デュアルピニオン式はステアリング操作を伝えるシャフトと、モーターのアシスト力を伝えるシャフトの二本のラックシャフトで構成している。

EPSコントロールユニットに駆動されるアクチュエーターは、トルクセンサーが含まれる。

トルクセンサは路面反力によるトルク変化を検出してEPSコントロールユニットにおくっている。

舵角センサーはステアリングホイールの転舵に同期して転舵角を検出している。

EPS警告灯はシステムが異常なときはPowerモードスイッチONで点灯し、エンジンが始動すると消灯する。

ベース電流とはモータを駆動するための基本電流値である。操舵トルクと車速から算出している。

イナーシャ補正とは操舵トルクと車速のみでおこない、慣性による影響を低減している。

ダンピング補正とは小刻みな振動を低減している。

アンローダー制御とは据え切り状態を保持した時にモーター電流を低下させシステムを保護している。

モーター出力制御は大きなステアリング操舵力を繰り返した時にモーター電流を低下させアシスト力を低下させ、システム保護をおこなう。 アシスト力が戻るまで約10分必要である。

VSAシステムはPGMF-FI ECUとTCMとで通信をして、エンジン、トランスミッション協調制御を行っている。

TCS制御は滑りやすい路面で発進や加速をする時に過度な駆動力で駆動輪が空転するのを抑える制御である。

アジャイルハンドリングアシスト制御が作動したコーナリング中はVSA作動灯が点滅する。

VSAシステムが正常であっても12Vバッテリの電圧が低下すると異常と判断され、警告灯及び警告表示が示される。

システムに異常が発生すると、ABS警告灯、VSA警告灯、ブレーキ警告灯（赤）を点灯させる。

VSAシステムは車両が走る、曲がる、止まるなどの車両の限界付近にある時に、車両の動きが不安定にならないようにする車両安定制御装置である。

ホイールセンサーはパルスジェネレータを使用した周波数信号センサである。

VSAコントロールユニットはEPB装備車のEPBコントロールユニットを内蔵している。

VSA OFFスイッチはスイッチを押すとVSAのすべての制御が停止する。

VSAシステム表示灯はVSA制御及びTCS制御が作動した時に黄色で点滅しシステムが作動していることを知らせる。

電動サーボブレーキシステムはhybrid車に採用され、油圧ブレーキ量を最大限に高めるシステムである。

タンデムモータシリンダはVSAモジュレータコントロールユニットが決定した油圧ブレーキ量を発生させる装置である。

ヒルスタートアシスト制御は坂道発進時に車両の下りを防止するための制御である。

ブレーキアシスト制御は緊急ブレーカ時に運転者の操作量以上のブレーキ圧を発生させて制動距離を短縮させる。

オートマチックブレーキホールドは車両停止時にブレーキペダルから足を離した時に自動でパーキングブレーキを掛けて停止状態を維持する機能。

ブレーキライトリレーは電動サーボブレーキコントロールユニットがブレーキライトリレーを駆動してブレーキライトを点灯させる。

EPBのシステム構成は、電子制御パーキングブレーキアクチュエータ、電子制御パーキングブレーキスイッチ、VSAモジュレータコントロールユニット、コンビネーションメータとなっている。

EPB作動警告灯は赤色警告灯でパーキングブレーキ作動時に点灯して作動表示をおこなう。

アクセル連動解除機能は電子制御パーキングブレーキスイッチに故障が発生すると機能しない。

VSAモジュレータコントロールユニットはPowerモードOFFにしたあとも一定の時間、他ユニット通信を行っている。

パーキングブレーキのかけ忘れを防ぐためPowerモードOFFモードにすると自動的にパーキングブレーキの作動が標準設定となっている。

メンテナンスモード機能は定期点検や車検時にパーキングブレーキを解除した状態を保持する機能である。

4WDシステムにはパートタイム4WD方式、リアルタイム4WD方式、フルタイム4WD方式ぐある。

ビスカスカップリングはオイルポンプのせん断抵抗を利用してトルクを伝える。

ビスカスカップリング式4WDは通常走行では前後輪の回転差が発生しないため、駆動輪による走行状態である。

ビスカスカップリングはケースプレートとハブプレートの圧着によりトルク伝達を機械的に行っている。

タイトコーナーブレーキング現象とは前後輪の回転差が生じたときに、路面抵抗によりスムーズに曲がれずブレーキを掛けたような状態になることをいう。

バンプ現象とは内部のシリコンオイルが温度上昇に伴い膨張し前輪に過大なトルクがかかる。

4WD車でスピードメータテスターを使用する場合は、フリーローラか四輪スピードメータテスターを使う。

フリーローラーはスピードメーターテスタローラと直角な状態に配置する。

前輪駆動車のビスカスカップリングの点検はパーキングブレーキを掛けずにプロペラシャフト10回転あたりの時間を測定する。

後輪駆動車のビスカスカップリングの点検は前輪の片側をジャッキアップし、サイドシル補強部にリジットラックをかけて前輪を浮いた状態で行う。

けん引は前輪または後輪を台車に乗せた状態でおこなう。

AWDシステムの構成はAWDリヤディファレンシャルとPGM-FI ECUとなっている。

AWDコントロールユニットはオイルポンプの駆動を行うモータや作動油圧を調圧するソレノイドバルブを制御している。

AWDシステムの異常時はAWD警告灯の点滅または点灯、インフォメーションにより知らせる

AWDで一定走行中ではコントロールユニットの制御により2WDモードとしている

車両が乾いた水平な路面からの発進時は前輪駆動状態で発進する。

AWDシステムの機能点検を行う際はHDSで油温値が規定温度以上であると確認する。

クラッチの点検ではHDSでソレノイドバルブの点検の7段を実行してタイヤが手で回ればクラッチは正常である。

AWDリアデファレンシャルの指定オイルはウルトラDPSF Ⅱである。

ABS制御は、ブレーキ時に発生する、乗車人数や積載状態による制動距離や姿勢の変化を防止するため、前後ブレーキ力略の配分を制御する。

VSAのアンダステア抑制制御は、外側前後輪へ最適に配分しブレーキ加圧信号を出力し、アンダステアを抑制するモーメントを発生させて車両を安定化させる。

VSAシステム表示灯は、VSA制御およびTCS制御が作動した時に、黄色で点滅しシステムが作動していることを知らせる。

EPB装備車のVSAモジュレーターコントロールユニットは、EPBコントロールユニットを内蔵している。

VSA(横滑り）制御は、車両の横方向挙動に異常な挙動を検知すると、4輪の自動ブレーキ加圧および駆動トルク制御により、正常な挙動に異常に復帰させる。

電動ブレーキサーボシステムは、運転席ドアを開ける、またはPOWERスイッチをONモードにすると、システムが起動する。

電動サーボブレーキシステムはガソリン車に採用されており、油圧ブレーキ量を最大限に高めるシステムである。

ペダルシュミレータは、運転者のブレーキペダル踏力に応じた、擬似的な反力を発生させる。

電動サーボブレーキシステムによる、オートマチックブレーキホールドは、VSAモジュレータを使用してブレーキを保持する。

電動サーボブレーキコントロールユニットは、タンデムモータシリンダと一体となっている。

電動制御パーキングブレーキアクチュエータは、リヤブレーキキャリパに装着されており、アクチュエータには、DCモータと減速機構が内蔵されている。

電動パーキングブレーキは、車両の発進と連動して、パーキングブレーキを自動的に解除する機構も備わっている。

電子制御パーキングブレーキアクチュエータは、定期点検時に、HDSでパーキングブレーキ調整を行う必要がある。

ビスカスカップリングは、オイルポンプのせん断抵抗を利用してトルクを伝達している。

タイトコーナブレーキとは、低速のコーナで4WD状態であると、前輪と後輪に回転差が生じたとき、路面抵抗を受けてブレーキが掛かったような状態になる。

前輪駆動車のビスカスカップリングの点検は、パーキングブレーキを掛けずにプロペラシャフト10回転あたりの時間を測定する。

リアルタイムAWDのリヤデファレンシャルは、湿式多板クラッチ、油圧回路、デファレンシャルの構成である。

リアルタイムAWDの油圧回路は、基本的な作動として、「加圧モード」「保持モード」「減圧モード」の3つのモードの組み合わせで制御する。

電動パワーステアリングは、（1）のように、（2）を常時駆動する必要がないので、（3）の負荷損失が少なく、燃費の向上に寄与できる。

コラムアシスト式は、（1）取り付け位置をコラムシャフト部としたもので、モータの駆動力を（2）を介して（3）に伝達している。

トルクセンサは、（1）によるトルク変化を検出している。作動は、コイルと（2）によって発生する（3）を用いて、ステアリングホイールを操舵するトルクと路面反力を検出している。

電子制御パーキングブレーキアクチュエータは、モータが作動すると、モータの回転力は（1）で減速され、スピンドルを回転させる。 スピンドルの回転力は、アジャスタナットに伝わり、アジャスタナットが押し出されることで（2）を動かし、ブレーキパッド（3）が発生する。

（1）システムとは、2WDと4WDの切り替えを、手動のレバーやボタンを操作して行うタイプである。

（1）システムは、路面変化によるスリップを検知して、2WDと4WDの切り替えを、自動でおこなうタイプである。

現在Hondaの4WDシステムは、（1）システムを主に採用しているが、軽自動車には、（2）を採用し、小型車以上には、（3）を採用している。