問題一覧
1
我はまだもはら「万葉」をあきらめむおするほどに…(あきらむ)
明らかにする
2
大臣の末もともにつたはりつつ、うしろみ申し給ふ。(うしろみる)
後見する
3
物思ふ人魂は、げにあくがるるものになむありける。
離れさまよう
4
一歌にことの飽かねば、いま一つ(あく)
十分に満足する
5
このほど三日、ういあげ遊ぶ。(あそぶ)
管弦の遊びをする
6
をさなき人のかかること言ひ伝ふるは、いみじく忌むなるものを。《いむ》
忌み嫌う
7
つひに本意のごとくあひにけり。《あふ》
結婚する
8
「早く落ちにけり。」といらへたれば、《いらふ》
返事をする
9
親、をばの女、姉などの、供し、つくろひて、率てありくもをかし。《ありく》
歩き回る
10
七日になりぬ。同じ港にあり。《あり》
いる
11
〔疱瘡〕九月ついたちにおこたりぬ。《おこたる》
病気がなおる
12
〔帝〕これを聞こしめしておほせ給ふ。《おほす》
おっしゃる
13
うしろめたう思ひつつ寝ければ、ふとおどろきぬ。《おどろく》
目を覚ます
14
おこなふ道の至らざるをも知らず、《おこなふ》
勤行する
15
往生寺をぞ、いといかめしうおきてさせ給へる。《おきつ》
取り計らう
16
宮は大殿籠りにけり。《おほとのごもる》
おやすみになる
17
若君ははるかに父を見たてまつりて、世にうれしげにおぼしたり。《おぼす》
お思いになる
18
子孫おはせぬぞよくはべる。《おはす》
いらっしゃる
19
前の東宮におくれたてまつりて、限りなく嘆かせたまふ同年、《おくる》
先立たれる
20
見初めし秋は言の葉の薄き色にやうつろふと《うつろふ》
色あせる
21
酔ひにかこちて苦しげにもてなして、明くるも知らず顔なり。《かこつ》
かこつける
22
かしこの物語などせさせて聞こしめす。《きこしめす》
お聞きになる
23
御使ひに、なべてならぬ玉裳などかづけたり。《かづく》
褒美として与える
24
ただいままかづるを、聞こゆべきことなむある。《きこゆ》
申し上げる
25
いとをかしき小廂に式部のおもとともろともに、夜も昼もあれば、上も常にもの御覧じに入らせ給ふ。《ごらんず》
ご覧になる
26
験者などはいと苦しげなめり。困じてうちねぶれば、≪こうず≫
疲れる
27
あひ思はでかれぬる人をとどめかね≪かる≫
離れる
28
名聞くるしく、仏の御教へに違ふらむぞとおぼゆる。≪おぼゆ≫
思われる
29
按察使の大納言の御女、心にくくなべてならぬ様に、親たちかしづき給ふこと限りなし。≪かしづく≫
大切に育てる
30
世にはこころえぬことの多きなり。≪こころう≫
理解する