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脳血管障害
  • みく

  • 問題数 79 • 7/20/2024

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  • 1

    臨床的に症候を呈さない脳血管障害で、画像検査などによって診断される。無症候性脳梗塞、無症候性脳出血および微小出血などの脳実質内病変の他に、無症候性の動脈閉塞、未破裂脳動脈瘤などの脳血管病変がある。これはなにか。

    無症候性脳血管障害

  • 2

    24時間以内に消失する脳局所症候で、虚血が原因で起こる。脳卒中との違いは症候の持続時間だけであり、24時間以内に症候が消失した場合は○○、24時間以上続く場合は脳梗塞と診断される。

    一過性脳虚血発作TIA

  • 3

    脳を灌流する動脈の動脈硬化などによる狭窄が進行すると、最終的に病変部に血栓ができて動脈は閉塞する。その結果、灌流域の血流低下による脳梗塞が起こる。これが○○で、脳血栓症ともいわれる。側副血行が良好であると、血栓により動脈が閉塞しても全く脳梗塞を生じないこともある。

    血栓性脳梗塞(脳血栓症)

  • 4

    遠隔部位から血栓などの血管閉塞物質(栓子)が流れてきて脳動脈を閉塞することにより起こる脳梗塞であるのはなにか。

    塞栓性脳梗塞(脳塞栓症)

  • 5

    塞栓性脳梗塞に含まれる脳塞栓症を3つ応えろ。

    1.心原性脳梗塞症 2.動脈原性脳塞栓症 3.血行力学性脳梗塞

  • 6

    代償的な塞栓源は心臓で心臓内にできた血栓が脳動脈を閉塞することによって起こる脳梗塞は○○といわれる。稀に脂肪や空気、腫瘍、組織など血栓以外の栓子塞栓症を起こすこともある。

    心原性脳塞栓症

  • 7

    動脈内のアテローム硬化部位にできた血栓が末梢に流れて遠位の動脈を閉塞する現象は、血栓塞栓。動脈から動脈への塞栓などと呼ばれ、それによって生じた脳梗塞は○○である。代表的な塞栓源は頸部頸動脈病変で、頸動脈のアテローム硬化巣(プラーク)にできた血栓が末梢の中大脳動脈の本幹または分岐を閉塞することが多い。

    動脈原性脳塞栓症

  • 8

    もともと動脈の高度狭窄や閉塞があり、灌流域の血流が悪くなっているが、側副血行により梗塞を免れているような場合に、血圧低下などの血行力学的な要因が働いて梗塞を生じるものをなんというか。

    血行力学性脳梗塞

  • 9

    脳主幹動脈のアテローム硬化性狭窄閉塞を基盤として起こる脳梗塞で,最終的に病変部に生じる血栓が発症の原因となることが多いので,○○といわれる.

    アテローム血栓性脳梗塞

  • 10

    アテローム血栓性が頭蓋外または脳表を走行する太い動脈の血栓性閉塞が原因となるのに対し,◯◯梗塞は穿通枝といわれる脳内の細い動脈の閉塞が原因である.主体となる血管病変は高血圧性血管病変である血管壊死または細動脈硬化である.○○梗塞の発症機序に血栓がどの程度関与しているのかはアテローム血栓性ほど明確ではない. 「○○」とは小さな空洞という意味であるが,穿通枝の閉塞により生じた梗塞巣(通常は直径15mm以下)は時間が経つと小さな空洞として残るので,○○梗塞といわれる

    ラクナ梗塞

  • 11

    心臓内に生じた血栓が脳に流れて脳動脈を閉塞することによって起こる脳梗塞である.塞栓による脳動脈の閉塞は突然起こることが特徴である.したがって症状は突発することが多く,また側副血行が生じる時間的余裕がないために閉塞部より末梢の灌流域の大部分が梗塞に陥り,大きな梗塞巣ができて重症化しやすい. ○○では10%近い死亡率がある.

    心原性脳塞栓症

  • 12

    脳出血の約8割を占める.長期にわたって高血圧にさらされた血管が変性してもろくなり,破綻することで発症する.責任血管病変は穿通枝の血管壊死であり,ラクナ梗塞の一部と共通の病変である.後発部位は, 穿通枝の分布が密である被殻,視床,橋,小脳である.これはなんという脳出血か。

    高血圧性脳出血

  • 13

    高齢者では,アミロイド血管症が,また若年者では脳血管奇形ともやもや病の頻度が多い.これはなんという脳出血か。

    非高血圧性脳出血

  • 14

    ○○は約80%は脳動脈瘤の破裂が原因で,次いで脳動脈乖離,脳動静脈奇形などが原因として重要である.

    くも膜下出血

  • 15

    錐体路障害であるものを2つ答えよ。

    皮質脊髄路 皮質延髄路

  • 16

    皮質脊髄路 75-90%は対側の○○, 10-25%は同側の○○を 下行する

    外側皮質脊髄路 前皮質脊髄路

  • 17

    主に一次運動野(4野)の顔面領域から,放線冠,内包膝部,中脳の大脳脚(内側)を通り,脳幹部にある脳神経の運動核に投 射し,頭頸部筋(表情筋や咀嚼筋,咽頭筋,舌筋など)の運動に関与するのは?

    皮質延髄路

  • 18

    脊髄の上行性神経路を6つあげろ。

    1.脊髄視床路 2.後索路 3.脊髄小脳路 4.脊髄視蓋路 5.脊髄網様体路 6.脊髄オリーブ路

  • 19

    脊髄の下行性神経路を大きく2つあげろ。

    錐体路または皮質脊髄路 錐体外路

  • 20

    錐体路または皮質脊髄路を2つあげろ。

    外側皮質脊髄路 前皮質脊髄路

  • 21

    錐体外路を4つ上げろ。

    赤核脊髄路 網様体脊髄路 前庭脊髄路 視蓋脊髄路

  • 22

    脳卒中急性期の治療法を4つあげろ。

    薬物療法 血栓回収療法 抗凝固療法 抗血小板療法

  • 23

    主に前頭葉、頭頂葉の内側面に血液を供給しているのは?

    前大脳動脈

  • 24

    主に前頭葉,頭頂葉,側頭葉の外側面に血液供給をしているのは?

    中大脳動脈

  • 25

    主に主に側頭葉の内面・下面と後頭葉に血液を供給しているのは?

    後大脳動脈

  • 26

    ○○動脈の分岐である後下小脳動脈,脳 底動脈の分岐である,前下小脳動脈や上 小脳動脈は,脳幹および小脳に血液を供 給しているのは?

    椎骨動脈

  • 27

    片麻痺の障害部位は?

    ①一側大脳半球、内包後脚、中大脳脚、橋皮質脊髄路など ②錐体交叉後の延髄錐体

  • 28

    片麻痺の障害像は?

    ①病変と反対則の上下肢の麻痺 ②病変と同側の上下肢の麻痺

  • 29

    単麻痺の障害部位は?

    ①一側前大脳動脈領域 ②中心前回皮質限局病変

  • 30

    単麻痺の障害像は?

    ①病変と反体側の下肢の麻痺 ②病変と反体側の上肢(手指)の麻痺

  • 31

    両片麻痺の障害部位は?

    ①片麻痺を生じる病変が両側大脳半球に生じた場合(多くは再発性) ②橋や延髄左右腹側部におよぶ病変

  • 32

    両片麻痺(四肢麻痺)の障害像は?

    ともに両側上下肢に麻痺が生じる。左右の麻痺の程度は異なる場合もある。

  • 33

    大脳半球障害で生じる運動障害は?同側か?反体側か?

    痙性麻痺(片麻痺) 反体側 筋緊張亢進

  • 34

    小脳障害で生じる運動障害は?同側か反体側か?

    運動失調 同側 筋緊張は低下しうる

  • 35

    片麻痺の麻痺側の筋力低下の理由は?

    ①運動単位の動員数の減少 ②運動単位の発火頻度の低下

  • 36

    感覚神経の自由終末にある侵害受容器が、物理的刺激や炎症による化学的刺激などの侵害刺激を受けて発症するもので、神経機能が正常な状態における痛みをなんというか。

    侵害受容性疼痛

  • 37

    侵害受容器の興奮を伴わず、体性感覚神経そのものに対する障害や疾患による痛み。異常の原因として末梢神経の過敏化、中枢神経の過敏化、下行性抑制系の障害がある。この痛みの名前は?

    神経障害性疼痛

  • 38

    かつて疼痛性障害、心因性疼痛と呼ばれていたもの。疼痛が主症状のものに区別されている。非器質性疼痛とも呼ばれる痛みの名前は?

    身体症状症

  • 39

    脳損傷患者が非麻痺則の上肢もしくは下肢で麻痺則へ強く押す現象をなんというか。

    pusher現象

  • 40

    ラクナ梗塞の好発部位を5つ挙げよ。

    橋 内包 視床 基底核 放射冠

  • 41

    脳出血の代表的な部位は?

    被殻出血 視床出血 皮質出血 小脳出血 橋出血

  • 42

    脳梗塞の危険因子は?5つor6つ答えよ。

    ①高血圧 ②脂質異常 ③糖尿病 ④喫煙 ⑤飲酒 ⑥心房細動

  • 43

    脳出血の危険因子を3つ挙げよ。

    ①高血圧 ②喫煙 ③飲酒

  • 44

    くも膜下出血の危険因子を3つ挙げよ。

    ①高血圧 ②喫煙 ③飲酒

  • 45

    上下肢のうち、一肢のみに麻痺が生じる状態である。運動野では各領域の皮質脊髄路が大きな面積を有しているため、皮質梗塞や皮質下の小梗塞では対側の○○を生じることがある。

    単麻痺

  • 46

    中大脳動脈領域の広範囲の障害ではすべての錐体路が障害されるため、顔面を含む対側の○○を生じる。放射冠や内包、大脳脚、橋底部、延髄錐体では皮質からの線維が集束しているため、小さな梗塞でも対側の○○を生じる。障害の大きさと部位によって上肢と下肢の麻痺の強さに差が出てくる。

    片麻痺

  • 47

    脳底動脈血栓症や脳幹出血により両側の大脳脚や橋底部の錐体路が障害を受けると、○○を生じる。

    四肢麻痺

  • 48

    両側の前大脳動脈領域の梗塞により下肢を支配する錐体路が両側性に障害を受けるため、両下肢の○○を生じることがある。

    対麻痺

  • 49

    視床下部、視床、尾状核、被殻(大脳基底核ループの障害)の脳梗塞や脳出血により、対側にコレアやアテトーゼ、バリスムスなどの不随意運動が出現することがある。 これはどの神経路の障害か。

    錐体外路障害

  • 50

    脳卒中急性期の治療で取り入れられている代表的なものは?

    rt-PA治療

  • 51

    rt-PAの治療効果は発症からの時間が短いほど大きいことが明らかになっており、虚血性脳血管障害発症○○時間以内の患者を、治療対象とする。○○時間以内と言っても可能な限り早期に治療を開始することが重要である。ただし、○○時間を超えると逆にrt-PA治療群の方が転帰不良となる。

    4.5時間

  • 52

    CTは脳梗塞の部分が○、脳出血の部分が○となる。

    脳梗塞→黒 脳出血・血腫→白

  • 53

    T1強調画像は髄液は○で脂肪や血腫は○となる。T2強調画像は水分の多い部分を○とする。

    T1強調画像は髄液は黒で脂肪や血腫は白となる。T2強調画像は水分の多い部分を白とする。

  • 54

    FLAIR画像では、脳脊髄液が○。 脳梗塞は急性期であると○となる。

    黒 白

  • 55

    DWIは梗塞部が○となる。 超急性期の脳虚血病変に有用。

  • 56

    番号に当てはまる名称を答えよ。

    画像

  • 57

    脳への血流は○○と○○の二系統がある。

    内頸動脈系、椎骨動脈系

  • 58

    中枢性麻痺の病変部位は大脳~○○。 筋緊張は○○。 深部腱反射は○○。 病的反射は○○。 筋萎縮と線維束は起こらない。

    大脳~脊髄 筋緊張亢進 深部腱反射亢進 病的反射起こる

  • 59

    末梢性麻痺の病変部位は脊髄前角細胞~抹消神経・筋。 筋緊張は○○ 深部腱反射は○○ 病的反射は○○ 筋萎縮と線維束攣縮は○○

    筋緊張は減弱から消失 深部腱反射は減弱から消失 病的反射は起こらない 筋萎縮と線維束攣縮は見られる

  • 60

    ○○は連合運動とも言われ、随意運動ができない状態でも非麻痺肢の運動に伴って麻痺肢に動きが見られる動きをいう。特に下肢に見られる内外転の連合反応は○○現象と言われる。

    連合反応 レイミステ現象

  • 61

    片麻痺などの中枢性麻痺は,痙縮などの筋緊張亢進を伴うと同時に,軽い麻痺では運動指示に対応して各関節を個別に動かす機能(分離運動)の障害が生じる.重度~中等度の麻痺では,上肢や下肢の随意運動に際して各関節が個別に動かせないだけでなく,特徴的な上肢や下肢の複合的な動き(共同運動:synergic movement)が観 察される.この共同運動は上下肢ともそれぞれ○○運動,○○運動パターンがある.ヒトでは上肢は○○運動,下肢は○○運動が優位となり,Wernicke-Mann(ウェルニッケ・マン)肢位を呈する. 麻痺の回復に伴い,共同運動パターンから分離運動への改善がより多くみられるようになる.

    屈曲共同運動 伸展共同運動

  • 62

    筋緊張とは、安静時の筋の緊張および○○に筋を動かそうとした場合に生じる抵抗を指す。

    他動的に

  • 63

    相反性筋伸張反射が病的に亢進した状態と定義される。 関節を動かして筋を伸ばすときに、筋緊張の高まりのためにある範囲で他動運動が困難になる。 これをなんというか。

    痙縮

  • 64

    他動運動の開始時に感じた抵抗が運動の途中で急に減少

    折りたたみナイフ現象

  • 65

    筋を伸張した最中に「コンコンと」という筋緊張の亢進と減弱が繰り返されることによる特有の振動を触れるもの

    歯車様固縮

  • 66

    他動運動に対する抵抗がみられるが、痙縮とは異なり抵抗感は最初から最後まで一様である。

    鉛管様固縮

  • 67

    陽性徴候 筋緊張○○・腱反射○○ 病的反射○○ 原始反射○○ 伸張反射の他筋への波及

    亢進

  • 68

    陰性徴候 巧緻性○○ 筋力○○・麻痺 易疲労性

    低下

  • 69

    運動失調の種類を3つ挙げよ。

    小脳性 感覚障害性 前庭性

  • 70

    延髄外側症候群 非障害側、対側 ①外側脊髄視床路の障害 ・体幹・上下肢の○○障害

    温痛覚障害

  • 71

    延髄外側症候群 障害側・同側 ①前庭神経核の障害 ②疑核の障害→球麻痺・カーテン徴候 ③狐束核の障害→味覚障害 ④○○の障害→上下肢の小脳症状 ⑤交感神経下行路の障害→○○症候群 ⑥三叉神経脊髄路核の障害→顔面の○○

    下小脳脚 Horner症候群 温痛覚障害

  • 72

    橋が障害されると出現する症状は?

    兎眼

  • 73

    中脳が障害されるとみられる症状は?

    眼瞼下垂

  • 74

    大脳皮質~橋にかけて障害されるとみられる症状は?

    共同偏視

  • 75

    延髄が障害されるとみられる症状は?

    舌の運動障害

  • 76

    中脳と橋が障害されるとみられる症状は?

    対光反射の障害

  • 77

    ゲルストマン症候群の四徴候を答えよ。

    失算・失書・左右障害・手指失認

  • 78

    左半球の障害によってみられる症状は?

    ①失語症 ②ゲルストマン症候群 ③観念運動失行、観念失行

  • 79

    右半球の損傷でみられる症状は?

    ①運動維持困難 ②左半側空間無視 ③着衣失行