問題一覧
1
抽出した核酸の保存について誤りはどれか
RNAの短期保存(1ヶ月)は室温でも問題ない, 一般的にRNAはフェノールで溶解する
2
ゲノムについて正しいのはどれか
生物が生きるための必要最小限の遺伝情報分子である, 1セットのDNAの全長は約30億塩基対である
3
DNA抽出について正しいのはどれか
酢酸ナトリウムには核酸の負価電を中和する役割がある。, 細胞の溶解に界面活性剤が用いられる
4
DNAの複製について正しいのはどれか
リーディング鎖は複製フォークの進行方向に合成される, 岡崎フラグメントが結合し、ラギング鎖となる
5
DNA複製について正しいのはどれか
複製様式は半保存的である, DNAポリメラーゼにより新規DNA鎖が合成される
6
転写について誤りはどれか
選択的RNAスプライシングにより多様なタンパク質が作られる, スプライシングとはイントロン配列を除去する機構である
7
腫瘍、がんについて正しいのはどれか
がん遺伝子とがん抑制遺伝子の変異が、がんの発生、進展に関与する, がんとは上皮性の悪性腫瘍のことである
8
細胞分裂について誤りはどれか
減数分裂でできた生殖細胞は2n、DNA量は1Cである, 体細胞分裂のG2期-M期の染色体数は4n、DNA量は4Cである
9
以下の文章で誤りはどれか
ポリヌクレオチド鎖の末端のうち、遊離リン酸がある末端を3’末端という, ヌクレオチドの3’のリン酸と5’の水酸基が結合しポリヌクレオチド鎖となる
10
医療での個人識別に用いられるのがはどれか
STR, HLA
11
細胞内でDNAを含むのはどれか
核, ミトコンドリア
12
点変異の検出が可能な方法はどれか
DNAシークエンス法, PCR-RFLP法
13
分光光度計でDNA溶液の吸光度を測定したところ、280nmでは吸光度が0.4、260nmでは0.8、240nmでは0.6であった。 DNA濃度→① μg/mL 純度→②
40, 2
14
膜タンパク質について誤りはどれか
能動輸送とはATPを消費して、濃度勾配に従った輸送手段である, 能動輸送の代表的な輸送体はイオンチャネルである
15
PCRで非特異的な増幅産物が確認された
ホットスタートPCRに変更する。, マグネシウム濃度を下げる。, アニーリング温度を高くする
16
核酸について誤りはどれか
ヌクレオシドは五炭糖、リン酸、塩基から構成される, デオキシリボースの2’炭素には水酸基が付いている
17
サンプルAのCtは4、サンプルBのCtは6であった。サンプルBの初期鋳型DNA量はサンプルAに比べて何倍か 単位不要
0.25
18
細胞周期について誤りはどれか
最も時間が短い期はS期である, 細胞周期のチェックポイントは1つである
19
分子病理学的検査について正しいものはどれか
in situ hybridizationは、感染症や腫瘍の診断時に有用である
20
造血器腫瘍と遺伝子異常の関係で正しいのはどれか
Bリンパ芽球性白血病 - BCR-ABL1, 顆粒球系分化を伴う急性骨髄球性白血病 (M2)- RUNX1-RUNX1T1, 好酸球増加を伴う急性骨髄単球性白血病(M4Eo) - CBFB-MYH11
21
子宮頸がんと関係するヒトパピローマウイルスの遺伝子型はどれか
16型, 18型
22
PCR反応組成に含まれているものはどれか
プライマー, dNTP
23
遺伝性腫瘍について正しいのはどれか
若年性である, 1ヒット目でLOHが生じる
24
組み合わせで正しいのはどれか
アレル - 対立遺伝子, ハプロタイプ - 同一染色体上に存在する複数のアレルの並び
25
プリン塩基はどれか
グアニン, アデニン
26
病原体遺伝子検査について正しいのはどれか
極めて少ない病原体を検出できる, 病原体の同定に有効である
27
肝炎ウイルスについて正しいのはどれか
A型肝炎ウイルスは経口感染である, C型肝炎ウイルスは血液感染である
28
温度変化をおこなわない核酸増幅法はどれか
LAMP法, NASBA法
29
以下の文章で誤りはどれか
細胞質ではβ酸化がおこなわれる, 細胞内の物質を細胞外に分泌することをエンドサイトーシスという
30
遺伝子検査での血液検体について誤りはどれか
長期間保存するため冷蔵保存(2~8℃)した。, EDTA入り採血管で採取後、20分間静置した。
31
HIVについて正しいのはどれか
HIV RNA定量検査の方法はリアルタイムRT-PCR法である, HIV RNA量は病気の進行速度を示す
32
ARMS法の説明で正しいのはどれか
プライマーのミスマッチを利用して1塩基変異を検出する, プライマーの3'末端塩基がミスマッチの場合、増幅しない
33
遺伝子検査を実施する環境について誤りはどれか
使用済みチップ等はエタノールに浸ける。, 作業エリアを1つにする
34
アデニル酸の代謝産物はどれか
尿酸
35
ヒト白血球抗原(HLA)について正しいのはどれか
ヒトの主要組織適合遺伝子複合体(MHC)である, 臓器移植の拒絶反応に関係する
36
コンパニオン診断について誤りはどれか
スクリーニング検査の一つである
37
乳がん組織のHER2免疫組織化学染色の像である.正しいものはどれか
分子標的治療であるトラスツズマブ(ハーセプチン)の治療適応となる陽性像である
38
AGPC法について誤りはどれか
中性条件下で処理をする, フェノール処理後、DNAは水層に移行する
39
プリンヌクレオチドの再利用に関与する酵素はどれか
ヒポキサンチン・グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ, アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ
40
プラトー効果の原因でないのはどれか
鋳型DNAの分解
41
遺伝子検査検体での血清・血漿について誤りはどれか
長期間保存は冷蔵(2~8℃)で保存する。, ヘパリン入り採血管により血漿を採取する。
42
チトクロームP450(CYP)について正しいのはどれか
主に肝臓に存在する, ヘム蛋白である
43
リアルタイムPCR法の種類はどれか
DNA結合色素法, TaqManプローブ法
44
がん化の原因の関係について正しいのはどれか
伝染性単核症 - EBウイルス(EBV), 子宮頸がん - ヒトパピローマウイルス(HPV)
45
非小細胞肺がんに関与する主要な遺伝子はどれか
EGFR遺伝子, EML4-ALK融合遺伝子
46
PCR反応について正しいのはどれか
サイクル数の前半では指数関数的に増幅する, サイクル数の後半では増幅効率が急激に低下する
47
遺伝子検査検体について誤りはどれか
尿は保存性が良いので室温保存が可能である。, 喀痰はEDTA処理により粘性を下げる。
48
構造遺伝子に含まれないのはどれか
レセプター
49
リアルタイムPCRでの解析について正しいのはどれか
絶対定量では標準物質が必要である, 相対定量はCt値から比較数値を算出する
50
B型肝炎ウイルス(HBV)について正しいのはどれか
ゲノムとして不完全な環状二本鎖DNAを持つ, HBV DNA定量検査の目的には治療効果の判定がある
51
細胞周期の順番で正しいのはどれか
G1→S→G2→M
52
生殖細胞系列遺伝子検査の目的はどれか
個体識別, 遺伝性疾患の診断
53
検査法に、RT-PCR法が用いられる病原体はどれか
ヒト免疫不全ウイルス(HIV), C型肝炎ウイルス(HCV)
54
白血病の遺伝子検査で正しいのはどれか
リアルタイムRT-PCR法によりMRDの推移を確認する, MRDの検出が目的である
55
翻訳について誤りはどれか
tRNAのコドン配列とmRNAのアンチコドン配列が塩基対を形成する, 翻訳は核内でおこなわれる
56
遺伝子検査の検体の取り扱いについて誤りはどれか
組織、生体材料を長期間保存する場合、ホルマリンに長時間浸す。, 検体の短期間の保存は室温で保存可能である。
57
DNAの抽出に用いられる方法はどれか
シリカメンブレン法, フェノール・クロロホルム法
58
DNA複製に関わる酵素の機能について正しいのはどれか
DNAリガーゼはDNA鎖をつなげる, DNAポリメラーゼαはRNAプライマーを作る
59
ファーマコゲノミクス(PGx)検査について正しいのはどれか
薬物代謝酵素の遺伝子多型を解析する, 治療薬の選択が可能となる
60
遺伝子発現の制御について正しいのはどれか
リプレッサーとは転写効率を低下させる因子である, アクチベーターとは転写効率を上昇させる因子である
61
PCR法の過程について正しい順番はどれか
DNAの変性→プライマーのアニーリング→DNA鎖の伸長
62
遺伝性腫瘍と責任遺伝子の関係で正しいのはどれか
遺伝性乳がん卵巣がん症候群 - BRCA1, 家族性大腸腺腫症 - APC
63
PCR反応について誤りはどれか
変性のステップはアルカリ変性である, DNA鎖の伸長反応はプライマーの5’末端から開始される
64
RT-PCR法により検出できるウイルスはどれか
C型肝炎ウイルス, 新型コロナウイルス
65
セントラルドグマの遺伝情報の伝達はどれか
DNA → mRNA → タンパク質
66
遺伝子再構成とその検査方法について正しいのはどれか
遺伝子再構成の検査方法にサザンブロットハイブリダイゼーション法がある, サザンブロットハイブリダイゼーション法には制限酵素を用いる
67
終止コドンを全て選べ
UAA, UAG, UGA
68
温度変化を伴わない核酸増幅法はどれか
LAMP法, TMA法
69
慢性骨髄性白血病(CML)について正しいものはどれか
BCR-ABL1融合遺伝子が原因である, フィラデルフィア染色体が原因である
70
TaqManプローブ法について正しいのはどれか
TaqManプローブが分解されることで蛍光を発する, 非特異的増幅産物の影響を受けない
71
RNAについて誤りはどれか
mRNAの前駆体はsnRNAである, tRNAはタンパク質合成の鋳型となる
72
プライマーの設計条件で誤りはどれか
Tm 35-45℃, プライマー間で3塩基以上が相補的配列である
73
真核細胞のrRNAでないのはどれか
16S
74
in situ hybridizationについて正しいのはどれか
標的となる核酸塩基に相補的なプローブを用いる
75
がん抑制遺伝子とがんとの関係で正しいのはどれか
RB1(Rb) - 網膜芽細胞腫, p53- 大腸がん
76
がん遺伝子はどれか
MYC, RAS
77
細胞膜について誤りはどれか
約50%はタンパク質が占める, 細胞膜は、外側が疎水性である
78
DNAの抽出に用いる試薬ではないのはどれか
メタノール
79
以下の文章で誤りはどれか
ウイルスはエネルギー変換能力を持つ, ヒトの生体は約3兆個の細胞からなる
80
サイクルシークエンス反応について正しいのはどれか
ddNTPによって伸長反応が停止する
81
PCR反応を阻害するのはどれか
ヘパリン, ヘモグロビン
82
リアルタイムPCR法について正しいのはどれか
PCR増幅産物量を蛍光強度として測定する, 鋳型DNA量が少ない場合、Ctは高くなる
83
細胞小器官について誤りはどれか
ミトコンドリアのマトリクスで酸化的リン酸化がおこる, リボソームはrRNAと糖質の複合体である
84
DNAについて誤りはどれか
左巻きの二重らせん構造である, 1塩基間の距離は3.4nmである
85
RT-PCR法について正しいのはどれか
オリゴdTプライマー法はmRNAの逆転写に使われる, RNAを増幅するための方法である
86
以下の文章で誤りはどれか
PRPPはTCA回路から供給される, de novo合成経路とは食事から得られたヌクレオチドを再利用する経路である
87
悪性リンパ腫と遺伝子異常の関係で正しいのはどれか
濾胞細胞型リンパ腫 - IGH-BCL2, バーキットリンパ腫 - MYC-IGH
88
抗酸菌の検出を目的とした遺伝子検査で用いられる方法はどれか
LAMP法, TMA法
89
PCRで非特異的な増幅産物が確認された。考えられる原因は?
アニーリング温度が低い, マグネシウム濃度が高い
90
キメリズム解析について誤りはどれか
PCR-SSO法が用いられる
91
がん抑制遺伝子はどれか
BRCA1, APC
92
検査法に、PCR法が用いられる病原体はどれか
B型肝炎ウイルス(HBV), 結核菌
93
核内でおこなわれていることはどれか
DNAの合成, 遺伝情報の転写
94
グルクロン酸抱合に関係する生体分子はどれか
UGT1A1
95
転写について誤りはどれか
DNAポリメラーゼによりmRNAが合成される, 真核細胞では細胞質内で起こる
96
サイクルシークエンス反応の組成ではないのはどれか
プローブ
97
C型肝炎ウイルス(HCV)について正しいのはどれか
HCV RNA定量検査にはリアルタイムRT-PCR法が用いられる, HCVゲノタイプはインターフェロン治療の効果予測に用いられる