問題一覧
1
ハイブリッドキャスト (Hybridcast) は、 放送と通信を連携させた放送サービ スである。 放送中の番組に関連する情報をインターネットなどの通信ネットワークを通じて提供することができ、 スマートフォンやタブレットと組み合わせたサービスなども提供されている。ハイブリッドキャストは、インターネットに接続できるテレビであれば、 どのテレビでも利用できる。
×
2
124/128度CSデジタル放送の 4K放送では、 映像符号化方式として MPEG-H HEVC/H.265 (HEVC) が採用されている。BSデジタル放送の8K実用放送においても、映像符号化方式として MPEG-H HEVC/H.265 (HEVC) が用いられる予定である。
○
3
ケーブルテレビにおける地上デジタル放送の伝送方式であるパススルー方式に は、同一周波数パススルー方式と周波数変換パススルー方式がある。 周波数変換 パススルー方式で地上デジタル放送を視聴するには、必ず専用のセットトップ ボックスを使用しなければならない。
×
4
赤色、緑色、青色それぞれの色をデジタル信号により何段階で表現するのかを示す値 として、色深度が用いられる場合がある。単色での色深度が8ビットの場合、理論上、単色で1024段階の表現が可能で、赤色、緑色、青色の3色を合わせた場合には、理論 上、約10億色の色表現が可能となる。
×
5
テレビの色の再現性の程度を表す方法として、CIE xy色度図上で再現可能な色の範囲を色域として示す場合がある。再現可能な色の範囲である色域の規格として、BT.709やBT.2020などがあるが、BT.709の色域はBT.2020に比べて狭い。
○
6
デジタル映像信号の輝度・色差信号のフォーマットには、4:4:4や4:2:0などがある。これらのフォーマットは、コンポーネント信号の「輝度信号」、「青色と輝度の色差信号」および「赤色と輝度の色差信号」の形式を規定したものである。4:2:0のフォーマットは、人の視覚特性として輝度よりも色に対する感度が低いことを利用し、同じ映像の場合、4:4:4に比べて少ないデータ量で映像を伝送できるフォーマットである。
○
7
リモコンにマイクを搭載し、音声によりテレビ番組などを検索できるテレビが販売されている。これらのテレビでは、一般的にテレビをインターネットに接続しなくても、リモコンの専用ボタンを押してマイクに話しかけることで、音声による番組検索や映像コンテンツの検索ができる。
×
8
HDR (High Dynamic Range) は、映像の撮影や記録方法およびテレビでの表示方法など も含め、映像の輝度の幅をより拡大させる技術である。このHDRの方式には、HDR10や ドルビービジョンなどがある。
○
9
バランス接続に対応したヘッドホンケーブルは、アンバランス接続のケーブルと異なり、左右(L/R) で共通のGND (グラウンド)線を使用している。この共通のGND線には、左右の音声信号が流れるため、左右のクロストークを低減させることができる。また、バランス接続に使用されるヘッドホン端子(ヘッドホンプラグ)のひとつとして4.4mm径のものがある。
×
10
NFCとは、スマートフォンなどのモバイル機器から映像や音声をテレビなどに伝送するためのインターフェース規格のひとつである。テレビからモバイル機器に電力を供給でき、NFCのバージョン3.0の規格では、4K解像度で30fpsの映像信号の伝送に対応している。
×
11
DisplayPort端子は、パソコンとディスプレイなどを接続してデジタル映像信号などを伝送するための端子である。DisplayPortの規格では、より高解像度の映像信号の伝送への対応が進められてきており、バージョン1.2の規格では、4K解像度で60fps の映像信号の伝送に対応している。
○
12
HEC(HDMI Ethernet Channel) とは、HDMIケーブルを用いて機器間のコントロールを行う機能である。この機能を搭載した機を使用すると、例えば、BD/HDDレコーダーのリモコンでBD/HDDレコーダーの電源を入れるとテレビの電源も入るワンタッチプレイや、テレビのリモコンでテレビの電源を切ると BD/HDD レコーダーの電源も切れるシステムスタンバイなど、各機器を連携させた操作ができる。
×
13
ARC(Audio Return Channel)に対応したHDMIケーブルは、テレビから AVアンプへ音 声を伝送することができるHDMIケーブルである。ARCに対応した機器同士をそのケーブルで接続し5.1chサラウンド放送の番組を視聴すると、フロント側の音声はテレビのスピーカーから常に再生され、フロント側以外の音声はAVアンプに伝送される。
×
14
インターネットを利用して映像コンテンツを視聴できる「ひかりTV」では、一部の4K映像コンテンツをHDR映像で配信している。これらの映像コンテンツは、どの4Kテレビおよび4K対応テレビでも、HDRの4K映像として視聴できる。
×
15
デジタルカメラに搭載される撮像素子には、各種サイズのものが使用されている。レンズ交換式のデジタルー眼レフカメラやミラーレス一眼カメラなどに搭載される一般的な撮像素子は、面積の小さい順に並べると、1.0型、フォーサーズ型、APS-C型、35mm フルサイズ型となる。
○
16
被写界深度とは、ピント(焦点)が合って見える範囲のことをいう。撮影時にピントを合わせた位置から、前後に距離が離れるほどピントがはずれてボケた状態になるが、手前から遠くまで、幅広い範囲でピントが合った状態を「被写界深度が深い」という。ピントが合っている範囲が狭く、その前後にボケている範囲が広く見える状態を「被写界深度が浅い」という。
○
17
デジタルー服レフカメラやミラーレス一眼カメラは、一般的にモードダイヤルを装備している。モードダイヤルの「S」または「Tv」のモードは、絞り優先で撮影するモードである。このモードでは、手動で設定した絞り値に応じて、カメラが適正露出になるように自動でシャッタースピードを設定して撮影する。
×
18
デジタルカメラのISO感度は光を電気信号に変換して記録する際の感度を表しており、数値を小さくするほど光に対する感度をより高くすることができる。例えば、ISO感度の設定値を4分の1の値に変更した場合、光に対する感度は4倍になり、記録される信号の大きさも4倍になる。
×
19
レンズの絞りを最も開いた状態(全開)にしたときの F 値を開放F値という。開放F値はレンズの明るさを表す指標で、一般的に、値が小さいほど明るいレンズといわれる。
○
20
レーザープリンターは、レーザーの光を利用するプリンターである。レーザーの光は、印刷画像のデータを基に感光ドラムなどに照射され、その表面に印刷画像を描くために使用される。カラーレーザープリンターは、一般的にシアン、マゼンタ、イエローの3色のトナーと黒色のトナーを用いて印刷を行っている。また、モノクロレーザーブリンターは、黒色のトナーを用いて印刷を行っている。
○
21
シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクと黒のインクを用いて、さまざまな色を表現するインクジェット方式のプリンターでは、シアンとイエローのインクを使用して青色(ブルー)を表現することができる。
×
22
デジタルカメラで撮影した写真をプリンターで印刷するには、パソコンに写真データを取り込みパソコンとプリンターを接続して印刷するなどの方法がある。パソコンとプリンターの接続は、機器により、有線LANや無線LANを使用して接続する方法、Wi-Fi Directにより接続する方法などが用いられている。また、デジタルカメラとプリンターが「PictBridge(無線LAN)」に対応していれば、パソコンを使わずにデジタルカメラとプリンターをワイヤレスで接続して写真を印刷できる。
○
23
ドルビーアトモスの録音・再生には、オブジェクトベースの方式が採用されている。この方式では、個別の音(動物の鳴き声、乗り物の音や人の声など)をオブジェクトとして捉え、それぞれのオブジェクトの音に加えて位置情報などもデータとして記録できる。再生時には、AVアンプなどの機器側で、これら記録したデータを基にして最適な状態で立体音響を再生できるよう調整している。
○
24
DTS:Xは、DTS社が開発した立体音響に対応したサラウンドフォーマットである。3次元の空間にさまざまな音を定位させて立体音響を実現するため、サラウンドシステムのスピーカーのチャンネル数は、5.1ch または7.1chの2方式のどちらかを利用するよう決められている。
×
25
オーディオ用スピーカーの種類には、フルレンジ型、2ウェイ型や3ウェイ型などがある。3ウェイ型のスピーカーは、一般的に3つのスピーカーを使用し、スピーカーごとに音域の異なる低音域、中音域、高音域を再生することで、全体として低音から高音までの周波数帯域をカバーしている。また、高音用のスピーカーはスコーカー、中音用のスピーカーはツィーター、低音用のスピーカーはウーファーと呼ばれている。
×
26
レコードプレーヤーなどの性能を表すワウフラッターとは、回転ムラによって発生する音声の周波数変動の大きさの程度を示したものである。単位は「dB」で、数字が大きいほど、回転ムラによる音声の周波数変動が小さいことを示している。
×
27
FM放送で使われている超短波(VHF)の電波は、通常、電離層で反射してラジオに到達する。卓上などで使う小型ラジオは、一般的にラジオに内蔵されたバーアンテナを使って、このFM放送の電波を受信している。
×
28
防じん・防水の保護等級を表すIP(International Protection) コードのIP8Xに対応した機は、「耐じん形」とも呼ばれ、じんあい(塵埃)の侵入があってはならない と規定されている。
×
29
保護等級を表すIPコードのIPX5に対応した機器は、一般的に「防噴流形」とも呼ばれ、あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても有害な影響を及ぼしてはならないと規定されている。
○
30
保護等級を表すIPコードのIPX8に対応した機器は、あらかじめメーカーが定めた水深 の水中に機器を沈めたとき、メーカーが定めた時間内に有害な影響を生じる量の水の浸入があってはならないと規定されている。一般的に、機器のカタログや仕様にメーカーが定めた水深や時間が記載されている。
○
31
保護等級を表すIPコードのIPX7に対応したスマートフォンは、水深3mの水中に30分 間沈めたとき、有害な影響を生じる量の水の浸入があってはならないと規定されている。
×
32
保護等級を表すIPコードのIP5Xに対応した機は、「防じん形」とも呼ばれる。じんあいの侵入を完全に防止することはできないが、電気機器の所定の動作および安全性を阻害する量のじんあいの侵入があってはならないと規定されている。
○
33
ノイズキャンセリングヘッドホンの種類には、騒音を集音するマイクロホンの取り付け 位置により、フィードフォワード方式やフィードバック方式などがある。フィードフォワード方式はマイクロホンをヘッドホン内部の耳元に近い位置に取り付け、フィードバック方式はマイクロホンをヘッドホン外部に取り付け、騒音を集音する方式である。 また、ノイズキャンセリング効果を高めるため、両方の方式を搭載したハイブリッド方式のヘッドホンもある。
×
34
カナル型などのヘッドホンには、音を再生するドライバー部から接続ケーブルを取り外すことのできるタイプがある。このタイプのヘッドホンで、音質を好みに合わせるなどの目的で接続ケーブルを取り替えて別のケーブルに変更することを「リケーブル」などという。リケーブル用のケーブルには、銀線や銀がコーティングされた銅線などを使用したものがあり、またドライバー部側の接続端子には、INCX端子や各メーカー独自の端子などが用いられている。
○
35
ヘッドホンのドライバーの種類には、ダイナミック型やバランスド・アーマチュア型などがある。ダイナミック型は、一般的なオーディオ用のスピーカーと構造が同じで、磁石が作る磁界の中でボイスコイルに音声電流が流れることにより、ボイスコイル部に取り付けられた振動板が振動し、音を発生させる方式である。
○
36
ハイレゾ音源対応のポータブルオーディオプレーヤーなどで使用される可逆圧縮の音 源のファイル形式には、FLAC(Free Lossless Audio Codec) やALAC (Apple Lossless Audio Codec) などがある。これらの形式で圧縮された音源は、音源のデータを復号すると圧縮前のデータに復元できるため、一般的にMP3などの非可逆圧縮のファイル形式の音源に比べて音がよいといわれている。
○
37
VoLTEとはVoice over LTEの略で、スマートフォンなどのデータ通信方式の規格であるLTEを利用して音声通話を行う技術である。3G回線での音声通話に比べ通話時の音声周波数帯域が広く、より高音質で通話できる特徴がある。また、このVoLTEよりもさらに通話時の音声周波数帯域が広い「VoLTE (HD +)」の音声通話サービスもある。
○
38
携帯電話やスマートフォンに使用されている電波の周波数帯は、800MHz帯、900MHz 帯、1.5GHz帯と2.1GHz帯の4種類である。通話やデータ伝送の互換性を確保するため、いずれの移動体通信事業者もこれら4種類の周波数帯を使用している。
×
39
インターネットに接続できるテレビの多くは、プロバイダーとの接続に使用する(エ) 機能がない。そのためFTTH回線を利用する場合、0NUとテレビをLANケーブルなどで接続するだけでは動画配信サービスの映像コンテンツなどを視聴できないことがある。このような場合には、ONUとテレビとの間に(エ)機能を搭載したルーターを設置する。
PPPoE
40
映画などの映像コンテンツが記録されているブルーレイディスクの市販ソフトおよび BDプレーヤーなどの再生機器については、全世界の地域をA/B/Cの3地域に区分した リージョンID(リージョンコードなどともいう)により再生可能な地域が制限されている。日本のリージョンIDは「C」で、ブルーレイディスクの市販ソフトとBD プレーヤー などの再生機が日本で市販されているものであれば、リージョン IDは「C」で一致するため、映像コンテンツを再生して視聴できる。
×
41
SDHCおよびSDXCメモリーカードのUHSスピードクラスの規格では、データの書き込みにおける最低速度が規定されている。UHSスピードクラスには1と3があり、データの書き込みにおける最低速度は、UHSスピードクラス1が10MB/秒で、UHSスピードクラス 3が30MB/秒である。
○
42
SDHCおよびSDXCメモリーカードのビデオスピードクラスの規格では、データの書き込みにおける最低速度が規定されており、V90、V60、V30、V10およびV6の5種類の規格がある。ビデオスピードクラスのV90の規格では、データの書き込みにおける最低速度は90MB/秒である。
○
43
SD、SDHCおよびSDXCメモリーカードの3種類のメモリーカードは、規格で決められている記録容量や記録フォーマットなどがそれぞれ異なっている。例えば、記録容量の規格値は、SDメモリーカードが8MBから4GBまで、SDHCメモリーカードが8GBから16GB まで、SDXCメモリーカードが32GBから4TBまでとなっている。
×
44
タブレットとは、一般的に7インチから13インチ程度のタッチパネル式のディスプレイと通信機能を備えた平板状の携帯可能な情報機器のことをいう。タブレットにはさまざまな製品があるが、インターネットに接続する場合、市販されているすべての製品で無線LAN、3GとLTEの3種類の通信機能を使用できる。
×
45
HDMIケーブルは、BD プレーヤーなどの再生機器とテレビなどの視聴機の接続に用いられている。4Kテレビやフルハイビジョンテレビには、外部機器を接続するためのHDMI入力端子を備えているものはあるが、録画用のHDMI 出力端子を備えているものはない。
○
46
「USB3.1 Gen2」は、最大転送速度10Gbps に対応したUSB規格で、「USB3.1 Gen2」に対応した機器を「USB3.1 Gen1」に対応した機器と接続して使用することもできる。 「USB3.1 Gen2」に対応した機器を「USB3.1 Gen1」に対応した機器と「USB3.1 Gen2」 に対応したケーブルで接続した場合には、最大転送速度は5Gbpsとなる。
○
47
USBには接続した機器に電力を供給できる機能があるが、電力供給に関する規格として USB Power Deliveryの規格も決められている。この規格によると、規格に対応する機器とケーブルを使用することで、例えば、60W(20V/3A) や100W(20V/5A)などの電力供給が可能となる。
○
48
PLC(Power Line Communication) とは、LANケーブルを利用して電力を供給する技術である。例えば、高いところに設置されたネットワークカメラなどへ電源コードを引き回すことなく、LANケーブル1本で電力供給とデータ伝送の両方を行うことができる。 PLCの規格には、IEEE802.3atなどがある。
×
49
AVCHDは、1080p方式のフルハイビジョン信号などをメモリーカードなどに記録するためのビデオカメラ用の規格である。この規格では、映像の圧縮方式として MPEG4 AVC/H.264、音声の圧縮方式としてMP3が採用されている。
×
50
現在販売されている4Kビデオカメラの4K動画の記録フォーマットは、機器によりMP4 やXAVC Sなどが用いられている。また、一般的に4K動画の記録はフルハイビジョン動画の記録に比べてビットレートが高くなるため、4K動画をメモリーカードに記録できる機では使用可能なメモリーカードが制限されている場合がある。したがって、カタログや取扱説明書などで使用できるメモリーカードを確認する必要がある。
○
51
ネットワークカメラはさまざまなタイプの機が販売されているが、インターネットなどを通じて動画や静止画を伝送する際のデータ量を抑えるため、動画の圧縮方式はMPEG4 AVC/H.264もしくはMotion JPEGに、静止画の圧縮方式はJPEGに統一されている。
×
52
ネットワークカメラにはさまざまなタイプがあり、搭載されているレンズの種類には、焦点距離が固定された単焦点レンズやバリフォーカルレンズなどがある。バリフォーカルレンズは、焦点距離を変化させ画角(写す範囲)を調整したあと、ピント含わせが必要なレンズである。
○
53
ハイレゾ音源の変換に使用されるUSB DACは、すべての機器でMQA (Master Quality Authenticated) のハイレゾ音源および標本化周波数384kHz、量子化ビット数32bitのリニアPCMのハイレゾ音源に対応することが規格により決められている。
×
54
2チャンネルステレオの同じ楽曲で比較した場合、リニアPCMで標本化周波数96kHz、量子化ビット数32bitのWAVファイル形式のハイレゾ音源のデータ量は、理論上、標本化周波数44.1kHz、量子化ビット数16bitの音楽用CD (CD-DA)の約4.35倍となる。
○
55
ミニコンポやシステムステレオの中には、USB端子を装備した機器がある。これらの機器のUSB端子はすべてMP3の音源とハイレゾ音源に対応しているため、どの機器でもWAVファイル形式やFLACなどのハイレゾ音源を保存したUSBメモリーを機のUSB端子に挿入し、気軽にハイレゾ音源を再生して聴くことができる。
×
56
DSD(Direct Stream Digital)は、スーパーオーディオCDに採用されている記録方式である。このDSDは、デルタシグマ変調を利用し、アナログのオーディオ信号を11.2896MHz、5.6448MHz や2.8224MHzなどの高速サンプリングで0または1の1bit デジタルデータに変換して記録する方式である。
○