問題一覧
1
食物アレルギーの免疫学的機序での分類
IgE依存性, 非IgE依存性
2
アナフィラキシーとは。また、アナフィラキシーショックとは。
アレルゲン等の侵入により、複数臓 器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応, アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合
3
感作とはなにか
アレルゲンに暴露されるとこれを排除しようと免疫機能が働き IgE抗体がつくられる状態
4
感作の成立要因
個体側の要因(皮膚のバリア機能、消化分解能), 環境要因(アレルゲン量), 暴露経路
5
アレルゲンとは
ダニ、花粉、食物、動 物皮屑、真菌、薬剤など アレルギー反応を誘導する抗原
6
食物アレルゲンの侵入経路
経口、経気道、経皮、経粘膜、経胎盤
7
交差抗原性とはなにか。
共通の形をしたタンパク質を持つ2つのアレルゲン に結合するIgE抗体が存在すること。
8
臨床的交差反応性があるという意味
ある食物にアレルギー症状をもつ患者が、その食物と交差抗原性がある食物を食べた場合にアレルギー症状が現れること。
9
アレルゲンコンポーネントとは
食物に含まれる数多くのタンパク質の中で、 IgE抗体が反応してアレルギー症状を引き起こすたんぱく質のこと。
10
牛乳のアレルギーコンポーネントはなにか
カゼイン, βラクトグロブリン
11
鶏卵のアレルゲンコンポーネントは
オボムコイド, オボアルブミン
12
小麦のアレルゲンコンポーネントは
グリアジン, グルテニン
13
トロポミオシンをアレルゲンコンポーネントにもつ食品はなにか。
甲殻類、貝類
14
鶏卵のアレルゲンタンパク質でアレルゲン性が最も高いものはなにか
オボムコイド
15
鶏卵(卵白)のアレルゲンタンパク質で熱凝固性があるタンパク質はなに。
オボアルブミン
16
食物アレルギーの有症率が最も高い期間はいつか
乳児期
17
日本の即時型食物アレルギーの主要原因食物はなにか
鶏卵, 牛乳, 小麦
18
アレルギー症状で臓器別症状出現頻度が最も高いのはどこか
皮膚
19
小児期の食物アレルギー発症リスクに影響する因子
家族歴, 特定の遺伝子, 皮膚バリア機能, 日光・ビタミンD低下
20
次のうち好ましくないものを選べ
小児期アレルギー発症予防のため、妊娠中や授乳中に母親が特定の食物を除去しておくこと。, 乳児に対して食物アレルギー予防のために、離乳食開始時期やアレルギー原因食物となりやすいものの摂取開始を遅らせる。
21
0歳のアレルゲン食品として多いものTOP3
1位 鶏卵 2位 牛乳 3位 小麦
22
0歳のアレルゲン食品として多いものTOP3
1位 鶏卵 2位 牛乳 3位 小麦
23
成人の新規アレルギー発症の原因物質として最も多いのはなにか
甲殻類
24
近年、幼児期は何アレルギーが増加しているか
木の実アレルギー
25
食物アレルギーの診断は何を証明すれば良いか。
特定の食物摂取により症状が誘発されること, 症状誘発が特異的 IgE抗体など免疫学的機序を介する可能性があること
26
アレルギーの診断をするために行う.皮膚プリックテストとOFCはどちらを先に検査するか
皮膚プリックテスト
27
PFASとはなにか
花粉食物アレルギー
28
OASとはなにか
口腔アレルギー症候群
29
即時型症状を呈しやすいのはいつ頃か
乳児期以降
30
乳児期のアレルギー問診で必要な注意点は
母乳の場合、母親の食事が影響することがあるため食事内容を尋ねる
31
FDEAI
食物依存性運動誘発アレルギー
32
食物経口負荷試験の目的3つ
食物アレルギーの確定診断, 安全摂取可能性量の決定(少量〜中等量), および耐性獲得(日常摂取量)の診断
33
抗原特異的 IgE抗体陽性は何を示すか
感作されていることを示す
34
SPTとはなに
皮膚プリックテストの略
35
SPTはどのような時に有用に実施されるか
抗原特異的IgE抗体検査で検出できない乳児食物アレルギーの原因抗原の検索に有用, 口腔アレルギー症候群において有用
36
粗抗原特異的IgE抗体に加え、( )を測定することにより、より精度の高い診断が可能となる。
アレルゲンコンポーネント特異的 IgE抗体
37
食物経口負荷試験は外来での受付はできない。
✖️ 外来、または入院OFCの選択を行えるが、アナフィラキシー誘発の恐れがあるので文書による説明と同意が必要
38
皮膚テスト、 血中抗原特異的 IgE抗体検査、 アレルゲンコンポーネント特異的 IgE抗体の測定の3つのうち最も精度が高いのはどれか
アレルゲンコンポーネント特異的 IgE抗体の測定
39
卵白のコンポーネントは
オボムコイド
40
大豆のコンポーネントは
PR-10
41
確定診断できるのはどれ アレルゲンコンポーネント特異的 IgE抗体の測定 皮膚テスト OFC
OFC
42
成人の問診時にはどのような聞き取りを行うか
花粉症症状 職業性の食物暴露有無 ラテックス手袋、化粧品使用時のアレルギー症状の有無
43
FDEAIが発症しやすいのはいつ頃か
学童期以降
44
FDEAIの原因食物
小麦(最も頻度高い) 甲殻類(エビ)
45
マダニ咬傷による感作が起きる食品は
牛肉、豚肉アレルギー
46
次のうち、アレルギー推奨表示なものはどれか
アーモンド, カシューナッツ, クルミ, いくら, さけ, さば, ごま, 大豆
47
加熱処理によって低アレルゲン化が期待されるアレルゲン
アルブミン, β-ラクトグロブリン, りんご, とまと, グリアジン
48
つぶコマとすりごまどちらが症状でやすいか
すりごま
49
小麦と交差抗原性があるものはなにか
大麦、ライ麦
50
アレルゲンと小麦粉の組み合わせで不溶化するアレルゲンは
オボムコイド(卵), β-ラクトグロブリン(牛乳)
51
職業性喘息を起こす原因食物とアレルゲン
小麦粉 α-アミラーゼインヒビター
52
トロポミオシンは熱の変化を受けやすい
✖️
53
食物不耐症の例(魚)
魚の鮮度低下によりヒスタミンが作られ、かゆみ、じんましんがでてしまう。
54
ニ相性反応とは
即時型反応出現から1-48時間程度で再燃するアナフィラキシーのこと。 後に現れる症状を遅発型反応という
55
アレルギー様症状を引き起こす生理活性物質
ヒスタミン(魚) セロトニン(バナナ、乳製品、大豆) アセチルコリン(肉、魚、卵)
56
食物アレルギーには何免疫が関与
獲得免疫
57
ショック症状を誘発しやすい木の実、トップ2
1位 カシューナッツ, 2位 クルミ
58
エピペンはどこに打つか
大腿中央前外側
59
水に溶けやすく熱に強いためにコンタミネーションが生じる恐れのある食品は
そば
60
加工食品のアレルギー表示の管轄場所と基本法
消費者庁管轄のもと、 食品表示法で規定
61
アレルギー表示対象でない食品
外食、弁当、惣菜などの店頭販売
62
即時型食物アレルギーの原因診断のために推奨されるのはなにか
SPT 皮膚プリックテスト