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犯罪心理学
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  • 問題数 38 • 7/4/2023

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  • 1

    日本では、犯罪と刑罰は法令によって予め明確に定めておかねばならないとする( )に基づいて、犯罪と刑罰の内容は刑法で定められている。日本の刑法において犯罪は誰の法益に対する犯罪かによって大きく( )つにわけられる。刑罰は、生命刑、( )と財産刑があり、身体刑や名誉刑はない。刑法は社会規範を知らしめ、秩序を維持し、犯罪と刑罰について定められた範囲外の行為の( )を保障する。

    罪刑法定主義, 3, 自由刑, 自由

  • 2

    「逸脱」は、刑法が定める犯罪だけでなく、刑法上、( )が問えない行為や、( )とされる行為も含む。 犯罪における「登場人物」は行為者、被害者、 ( )の3者である。かつては行為者の加害行動と刑罰の関係に着目する刑法学が主流であったが、その後、報道や裁判での影響を鑑みた( )や犯罪の防止や抑止の方策を検討する( )も行われている。

    責任, 反社会的, 社会, 被害者学, 予防学

  • 3

    犯罪動向を知るには警察統計などの( )が役立つ。一方、犯罪白書などの( )は、オリジナルなデータを利用者がどのような意図や関心で扱っているかについても知ることができる。認知件数と検挙件数の違いからもうかがえるように、犯罪に関する諸統計を扱う際、統計上に現れない( )の存在に目を配る必要がある。

    一次資料, 二次資料, 暗数

  • 4

    日本の全犯罪の7-8割は

    窃盗犯

  • 5

    90年代後半〜2000年代前半の犯罪急増の主因は

    非侵入盗

  • 6

    OCED諸国内での日本の体感治安は指数治安の割に

    低い

  • 7

    かつて殺人、騙し、盗みなどの犯罪は力の論理の結果とみなされ、人は応報や復讐によって自力で犯罪を解決しようとしてきた。犯罪は悪魔の仕業だとする考えに基づいて( )などが行われ、多くの悲劇をもたらしたこともあった。その後、国王を頂点とする( )の時代には、犯罪を制度として裁くも、その恣意的な運用が批判される。代表的論者は、経済学者ベッカリーアや、パノプティコンを考案した( )である。彼らの主張は古典派と呼ばれている。 科学的に分析しようとする近代的な研究は、イタリアの精神科医ロンブローゾによる( )説に端を発する実証主義犯罪学の誕生を待たねばならない。

    魔女裁判, アンシャン・レジーム, ベンサム, 生来性犯罪者

  • 8

    ロンブローゾ以後、逸脱研究は、クレッチマーに代表される犯罪の原因を( )的要因に求めるアプローチ、精神測定学派や精神病質学派などの犯罪心理学的アプローチ、さらに深層心理の構造を提唱した( )に代表される精神分析アプローチなど、分野別に発展していく。

    生物学, フロイト

  • 9

    現在、多くの近代国家では、第三者による恣意的な運用をしないため、刑事司法において2つの点の遵守が重視されている。その2つを以下から選びなさい。

    罪刑法定主義, デュー・プロセス・オブ・ロー

  • 10

    授業で観たドラマ「最後の弁護人」のストーリーに関してふさわしい説明を1つ選びなさい。

    有働は、瀬戸の殺害に直接関与した疑いがあるとして義姉の神崎美智子を出廷させた

  • 11

    19世紀後半になると欧州で犯罪や逸脱に対する社会学的アプローチが開始する。このことに関して、ふさわしくない説明を以下から1つ選びなさい。

    デュルケムは、社会の基盤が機械的連帯から有機的連帯に変われば刑罰は復元法から抑止法へ移行するとした。

  • 12

    20世紀に入ると、犯罪社会学は米国で本格的に開花する。中西部の( ※地名)では組織的で大規模な調査が行われる。人間生態学はその成果の一部である。ショーとマッケイは非行率に関して( )を作成し、社会解体論を裏付け、 ( )を導いた。 犯罪の学習過程に注目したサザランドは( )を提唱した。

    シカゴ, 同心円マップ, 文化伝播理論, 分化的接触理論

  • 13

    括弧内に入る人名の正しい組み合わせを下から選びなさい。 1940年代、50年代になると、米国における犯罪研究の中心は、中西部のシカゴ大学から、東部の( A )が活躍したハーバード大学、および( A )の弟子である( B )が活躍したコロンビア大学へ移った。研究対象も、特定地域の総合研究から、地域・階層・逸脱の相互関係を探る大規模な研究へと変わっていった。

    A‐パーソンズ  B-マートン

  • 14

    括弧内に入る語句の正しい組み合わせを下から選びなさい。   社会学者B(前出)は、デュルケムのアノミー論に着想を得て、逸脱原因を「( C )の平等配分、( D )の不平等配分」によるものとした。これにしたがえば、禁酒法時代のアル・カポネはCが+、Dが-の( E )の典型例といえる。

    C-文化的目標 D-制度的手段 E‐革新

  • 15

    下線部の説明の例としてふさわしいものを下から選びなさい。    1960年代前後から70年代にかけて、米国の国内で支配的文化に対する反感や違和感が生ずる。このような時代背景の下、社会学者B(前出)の議論を踏まえた上で、コーエンは非行文化が生まれるメカニズムを明らかにした。

    非行文化は、支配的な文化への敵対感情の共有を基盤とする。

  • 16

    分化的機会構造論についての説明としてふさわしくないものを下から選びなさい。

    サザランドの議論を批判した上で、マートンとコーエンの発想をつなげた統合理論と位置付けられる。

  • 17

    下線部の具体例としてふさわしくないものを下から1つ選びなさい。   異議申立運動が相次いだ1960年代、70年代の米国では、逸脱に対する従来のものの見方について反省を迫る研究が輩出された。

    赤狩り

  • 18

    第1は、「逸脱を取り締まる法は、大多数の合意に基づくものでなく、異なる利害をもつ集団どうしの( )の結果」とみなす研究である。1930年代のセリンに代表される文化葛藤論に対して、この時代では、法と犯罪は権力者がつくるとしたクイニ―、権力者と非権力者との葛藤がやがて被権力者の行為を逸脱とみなすまでにいたる過程を明らかにしたタークなどが多くの成果を残した。 第2は、非行少年は合法的世界と非行の世界を( ) しているので、逸脱をするためには、逸脱に対する心理的抵抗を( )する技術を身につける必要がある、としたサイクスやマッツァの研究である。

    闘争, 漂流, 中和

  • 19

    第3は、<逸脱→取締強化>でなく、<取締強化→逸脱>という側面に着目した( ) である。その着想の元は社会的相互作用論、第二次的逸脱、悪のドラマ化、( ),負け犬のイデオロギーなどの概念である。( ) が『アウトサイダーズ』を刊行し、一躍脚光を浴び、4D政策などに応用された。

    ラベリング論, 予言の自己成就, ベッカー

  • 20

    ハーシの社会的絆論は、まっとうな人が逸脱を走らない理由として「4つの絆」をあげている。4つの絆の例としてふさわしくないものを1つ選びなさい。

    それをどうやってするか知らないから(しない)。

  • 21

    現在、逸脱研究は、ただ思考を重ねるのではなく、科学的な方法を用いることがj広く当たり前とされている。科学的な方法とは、「論理的に期待される結果」(=理論や仮説)と「実際に観察された結果」(=データ)を見比べることである。「論理的に期待される結果」は、生物学、心理学、社会学などによって違いがある。しかし、「観察された結果(つまりデータ)と見比べる」という点は学問を問わず共通する。このように研究とはデータの裏付けをともなうものだとする立場は( )という。  データの蓄積や統計技術の発展が進むにつれて、逸脱研究はより多くの逸脱現象を包括的に扱いうる( )の構築に向かいつつある。そのこと自体は学問の発展的にも実務的にも重要である。だが過度に「データの裏付け」にこだわると、人間の可変的な側面を見逃す、断定的なものの見方になるなどの課題も生じうる。柔軟な視点をもつことが研究する側には求められるのである。

    実証主義, 一般理論

  • 22

    現代の実証主義に基づく代表的な研究の説明として誤っているものを1つ選びなさい

    ハーシらの研究は、当時の革新政権の政策を支えた。

  • 23

    1980年代以降、実証主義の枠だけに収まらない研究や実証主義を批判的にとらえる研究などもでてくる。授業でとりあげた研究の説明として誤っているものを1つ選びなさい。

    新しい研究動向として、環境犯罪学は、犯罪者の個別処遇の改善に資する研究を行った。

  • 24

    犯罪心理学の知識や方法は、捜査から裁判までのあらゆる場面において活用されている。こうした活用は、判決が出た後にもおよぶ。犯罪心理学者専門家として求められる役割には、 ( )を行う「臨床」のほか、「実験」「数理」「助言」がある。 性犯罪者の再犯率は( )%程度とされ、麻薬などの他の依存症と同様の治療が行われています。日本ではまず動機付け面接法に基づいて対象者を3つのグループに分け、各々のグループに対して自己統制、認知の歪み、対人関係、感情統制、共感性と被害者理解という5課程からなるプログラムを受講してもらう。海外の研究によれば、その効果はプログラムを実施しないグループと比べると再犯率が( )とされる。

    査定, 5, 15-30%低下する

  • 25

    刑務所などに犯罪者を収容して行う施設内処遇を( )、保護観察による社会内処遇を( )という。いずれも犯罪者の再犯の防止を念頭に置く犯罪者の処遇である。かつては犯罪者の更生などできないから社会から隔離して画一的、かつ公平に刑罰を与えるべきだとされていた。だが、近年は、複数の研究成果を比較考量するいわゆる ( )などの成果によって “( )works”という考えが支持されるようになる。これにともなって再犯(= )の防止(= )を目的とする処遇がなされるになってきた。その際、重要なのは、( )に基づく研究と取組みである。この点でも犯罪心理学の知識や方法は今後いっそう必要 とされている。

    矯正, 更生保護, メタ分析, something, リラプス, 科学的根拠

  • 26

    佐藤弁護士は、「だまされたこと」についてどう思っているか。適切なものを1つ選びなさい。

    責める気はない。人間は必死に逃れようとすると先輩弁護士に教わってきたから。

  • 27

    佐藤弁護士は、この事件に関して自らの使命を何だと述べていますか。

    全容解明のために皆が協力せねばならない。その一端を担いたい。

  • 28

    佐藤弁護士は、男性(片山氏)について、裁判を通じてどうなればよいと考えているか。

    嘘をつかず、1人で苦しまないようになったらよい。

  • 29

    社会学者宮台真司は、現代社会という長期的視点からこの事件をどうとらえるべきだと考えていますか。

    インターネットの普及が当たり前の社会において人びとの健全性をどう育んでいくかを考える際の参照点とすべきだ。

  • 30

    近代の刑事裁判は、犯罪を行ったとされる者の有罪・無罪を決定し、有罪の場合、どのような( )を科せばよいか検討する場であり、被害者を救済する制度ではなかった。こうしたなか、日本では2000年に犯罪被害者保護(関連)二法が成立した。

    刑罪

  • 31

    日本では2000年に犯罪被害者保護(関連)二法が成立した。法律によって定められた措置としてふさわしくないものを1つ選びなさい。

    被害者の応報感情の充足と厳罰化

  • 32

    被害者学は、大別すると、街頭犯罪被害が主で、自己責任を重視する[ A ]、企業犯罪被害なども扱う[ B ]、公害や労災なども広く扱う[ C ]の3つがある。 問 A、B、Cの正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。

    A-保守派被害者学 B-リベラル被害者学 C-ラディカル被害者学

  • 33

    被害者学の初期は、( )の「犯罪の二重奏」説や( )の「被害者の有責性」説に代表されるように、被害者の特性に着目し、被害者の落ち度を探る研究がなされた。これらは、被害者への偏見を助長するなどとして批判された。 近年の世界的な動きとしては、加害者と被害者が同じテーブルにつき、話し合いを通じて和解する( )という制度も採用されつつある。

    ヘンティッヒ, メンデルソーン, 修復的司法

  • 34

    「被害者なき犯罪」の例として適当でないものを1つ選びなさい。

    殺人

  • 35

    サザランドは、職務上、社会的地位の高い者あるいは尊敬される人物によって行われる犯罪を( )と命名し、犯罪=特定の階級・人種等による犯罪、とする従来の固定的な犯罪観、犯罪者観を覆し、被害の深刻さとその規模、また発覚と対処が困難なことからこの分野を研究することの重要さを訴えた。 エデルハーツは、サザランドの定義を発展させて、対象行為を「犯行が業務の個人的悪用か、業務上のものか」「犯行が業務の遂行の中心的な目的かそうでないか」によって( )つに類型化した。この類型にしたがうと、戦後日本最大の詐欺事件として知られる( )

    ホワイトカラー犯罪, 4, 豊田商事事件

  • 36

    映画「ザ・イースト」は、製薬会社の人体実験、エネルギー業界の環境汚染などへの環境テロ組織への潜入を通じて、主人公ジェーンが企業の本質に気付き、任務か正義かの選択を迫られる。エンディングは、グローバル企業による社会統治、いわゆる( )の危険性に警鐘を鳴らすものとなっている。

    コーポラディズム

  • 37

    ( )は、1980年代後半からの犯罪予防論の台頭を背景に盛んになってきた比較的新しい犯罪学である。犯罪発生の時間と空間を制御することで犯罪を予防することを目指している。建築学、地理学、都市工学などの( )を特徴としている。 この研究が盛んになってきた背景には、刑事司法制度や犯罪原因論に対する( )犯罪は犯罪にともなう得失の比較考量によってなされるとの発想に基づく( )の台頭などがある。

    環境犯罪学, 学際性, 失望, 合理的選択理論

  • 38

    現在の主な基礎理論としては、第一人者クラークらによる( )ウィルソンらによる( )、潜在的な犯罪者・適当な犯罪標的・監視者の不在が犯罪発生の要素とするフェルソンらの ( )などがある。 実践に生かせる具体的な提言がある一方、社会の要塞化を招く、犯罪が別の時間と空間に( ) するだけとの批判や指摘もある。

    状況的犯罪予防論, 割れ窓理論, 日常活動理論, 転移