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日本文学史II①
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  • 問題数 100 • 12/26/2024

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    問題一覧

  • 1

    封建的な姑と封建思想を脱しつつある嫁との対立を口語文体でえがいた、 森鷗外の小説

    半日

  • 2

    利他的個人主義に基づき、自己判断による天皇・国家従属を掲げる主人公の成長を描いた、森鷗外の教養小説

    青年

  • 3

    乃木希典の殉死を擁護するべく、旧藩主細川忠興の恩に報いて殉死した家臣を描いた、森鷗外の歴史小説

    興津弥五右衛門の遺書

  • 4

    史実にのみとらわれず、歴史小説にフィクションを取り入れることを論ずる、森鷗外の評論

    歴史其儘と歴史離れ

  • 5

    「山椒大夫伝説」とは異なる展開を描いた、森鷗外の歴史離れの代表作とも言える小説

    山椒大夫

  • 6

    津軽藩医であり考証学者でもあった人物とその子孫の末路、またその調査過程を描くという新しい叙述方法を用いた森鷗外の史伝

    渋江抽斎

  • 7

    藩医や学者としての様々な側面を持つ人物の生涯や末路、調査のプロセスを描いた森鷗外の史伝

    伊藤蘭軒

  • 8

    社会道徳にとらわれず美に至上価値を置き、感覚や官能に由来する美的享楽を理想とする派閥

    耽美派

  • 9

    永井荷風がを主宰とする、自然主義の雑誌『早稲田文学』に対応した慶應義塾大学による雑誌

    三田文学

  • 10

    『三田文学』において永井荷風が発表した、自身の留学経験に基づいて描いた小説(2つ)

    あめりか物語、ふらんす物語

  • 11

    『三田文学』において永井荷風が発表した、近代化・西洋化を急ぐ日本を批判し江戸情緒に寄り添った内容の小説(2つ)

    すみだ川、冷笑

  • 12

    大逆事件とドレフュス事件後の、日本とフランスの作家の動きを比較して日本作家を批判した、永井荷風の随筆

    花火

  • 13

    犬に着いて行ってたどり着いた先の家の人間が犬になってしまう、という内容の佐藤春夫の小説

    西班牙犬の家

  • 14

    主人公の憂鬱な感性に基づいた心象風景としての田園を描いた、佐藤春夫の小説

    田園の憂鬱

  • 15

    「末枯」など、‘浅草’を生涯描き続け『三田文学』に発表された小説家

    久保田万太郎

  • 16

    『三田文学』に発表された、水上滝太郎の小説

    山の手の子

  • 17

    和辻哲郎や谷崎潤一郎らの作品、谷崎を絶賛する永井荷風の評論をまとめた反自然主義耽美派の雑誌

    第二次新思潮

  • 18

    第二次『新思潮』に掲載された、谷崎潤一郎の作品に見られる3つの特色を提示した永井荷風の評論

    谷崎潤一郎氏の作品

  • 19

    第二次『新思潮』で発表された評論「谷崎潤一郎氏の作品」において永井荷風があげた三つの特色

    肉体的恐怖による神秘幽玄、都会的、文章の完全性

  • 20

    第二次『新思潮』において発表された、美を最重要視する語り手の、残虐で高慢で支配的な女を肯定し彼女に身を捧げるマゾヒズム性を描いた谷崎潤一郎の小説

    刺青

  • 21

    与謝野鉄幹を主宰・森鷗外を盟主とし、詩や短歌を取り入れた耽美派の雑誌

    スバル

  • 22

    『スバル』において発表された、社会主義を主張する息子と家族・親族の対立を写実的に描いた木下杢太郎による戯曲

    和泉屋染物店

  • 23

    『スバル』において発表された、キリスト教や異国情緒への憧れを描いた北原白秋の詩集

    邪宗門

  • 24

    『スバル』において発表された、酒と恋にまつわる人間の悲哀を歌った作品を含む吉井勇の歌集

    酒ほがひ

  • 25

    「和シテ同ゼズ」が特徴の、個性重視・倫理的で人間の善意と未来を信じる理想主義的立場をとる文学者の派閥

    白樺派

  • 26

    青年の強固な自己愛やストーカー心理の表れを口語文体で記した武者小路実篤の小説

    お目出たき人

  • 27

    登場人物の書簡を文中に取り入れる形式を取る、三角関係の果ての友情強化を描いた武者小路実篤の小説

    友情

  • 28

    姦通罪は自然と社会の不一致であるとして両者の調和を図り、個人主義的主張の始まりともされた、夏目漱石の「それから」について論じた武者小路実篤の評論

    「「それから」に就て」

  • 29

    電車で母子を見かけた作者の実体験に基づき、豊かな想像力による憶測を描いた志賀直哉の小説

    網走まで

  • 30

    実体験に基づき生と死は対極ではないことに気づいた志賀直哉の私小説

    城の崎にて

  • 31

    父親との和解という事実に基づいた志賀直哉の私小説

    和解

  • 32

    自然との一体感を覚え妻の浮気を許すまでのプロセスを描いた、志賀直哉唯一の長編小説

    暗夜行路

  • 33

    農耕者が社会に敗北し、追放され放浪する様を描いた有島武郎の小説

    カインの末裔

  • 34

    国木田独歩の前妻である佐々木信子をモデルとした早月葉子が自我に目覚め社会でせめぎ合う様子を描いた、有島武郎の小説

    或る女

  • 35

    労働運動において変革主体となり得ない知識階級者としての限界と苦悩を描いた、有島武郎の評論

    宣言一つ

  • 36

    社会や人間の姿を俯瞰し、理知的な解釈・技巧を加え、そこに近代人らしいエゴイズム思想の悲哀を映し出そうとする新思潮派の立場

    新理知主義

  • 37

    「極限状態においてエゴイズムは不可避か?」という問題を提起している、芥川龍之介の小説

    羅生門

  • 38

    今昔物語集を参照した王朝物で、自尊心・自意識に翻弄される禅智内供の苦悩を描いた芥川龍之介の小説

  • 39

    南総里見八犬伝を執筆した頃の滝沢馬琴を描き、芸術至上主義という己の見解を綴った芥川龍之介の小説

    戯作三昧

  • 40

    宇治拾遺物語を参照した王朝物で、娘の死よりも芸術を優先した良秀が最終的には自殺するという展開を通して芸術至上主義の強化と限界を描いた、芥川龍之介の小説

    地獄変

  • 41

    「刹那の感動」を持ち得た人生に最高の価値を見出す、という思想を綴った芥川龍之介の小説

    奉教人の死

  • 42

    堀川保吉を芥川と捉えることのできる、私小説への転向の先駆けとなった芥川龍之介の短編小説群

    保吉物

  • 43

    私小説に転向した芥川が、タブーであった母親の発狂について告白する小説

    点鬼簿

  • 44

    芥川晩年の名作で、河童の世界を通した現実社会に対する寓意小説

    河童

  • 45

    親友の自殺願望や義兄の自殺、友人の発狂により、自身の発狂の予感の中で死を救済として待望する主人公の凄惨な心象風景を描いた芥川龍之介の小説

    歯車

  • 46

    純文学→通俗小説→雑誌『文藝春秋』の創刊、という流れを踏んだ新思潮派の小説家

    菊池寛

  • 47

    父に対する複雑な思いの変化を描き、結末に至る華麗な反転技法が高く評価された、菊池寛の小説

    父帰る

  • 48

    父を殺した了海に敵討ちを試みるも、現在の了海の姿に感服し、敵討ちは無価値であるという明確なテーマに基づいた菊池寛の通俗小説

    恩讐の彼方に

  • 49

    貧困により赤子を殺した女性を社会的問題として提起した、山本有三の戯曲

    嬰児殺し

  • 50

    あやまちや愛が永久回帰する場所としての「人生」において誠実に生きることの意味を問いた、山本有三の小説

  • 51

    愛川吾一の経済的・精神的成長を描いた山本有三の教養小説

    路傍の石

  • 52

    現実を直視する作風を取り入れ、早稲田大学の同人誌『奇蹟』を描いた作家たちの派閥

    奇蹟派

  • 53

    自分の意見も行動力もない者を性格破綻者(時代の病)として描いた、広津和郎の小説

    神経病時代

  • 54

    子と離れ体を病んでも詩作を志す孤独な詩人を描いた、葛西善蔵の私小説

    哀しき父

  • 55

    作者自身を感興の湧かない芸術家(社会的落伍者)として描いた葛西善蔵の私小説

    子をつれて

  • 56

    近松秋江を素材に、饒舌体を用いてその真理を描いた宇野浩二の私小説

    蔵の中

  • 57

    小牧近江や金子洋文によって創刊され、コミンテルンの紹介やロシア革命の支持を綴り日本プロレタリア文学の発端となった雑誌

    種蒔く人

  • 58

    プロレタリア文学の実質的な始まりとされる雑誌

    文芸戦線

  • 59

    『文芸戦線』において発表された、下級階層の連帯意識や支え合いを幻想的な美しさとして描きらその芸術性の高さを評価された葉山嘉樹の小説

    淫売婦

  • 60

    『文芸戦線』において発表された、劣悪な労働環境により人間が抑圧されることに対する憤りを表現した、葉山嘉樹の小説

    セメント樽の中の手紙

  • 61

    日本プロレタリア文学の記念碑的作品とも言われる、万寿丸の労働条件の改善を要求することによる階級的自覚を描いた葉山嘉樹の小説

    海に生くる人々

  • 62

    将校の小さな諍いによりシベリア中隊全員の闘志を招いたことにより軍事批判を行った、黒島伝治の反戦小説

    渦巻ける烏の群

  • 63

    わずかな銭をも惜しむような家庭が存在するという貧困問題に言及した黒島伝治の小説

    銅貨二銭

  • 64

    全日本無産者芸術連盟(ナップ)の一部として『文芸戦線』派から分裂し対立した派閥の機関誌

    戦旗

  • 65

    『戦旗』においてナップの理論的指導者である蔵原惟人が、文学を階級闘争の手段として、労働者階級としての「階層的主観」が捉えた現実を客観的に描くことを提示した評論

    プロレタリヤ・レアリズムへの道

  • 66

    権利意識が芽生えた労働者たちによる労働条件改善要求を描き、主人公が群衆である点が新しい手法として特徴づけられる小林多喜二の小説

    蟹工船

  • 67

    共産党員であった作者が組織の内部から見た地下活動を描写した、小林多喜二の小説

    党生活者

  • 68

    低賃金による共同印刷のストライキという実体験に基づき、婦人労働者のような多種多様な労働者の姿を描いた、徳永直の小説

    太陽のない街

  • 69

    父親に代わりキャラメル工場で働いた実体験を随筆に記し、中野重治の勧めで小説化した佐多稲子の小説

    キャラメル工場から

  • 70

    「ヨーロッパの前衛的な思想(ダダイズム、表現主義、未来派など)とともに存在する」として、純文学の地位確立を試みる派閥

    新感覚派

  • 71

    国内で勢力を増すプロレタリア文学に対抗し、純文学の普遍性の誇示を目的として刊行された雑誌。菊池寛の『文藝春秋』でデビューした新人作家が多い。

    文芸時代

  • 72

    滑落する馬車の中で死にゆく人間と馬車から飛び立つ蝿を対比的に描き、人間の優位性を覆す横光利一の小説。カメラアイを取り入れた。

  • 73

    作者の体験に基づき、海岸・動植物・映像的な夫の心理描写など新感覚派の文体を用いた横光利一の小説

    春は馬車に乗って

  • 74

    新感覚派の技法・擬人化の集大成とも言える作品。労働者が射殺された事件を題材に、文明批評性を取り入れた横光利一の小説。

    上海

  • 75

    人間は無意識という名の見えざる機械に操られている存在であるという新しい人間観を提示、意識の流れや内的独白により人間の心理を探求する手法をとった横光利一の中期代表作。

    機械

  • 76

    伊藤整が提唱、20世紀初めに精神分析学をもとに「意識の流れ」や「内的独白」によって深層心理を捉えて描こうとする立場

    新心理主義

  • 77

    純文学に見られる人間真理の探究と通俗小説に見られる興味の湧く筋立てを併せ持つものとしての純粋小説について論じた、横光利一の評論

    純粋小説論

  • 78

    西欧文明に懐疑を抱き日本古来の有様を追求する男と、西欧に心酔した男による東西文明議論の展開を描いた、横光利一の小説

    旅愁

  • 79

    説明を省き感覚や心理を追求することに徹底した、極度に短い川端康成の小説ジャンル

    掌の小説

  • 80

    伊豆に旅行した実体験に基づいた、主人公の荒んだ心が天真爛漫な踊り子により浄化されることから女性信仰の始まりとも言える川端康成の小説

    伊豆の踊子

  • 81

    無意識を含む夫人の心理的変遷を内的独白により描き出した、新心理主義的な川端康成の小説

    水晶幻想

  • 82

    都会で荒れた男の心が健気な女に癒され(女性信仰の表れ)、都会で生きた男と雪国で生きる女の様子が対比的に表現されている、川端康成の小説

    雪国

  • 83

    反マルクス主義(=反社会主義)的傾向を持ち、芸術の自立性の確保を主張して結成した派閥

    新興芸術派

  • 84

    芥川龍之介一家をモデルとし、詳細で客観的な心理描写を特徴とするら堀辰雄の小説

    聖家族

  • 85

    作者の入院体験に基づき、日常の些細な幸福について言及、不可避である死の前で愛はいかに成立するのかと言う問題を提起している、堀辰雄の小説

    風立ちぬ

  • 86

    ユーモアと悲哀に満ちた文体で描かれ、鬱屈した思いをぶつけ合う描写には原形の「幽閉」を執筆した際の作者の心情が反映されているとされる、井伏鱒二の小説

    山椒魚

  • 87

    フランス文学における自然主義の小説と私小説を念頭に、日本の私小説のあり方を分析した小林秀雄の評論。日本の私小説には確立した個人としての意識が欠けており、社会化した私を基盤とする個人主義の生成を呼びかけている。

    私小説論

  • 88

    小林多喜二の拷問死や国家からの圧力強化によりプロレタリア文学が衰退した頃、佐野学・鍋山貞親により発表された、思想の放棄を示す転向声明書

    共同被告同志に告ぐる書

  • 89

    自身の出生や体験を、饒舌体を用いて自重的に自己言及し、時間の交錯も行った高見順の小説

    故旧忘れ得べき

  • 90

    田山花袋の19世紀的客観小説(平面描写)に懐疑を抱き、中村真一郎から「統一されていない分裂的な主観に基づく描写こそ20世紀小説の実現である」との評価を得た、高見順の評論

    描写の後ろに寝てゐられない

  • 91

    転向した自身を素材に、文学者としての再出発を表明した中野重治の小説

    村の家

  • 92

    帰納を主題とし、農業という肉体労働に確かさや価値を見出す主人公を描いた、島木健作の小説

    生活の探究

  • 93

    老作家と私娼お雪の交流・別れ、距離感の切なさを描いた、永井荷風の昭和期最高傑作

    濹東綺譚

  • 94

    父をモデルとした青山半蔵の生涯と日本の近代化の歴史を描き、特に後者に関して言及している島崎藤村の小説

    夜明け前

  • 95

    徹底的な女性美の崇拝とマゾヒズムを描いた、古典回帰時代の谷崎潤一郎の傑作

    春琴抄

  • 96

    文芸復興時代に設定された二つの文学賞

    芥川賞、直木賞

  • 97

    文芸復興の時代に創刊された雑誌3つ

    文学界、行動、日本浪漫派