問題一覧
1
舌咽神経・迷走神経より内臓の近くが入力する神経核
孤束核内側部
2
嚥下反射の出力核として働く神経核を2つ選べ
疑核, 舌下神経核
3
迷走神経背側運動核の記述について誤りを選べ
交感神経節前ニューロンがある
4
右脳の運動野から顔面神経への皮質核路線維が右の内包レベル (中枢性)で損傷した時の表情筋の麻痺について正しいものを選べ
左側の口角を上げることができない
5
角膜反射の求心路を遠心路で作用する脳神経
三叉神経第1枝(眼神経)と顔面神経
6
上丘は視覚入力を受けるため視蓋ともいう
⭕️
7
上丘の高さの横断面にないもの
滑車神経核
8
下丘の高さで横断面にないもの
動眼神経核
9
黒質から線状体へ投射するドーパミン産生ニューロンの線維(黒質線状体路)の損傷でパーキンソン病が起こる
⭕️
10
赤核、下オリーブ核、小脳の線維連絡は運動の誤差を修正し、学習運動に関与する
⭕️
11
弓状核は視床下部ホルモンを下垂体門脈系を介して下垂体後葉に送る
❌
12
大脳皮質の第6層は視床からの入力層である
❌
13
大脳皮質の第5層はベッツの巨大錐体細胞があり、皮質下(基底核や脳幹、脊髄など)への出力線維を出す
⭕️
14
角回、縁上回の損傷で失読、失書が起こる
⭕️
15
上側頭連合野は空間認知に関わり、損傷で反対側の空間や体の無視が起こる
❌
16
対光反射に関する記述で誤りを選べ
網膜の情報は視床の内側膝上体を経由する
17
小脳からの出力線維が入力する視床の神経節はどれか
VL核
18
上行性網様体賦活系の視床における中継核はどれか
内側髄板内核
19
視床下部においてはサーカディアンリズムの発信機として機能するのは
視交叉上核
20
パペッツの回路において乳頭体にニューロンの投射先は
視床前核(A)
21
ブローカ野について謝りはどれか
損傷すると他人の話を理解できず、話すことはできるが語順や文法的に誤りのある文を発する
22
海馬に関する記述のうち正しいものを2つ選べ
嗅内野からの貫通線維が歯状回の顆粒細胞に入力する, 海馬、海馬台からの出力線維は海馬采から脳弓を経て中隔や乳頭体へ投射する
23
次の記述で正しいものを2つ選べ
歯状回は3層構造である, 海馬は不等皮質である
24
パペッツの回路についての記述のうち正しいものはどれか
海馬台からの出力は脳弓を経て乳頭体へ投射する
25
扁桃体に関した次の記述の中で誤っているものは
ヤコブレフ回路は側頭極から扁桃体、視床前核(A核)、前頭葉眼窩面皮質、鈎状束を経て側頭極へ情報が戻ってくる
26
嗅覚の2次ニューロンである僧帽細胞の軸索の直接の投射先に含まれないのは
乳頭体
27
図の空欄A-Dに当てはまる語句の組み合わせとして正しいものを選べ
A. プルキンエ細胞、B. 顆粒細胞、C. 苔状線維、D. 登上線維
28
プルキンエ細胞の神経伝達物質はどれか
GABA
29
小脳に関する記述のうち謝りはどれか
橋小脳(大脳小脳)は橋核を介し同側の大脳皮質からの入力を受ける。四肢の運動の計画、調節、修正に関わる。
30
次の小脳区分と、その区分に位置する小脳皮質プルキンエ細胞の出力先の小脳核または神経核の関係として誤りはどれか
片葉小節葉 ー 蝸牛神経核
31
橋小脳(大脳小脳)における小脳皮質への入出力を含む神経回路に関する以下の説明のうち、誤っているものを選べ。
運動野を含む大脳皮質からの情報が橋核を経由し、そこから起こる登上線維により中小脳脚を通り反対側の小脳の顆粒細胞へ入力する。
32
小脳半球による上肢、下肢の運動支配は同側性であるため、右半球の損傷では右側の上肢または下肢に症状が見られる。
正
33
大脳基底核を機能的に分類すると、その構成要素に含まれないのはどれか
視床下部
34
図の空欄 AーHの語句として誤りを選べ
C:レンズ核
35
被殻と淡蒼球を合わせてレンズ核と呼び、発生学的に同一の細胞群が内包の線維束によって隔てられたものである。互いに灰白質の線条(すじ)で結ばれている。
いいえ
36
大脳基底核に関する次の記述のうち誤っているものを選べ
淡蒼球内節、黒質網様部は出力先の視床を興奮性に制御する
37
大脳基底核の神経回路において、抑制性ニューロンによる制御が多くあるが、以下のうちグルタミン酸を神経伝達物質とする興奮性ニューロンが存在するのはどこか
視床下核
38
大脳基底核の神経回路では直接路と間接路のバランスにより、必要な運動を選択し、大脳皮質に対する抑制と促進が適切に制御されスムーズな運動を実現している。以下の文の空欄(1)~(4)として正しいのはどれか 直接路は線条体が出力核である淡蒼球内節の働きを抑制する(視床に対するブレーキを弱める:視床を脱抑制)ことで、出力先の視床、その先の大脳皮質の活動を(1. 促進・抑制)させるため、運動を(2. 開始・停止)する方向に作用する。 間接路は視床下核を介して出力核である淡蒼球内節を興奮させる(視床に対するブレーキをかける)ことで、出力先の視床、その先の大脳皮質の活動を(3. 促進・抑制)させるため、運動を(4. 開始・停止)する方向に作用する。
1. 促進 2. 開始 3. 抑制 4. 停止
39
ドパミン入力は直接路を構成する線条体ニューロンに対してドパミンD1受容体を介して抑制性に働き、結果として直接路の働きを抑制する。
誤
40
ドパミン入力は間接路を構成する線条体ニューロンに対してドパミンD2受容体を介して興奮性に働き、結果として間接路の働きを促進する方向に作用する。
誤
41
パーキンソン病で無動の症状が見られるのは、黒質障害により線条体へのドパミンが不足すると直接路が抑えられ、間接路が異常に促進するためである。
正
42
以下の文のうち誤りを選べ
企図振戦は小脳の障害による。小脳性振戦は動作時に強調され特に運動の最後で強くなる。(目標物の振るえが強くなる。これを企図新鮮という。例、鼻指鼻試験)。パーキンソン性の振戦は動作時、安静時いずれにも起こる特徴がある。ハンチントン病、バリズムでは間接路が働かないと運動の適度な抑制がかからず、不随意運動が起こる。
43
随意運動の伝導路として正しいのはどれか
5、6
44
上図において、識別性触圧覚と深部感覚を伝える伝導路はどれか
1、2
45
上図において温痛覚と粗大な触圧覚を伝えるのはどれか
3、4
46
大脳皮質へ伝わる体性感覚の経路について次の文のうち誤りはどれか
温痛覚を伝える伝導路のは2次ニューロンは脊髄レベルで交叉するが、識別性触圧覚の2次ニューロンも脊髄で交叉する。
47
頭部感覚の神経回路に関する次の文のうち誤っているものはどれか
頭部の識別性触圧覚、温痛覚どちらの経路も2次ニューロンは視床VPL核に投射する。
48
第7胸髄の高さにおける右側の脊髄半切障害により、障害部位より下方で見られる症状に当てはまらないものはどれか。
左下肢の識別性触圧覚の障害
49
ペンライトを患者の右目に当てたところ、右目では縮瞳が起きず、左目でのみ縮瞳が起きた。障害されているのはどれか。
右動眼神経
50
延髄に反射中枢を持たないのはどれか
呼吸中枢
51
角膜反射の求心路と遠心路の組み合わせとして正しいのはどれか (求心路)ー(遠心路)
三叉神経ー顔面神経
52
味覚の中継核
孤束核