問題一覧
1
機能回復促進のための3要素について3つ選べ
練習量, 練習内容, 環境
2
神経損傷後の回復機序において、シナプスに発火が起こると、そのシナプスの伝達効率が増強され、発火が長時間起こらないと、そのシナプスの伝達効率は減退することを何というか
Hebbの法則
3
学習性不使用に至るプロセスにおいて、神経生理学的要因と心理的要因をそれぞれ1つ答えよ
運動量減少, 運動の失敗
4
課題指向型トレーニングの原則は時間的要素、重要点に関する要素、年齢的要素、転移性、干渉性とあと5つ何か。全て答えよ
使うか失うか, 使うと改善する, 特殊性, 繰り返し要素, 強度に関する要素
5
課題指向型トレーニングの構成要素について、機能的運動、実生活の物品使用、フィードバック、多様な運動、連続した動作訓練、訓練の分散に加えて残り6つの構成要素全て答えよ
明確な目標, 運動負荷, 訓練環境, 段階的トレーニング, 訓練の多様性, 患者に合わせた訓練負荷
6
機能回復促進のための3要素の1つである練習量に影響を与える因子を3つ選べ
反復練習, 課題指向, 課題特異的
7
運動学習について、明確な基準がない状態で課題を繰り返し、記憶を生成し、記憶と実際の結果を結合していく学習過程のことを( )という
教師なし学習(大脳皮質)
8
運動学習について、報酬予測誤差によりその運動が強化される学習過程を( )という
強化学習(大脳基底核)
9
運動学習について、意図した運動(予測)と実際にした運動結果の誤差により、修正しながら学習していく過程を( )という
教師あり学習(小脳)
10
「身体や環境に物理的変化を引き起こしたのは自分自身であるという主観的感覚」のことを「 」という。コンパレータモデルにおいて「 」は事前に予測していた運動の結果が実際の結果と一致することで発生すると考えられる。
運動主体感
11
教師なし学習とは、あらかじめ出力すべき明確な基準がないものであり、課題を繰り返すことで記憶が作られ、その記憶と実際の結果を結合していく相関学習過程のことをいう。教師なし学習に関わる脳部位を4つ答えよ。
海馬, 前頭前野, 運動前野, 補足運動野
12
左右の大脳半球は脳梁を介して相互に抑制し合い、均等に働けるように調整し合っている。これを、なんというか。
半球間抑制
13
理学療法ガイドラインにおいて、脳卒中患者に対しては呼吸機能野バランス能力、歩行能力向上のために、筋力強化運動の実施を条件付きで推奨されている。エビデンスの強さを選べ。
D(非常に弱い)
14
脳卒中患者に対して、筋力強化運動はBBSやTUGの改善に有効性がある
◯
15
脳卒中患者に対して、筋力強化運動は歩行速度、麻痺側・非麻痺側筋力の改善に有効性がある
✕
16
集中治療室における脳卒中または外傷性脳損傷後の昏睡状態の患者に対し、電気刺激療法は筋萎縮を予防する
◯
17
筋力トレーニングは痙縮を高める
✕
18
重度麻痺を呈し膝伸展筋力が弱い症例はどちらのトレーニングの方が最大随意筋活動が高かったか
歩行
19
起立・歩行練習においては早期から両側均等に荷重をかけることが重要である
◯
20
理学療法ガイドラインについて、歩行障害を有する脳卒中片麻痺患者におけるロボットを用いた歩行・動作トレーニングは有効か
エビデンスレベルC(弱い)
21
ロボットを用いた歩行トレーニングは運動機能の改善や筋力の強化に効果がある
✕
22
ロボットを用いた歩行トレーニングは歩行速度や歩行自立度を改善させる効果がある
◯
23
脳卒中患者に対する電気刺激療法について、電気刺激療法の遠心性効果で正しいものを2つ選べ
機能的電気刺激・促通法との筋活動誘発、筋力増強(持久力・筋肥大), Ⅰa求心性神経の刺激により、脊髄レベルでの相反性抑制による拮抗筋の痙縮の予防・治療
24
理学療法ガイドラインにおいて、歩行障害を有する脳卒中片麻痺患者における機能的電気刺激を用いた歩行・動作トレーニングは有効か
エビデンスレベルC(弱い)
25
rTMSの治療コンセプトは損傷半球の興奮性を( )させることである
増加
26
rTMSとtDCSの適応は手指ブルンストロームステージが( )である
3〜5
27
MCIDとは臨床的に意味のある( )のことである
最小変化量
28
治療効果には個人差があり、Responderとは治療効果が( )人のことをいう
でる
29
今後のエビデンス構築に向けた課題はnon-Responder(治療効果がでない人)、例として認知症や高次脳機能障害など研究で除外される人たちに視点を当てた研究成果を出すことが必要である
◯