把握するためには、管理監督者が自分自身の価値観を判断尺度として相談を受けることが大切である。 ④相談を受ける側は、医師の休業診断書が出ているのに「休まず頑張れ」とアドバイスをするなど、知識や権限を越えた助言や情報提供をすべきではない。

  • 23

    5ー23 メンタルヘルス不調が疑われる部下からの相談に乗る際の管理監督者に期待される役割や対応方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①相談を受ける側が相談者に共感しすぎて、全く同じ感情を共有してしまうパターンでは、客観的に物事をみられなくなる。 ②相談者が過剰に依存的で、判断を他人に委ねようとする場合で、なおかつ相談者との間に十分な信頼関係がある場合は、自分のこと(生き方)に自分で責任を持つよう助言するのもよい。 ③部下から相談を受けた際、管理監督者は自分自身の価値観や人生観から、可能な限り考えや判断を積極的に伝えるべきである。 ④職場の人間関係で悩む部下の相談に対応する場合は、管理監督者としてその職場を良く知っていても、先入観があり、中立性を保つことができないことがあるので、可能ならば周囲の同僚の話も聞いて客観的な情報を収集する。

  • 24

    5ー24 管理監督者が部下の話を聴く際のポイントに関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①他人に聞かれない場所でゆっくりと話せる環境を設定することが大切である。 ②話を聴くときは時間を決めて相談にあたることが大切である。 ③相手の話に共感し過ぎることは、相手のことを簡単に分かった気になってしまうため注意が必要である。 ④悩みなどの相談を受ける場合は、客観的な情報のみが重要である。

  • 25

    5ー25 メンタルヘルス不調が疑われる部下を管理監督者が専門家へ紹介することに関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 管理監督者が専門家の診断や治療につなげることに抵抗を感じる理由の一つに、部下が専門家への相談に強く反発したり、抵抗する恐れがあることが挙げられる。 B 部下の行動によって周囲の者が迷惑を被っているにも関わらず、部下自身は困っておらず受診を拒否する場合は、部下に治療の必要性を理解してもらうのは難しいため、具体的に問題をあげて非難することで、部下自身に状況を理解してもらう。 C 部下を産業保健スタッフや専門家のもとへ相談に行かせることが困難な場合は、困っている管理監督者が相談に行き、対応についての助言を得る。 D 部下本人だけでなく家族も受診に同意しない場合は、原則として強引に受診させることはできないので、人事労務管理スタッフや産業保健スタッフを交えて検討する。 ①(A)○ (B)○ (C)○ (D)✕ ②(A)○ (B)✕ (C)○ (D)○ ③(A)✕ (B)○ (C)○ (D)✕ ④(A)○ (B)✕ (C)✕ (D)○

  • 26

    5ー26 メンタルヘルス不調が疑われる部下を管理監督者が専門家へ紹介することに関して次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 管理監督者が労働者から相談を受け、自らの手に余ると感じたならば、産業保健スタッフや専門家のもとに相談に行かせる。 B メンタルヘルス不調と思われる理由で正常な労務が提供できていない場合であっても、治療につなべるべきではなく、まずは話を聴いて業務上の配慮を行う。 C 事業場内に管理監督者が相談できる専門家がいない場合は、精神保健福祉センター、保健所、産業保健総合支援センター地域窓口などの機関が相談にのってくれる。 D 本人が受診を拒否している場合は、できる限り本人の了解を得て、家族に連絡をとり、家族に受診の必要性を理解してもらい、家族から本人を説得してもらうべきである。 ①(A)○ (B)○ (C)✕ (D)✕ ②(A)○ (B)✕ (C)○ (D)○ ③(A)✕ (B)✕ (C)○ (D)✕ ④(A)○ (B)✕ (C)✕ (D)○

  • 27

    5ー27 メンタルヘルス不調者への対応に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①管理監督者が専門家への相談をためらう理由の一つに、管理監督者自身が相談者から頼りないとか冷たいと思われたくないために、専門家への相談を勧めることに抵抗を感じるということがある。 ②専門医への受診が必要であるにもかかわらず、本人や家族が受診に同意しない場合は、原則として業務命令で受診させることができるので、受診させる方法について人事労務管理スタッフや産業保健スタッフを交えて検討する。 ③メンタルヘルス不調を取り扱う医療機関には、精神科又は、メンタルヘルス科、メンタルクリニック、心療内科がある。 ④事業場内に管理監督者が相談できる専門家がいない場合は、精神保健福祉センター、保健所、産業保健総合支援センター、産業保健総合支援センター地域窓口が相談に乗ってくれる。

  • 28

    5ー28 メンタルヘルス不調により正常な労務が提供できない状態であるにも関わらず、自ら治療を望まない者を治療につなげる際の対応として、最も不適切なものを次の中から一つだけ選びなさい。 ①受診する必要性について本人に明確に伝える。 ②本人の健康状態がどのように心配なのかを具体的・客観的に伝える。 ③周囲がなぜ困っているかを具体的・客観的に伝える。 ④本人が受診したいと相談してくるまで待つ。

  • 29

    5ー29 危機対応に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①自殺のサインには、「死にたい」「頭がパニックになった」「自分なんかいなくなったほうがいい」などの発言や、自殺を試みた、行方不明になったなどの行動がある。 ②自殺のサインがみられた場合は、必ず本人の了解を得たうえで、家族に本人のメンタルヘルスに関する情報を伝達する。 ③幻覚妄想のレベルによっては、本人に話しかけることや説得することは難しく正常な判断能力を失っている状況なので、家族に職場の状況を説明して、受診の必要性を理解してもらうように働きかけるべきである。 ④躁状態の場合は、診察室の中で本人の話を医師が聴くだけでは状況がわからず適切な診断ができない場合があるので必要に応じて上司などが受診に同伴したり、産業医を通じて主治医に職場の状況を伝えるべきである。

  • 30

    5ー30 危機対応に関する次の記述のうち、最も不適切なものを一つだけ選びなさい。 ①自殺のサインが見られる場合の対処の基本は、1日でも早く専門医に受診させ、それまでの間、本人をひとりにしないことである。 ②万一自殺が発生した場合は、人事労務管理スタッフが遺族に対応することが最も優先されることであり、管理監督者は関わらないことが必要である。 ③幻覚妄想状態の労働者の家族が本人を説得しきれず、強引に受診させざるを得ない場合であっても、あくまでも受診させる主体は家族であり、家族だけでは手におえないので、家族の要請を受けて職場の者が力を貸したという形をとるべきである。 ④本人が治療(入院)を拒否しているケースで入院させるには、家族等の同意が必要なことが、精神保健福祉法による医療保護入院として法律で規定されている。

  • 31

    5ー31 危機対応(緊急の対応を要するメンタルヘルス不調)に関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 過去に自殺を試みたことのある者が、再び自殺を行う可能性は低い。 B 躁状態で上司、同僚、顧客との間にトラブルを繰り返している場合、本人に状況を理解してもらうためにも周囲からの注意や叱責が重要となる。 C 「死にたい」という発言がみられたので医療機関を受診するように伝え、すぐに一人で帰宅させた。 D 躁状態から、職場で深刻なトラブルを繰り返し、勤務に耐えられないと判断される場合は、家族と主治医にその状況を伝え、休業を検討するよう依頼してもよい。 ①(A)○ (B)✕ (C)○ (D)○ ②(A)✕ (B)✕ (C)✕ (D)○ ③(A)✕ (B)○ (C)○ (D)○ ④(A)✕ (B)✕ (C)✕ (D)✕

  • 32

    5ー32 危機対応に関する次のA~Dの記述のうち、正しいもの(○)と誤っているもの(✕)の組合せとして、最も適切なものを一つだけ選びなさい。 A 自殺のサインが見られた場合の対応として、上司などが自宅まで送り届けるか、家族に職場まで来てもらい、事情を説明したうえで本人から目を離さないようにしてもらうことが重要である。 B 自殺のサインが認められる場合でも、本人の了解が得られていない場合は本人についての情報を他者に伝えるべきではない。 C 幻覚妄想状態で、興奮したり激しくおびえている場合は、本人に健康状態を心配していること、職場が困っていることを伝え、受診を説得すべきである。 D 家族が本人の行動や服薬を管理しきれない場合など、入院の必要があるにも関わらず、本人が受診を拒否している場合は、家族の同意をもって入院させることができる。 ①(A)○ (B)✕ (C)✕ (D)✕ ②(A)✕ (B)○ (C)✕ (D)○ ③(A)○ (B)✕ (C)○ (D)○ ④(A)○ (B)○ (C)○ (D)✕