問題一覧
1
【 1 】 47歳の女性。 抗リン脂質抗体症候群の既往がある。 右変形性膝関節症に対して高位脛骨骨切り術を3日前に受けた。 右大腿部から足部まで発赤を伴う腫脹を認め、Homans徴候陽性である。 術後に実施した主な血液検査の結果を表に示す。 術後の合併症として考えられるのはどれか。
深部静脈血栓症
2
【 2 】 74歳の女性。左片麻痺。 Brunnstrom法ステージ上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。 患側の筋緊張は低く、随意的な筋収縮もわずかにみられる程度である。 平行棒内立位は中等度介助が必要で、左下肢は膝伸展位を保持することが困難で、体重をかけると膝折れが生じる。 診療録の問題指向型医療記録の記載でassessment(評価)はどれか。
左下肢の筋緊張低下により体重支持力が低下している。
3
【 3 】 心電図を下に示す。 心房粗動はどれか。
①
4
【 4 】 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。 2つ選べ。
胸腰部屈曲, 手屈曲
5
【 5 】 Danielsらの徒手筋力テストによる頸筋・体幹筋のテストで正しいのはどれか。
体幹伸展:段階3
6
【 6 】 78歳の男性。脳梗塞。 左顔面神経麻痺および右片麻痺を呈する。 頭部MRIの拡散強調像を下に示す。 梗塞巣として考えられるのはどれか。
④
7
【 7 】 28歳の男性。脊髄完全損傷。 両側に長下肢装具を使用し、平行内歩行練習を行っている。 歩行パターンを図に示す。 機能残存レベルはどれか。
Th12
8
【 8 】 52歳の女性。 踏み台から転落して左踵骨骨折を受傷し、手術が行われた。 術後翌日の単純エックス線写真を下に示す。 この患者に対する運動療法で正しいのはどれか。
術後翌日から膝関節の可動域練習を行う。
9
【 9 】 18歳の女子。 動作時の足底部の痛みを訴えた。 足底腱膜炎の診断で超音波治療を行う。 正しいのはどれか。 (※不適切問題:解2つ)
照射時間率を40%照射とする。, 疼痛を訴える場合は照射強度を下げる。
10
【 10 】 右側の靴型装具の補正と効果の組合せで正しいのはどれか。
④:中足骨骨頭の免荷
11
【 11 】 75歳の男性。 糖尿病により右下腿切断。 義足歩行練習時に右膝の膝折れを起こしそうな不安定感を訴えた。 考えられる原因はどれか。 2つ選べ。
初期屈曲角が過大である。, 右膝関節の伸展筋力が低下している。
12
【 12 】 図の前腕と手を支える肘関節屈筋の力Fはどれか。 ただし、Cos45°=0.71とする。
約35kgw
13
【 13 】 76歳の女性。脛骨高原骨折。 転倒して受傷し、人工骨を用いた手術を施行された。 術後のエックス線写真を下に示す。 術後の理学療法で正しいのはどれか。
術後翌日から足関節自動運動を行う。
14
【 14 】 13歳の男子。 7歳から野球を始め、中学生から投手となった。投球動作中に右肘に痛みを感じるようになり、病院を受診した。 理学療法評価時、肘関節の外反ストレステストを実施したところ、肘関節の内側に疼痛が誘発された。 痛みが出現する動作はどれか。
4
15
【 15 】 脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いたベッドから車椅子への移乗動作を図に示す。 この動作を獲得目標とする機能残存レベルはどれか。
C6
16
【 16 】 12歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。 GMFCSレベルⅢで、立位では図のような姿勢を示す。 治療方針として優先されるのはどれか。
体幹筋の同時収縮を促す。
17
【 17 】 65歳の男性。間質性肺炎。 労作時呼吸困難、咳を主訴に来院した。3年前から歩行時の呼吸困難が増悪した。 1か月前から咳、労作時の呼吸困難の悪化を認め入院となった。 入院時、心電図は洞調律。血液検査では CRP 3.1 mg/dL(基準値:0.3mg/dL未満)、KL-6 790U/mL(基準値 500 U/mL未満)であった。 理学療法評価では、mMRC息切れスケールはグレード3。 筋力はMMT上下肢4、6分間歩行テストは200 mであった。 胸部CTを下に示す。 この患者の胸部 CT として最も可能性が高いのはどれか。
④
18
【 18 】 65歳の男性。間質性肺炎。 労作時呼吸困難、咳を主訴に来院した。 3年前から歩行時の呼吸困難が増悪した。1か月前から咳、労作時の呼吸困難の悪化を認め入院となった。 入院時、心電図は洞調律。血液検査では CRP 3.1 mg/dL(基準値:0.3mg/dL未満)、KL-6 790U/mL(基準値 500 U/mL未満)であった。 理学療法評価では、mMRC息切れスケールはグレード3。 筋力はMMT上下肢4、6分間歩行テストは200 mであった。 全身持久力トレーニングを行う場合、トレーニングを中止すべき状態はどれか。 2つ選べ。 トレーニング前の所見は、血圧 120/65 mmHg、心拍数 85/分、呼吸数 19回/分、SpO2 96%、修正 Borg Scale3であった。
1, 4
19
【 19 】 50歳の男性。 会社の健康診断で尿糖陽性を指摘され、受診した。 入院時、身長175cm、体重85kg。脈拍75/分、血圧165/86mmHg。両側足関節の振動覚は鈍麻。 血液生化学所見では、空腹時血糖385mg/dL(基準値65~109mg/dL)、HbA1c 8.6%(基準値4.6~6.2%)、トリグリセリド362mg/dL(基準値30~150mg/dL)、LDLコレステロール128mg/dL(基準値70~139mg/dL)であった。 尿検査でケトン体陰性であった。 入院後、食事療法と薬物療法が開始されている。 運動療法開始時に必要な条件はどれか。
空腹時血糖が250mg/dL未満となる。
20
【 20 】 75歳の男性。 3年前にParkinson病を発症。 Hoehn & Yahrの重症度分類ステージⅢ。 3か月前からトイレ前で小刻み歩行を生じるほか、歩行や立ち座りが不安定となり、屋内移動で妻の介助が必要となった。 現在、妻とマンションで2人暮らしである。 自宅の住環境整備で適切でないのはどれか。
居室の出入り口を開き戸にする。
21
【 21 】 患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。
説明用の文書を用意する。
22
【 22 】 歩行導入初期における運動学習の方法として適切なのはどれか。 2つ選べ。
ハンドリングを行う。, 踵接地の練習を繰り返し行う。
23
【 23 】 運動に関する中枢神経について正しいのはどれか。
中脳黒質に由来するドパミン作動性ニューロンは線条体に至る。
24
【 24 】 加齢により増加するのはどれか。 2つ選べ。
血管抵抗, 炎症性サイトカイン
25
【 25 】 閉塞性動脈硬化症の運動療法を行う場合、収集すべき医学情報として最も重要なのはどれか。
足関節上腕血圧比
26
【 26 】 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における参考可動域角度が最も大きいのはどれか。
肩内旋
27
【 27 】 律動的な不随意運動はどれか。
振戦
28
【 28 】 注意障害の検査はどれか。
TMT
29
【 29 】 FIMの評定で修正自立となるのはどれか。 2つ選べ。
服の上げ下ろしをする際に手すりを使用する。, 装具を装着して300m程度の歩行が自立している。
30
【 30 】 短下肢装具の足継手機能のうち背屈補助が適応となるのはどれか。
下垂足
31
【 31 】 右大腿骨頭すべり症によりDrehmann〈ドレーマン〉徴候陽性の場合、背臥位で右下肢を他動的に屈曲したときに生ずる関節運動で正しいのはどれか。
右股関節が外転・外旋する。
32
【 32 】 上腕骨骨幹部骨折で最も合併しやすい神経障害はどれか。
橈骨神経
33
【 33 】 NIHSSで評価されるのはどれか。 2つ選べ。
意識障害, 顔面麻痺
34
【 34 】 脊髄小脳変性症で正しいのはどれか。 2つ選べ。
包括的な評価指標にSARAがある。, 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が少ない。
35
【 35 】 認知症のスクリーニング検査はどれか。
MMSE
36
【 36 】 高齢者において好ましい変化はどれか。
2
37
【 37 】 感染予防の標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。
歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。
38
【 38 】 装具と疾患の組合せで正しいのはどれか。
SOMI装具:頸椎環軸骨折
39
【 39 】 環椎骨折(Jefferson骨折)に対する運動療法で正しいのはどれか。
頸椎の可動性が得られてから頸椎周囲筋の等張性筋力増強練習を行う。
40
【 40 】 脳卒中後のPusher現象について誤っているのはどれか。
身体軸が非麻痺側に傾斜する。
41
【 41 】 スワンネック変形で過伸展となるのはどれか。
近位指節間関節
42
【 42 】 急性期の肩手症候群への理学療法として正しいのはどれか。
肩関節周囲筋の再教育
43
【 43 】 ポストポリオ症候群で正しいのはどれか。
罹患筋の運動単位数は減少している。
44
【 44 】 脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者で自立が最も困難なのはどれか。
床面から車椅子への乗り移り
45
【 45 】 Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸管理について正しいのはどれか。
舌咽呼吸は強制的に吸気する最大量を得るのに有効である。
46
【 46 】 運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか。
単発性心室期外収縮
47
【 47 】 慢性腎臓病で正しいのはどれか。
血清クレアチニンは筋量に影響を受ける。
48
【 48 】 認知症患者の運動療法を行うときの対応として適切でないのはどれか。
運動を拒否しても説得して行う。
49
【 49 】 介護保険制度について正しいのはどれか。
要支援者は介護予防サービスを受けることができる。
50
【 50 】 疾患と支援機器の組合せで適切なのはどれか。
関節リウマチ:台付き爪切り
51
【 51 】 関節円板を有する関節はどれか。 ※不適切問題:解3つ
遠位橈尺関節, 胸鎖関節, 橈骨手根関節
52
【 52 】 膝関節半月板について正しいのはどれか。
外縁は血行により栄養されている。
53
【 53 】 深部反射と反射中枢の組合せで誤っているのはどれか。
腕橈骨筋反射:C8・Th1
54
【 54 】 自律神経作用と支配する節前ニューロンの起始レベルとの組合せで正しいのはどれか。
瞳孔散大筋の収縮:胸髄
55
【 55 】 反回神経支配でないのはどれか。
輪状甲状筋
56
【 56 】 心臓について正しいのはどれか。 2つ選べ。
右房室弁は三尖弁である。, 左冠動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。
57
【 57 】 胃の解剖について正しいのはどれか。 2つ選べ。
胃体部に胃底腺がある。, 食道と胃の境に噴門が位置する。
58
【 58 】 副腎髄質から分泌されるホルモンはどれか。
ノルアドレナリン
59
【 59 】 光が角膜から網膜に達する経路で正しいのはどれか。
前眼房:瞳孔:水晶体:硝子体
60
【 60 】 右手背部の写真を下に示す。 矢印が示す腱はどれか。
長母指伸筋腱
61
【 61 】 骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。
支配神経に単一の刺激を加えると強縮が起こる。
62
【 62 】 シナプス前膜の脱分極に続いて軸索終末に流入するのはどれか。
カルシウムイオン
63
【 63 】 TypeⅡと比べてTypeⅠの筋線維の特徴で正しいのはどれか
解糖系酵素活性が低い。
64
【 64 】 心音または心電図波形と心周期における現象との組合せで正しいのはどれか。
心音のⅠ音:僧帽弁の閉鎖
65
【 65 】 抗体を産生するのはどれか。
リンパ球
66
【 66 】 脂質の消化吸収について正しいのはどれか。
胆汁酸はコレステロールから生合成される。
67
【 67 】 排便機構で正しいのはどれか。
骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こる。
68
【 68 】 月経について誤っているのはどれか。
月経期は基礎体温が高温相になる。
69
【 69 】 エネルギー代謝で誤っているのはどれか。
安静時代謝量は基礎代謝量より小さい。
70
【 70 】 右下肢の運動の様子を図に示す。 関与する主な筋はどれか。
大腿二頭筋
71
【 71 】 手関節橈屈に作用する筋はどれか。 ※不適切問題:解2つ
長母指屈筋, 長母指外転筋
72
【 72 】 膝関節屈曲運動の制限に関与するのはどれか。
大腿後面と下腿後面の接触
73
【 73 】 遠心性収縮が生じるのはどれか。 2つ選べ。
懸垂で体を下ろすときの上腕二頭筋, しゃがみ込むときのヒラメ筋
74
【 74 】 10m歩行において歩幅45cm、歩行率80歩/分を示す。 このときの歩行速度(m/秒)はどれか。
0.6m/秒
75
【 75 】 前癌病変になる進行性病変はどれか。
異形成
76
【 76 】 脳波検査について誤っているのはどれか。
成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域である。
77
【 77 】 非ステロイド性抗炎症薬の副作用として正しいのはどれか。
胃潰瘍
78
【 78 】 記憶と関係部位の組合せで正しいのはどれか。
ワーキングメモリー:前頭葉
79
【 79 】 成人期中期に発症しやすいのはどれか。
うつ病
80
【 80 】 リエゾン精神医学における医療スタッフのベッドサイドマナーとして適切でないのはどれか。
抽象的な情報を与える。
81
【 81 】 質問紙法によって行われるのはどれか。 2つ選べ。
MMPI, YG性格検査
82
【 82 】 ASIAの評価法における脊髄髄節とそのkey muscleとの組合せで正しいのはどれか。
C5:肘関節屈筋群
83
【 83 】 フレイルの指標とサルコペニアの評価で共通する項目はどれか。 2つ選べ。
握力低下, 歩行速度低下
84
【 84 】 前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺に共通するのはどれか。
感覚は正常である。
85
【 85 】 言語発達で正しいのはどれか。 ※不適切問題:解2つ
喃語は6か月ころからみられる。, 言語的意味理解は10か月ころからみられる。
86
【 86 】 FIMについて正しいのはどれか。 2つ選べ。
社会的交流を評価する。, 更衣は上半身と下半身を分けて評価する。
87
【 87 】 アキレス腱断裂について正しいのはどれか。
高齢者では日常活動での受傷が多い。
88
【 88 】 骨形成不全症で正しいのはどれか。
聴覚障害を合併する。
89
【 89 】 原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。 2つ選べ。
海綿骨の減少を伴う。, 喫煙は危険因子である。
90
【 90 】 脳梗塞の発生部位と出現する症状の組合せで正しいのはどれか。
右内包後脚:左上下肢の運動麻痺
91
【 91 】 筋電図検査について正しいのはどれか。
脱髄病変では神経伝導速度が低下する。
92
【 92 】 食道癌について正しいのはどれか。
飲酒・喫煙は発症に関与する。
93
【 93 】 感染性心内膜炎が原因で生じやすいのはどれか。
脳塞栓症
94
【 94 】 心房細動に対する治療として誤っているのはどれか。
ニトログリセリン
95
【 95 】 がんについて正しいのはどれか。
環境は発生要因である。
96
【 96 】 てんかん発作で意識障害を伴わないのはどれか。
Jackson発作
97
【 97 】 後頭葉の血流量低下が特徴的なのはどれか。
Lewy小体型認知症
98
【 98 】 睡眠・覚醒のパターンを記録する睡眠日誌(睡眠表)の記載が最も有用なのはどれか。
睡眠相後退症候群
99
【 99 】 疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。
強迫性障害:暴露反応妨害法
100
【 100 】 ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用はどれか。 ※不適切問題:解2つ
下痢, 運動失調