古文1
  • 北升あんり

  • 問題数 100 • 4/20/2024

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    問題一覧

  • 1

    秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 訳:秋がやってきたと、目にははっきり見えないけれど、風の音に自然と( )ことだ。

    気づいた

  • 2

    物にはるる心地して、おどろき給へれば、灯も消えにけり 訳:物に襲われるような気持ちがして、( )なさると、灯も消えてしまった。

    目を覚まし

  • 3

    とかくしつつののしるうちに、夜更けぬ。 訳:あれこれしながら( )うちに、夜が更けた。

    大騒ぎする

  • 4

    この世にののしり給ふ光原氏、かかるついでに身たてまつり給ふ。 訳:世間で( )ていらっしゃる光原氏を、このような機会に身申し上げなさったらどうか。

    評判になっ

  • 5

    常に「天照大神を念じ申せ」といふ人ありけり。 訳:常に「天照大神をお( )申し上げよ。」という人がいる。

    祈り

  • 6

    いみじく心憂けれど、念じてものも言はず 訳:酷く辛いが( )てものも言わない。

    我慢し

  • 7

    いと悲しくおぼえけり。 訳:たいそう悲しく( )た。

    思われ

  • 8

    尼君の見上げたるに、少しおぼえたるところあれば、子なめりと見給ふ 訳:尼君が見上げている顔立ちに、少し( )ているところがあるので、子供であるようだとご覧になる。

  • 9

    これに、ただおぼえむ古き言一つづつ書け。 訳:これに、今すぐ( )ような古歌を一首ずつ書け。

    思い出される

  • 10

    などさしども心にしみてあはれとおぼえ給ひけむ。 訳:どうしてあんなにも心に沁みてしみじみといとしいと( )なさったのだろう

    思われ

  • 11

    しのぶれど色に出でにけり我が恋はものや思ふと人の問ふまで。 訳:( )のだが顔色に現れてしまった、私の恋は。物思いをしているのかと人が尋ねるほどに。

    我慢する

  • 12

    宮、例の、しのびておはしまいたり。 訳:宮は、いつものように、( )ていらっしゃった。

    人目を避け

  • 13

    暮れはつるまで、ながめ暮らしつ。 訳:日がすっかり暮れてしまうまで、( )で過ごした。

    物思いに沈ん

  • 14

    明くるより暮るるまで、東の山ぎはをながめて過ぐす。 訳:夜が明けてから暮れるまで、東の山ぎわを( )てすごす。

    ぼんやり見

  • 15

    海の中にはつかに山見ゆ。 海の中にわずかに山が( )。

    見える

  • 16

    雲居よりもはるかに見ゆる人ありけり。 訳:雲よりもはるかに( )女性がいた。

    思われる

  • 17

    時々も見え給へ。 訳:時々は( )てください。

    姿を見せ

  • 18

    つかふ人にも見えで、いと長かりける髪をかい切りて、手づから尼になりけり。 訳:召し使う人にも( )ないで、たいそう長かった髪をぷっつり切って、自分の手で尼になってしまった。

    見られ

  • 19

    かかる異様の者、人に見ゆべきにあらず。 訳:このような変わり者は、人と( )べきではない。

    結婚する

  • 20

    男、大和にある女を見て、よばひてあひにけり。 訳:ある男が、大和の国に住む女を見て、求婚して( )た。

    結婚し

  • 21

    立ちて見、ゐて見、見れど、去年に似るべくもあらず。 訳:立って見、( )て見、見るけれども、去年と似ているはずもない。

    座っ

  • 22

    鳥獣もなき所にて一人食ひゐたり。 訳:鳥や獣もいない所で一人食っ( )た。

    てい

  • 23

    菰積みたる舟のありくこそ、いみじうをかしかりしか。 訳:まこもを積んだ舟が( )のだが、たいそう趣深かった。

    動き回る

  • 24

    ひたすらに家ごとに乞ひありく。 訳:ひたすらに家ごとに物乞いして( )。

    まわる

  • 25

    わびしと思ひありき給ふ。 訳:困ったと思い( )ていらっしゃる。

    続け

  • 26

    この法師ばら、美麗なる物具飽くまで取りて、帰りけり。 訳:この法師どもは、きれいな道具を( )まで取って、帰った。

    満足する

  • 27

    飽かず惜しと思はば、千年を過ぐすとも一夜の夢の心地こそせめ。 訳:( )命がほしいと思うなら、1000年を過ごしても一夜の夢のような短い気持ちがするだろう。

    満ち足りず

  • 28

    三寸ばかりなる人、いとうつくしえてゐたり。 訳:三寸(一約九センチメートル)ほどの人が、たいそう( )様子で座っている。

    かわいらしい

  • 29

    かの本の道の質の作れる、うつくしき器物も、古代のをこそをかしと見ゆれ。 訳:あの木工の名人の作った、( )器物も、昔風の形が趣深いと思われる。

    立派な

  • 30

    かなしからん親のため、妻子のためには、恥をも忘れ、盗みもしつべきことなり。 訳:( )ような親のため、妻子のためには、恥も忘れ、盗みもしかねない物である。

    いとしい

  • 31

    いみじくうれしきにも涙落ちぬ。 訳:( )うれしいにつけても涙が落ちた。

    とても

  • 32

    し得たりし心地は、いみじかりしものかな。 訳:うまくし遂げた気持ちは、( )たものだよ。

    とても素晴らしかっ

  • 33

    死にけりと聞きて、いといみじかりけり。 訳:死んだと聞いて本当に( )た。

    とても悲しかっ

  • 34

    雨など降るもをかし。 訳:雨などが降るのも( )。

    趣がある

  • 35

    たまさかに立ち出づるだに、かく思ひのほかなることを見るよと、をかしうもうす。 訳:たまに出かけてさえ、このように意外なことを目にするよと、( )お思いになる。

    おもしろく

  • 36

    をかしき額つきの透影あまた見えてのぞく。 訳:( )額の格好の人影が何人も見えてのぞいている。

    美しい

  • 37

    そのほかをかしきことども多かりけれども、恐れてこれを申さず。 訳:そのほか( )ことが多かったが、恐れてそれを申し上げない。

    滑稽な

  • 38

    風も吹かず、よき日出で来て、漕ぎ行く。 訳:風も吹かず、( )日和になってきて、漕ぎ進む。

    よい

  • 39

    よき人はあやしきことを語らず。 訳:( )人は不思議なことは語らない。

    身分が高く、教養のある

  • 40

    盗人あやしと思ひて、連子よりのぞきければ、若き女の死にて臥したるあり。 訳:盗人は( )と思って、連子窓から覗くと、若い女で死んで横たわっている人がいる。

    不思議だ

  • 41

    遺戸わ荒くたてあくるも、いとあやし。 訳:引き戸を荒々しくあけたてするも、とても( )。

    けしからん

  • 42

    あやしき下人なれども、成人の戒めにかなへり。 訳:( )下人の者であるが、その言葉は成人の教訓に一致している。

    身分が低い

  • 43

    水無月のころ、あやしき家に夕顔の白く見えて、蚊遺火ふすぶるものもあはれなり。 訳:六月の頃、( )家に夕顔の花が白く見えて、蚊遺火がくすぶっているのも趣深い。

    粗末な

  • 44

    今日よりはおとなしくなり給へや。 訳:今日からは( )なられたか。

    大人らしく

  • 45

    心ばせある少将の尼、左衛門とてあるおとなしき人、童ばかりぞとどめたりける。 訳:気が利く少将の尼と左衛門といって仕えている( )女房と、童使いだけを残しておいた。

    年配の

  • 46

    さるべくおとなしき人々、何がしかがしといふいみじき源氏の武者たちこそ、御送りに添へられたりけれ。 訳:しかるべく( )人々で、何のだれそれというすぐれた源氏の武者たちを、お見送りのために添えられた。

    思慮分別のある

  • 47

    月かげゆかしくは、南面に池を掘れ。さてぞ見る。 訳:月明かりが( )ならば、屋敷の南正面に池を掘れ。そうして見るのだ。

    見たい

  • 48

    ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。 訳:( )たけれど、神社へ参拝するのが本来の目的なのだと思って、山の上までは見なかった。

    行ってみたかっ

  • 49

    おぼつかなきもの。12年の山籠りの法師の女親。 訳:( )もの。12年間山籠りしている僧の母親。

    気がかりな

  • 50

    いかでもの越しに対面して、おぼつかなく思ひつめたること、少しはるかさむ。 訳:何とかして物隔てにでもお目にかかり、( )思い重ねた心の中を、少し晴れやかにしたい。

    待ち遠しく

  • 51

    ありがたきもの。虜にほめらるる婿。また、姑に思わるる嫁の君。 訳:( )もの。虜に褒められる婿。また、姑に愛されるお嫁さん。

    めったにない

  • 52

    「物は、破れたる所ばかりを修理して用ゐる事ぞと、若き人に見習はせて、心づけんためなり」と申されける、いとありがたかりけり。 訳:「物は、壊れたところだけを修理して使用するものだと、若い人に見習わせて、気づかせようとするためだ」と言われたのは、まことに( )あった。

    滅多にないほど立派で

  • 53

    秋の月は、限りなくめでたきものなり。 訳:秋の月は、この上なく( )ものである。

    素晴らしい

  • 54

    大社を移して、めでたく造れり。 訳:出雲大社の神の分霊を移して、 ( )造営してある。

    立派に

  • 55

    見すべきことありて、呼びにやりたる人の来ぬ、いとくちをし。 訳:見せようというものがあって、呼びにやった人が来ないのは、とても( )。

    残念だ

  • 56

    世を捨てて山に入る入山にてもなほ憂き時はいづちゆくらむ。 訳:俗世間を捨てて山に入る人は、山においてもやはり( )時はどこへ行くのだろう。

    つらい

  • 57

    すべてかれにわびしきめな見せそ。 訳:万事この女に( )目を見させないでくれ。

    つらい

  • 58

    前栽の草木まで、心のままならず作りなせるは、見るも苦しく、いとわびし。 訳:庭の植え込みの草や木までも、その自然の趣のみの姿でなく意図的に作り上げているのは、見た目にも不愉快で、たいへん( )。

    興ざめだ

  • 59

    梁塵秘抄の喩曲の言葉こそ、また、あはれなることは多めかれ。 訳:梁塵秘抄の謡い物の歌詞は、また、( )ことが多いようだ。

    しみじみと心打たれる

  • 60

    滝の音水の声、あはれに聞こゆる所なり。 訳:滝の音や川の音が、( )聞こえる所だ。

    趣深く

  • 61

    あはれなる人を見つるかな。 訳:( )人を見たものだ。

    かわいらしい

  • 62

    わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。 訳:たった二本の矢である、師匠の前で一本を( )しようと思うだろうか。

    おろそかに

  • 63

    口惜しといふもおろかなり。 訳:残念だという( )。

    言葉では言い尽くせない

  • 64

    おそろしなんどもおろかなり。 訳:恐ろしいなどという( )。

    言葉では言い尽くせない

  • 65

    狩はねんごろにもせで、酒をのま飲みつつ、やまと歌にかかれりけり。 訳:鷹狩りは( )もしないで、酒ばかり飲んでは、和歌を読むのに熱中していた。

    熱心に

  • 66

    それ、人の友とあるものは、富めるをたふとみ、ねんごろなるを先とす。 訳:そもそも、世間の友人という物は、金のあるものを尊び、( )者を第一にする。

    親しい

  • 67

    明けぐれの空に、雪の光見へておぼつかなし。 訳:夜明けの薄暗い空に、雪あかりが見えて、( )。

    ぼんやりしている

  • 68

    つれづれなる時は、これを友として遊行す。 訳:( )時は、これを友としてぶらぶら歩く。

    することもなく退屈な

  • 69

    つれづれに思ひつづるも、うち返しいとあぢきなし。 訳:( )思い続けているのだが、考えれば考えるほどまったく情けない。

    しんみりともの寂しく

  • 70

    少しの地をも、いたづらにおかんことは、益なきことなり。食ふもの・薬種などを植ゑおくべし。 訳:少しの土地も、( )おくようなことは、無益なことだ。食べ物や薬になる草木を植えておくべきだ。

    むだに

  • 71

    船も出ださでいたづらなければ、ある人の詠める。 訳:船も出さず( )ので、ある人が詠んだ。

    手持ち無沙汰で暇な

  • 72

    年ごろ思ひつること、果たし待りぬ。 訳:( )思ってきたことを、果たしました。

    長年

  • 73

    文太といひて、年ごろの者ありけり。 訳:文太といって、( )召し使われている者がいる。

    長年

  • 74

    その人、かたちよりは心なむまさりたりける。 訳:その人は、( )よりは心が優れていた。

    容貌

  • 75

    御灯明の影ほのかに透きて見ゆ。 訳:お灯明の( )がほのかに透けて見える。

  • 76

    鏡には色、かたちなきゆゑに、よろづの影来たりて映る。 訳:鏡には色も形もないので、さまざまな( )が来て映る

    姿

  • 77

    ついに本意のごとくあひにけり。 訳:しまいに( )どおり結婚した。

    かねてからの願い

  • 78

    暮るるまで御物語したまひて、大宮も渡りたまひぬ。 訳:暮れるまでお( )をなさって、大宮もお帰りになった。

  • 79

    この源氏の物語、一の巻よりしてみな見せ給へ。 訳:この源氏の( )を、一の巻から全部お見せください。

    物語

  • 80

    その人の御もとにて、文書きてつく。 訳:あの人のお所へと思って、( )を書いてことづける。

    手紙

  • 81

    大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天橋立 訳:大江山を超え、生野へと行く道は遠いので、まだ踏んでみることもしてみません、天橋立は。また( )も見てません。

    手紙

  • 82

    世の中に長恨歌といふ文を、物語にかきてある所あんなり。 訳:この世に、「長恨歌」という( )を、物語に書き直して持っている人がいるそうだ。

    漢詩

  • 83

    ほど経にければ便なし。 訳:( )がたってしまったので具合が悪い。

  • 84

    足もとへふと寄り来て、やがてかきつくままに、首のほどを食はんとす。 訳:足もとへさっと寄って、すぐに飛びつくと同時に、首の( )に食いつこうとする。

    あたり

  • 85

    同じほど、それより下の更衣たちは、ましてやすからず。 訳:同じ( )、それより低い地位の更衣たちは、なおさら気持ちがおだやかでない。

    身分

  • 86

    出で給ふほどを、人々のぞきて見たてまつる。 訳:光原氏がご出発なさる( )を、女房達はのぞいてお見送りする。

    様子

  • 87

    よろづのことよりも情けあるこそ、男はさらなり、女もめでたくおぼゆれ。 訳:何事よりも( )があるのが、男はもちろん、女でも素晴らしく思われる。

    思いやり

  • 88

    男女の情けも、人へに逢ひ見るをばいふものかは。 訳:男女の( )も、ひたすら逢って契りを結ぶことだけをいうのだろうか。

    恋愛

  • 89

    なさけある人にて、瓶に花をさせり。 訳:( )のある人で、瓶に花を挿してある。

    情趣を解する心

  • 90

    日頃のちぎりを変せず、一所にて死にけるこそ無惨なれ。 訳:堂々の( )をたがえず、同じところで死んでしまったのは痛ましい。

    約束

  • 91

    前の世にも御契りや深りけむ、世になく清らなる玉の男皇子さへ生まれ給ひぬ。 訳:前世でもご( )が深かったのだろうか、世にまたとなく美しい玉のような皇子までがお生まれになった。

    宿縁

  • 92

    月に二度ばかりの御契りなめり。 訳:月に二度ほどの( )であるようだ。

    逢瀬

  • 93

    今日、風、雲の気色はなはだ悪し。 訳:今日は、風や雲の( )がひどく悪い。

    様子

  • 94

    せちにもの思へる気色なり。 訳:ひどく物思いにふけっている( )である。

    様子

  • 95

    かぢとり、気色悪しからず。 訳:船頭は、( )が悪くない。

    機嫌

  • 96

    いかなるたよりして、気色見せむ。 訳:どのような方法で( )を知らせようか。

    思い

  • 97

    月明ければ、いとよくありさま見ゆ。 訳:月が明るいので、( )はっきりとありさまが見える。

    とても

  • 98

    つた、くず、朝顔、いづれもいと高からず、ささやかなる垣根に、繁からぬ。よし。 訳:蔦、葛、朝顔は、どれも( )高くなく、小さな垣根に密着していないのが、よい。

    たいして

  • 99

    大門の方に、馬のいななく声して、人のあまたあるけはひしたり。 訳:大門の方に、馬のいななく声がして、人が( )やってくる様子がした。

    たくさん

  • 100

    げにただ人にはあらざりけり。 訳:( )普通の人ではなかったのだ。

    なるほど