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獣医腫瘍科認定医Ⅱ種試験対策①
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  • 問題数 100 • 9/15/2024

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    問題一覧

  • 1

    術後病理組織学的分類を4つのカテゴリーに分類して説明せよ

    Pカテゴリー浸潤の度合い, Gカテゴリー細胞の異型度、核分裂頻度, Lカテゴリーリンパ節転移, Vカテゴリー静脈内浸潤

  • 2

    診断用X線装置や常用電圧放射線治療器から発生する低エネルギーのX線で起こりやすい物理現象。入射したX線は物理原子に衝突し、そのエネルギーのすべてを電子に渡すことでX線は消失し、一方衝突された電子が放出されることにより電離が起こる。この現象はX線のエネルギーが小さいほど起こりやすい。

    光電効果

  • 3

    入射したX線が物理原子に衝突し、エネルギーを失いながら電子を弾きとばすと同時に入射X線も方向を変えて散乱する現象

    コンプトン効果

  • 4

    X線は物質中でほぼ指数関数的に減弱するが、エネルギーが高いほど深部に到達する。さらにX線は物質に入射してから、その線量が急激に大きくなる性質がある。この性質をなんと呼ぶか?

    ビルドアップ効果

  • 5

    化学療法の主な副作用は、その頭文字をとってBAGと言われている。BAGとは何か。

    骨髄抑制, 脱毛, 消化管毒性

  • 6

    骨髄抑制が重度の化学療法剤は何か。5つ答えよ。

    ドキソルビシン, ビンブラスチン, シクロホスファミド, アクチノマイシンD, ロムスチン

  • 7

    骨髄抑制が中程度の化学療法剤を4つ答えよ。

    メルファラン, クロラムブシル, 5FU, メトトレキサート

  • 8

    骨髄抑制が軽度の化学療法剤を4つ答えよ

    Lアスパラギナーゼ, ビンクリスチン, ブレオマイシン, プレドニゾロン

  • 9

    下痢を起こしやすい化学療法剤は?9個あげよ

    ダウノルビシン, シスプラチン, シトシンアラビノシド, ダカルバジン, アクチノマイシンD, エトポシド, メルカプトプリン, メクロレタミン, メトトレキサート

  • 10

    アレルギー反応が認められやすい化学療法剤は?4つあげよ

    ドキソルビシン, パクリタキセル, エトポシド, Lアスパラギナーゼ

  • 11

    心毒性を示す可能性のある化学療法剤は?

    ドキソルビシン

  • 12

    無菌性出血性膀胱炎が起こる可能性のある化学療法剤は?

    シクロホスファミド, イホスファミド

  • 13

    腎毒性を示す化学療法剤は?5つあげよ

    シスプラチン, ストレプトゾトシン, ロムスチン, ドキソルビシン, メトトレキサート

  • 14

    神経毒性に関連する化学療法剤を4つあげよ

    ビンクリスチン, シスプラチン, 5FU, クロラムブシル

  • 15

    起壊死性抗腫瘍薬を9個挙げなさい

    ドキソルビシン, アクチノマイシンD, ダウノルビシン, エピルビシン, マイトマイシンC, ビンブラスチン, ビンクリスチン, ビノレルビン, パクリタキセル

  • 16

    炎症性抗腫瘍薬を6個挙げなさい。

    シスプラチン, シクロホスファミド, ダカルバジン, エトポシド, 5FU, メクロレタミン

  • 17

    非炎症性抗腫瘍薬を6個挙げなさい

    Lアスパラギナーゼ, ブレオマイシン, シトシンアラビノシド, メルカプトプリン, メトトレキサート, ニムスチン

  • 18

    肝毒性が起こる可能性のある化学療法剤は?9個あげよ

    ロムスチン, クロラムブシル, ビンクリスチン, シトシンアラビノシド, カルムスチン, ダカルバジン, エトポシド, メルカプトプリン, メトトレキサート

  • 19

    急性腫瘍崩壊症候群で認められる可能性のある血液学的異常を5つあげよ

    高窒素血症, 高リン, 高カリウム, 低カルシウム, 代謝性アシドーシス

  • 20

    アルキル化剤を7個あげよ

    シクロホスファミド, クロラムブシル, ロムスチン, メルファラン, イホスファミド, ブスルファン, ダカルバジン

  • 21

    抗がん剤性抗生物質を5つあげよ

    ドキソルビシン, ミトキサントロン, イダルビシン, アクチノマイシンD, ブレオマイシン

  • 22

    代謝性拮抗薬を3つあげよ

    メトトレキサート, シトシンアラビノシド, 5FU

  • 23

    植物アルカロイド系抗がん剤の中で微小管阻害により抗がん作用を示すものを4つあげよ

    ビンクリスチン, ビンブラスチン, パクリタキセル, ビレノルビン

  • 24

    植物アルカロイド系抗がん剤の中でトポイソメラーゼ阻害により抗がん作用を示すものを2つあげよ

    イリノテカン, エトポシド

  • 25

    受容体型チロシンキナーゼ阻害薬を3つあげよ

    トセラニブ, イマチニブ, マシチニブ

  • 26

    代表的な受容体型チロシンキナーゼを4つ答えよ

    KIT, PDGFR, VEGFR, Flt3

  • 27

    イマチニブの標的分子を2つあげよ

    KIT, PDGFR

  • 28

    トセラニブの標的分子を4つあげよ

    KIT, PDGFR, VEGFR, Flt3

  • 29

    メトロノミック療法で用いられる抗がん剤を3つあげよ

    シクロホスファミド, ロムスチン, クロラムブシル

  • 30

    犬でCOX-2の発現が報告されている腫瘍を10個あげよ

    扁平上皮癌, 口腔メラノーマ, 乳腺癌, 前立腺癌, 膀胱移行上皮癌, 直腸腺癌, 鼻腔癌, 卵巣癌, 腎細胞癌, 骨肉腫

  • 31

    猫でCOX-2を発現している腫瘍を2つあげよ

    口腔扁平上皮癌, 移行上皮癌

  • 32

    犬猫の腫瘍治療の際に用いられる主な制吐剤を3つあげよ

    メトクロプラミド, オンダンセトロン, マロピタント

  • 33

    皮膚型リンパ腫に用いる主な抗がん剤を2つあげよ

    ロムスチン, レチノイド

  • 34

    中枢神経系リンパ腫に主に用いる抗がん剤を1つあげよ

    シトシンアラビノシド

  • 35

    組織球性肉腫の治療に用いる抗がん剤を3つあげよ

    ロムスチン, リポソーム封入型ドキソルビシン, パクリタキセル

  • 36

    扁平上皮癌の補助治療として用いられる抗がん剤を5つあげよ

    ミトキサントロン, アクチノマイシンD, ドキソルビシンとシクロホスファミド併用, ブレオマイシン, シスプラチン

  • 37

    犬の皮膚肥満細胞腫への有効が確認されている抗がん剤を7つあげよ

    ロムスチン, ビンブラスチン, イマチニブ, トセラニブ, マシチニブ, ヒドロキシウレア, プレドニゾロン

  • 38

    がんの浸潤過程において、がん細胞が基底膜を破壊するために分泌する酵素は何か

    マトリックスメタロプロテアーゼ

  • 39

    がんの浸潤過程において、がん細胞表面にある細胞外基質タンパクと結合する分子をなんというか

    インテグリン

  • 40

    がんの浸潤過程において、細胞同士の接着分子量を減少、消失しバラバラになって浸潤する。この接着分子の名前は?

    カドヘリン

  • 41

    獣医領域において、腫瘍の臨床ステージ分類が規定されている腫瘍を5つ挙げよ

    皮膚肥満細胞腫, 乳腺腫瘍, 口腔前庭腫瘍, リンパ腫, 甲状腺腫瘍

  • 42

    肥満細胞腫の特徴として、細胞質内にさまざまな顆粒内物質を持つことが知られている。4つ答えよ

    ヒスタミン, ヘパリン, タンパク分解酵素, プロスタグランジン

  • 43

    肥満細胞腫の腫瘍随伴症候群を3つあげよ

    高ヒスタミン血症, ダリエ徴候, 癒合遅延

  • 44

    軟部組織肉腫において、Kuntzらの病理組織学的グレードは以下の3つから3段階のスコアに分類され、転移の予後判定因子となる

    分化の程度, 10hpfあたりの有糸分裂像の数, 壊死の割合

  • 45

    犬の骨肉腫の特徴的X線検査所見を4つ答えよ

    サンバースト陰影, コッドマン三角, 無定型結晶の骨融解, 病巣は関節軟骨をまたがない

  • 46

    止血に関する要素は以下の4つがあり、いずれに障害が、生じても止血機構の異常として現れる

    血管, 血小板, 血液凝固機構, 線溶機構

  • 47

    ワルファリン中毒などではビタミンK拮抗作用により肝臓におけるビタミンK依存因子の産生が低下する。ビタミンK依存因子を4つあげよ

    第Ⅱ因子, 第Ⅸ因子, 第Ⅶ因子, 第Ⅹ因子

  • 48

    PTが正常、APTTが延長している場合、内因性凝固異常として、何が考えられるか

    血友病A(第Ⅷ因子の欠如), 血友病B(第Ⅸ因子の欠如)

  • 49

    DIC確定診断のための最も信頼性の高い検査は?

    FDP定量

  • 50

    DICの診断基準として、DIC基礎疾患あり、TAT0.4ng/ml以上に加え、あと6項目挙げよ

    血小板数の低下(<20万/μl), PTの25%延長, APTTの25%延長, フィブリノーゲンの減少, AT活性低下(<95%), FDP高値(>5μg/ml)

  • 51

    犬の骨髄生検に用いる部位を3つあげよ

    上腕骨頭, 大腿骨近位端の転子窩, 腸骨稜

  • 52

    排泄に腎臓が関与する抗がん剤を6個挙げなさい

    ブレオマイシン, ブスルファン, シスプラチン, ダカルバジン, メトトレキサート, シトシンアラビノシド

  • 53

    排泄に肝臓が関係する抗がん剤を5つあげよ

    ドキソルビシン, クロラムブシル, ダカルバジン, ミトキサントロン, ビンクリスチン

  • 54

    多発性骨髄腫の診断基準4項目をあげよ

    骨髄中の形質細胞の腫瘍性増殖, パンチアウト像, べンスジョーンズタンパク, モノクローナルガンモパチー

  • 55

    犬で高カルシウム血症を引き起こすことが多い悪性腫瘍を3つ挙げよ

    リンパ腫, 肛門嚢腺癌, 多発性骨髄腫

  • 56

    猫で高カルシウム血症を引き起こすことが多い悪性腫瘍を2つ挙げよ

    頭部の扁平上皮癌, リンパ腫

  • 57

    低血糖を引き起こすことがある腫瘍でインスリン非分泌腫瘍を5つ挙げよ

    肝細胞癌, リンパ腫, 血管肉腫, 平滑筋肉腫, 口腔メラノーマ

  • 58

    P糖タンパク依存排泄物を10個挙げよ

    ドキソルビシン, ビンクリスチン, ミトキサントロン, アクチノマイシンD, タキソール, エトポシド, ダウノルビシン, ビンブラスチン, マイトマイシンC, プレドニゾロン

  • 59

    がん遺伝子活性メカニズムとして考えられているものを4つ答えよ

    染色体転座, 遺伝子増幅, 点変異, ウイルス挿入

  • 60

    がん原遺伝子として知られているものを5つあげよ

    成長因子, 成長因子受容体, プロテインキナーゼ, Gタンパクシグナルトランスデューサー, 核タンパク

  • 61

    前縦隔リンパ腫では、〇〇という細胞側がん遺伝子の下流にFeLVプロウイルスDNAが挿入され、FeLV遺伝子の両端にあるLTRが〇〇を持続的に活性化する。

    c-myc

  • 62

    レントゲン画像は、各組織の主要構成原子番号、密度、厚みによってX線吸収率が異なることで画像上のデンシティー(黒化度)が変化することを利用している。生体では、X線吸収率が高いものから順に4つに分類される

    骨・歯デンシティー, 軟部組織デンシティー, 脂肪デンシティー, ガスデンシティー

  • 63

    管電流は黒化度のみに影響し、管電流が増すと、黒化度は〇〇する

    増加

  • 64

    管電圧は黒化度とコントラストに影響し、管電圧が増すと、黒化度は〇〇し、コントラストは□□する

    増加, 低下

  • 65

    超音波検査におけるアーチファクトで、胆嚢や膀胱でみられる線状、層状、帯状のアーチファクトのことを何というか

    多重反射

  • 66

    超音波検査におけるアーチファクトで、横隔膜周囲でみられる対照的な虚像のことを何というか

    鏡面現象

  • 67

    超音波検査におけるアーチファクトで、結石など反射の強い構造物の後方に生じる無エコー帯を何というか

    音響陰影

  • 68

    超音波検査におけるアーチファクトで、胆嚢や嚢胞など、減衰の少ない構造物の後方に生じる高エコー帯を何というか

    音響増強

  • 69

    MRI画像において、T1強調画像は縦緩和時間(T1緩和)の早い物質①②が高信号となる。③④は灰色、⑤⑥は黒くなる

    脂肪, タンパク質, 脳実質, 筋肉, 脳脊髄液, 骨

  • 70

    MRI画像において、T2強調画像は横緩和時間(T2緩和)が遅いものほど、①信号となる。②③は白く、④が明灰色、⑤が暗灰色、⑥は黒くなる

    高, 脳脊髄液, 脂肪, 灰白質, 白質, 骨

  • 71

    放射性同位元素から放出される放射線の単位を何というか

    Bq(ベクレル)

  • 72

    放射線の照射線量は吸収線量の単位は〇〇が用いられる

    Gy(グレイ)

  • 73

    生物学的影響を考慮した被曝線量(等価線量、実効線量)の単位に用いられるのは

    Sv(シーベルト)

  • 74

    放射線の種類によって生物に与える影響度を表す指標

    生物学的効果比

  • 75

    溶液あるいは懸濁液を照射した場合、濃度が低いとき、希釈した時の方が溶質分子の変化の割合が大きくなること

    希釈効果

  • 76

    細胞内の酸素分圧が低下すると放射線抵抗性が増加すること

    酸素効果

  • 77

    -SH基や-S-S結合はフリーラジカルを奪い取る作用がある

    保護効果

  • 78

    温度の低下とともに放射線の生物学的効果が減少する

    温度効果

  • 79

    同じ線量の放射線を受けても、長い時間をかけて放射線を受けた場合ほど生物効果が小さくなる

    線量率効果

  • 80

    MRI画像のFLAIR画像はT2強調画像の〇〇などが低信号になるので、□□周囲の病変検出がしやすくなる

    脳脊髄液, 脳室

  • 81

    レントゲンにおいて、肺の間質パターンは肺実質の①②③④の存在を示唆する所見である。さらに間質パターンは⑤と⑥に分けられる

    うっ血, 浮腫, 炎症, 腫瘍, 無構造性間質パターン, 結節性間質パターン

  • 82

    肺のレントゲンにおいて、肺胞パターンは肺胞内の出血、浮腫、炎症の存在を示唆する所見である。肺胞パターンは含気の程度によりさらに2つに分けられる。

    エアーアルべオログラム, エアーブロンコグラム

  • 83

    ブトルファールは非麻薬系オピオイドに分類され、〇〇作動、□□拮抗作用があるので、併用する薬剤に注意が必要である

    κ受容体, μ受容体

  • 84

    ケタミンは脊髄の痛み伝達経路である〇〇の拮抗薬で、中枢感作の抑制に非常に有効である

    NMDA受容体

  • 85

    全身麻酔において、動物の身体的および精神的苦痛を取り除くため①②③④の4要素を満たすことが重要である

    鎮痛, 意識消失, 筋弛緩, 有害反射防止

  • 86

    犬の体表リンパ節を6個あげよ

    耳下腺リンパ節, 下顎リンパ節, 浅頸リンパ節, 副腋窩リンパ節, 浅鼠径リンパ節, 膝窩リンパ節

  • 87

    輪状皮弁に用いられる血管を8つあげよ

    後耳介動脈, 肩甲頸動脈, 浅上腕動脈, 浅後腹壁動脈, 深腸骨回旋動脈, 浅外側尾動脈, 内側膝動脈, 胸背動脈

  • 88

    ワクチン関連肉腫では、水平マージンを〇〇cm、深部マージンを□□切除が推奨される

    5cm, 筋膜2枚

  • 89

    放射線治療において、分割照射の理論(4R因子)を答えよ

    回復, 再同調, 再酸素化, 再増殖

  • 90

    根治的放射線治療のプロトコルとして、①(何Gyを何回)もしくは②が一般的である

    3Gyを17〜19回, 4Gyを12回

  • 91

    緩和的放射線治療では、〇〇Gyを週1回照射する、いわゆる低分割照射法が一般的である

    6〜8

  • 92

    比較的短期間に大量の放射線を全身または身体の広い範囲に受けた場合に、被曝後遅くとも2〜3ヶ月以内に現れる障害のことを何というか

    急性障害

  • 93

    放射線に被曝し急性障害から回復した後、あるいは比較的低線量の1回または分割、遷延照射を受けた後数ヶ月〜数年後という長期間の潜伏期を経て発現する障害を何というか

    晩発障害

  • 94

    組織による放射線感受性はベルゴニー・トリボンドーの法則の以下の3つで説明される

    細胞分裂頻度が高いほど高い, 組織の再生能力が大きいほど高い, 形態的、機能的に未分化なほど高い

  • 95

    腫瘍は初期の発生段階では、比較的緩徐な増殖を示しその後指数関数的に爆発的に増大する。やがて大きくなりすぎた腫瘍塊は、再び緩徐な増大傾向となり、さまざまな臨床症状を呈し、動物を死に至らしめる。図のような曲線を何というか。

    Gompertzianの成長曲線