問題一覧
1
抑うつ(気分の落ち込み)、非哀感、意欲低下、不安、焦燥感、思考停止など
うつ病の特徴的な精神症状を書きなさい。
2
睡眠障害、食欲不振、体重減少、便秘、下痢、性欲減退、全身倦怠感
うつ病の特徴的な身体症状を書きなさい。
3
女性の方が男性よりも 2 倍多い
うつ病の性差について書きなさい
4
2週間
抑うつ症状がどのくらいの期間持続すると「うつ病」と診断されるか。その期間を書きなさい。
5
心気妄想、貧困妄想、罪業妄想
うつ病患者に特徴的とされる微小妄想を3つ書きなさい。
6
うつ病、双極性障害のうつ状態
心気妄想、罪業妄想、貧困妄想を特徴とする精神疾患はどれか
7
モノアミン不足(特にセロトニン不足、ノルアドレナリン不足)、HPA 仮説
うつ病を引き起こす生物学的要因を2つ書きなさい。
8
ストレスにより視床下部からコルチコトロピン放出ホルモン(CRH or CRF)が分泌され、それにより下垂体で副腎 皮質刺激ホルモン(ACTH)が分泌される。ACTH は副腎でコルチゾールを分泌し、脳に到達して視床下部の活性化を抑 制してストレスに適応する。しかし、ストレスを受け続けると CRH の分泌促進が持続的に生じるため、視床下部の抑 制が働きにくくなり、コルチゾールが持続的に増加することでコルチゾールによる神経障害(海馬の神経新生や成長 因子の分泌抑制などが生じる)によりうつ病を発症する。
うつ病を引き起こす HPA 仮説を説明しなさい。
9
レセルピン、インターフェロン、メチルドパやステロイドホルモンなど。
薬剤性うつ病を引き起こす薬物を書きなさい。
10
イミプラミン、アミトリプチリン、ノルトリプチリン、クロミプラミン、アモキサピン
三環系抗うつ薬を書きなさい。
11
ノルアドレナリン・セロトニン再取り込み阻害作用
イミプラミンの抗うつ機序を書きなさい。
12
イミプラミン、アミトリプチリン、クロミプラミンなど
抗コリン作用の強いうつ病治療薬を3つ書きなさい
13
ヒスタミン H1 受容体遮断
イミプラミンの眠気を引き起こす作用機序を書きなさい。
14
抗コリン作用
イミプラミンの口渇を引き起こす作用機序を書きなさい。
15
ノルアドレナリン・セロトニン再取り込み阻害作用
アミトリプチリンの作用機序を書きなさい。
16
マプロチリン、ミアンセリン、セチプチリン
四環系抗うつ薬を書きなさい。
17
マプロチリン
ノルアドレナリン再取り込み阻害作用を有する四環系抗うつ薬を書きなさい
18
ミアンセリン、セチプチリン、ミルタザピン
シナプス前α2 受容体遮断作用を有する四環系抗うつ薬を書きなさい。
19
ノルアドレナリン再取り込み阻害作用
マプロチリンの作用機序を書きなさい
20
ノルアドレナリン神経終末のアドレナリンα2 受容体遮断作用
ミアンセリンの作用機序を書きなさい。
21
セロトニン再取り込み阻害作用 + 5-HT2 受容体拮抗作用
トラゾドンの作用機序を書きなさい
22
フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリン、エスシタロプラム
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を4つ書きなさい。
23
ラメルテオン
フルボキサミンと併用禁忌である催眠薬を1つ書きなさい。
24
SSRI、SNRI、トラゾドンなど
緑内障患者にも投薬可能な抗うつ薬を書きなさい。
25
ミルナシプラン、デュロキセチン、ベンラファキシン
選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)に分類される抗うつ薬を3つ書きなさい。
26
ミルタザピン
セロトニン神経終末にあるアドレナリンα2 受容体(ヘテロ受容体)を阻害する抗うつ薬を書きなさい。
27
ノルアドレナリン神経終末およびセロトニン神経終末にあるアドレナリンα2 受容体を阻害+5-HT2 および 5-HT3 受容体遮断
ミルタザピンの作用機序を書きなさい
28
セロトニン症候群、悪性症候群
抗うつ薬に共通して生じる恐れのある重篤な副作用を2つ書きなさい。
29
セロトニン症候群は 24 時間以内に発症し、悪性症候群は服用開始後 9~11 日に生じる
セロトニン症候群と悪性症候群の違いを書きなさい
30
爽快・楽天的、観念奔逸、意欲亢進
双極性障害の躁状態の精神症状を3つ書きなさい。
31
炭酸リチウム、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール、リスペリドン
双極性障害の中等度の躁状態に用いる治療薬を5つ書きなさい。
32
炭酸リチウム
双極性障害の軽度の躁状態に用いる治療薬を1つ書きなさい。
33
バルプロ酸
双極性障害で易怒性が目立つときの治療薬を1つ書きなさい。
34
炭酸リチウム、ラモトリギン、オランザピン、クエチアピン
双極性障害のうつ状態の時に用いる治療薬を4つ書きなさい。
35
炭酸リチウム
双極性障害の再発防止に適した治療薬を1つ書きなさい。
36
0.6-1.2 mEq/L
炭酸リチウムの有効血中濃度を書きなさい。
37
筋緊張亢進、不随意運動、けいれん発作、構音障害や意識障害など
炭酸リチウムによる中毒症状を書きなさい。
38
心疾患、腎疾患、てんかん患者、妊婦
炭酸リチウムの投与が禁忌である患者または疾患を4つ書きなさい。