問題一覧
1
社会学とは、( )とは何かについて考える学問である。
社会
2
「社会」とは、( )と( )との関係にほかならない。( )に同じ言葉が入る。
人間
3
アメリカの社会学者ミルズは、社会学的な思考力のことを( )名づけ、現代に生きる私たちにとっての社会学の重要性を強調した。
社会学的想像力
4
非常に個人的で私的な事柄、自分だけのものだと考えている事柄と、自分とは関係のない「対岸の火事」のように見える疎遠な公的問題、現代の社会構造とを密接につなげて考える能力のことをなんというか。
社会学的想像力
5
社会学とは、( )とは一体どのような社会なのか?というテーマを探求する学問として成立したと言われている。
西洋近代社会
6
近代に関する5つの特徴を答えよ。 ①人間を世界の中心としてみなす( )の考え方 ②国家権力を自由で平等な市民に基礎づけ構成し直すことを目指す( )の過程 ③高度に工業化された生産力の構築を目指す( )の過程→( )の成立 ④農村から都市への大規模な人口移動に伴い都市的生活様式が一般化する( )の過程 ⑤様々な知の形態の内で、実証可能な( )的知識を至高視する( )の傾向
人間中心化, 民主化, 産業化, 資本主義経済, 都市化, 科学, 科学主義
7
社会学という言葉を最初に生み出したのは、フランスの( )である。
オーギュスト=コント
8
社会的分業の形態を示し、「個人が行う仕事で、報酬を伴うか又は報酬を目的とするもの」とは何のことか。
職業
9
「1人の人が遂行するひとまとまりの任務や作業」は何のことか。
仕事
10
職業に関連する価値観や態度のことであり、職種、雇用形態、年齢、性などさまざまな属性によって異なると考えられているものは何か。
職業意識
11
職業としての仕事が行われる場所とはどこか。
職場
12
仕事を中心に構成されている社会集団のことをなんというか。
職場集団
13
日本的雇用慣行の特徴を3つ答えよ。 ①新規採用者は途中で解雇せず定年まで雇用を続ける( ) ②業績や能力より勤続年数によって賃金が上昇する( )の賃金形態 ③職種ごとに企業を超えて形成される職業別組合ではなく、企業ごとに結成される( )
終身雇用, 年功序列, 企業内組合
14
「仕事による過労・ストレスが原因の一つとなって、脳・心臓疾患や呼吸器疾患、精神疾患などを発病し、死亡に至ること」とは何を表しているか。
過労死
15
「職務上のストレスにより、発症したうつ病などの精神障害から正常な判断能力を失って行った自殺のこと」とは何を表しているか。
過労自殺
16
「燃え尽き症候群」とも呼ばれ、それまで普通に仕事をしていた人が急にあたかも「燃え尽きたように」意欲を失って働かなくなり、時に休職・離職してしまうこと とは何を表しているか。
バーンアウト
17
バーンアウトには3つの症状があり、 ①仕事を通じて、情緒的に力を出し尽くし、消耗してしまった状態→( ) バーンアウトの中核症状である。 ②顧客に対して、無常で非人間的な対応をする→( ) バーンアウトにおいて、対人関係的側面である。 ③仕事に対する能力の低さを感じ、生産性が低下してしまう状態→( )の低下 バーンアウトにおいて、自己評価的側面である。
情緒的消耗感, 脱人格化, 個人的達成感
18
( )とは、仕事の量的・心理的負担を示す「仕事の要求度」と職務上の意思決定や裁量権を示す「コントロール」に着目したモデルである。
仕事要求度ーコントロールモデル
19
( )では、仕事に費やす努力に対し、それによって得られる金銭的報酬や正当な評価、昇進などの報酬のバランスが崩れた就業環境でストレス状態は高まるとした。
努力ー報酬不均衡モデル
20
アメリカの国立職業安全保健研究所は、( )という新たな概念を用いたモデルを提唱した。これまで対立すると考えられがちであった働く人の健康や仕事への満足感と職場の業績や生産性とは、両立させることが可能であり、むしろ互いに強化することが可能であるというものである。
健康職場モデル
21
時代とともに家族の形態やライフスタイルが変化する中、仕事と家事・育児・介護などの生活との両立は働く人々にとって大きな悩みの1つとなっている。このような「ワーク」と「ライフ」との「バランス」をとり、仕事と生活との調和を考え直そうとする動きから、近年( )という言葉が広まってきた。
ワークライフバランス
22
ワークライフバランスを考える上で重要な概念に、( )がある。これは、仕事と家庭それぞれにおいて役割を担っている場合に、その役割が互いに両立せずに生じる、役割葛藤をいう。
ワークファミリーコンフリクト
23
( )が身体構造の違いから見た生物学的な性別をあらわすのに対して、( )は、性別についての自己認知や社会意識として共有された性別特性など、社会的・文化的・心理的な性差や性別を含めた概念とされる。
セックス, ジェンダー
24
性に関わる現象は、必ずしも自然にあるものではなく、社会的に構築される側面を持つものとして捉えられるようになってきた。男性と女性それぞれに対して「こうあってほしい」「こうあるのが望ましい」という期待を( )という。
社会的性役割期待
25
親のしつけは、(①)であるといわれるように、私たちは周囲のはたらきかけによって社会的・心理的な性を担っていく。
性的社会化
26
現在、性に関わる現象の捉え方は多様化している。セックスとジェンダーの概念に加えて、人間の性のあり方全般をあらわす概念として(①)という言葉が使われるようになってきた。
セクシュアリティ
27
生物学的な性やからだの性ともいわれ、生まれた時に割りあてられる生物学的性のことを何というか。
身体的性
28
性同一性や心の性ともいわれ、身体的性にかかわらず自己が属する性別についての自己認識をいうことを何というか。 また、身体的性に対して性自認が一致せず、違和感を抱く人を何というか。
性自認, トランスジェンダー
29
どういった性に対して恋愛感情や性的感情を感じるかという要素であり、異性愛・同性愛・両性愛などの類型がある。 このことを何というか。
性的指向
30
自分がどのような性として見せたいかであり、性役割ともいわれ、性別によって期待される行動や役割などに関連する。 このことを何というか。
性表現
31
セクシュアリティを構成する4つの要素を答えよ。
身体的性, 性自認, 性的指向, 性表現
32
セクシュアリティの要素をもとにLGBTという言葉が、性別少数者(セクシュアルマイノリティ)の総称としてしばしば使用されるようになった。Lは(①)、Gは(②)、Bは(③)、Tは(④)の頭文字である。 さらに、何者かまだ決めていない・決めない人を(⑤)としてLGBTQとされることもある。
レズビアン, ゲイ, バイセクシュアル, トランスジェンダー, クエスチョニング
33
性的指向と性自認の頭文字を合わせた(①)という言葉がある。この概念は、性的少数者だけを取り上げるのではなく、マジョリティを含めたすべての人を性的指向と性自認の2つの軸上のどこかに位置付けるものである。
SOGI
34
国際疾病分類(ICDー10)や、アメリカ精神医学会によるDSM-Ⅳ-TRにおいて用いられてきた診断名を何というか。 これは、反対の性への同一感と性別違和感を基本的な診断概念とし、「(①)者の性別の取り扱いの特例に関する法律」では、「生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、心理的にはそれとは別の性別であるとの持続的な確信を持ち、かつ、自己を身体的及び社会的に他の性別に適合させようとする意志を有する者」であるとされた。
性同一性障害
35
2013年、性同一性障害の名称が変更されたが、それを何というか。
性別違和
36
2019年、性同一性障害の名称が変更されたが、それを何というか。これは、2013年の変更の名称からの変更である。
性別不合
37
都道府県や市町村などのような行政上の区画や、工業地域・農業地域、熱帯・温帯のような産業や気候などの特徴に基づく分類など、何らかの意味で一体生を持ち、周辺とは区別されうる地表の一部分を何というか。
地域
38
地域に対し、そこで生活する人々によって形成される何らかのつながりや、共同体を意味するものを何というか。
コミュニティ
39
個人が持っている人間関係の構造を意味するものを何というか。どのくらいの種類の領域の人と、どのくらいの頻度で会ったり、電話や手紙でやりとりしているかなどによって評価される。
ソーシャルネットワーク
40
ソーシャルネットワークに対して、そのようなネットワークを通じてやりとりされる支援や援助に着目し、人間関係の機能的な側面をとらえたものを何というか。
ソーシャルサポート
41
「個人や集団がソーシャルネットワークを通じてアクセスできる資源」のことである。ソーシャルキャピタルと用いられることも多い。個人や組織、地域社会や国がどのような関係性を持っているかが、将来得られる様々な便益に関して重要であり、社会関係の構築に投資することに価値があると考える。これは何を示しているか。
社会関係資本
42
WHOのオタワ憲章(1986年)で提唱され、バンコク憲章(2005年)で再提唱された健康のための戦略であり、「人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」と定義されたものは何か。
ヘルスプロモーション
43
社会的要因によって不当な差別を受けたり、不利な状況を強いられたりしている人々が、自らを信頼し、価値ある存在とみなし自己の持つ力を発揮できるように社会や環境を変革していく考え方として取り上げられた概念のことを何というか。
エンパワーメント
44
オタワ憲章において、健康を実現するためには、個人の生活習慣の改善だけでは不十分であり、健康に影響している環境全体での取り組みが必要であるという考え方が提唱された。これを受けて始まったものを何というか。 これは、都市の環境全体を健康なものにしていこうというWHOが掲げたものである。
健康都市構想
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(①)は、1950年代から北欧諸国で提唱された社会福祉をめぐる概念のひとつである。日本語では、「共生化」と訳されることもある。 デンマークの社会省行政官バンク=ミケルセンによって提唱され、彼を中心としてつくられた知的障害者の処遇改善のための「1959法」の中で用いられた。そこでは、(①)とは、知的障害者をその障害ととも受容することであり、ノーマルな生活条件を提供することであるとしている。
ノーマライゼーション
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ノーマライゼーションの概念を発展させたのが、(①)である。すべての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支えあうという理念である。
ソーシャルインクルージョン